「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

第176回J,I,フォーラム 医療改革の突破口~家庭医・総合医の確立~

2012-04-26 18:30:00 | Weblog
標題のフォーラムに参加してまいりました。事業仕分けを世に提唱した、NPO法人構想日本の主催です。

以下3名のパネラーの報告とパネルディスカッションでフォーラムは進んでいきました。

井伊雅子(一橋大学大学院教授 国際公共政策大学院教授)
菅家智史(福島県立医科大学 地域・家庭医療学講座)
武内和久(前・厚生労働省医政局総務課)

「家庭医」とは医療行為を受ける前段階で、日常における医療・健康問題を扱う医師のことで、西ヨーロッパでは、一分野として確立している資格・領域であります。我が国ではこの「プライマリ・ケア」を個人で対応せねばならず、それが過剰な診察・医療行為を招く要因となっているとの提起がなされました。また、診療報酬制度を採用していることで、家庭が持つ予防医療的行為を取るインセンティブが働かず、あらゆる医療機関が相当額の設備投資をせねばならず、患者に遭った医療の提供がなされていないのでは?という指摘も出されました。

会場からも医療関係者をはじめ、多様な属性の皆様から質問がだされ活発な議論が行われました。