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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

ET スピルバーグ

2010-01-11 07:23:22 | 映画(洋画 89年以前)
この映画が上映されてもう29年がたった。大学生のとき映画館で観た。ものすごい人が来ていた記憶がある。それ以来となる。それでも自転車が空を飛ぶシーンなどいくつかのシーンは頭にこびりついている。娘の英語の教科書にETが紹介されていた。彼女も観たがっていたのでDVD借りて一緒に観た。

森の中に宇宙船が着陸した。そこから宇宙人らしきものが下船していた。パトロールの連中がそれに気づいて向かうと、宇宙船はあわてて飛び立った。ところが、あわてて飛び立ったため、取り残された宇宙人がいた。
場面が変わって、主人公の少年エリオットの家族を映す。母と兄、妹と暮らしていた。父と母は別居状態だった。ある夜納屋に行こうとしたら、何か物音がするのに気づいた。ボールを投げたら、投げ返してくる。なんかおかしいと思った。次の日納屋の前で寝ていたら、不思議な形をした動物がでてきた。驚くが、害はなさそう。少年はその動物らしきものを自室に連れて行くが。。。。。

この映画は大ヒットした。まわりで観ていない人はいないくらいだった。ETすなわち宇宙人の存在の奇異さと、上演の子供を中心にしたファンタジームードが何より大衆の心をつかんだのであろう。宇宙人の映画といっても怖いと思わせたり、気持ち悪いと思わせるシーンがない。でも次から次にハラハラさせられる。上映当時、最後の自転車での逃走シーンがものすごく印象に残った。今回もう一度見直したら、背筋がゾクッとした。一緒に飛んでいるようなそういう気分にさせられた。これは歴史的な名場面である。

スターが出ているわけではない。子供たちが中心。スピルバーグは子供の扱いがうまい。主人公の妹がなんとドリュー・バリモアである。面影がある。まだ4,5歳の彼女は実にうまく演じている。子供中心なので難しいセリフがない。目線を子供に下げているからどんな世代が観てもいいようにつくられている。

スピルバーグはジョーズで大ヒットした後、ETで完全に売れっ子映画監督の地位を確立した。彼の映画作りの手法を好まない人も多いが、単純に家族で楽しめるというのは良いことだ。娯楽の殿堂としての彼の映画界への貢献は大きいと思う。
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激突 スピルバーグ

2010-01-03 06:26:15 | 映画(洋画 89年以前)
スピルバーグの出世作。彼がまだテレビで活躍したころの作品だ。大型タンクローリーを追い越しただけなのに執拗に追い詰められる恐怖を描く。スリラーロードムービーと言うべきか?現在とは比較にならないくらい低予算で作られているはずだが、映画で見せる恐怖感は本当におそろしい。

主人公はある目的地に着くためにカリフォルニアの車道をひたすら走っていく。走っている最中に大きなタンクローリー車を追い越す。大型車が低速で走っていて、後ろについていると排気ガスが強烈に排出されるからだ。追い越した後、その車に再度追い抜かれる。そうするとまた低速で走る。じれったいなと思ったとき、運転手が手で合図する。先へいけよと。話が通じたなと追い越そうとすると、反対から対向車が来る。あわてて避けたが、大型車の運転手の猛烈な殺意を感じる。。。

この後約1時間10分程度主人公は執拗な攻撃を受ける。本当に怖いと思わせるシーンが次から次へと出てくる。運転手の顔はわからない。途中で入ったドライブインで食事を楽しむ数人の中で、それっぽい男性に声をかける。逆に言いがかりだとコテンパンに殴られたりする。
最後まで誰だかわからない。結末も最後まで読めない。

スピルバーグは、ジョーズで約1時間強サメの正体を明かさず次から次へと恐怖に誘う。それと同様に相手の正体を長時間さらさないのがポイントだ。
カメラが追うのは、ひたすら2台の車。フロントグラスに映る前の車と、バックミラーに映る後ろの車。よく日本で見るタンクローリーよりもはるかに大きな車体である。ダンプを2,3台くっつけたみたいな馬鹿でかいやつだ。
舞台は広大なアメリカの大地を通る道路であるが、それを非常に閉塞感がある空間にしているのも恐怖感を盛り上げる。
今ではきっとつくらないだろうが、たまにはスピルバーグに遊びで低予算のこんな映画を作らせてみたい。
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ブラックレイン  松田優作

2009-11-21 22:22:01 | 映画(洋画 89年以前)
マイケルダグラス全盛時の大阪を舞台にした89年の作品。マイケルダグラス、アンディガルシアと当代きっての役者が揃い、日本側も高倉健、松田優作、若山富三郎と対抗する。遺作になると意識したのか?松田優作の狂気の演技が実に光る。

マイケルダグラスはニューヨーク市警の刑事。強引な捜査で評判の悪いオートバイ狂である。その彼がたまたま昼食時レストランで松田優作が日本人ヤクザを懲らしめ殺すところに出くわす。それを見たマイケルダグラスは決死の思いで松田を捕らえる。しかし、日本大使館の意向で日本へ護送することとなり、マイケルダグラスとアンディガルシアは日本への引渡しに同行する。飛行機が着き内田裕也とガッツ石松の刑事たちが出迎え、松田優作を引き渡す。さてこれから遊びに行くかと思ったところで、本物の刑事が現れる。騙されたことに気がついたら逃げ去られていた。
大阪府警にマイケルとアンディが向かい、捜査を担当することになった日本人が高倉健である。言葉が通じない、地理がわからない場所でマイケルたちは松田優作を追うことになる。。。。。

