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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「ジェイソン・ボーン」 マット・デイモン

2016-10-10 19:06:41 | 映画(洋画:2016年以降主演男性)
映画「ジェイソン・ボーン」を映画館で見てきました。


久々のボーンシリーズの登場となれば見に行くしかない。激しいカーチェイスや圧倒的な強さを誇る人間凶器ジェイソンボーンの格闘を見たいと思う日本人は数多くいるはずで、映画館は幅広い年代で一杯であった。

アルバニアとの国境でのジェイソンボーンの格闘シーンからスタートして、レイキャビック、アテネ、ベルリン、ロンドンといつも通り世界中を駆け巡るのはいつもと同じだ。われわれ観客が期待しているのは、激しいアクションシーンだけど、終了まで満載である。ジェイソンボーンが敵にまわすCIAのトップにトミーリージョーンズ、敵対するエージェントにヴァンサンカッセルと役者が揃い、娯楽としては最大級の面白さであった。

ジェイソンボーン(マット・デイモン)が姿を消してしばらくたつ。彼は闇の賭け格闘技をしながら密かに暮らしていたが、昔の仲間ニッキ―(ジュリア・スタイルズ)からCIAの重大情報を得たという話を聞く。それにはジェイソンボーンの重大な秘密も隠されていた。一方CIAの本部でアイスランドのレイキャビックでハッキングの被害にあったことが分かる。その情報元にはジェイソンボーンが絡んでいたことが分かる。


ニッキーがアイスランドからアテネに移動したということをつかみ、CIAトップのデューイ(トミーリージョーンズ)は2人を消すことを命令し、リー部長(アリシア・ヴィキャンデル)が指揮をとる。現地には名うての工作員(ヴァンサンカッセル)も派遣され、CIA当局とジェイソンボーンとの闘いがはじまるのであるが。。。

1.ジェイソンボーンを追いつめる強い敵
アクション映画は主人公の強さはもとより徹底的に追い詰める敵の存在が重要だ。初期のボーンシリーズでもクリスクーパー、クライブオ―ウェンが怖い存在を示した。「BOSS」のCMでまだまだ頑張るトミーリージョーンズが指揮するCIAのハイテクを駆使した本部からは、世界中どこにいてもその姿を探知する。60~70年代のアクション映画とは違う世界で、本来凶悪な人間は逃げられない世界なんだろう。


2.アリシア・ヴィキャンデル
アカデミー賞助演女優賞を受賞した今のっている北欧の女優である。「リリーのすべて」では夫が男根を切って女になろうとする姿を温かく見守る女性を見事に演じる。自分としては「コードネームUNCLE」でクレージュの色鮮やかなワンピースを身にまとう姿が好きで、今回はスタンフォード大出のCIAのエリートを黒のシックなイメージでこなす。本来はジェイソンボーンを捉える任務なのに、途中からジェイソンボーン寄りのふるまいを見せ、我々の想像をかく乱させる。なかなかいい女だ。


3.カーチェイス
ボーンシリーズの見どころといえば、カーチェイスだろう。ミニク―パーがパリの町の石段を登り降り姿には唖然とさせられた。今回はアテネでの激しいバイクチェイスからスタート、激しいデモをしているアテネの町で強烈な追いかけっこをしたあとに、ラストのラスベガスで見せるシーンがすさまじい。ここではSWATの装甲車が登場する。チェイスというよりぶち壊しといった感じで、ラスベガスのホテルに突入するシーンは本当にやってるの?という衝撃を受けたが、なんと200台以上の車を走らせ、解体まじかのホテルを使ったシーンというからまあ本気だ。


アクションシーンにかぶさったジョンパウェルの音楽が我々の心臓の鼓動をたかめ、激しいアクションをカット割りの多い群衆に近づいた映像でとらえる。ボーンシリーズの無邪気な楽しさが満載の映画でマットデイモンは見事に危機に即したとっさの判断能力に優れたジェイソンボーンとして復活した。これから先やるとなるとしんどいと思うけど、後一作ぐらいはできるかな?



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