映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

北海道旅行4(札幌)

2012-08-11 05:29:26 | 散歩
札幌の時計台に入ったのは初めてだ。


目の前は何度も通っていても中に入ろうとは思っていなかった。
時計台は札幌農学校のちの北大の演武場だったのだ。
時計台の歴史、建物の構造の展示をみながらなるほどと思う。

2階が天井まで吹き抜けになっているこんないい空間になっているとは知らなかった。


道庁に向かう
これも横で一瞥するだけだった。シンメトリーの崇高な外観である。


どこの県庁の旧庁舎に行ってもエントランス入ってすぐの構造は一緒だ。
宮崎の時もそうだった。


北方領土の資料館
わかりやすかった。返還要求の署名のところに中国人の署名がたくさんあるのには笑えた。

憲法上戦争放棄となっていて、もともと固有の領土というだけで無血での返還を要求するのは虫がいいとおもう。たまたまアメリカとは同盟関係にあり沖縄は無血で戻った。しかし、ロシアはそうはいかないだろう。


樺太の資料
この資料館はじっくり見た。自分の知らない事実がたくさん書いてあったからだ。
戦前南樺太で日本から行った人たちが開拓をおこない、鉄道などの整備を行った。人口も40万人ほどいたらしい。それがポツダム宣言を受諾し領土ごと引き渡す。8月15日ですべてが停戦になっていたのに、8月いっぱい樺太では懸命に自分のたちの領土を守るためにソ連と戦っている人たちがいたという事実に胸を打たれた。
ここで戦うことで北海道北部を自分の領土にしようとするソ連の野望から守った人たちがいたのだ。
しかも引き揚げ途中で民間船が沈没されたりしたのだ。

思わずこの資料館で長時間立ち止まってしまった。日本を守った人たちに感動した。
北方領土返還話でついつい樺太の話は少なくなっている。でも歴史を顧みて、樺太がロシアの固有の領土であったとは言い切れない気もする。もっとクローズアップされるべきではと思う。

北方領土を軍事行動なしに奪い取ることは不可能だ。竹島についても同様だ。最近改めてクラウゼヴィッツの「戦争論」を読み返しながらつくづく感じる。日本は平和ボケしている。今回の日本政府の対応のように大使を返すだけでは何にもならない。自分たち固有の領土といいながら、結局は1952年から韓国に竹島を占領されているのだ。韓国に対して軍備を使えないのなら、韓国製品不買運動や韓国経済を窮地に落し込める策を取るしか方法はない。サムソンの携帯も買うな。もう少し頭を使った方がいい。

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