映画とライフデザイン

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映画「朝がくるとむなしくなる」唐田えりか&芋生悠

2023-12-07 19:06:53 | 映画(日本 2019年以降主演女性)
映画「朝がくるとむなしくなる」を映画館で観てきました。


映画「朝がくるとむなしくなる」唐田えりか主演の新作でつい先日「こいびとのみつけかた」で主演を張っていた芋生悠が共演している。女流監督の⽯橋⼣帆がメガホンを持つ。2人の注目の若手女優が共演というのが気になる。瑞々しい2人である。サイン会兼ねた舞台挨拶付き上映に行った人うらやましい。

コンビニでバイトしている希(唐田えりか)は営業の仕事に疲れて会社を辞めたあと、1人暮らしで平凡な日々を送っている。たまたま、来店した加奈子(芋生悠)は中学の同級生で、希に声をかける。中学の時加奈子が転校して久々の再会だったが、それぞれの心の悩みを語り合う。

唐田えりかと芋生悠の2人の魅力的な若手女優を観に行くためだけの映画である。
これも低予算の映画であろう。先日「こいびとのみつけかた」の時もそうだったが、それよりも予算が少なさそう。コンビニや居酒屋など身近な所だけでロケをしている。コンビニの店員が芋生悠から唐田えりかに代わっただけで同じようなものだ。

ストーリーに大きな起伏がない。いろんな映画賞にエントリーしていると書いているけど、監督もさすがにずぶと過ぎる。悪いけど、そのレベルの映画ではない。でも、唐田えりかと芋生悠は魅力的なので許せる。


都会で就職したが、営業の仕事に疲れて辞めて悶々とバイトしながら暮らす女の子ってこんな気持ちを持ちながら暮らしているというセリフが続く。芋生悠も派遣社員の役だ。

大学新卒も一般職での募集は少なく、ほとんど総合職かつ営業でスタートの場合が多い。入社したては希望に満ちて元気がいいけど、すぐに夢破れ辞めていく。女性がやろうと思ってもたいていは脱落する。今の世の中には、この映画の唐田えりかみたいな女の子が多いと思う。

ただ、コンビニのバイトだけで家賃払って暮らしていけるのかな?別にマンションでなく普通のアパートでも都内周辺で家賃7万以上にはなる。この映画の設定では、会社を辞めたことは親には言っていない。生活の不足分がもらえる訳でもない。同じような境遇で、女性が付くスナックやラウンジには昼仕事してバイトしている女の子が東京にはわんさかいる。そうでないと生活できない。そう設定した映画をつくったほうが現代で考えると自然だと思う。そんな唐田えりかも見てみたい。


それにしても唐田えりかはかわいい。濱口監督「寝ても覚めても」で初めてみてから追いかけている。東出昌大に引っかかったのは運がなかった。世間のバッシングを浴びて気の毒だった。おそらくは、女性に嫌われがちの警戒されるタイプだろう。この映画での独白を聞きながら、あの低迷時期の彼女を想い、ジーンとくる。マスコミやへんな女にいじめられてかわいそうだったね。

でも、のような美人がいても唐田えりかを口説く東出の気持ちはほとんどの男たちはよくわかるだろう。毎日、高級フレンチばかり食べていても、シンプルな和食が食べたくなるものだ。ただ、「寝ても覚めても」以降の主演作品はイマイチ。作品に恵まれてほしい。映画への予算が大きい韓国映画界に進出という記事もあり、それもいいかもしれない。


芋生悠は素朴な感じがよかった「ソワレ」で注目して「こいびとのみつけかた」で主演を張り、それも観に行った。彼女もかわいい。唐田えりかとは仲がいいらしい。もうちょっと、レベルの高い映画で2人の共演が見たい。

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