11月は青年会議所の例会が2回あります。うち1回は私の所属する能力開発委員会の事業承継をテーマにした例会。もう1つが今日の親学をテーマとした例会であります。
講師に親学の第一人者である高橋史朗氏(親学推進協会理事長。前埼玉県教育委員会委員長)をお招きし、ご講演をいただきました。学級崩壊、児童虐待、発達障害及び類似する行為の増加(顕在化?)等々以前は思いもよらなかった子どもを巡る課題は近年益々複雑化しています。こうした課題に対して、親学は「子どもの教育は家庭や親が一義的には担うべき」という理念の下、「親としての教育」と「親になるための教育」を実施するものであるとのお話が講師からなされました。以前は親学といった概念は無く、家庭内で施されていたものであったとのことです。
「子どもは社会全体で支えるもの」という理念を持つ「子ども手当」を推し進める民主党の人間としては、こうしたお話は極めて精神論的なものと考えていました。しかし、講師のお話は文化、心理学、脳科学及び歴史学等々深い教養を感じさせるもので、人間が社会の中で人格を養成されていく過程を、極めて学際的に論理的に説いておられました。「三つ子の魂百まで」という日本の諺を実際の事例(重大犯罪を犯した少年が立ち直っていく事例、発達障害が治癒していく事例等)を用いて説明する様はさながら古代の哲学者の様でありました。そんな人見たことあるわけじゃありませんが・・・。
「子どもの自主性は楽しさから生まれる。楽しさは厳しさから生まれる。」横浜高校野球部監督の言葉だそうです。楽しさを芽生えさせる厳しさは慈愛に基づいた厳しさでなくてならない、親の子に対する愛着の欠如が子どもの人格形成に悪影響を及ぼす。といったお話であったと理解させていただきました。
担当委員会の皆様、設営お疲れ様でした。
<写真:講師を務めた高橋史郎氏>
講師に親学の第一人者である高橋史朗氏(親学推進協会理事長。前埼玉県教育委員会委員長)をお招きし、ご講演をいただきました。学級崩壊、児童虐待、発達障害及び類似する行為の増加(顕在化?)等々以前は思いもよらなかった子どもを巡る課題は近年益々複雑化しています。こうした課題に対して、親学は「子どもの教育は家庭や親が一義的には担うべき」という理念の下、「親としての教育」と「親になるための教育」を実施するものであるとのお話が講師からなされました。以前は親学といった概念は無く、家庭内で施されていたものであったとのことです。
「子どもは社会全体で支えるもの」という理念を持つ「子ども手当」を推し進める民主党の人間としては、こうしたお話は極めて精神論的なものと考えていました。しかし、講師のお話は文化、心理学、脳科学及び歴史学等々深い教養を感じさせるもので、人間が社会の中で人格を養成されていく過程を、極めて学際的に論理的に説いておられました。「三つ子の魂百まで」という日本の諺を実際の事例(重大犯罪を犯した少年が立ち直っていく事例、発達障害が治癒していく事例等)を用いて説明する様はさながら古代の哲学者の様でありました。そんな人見たことあるわけじゃありませんが・・・。
「子どもの自主性は楽しさから生まれる。楽しさは厳しさから生まれる。」横浜高校野球部監督の言葉だそうです。楽しさを芽生えさせる厳しさは慈愛に基づいた厳しさでなくてならない、親の子に対する愛着の欠如が子どもの人格形成に悪影響を及ぼす。といったお話であったと理解させていただきました。
担当委員会の皆様、設営お疲れ様でした。
<写真:講師を務めた高橋史郎氏>