連合埼玉政策フォーラム

連合埼玉政策フォーラムに参加して参りました。

テーマ別の分科会では「医療」の分科会に参加をいたしました。講演者は済生会栗橋病院の本田宏医師。医療現場の実態を訴え続けているメディアへの露出も多い方です。

本田医師からは日本の医療現場の凄惨な実態、医療や社会保障に余りに冷たい政府の施策につき、様々なデータをもとに論証がなされました。

36時間勤務は当たり前。これでは勤務医は持ちません。にもかかわらず生涯賃金はサラリーマン以下。医師の数は日本全国で26万人。ＯＥＣＤ平均は38万人です。なぜ政府は「医師は余っている」などと言えるのでしょうか。盲腸の手術でもらえる医師の収入は北京や台北の医師よりも低い。「社会保障費は2200億円削る」のは何故なんでしょう？小泉元首相！！

「命を守る」。政治の最も大事な役割をこの国は放棄してしまったのでしょうか？

実態を知らせない現在の政府与党の恐ろしい姿勢を知ることとなりました。

＜写真：看護師の不足により乳児を抱いて授乳することができず、“ひとり飲み”をさせなければならない実態を説明するパワーポイント＞