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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

シークレットサンシャイン  チョンドヨン

2009-04-19 19:23:36 | 映画(韓国映画 2019年以前)
チョンドヨンはこの作品でカンヌ音楽祭の主演女優賞を獲得した。確かにその価値はある演技だと思う。家族を失った後の心の動きを実に見事に演じている。今回はソンガンホもいつもよりはカゲにまわっている。
しかし、映画としてはちょっとどんよりしすぎて個人的な評価は落ちる。

チョンドヨンは夫を交通事故で亡くし幼い息子と二人暮らしになる。思うところがあり、夫の故郷の「密陽」という町に息子と二人でソウルから移る。町に入る際に車を故障させ、呼んだのが車修理工場のソンガンホである。ソンはチョンに好意を持ち、町のなかを親切に案内する。親子はピアノ教室が経営できる店舗併用住宅を購入し「密陽」に住む。
その後町の人の中に溶け込もうとするチョンが静かに描かれるが、映画始まって約40分後突然ストーリーは動く。チョンが女友人たちと遊びに出ている間に息子が誘拐されてしまうのだ。身代金の要求があったが、息子を返してもらいたい一心で警察に知らせずに指定された現場に身代金を持参するが息子は戻らない。。。。。

このあと揺れ動く女心を見事に演じる。宗教にはまっていくところ、宗教に裏切られた気持ちになって狂いだすところの描写はすごい。
一瞬これはミステリーなのかとも思ったがすぐに真相がばれて焦点は事故後の家族を失った女性の心理描写に絞られる。しかし、ちょっと暗い。気持ちが晴れやかに最後までなれない。主人公はひたすら落ち続ける。ここまで落ち続けると見ていてやるせない。
個人的にはちょっと。。。。。かな
コメント
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