この映画も久しぶりに見る気になった。ちょうど89年、大阪のバブルの絶頂に私も大阪へ異動になった。細かいところは覚えていなかったが、日本に到着したときに、松田優作が仲間に連れ出されるシーンが非常に印象的でそれだけはよく覚えていた。

こうやって久しぶりに見ると、いくつか気になるところがある。リドリー・スコット監督は近未来映画「ブレードランナー」を作るときに、日本人街を登場させている。あの映画と若干ダブる場面が多い。しかし、「ブレードランナー」の不自然さと比較すると、大阪で撮られているだけあって、よりリアルな感じがする。
大阪の道頓堀のナンパ橋の近くで撮ったシーン、梅田駅の阪急デパートの横で撮ったシーンは良くぞここでロケしたなあという印象。自転車がわっさわっさ行き交う工場のシーンもなかなか難しいロケである。

あとは暴走族がたびたび登場する。いまでこそかなり減ったが、89年の日本では暴走族はまだまだたくさんいた。リドリースコットは何かのきっかけで暴走族をみて、映画に取り入れようとしたのであろう。ある意味ヤクザイコール暴走族のような感覚である。十三の街中やモータープールの中でのシーンでは彼らを思いっきり走らせる。

マイケルダグラスは「危険な情事」「ウォール街」の後、「氷の微笑」の前で人気絶頂のときである。今よりも若く、動きもよくかっこいい。高倉健は格で出演しているが、普通かな?でもクラブでアンディガルシアとレイチャールズの「ホワット・アイ・セイ」を歌うのは日本映画では観られない光景かもしれない。ご愛嬌だ。

何よりもすごいのは松田優作である。ここにはオーディションで選ばれ出演したようだ。そこで見せる狂気の表情がいかにもすごい。「ぞくっ」とする。その昔ジーパン刑事で見せた大胆な演技が、子供心に強い印象を与えたが、ここで見せる表情もそれに劣らない。ある意味死期を察した演技なのかもしれない。脱帽だ。

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ある愛の詩  ライアンオニール

2009-07-11 20:48:42 | 映画(洋画 89年以前)

どうした風の吹き回しか、この映画を見た。
出身の家庭があまりに違う二人が、反対を押し切り結婚する。妻が白血病にかかってしまい悲しむ夫の話。主題歌があまりに有名。映画上映当時は、日本の歌謡界も競ってこの歌を歌っていた。「歌唱力に自信があるイコールこの歌で感動させる。」が如く。

ハーバード大学に通うライアンオニールは、アイスホッケーの選手でありハーバード法科大学院を目指して勉強する富豪の息子。その彼がハーバードの系列女子大学の図書室に本を借りに行く。貸し出し場所にいたのが、無邪気な学生アリ・マッグローである。ケンカまがいのやりとりのあと、二人はデートし、やがて付き合い始める。アリも大豪邸のライアンの家に遊びに行く。両親は歓待するが、「一時の恋」と冷静さをライアンに要求する。ライアンは親の援助で大学院に行くつもりだったが、父親から命令口調で人生を決めようとさせられる気運を感じて自力で学校行こうと家を飛び出す。そしてアリと結婚するが。。。

正直映画としてはもう一歩であった。ニューヨークの冬を描く撮影はなかなかよいが、それほどレベルは高くない。脚本も涙するほど彼女の死がつらくも感じさせない。フランシスレイのテーマ曲は名曲だが、「男と女」「白い恋人たち」ほど映画の中で効果的に使われているとは思えない。二人の無邪気な演技は悪くはないが。。。。
激動の70年代に入ったころのニューヨークの風景と伝統あるハーバード大のキャンパスを見れるということでの価値はある。冬に見る方が情緒あるかも?

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愛と喝采の日々  シャーリーマクレーン

2009-06-23 17:15:18 | 映画(洋画 89年以前)
シャーリー・マクレーンとアン・バンクロフトの2大女優による女の友情の映画。バレエーダンサーとして当時絶頂だったミハイル・バリシニコフも超絶的なバレエーを見せ、バレエーの場面も充実している。

シャーリーマクレーン
アンバンクロフトは20年前プリマドンナの座を争ったバレエーダンサーであった。シャーリーマクレーンは夫と3人の子供を持ち、ボルチモアに住んでいる。長女のレスリーブラウンは一流のバレリーナを目指している。一方のアンバンクロフトは相変わらずバレリーナとして活躍しているが、年齢的にも限界が来ていて、演出家とも合わないこともある。その二人が再会する。アンはシャーリーの娘を見て、新作のバレエー作品のプリマドンナに推薦する。シャーリー母娘は、ニューヨークに行く。そして娘はバレエーのスターミハイル・バリシニコフと共演することになり、アンからもアドバイスを受けるようになるが、昔のライバルであるシャーリーはどこかアンが気に入らない。。。。。

単に女の友情だけにとどまらないところがすごい。シャーリーとアンはまさに熱演。久々の再会の場面は旧交を深めるだけだったが、次第に熱を帯びてくる。大スター同士ではあまり見られないようなすさまじい葛藤の場面もある。シャーリーはいかにも普通のアメリカの中年の体型で、元プリマドンナには見えない。逆にアンバンクロフトは極度にスマートでいかにもバレリーナだが、ちょっと年とりすぎの印象。この当時で47歳くらいだと思う。英語元題「ターニングポイント」がやはり適切な題名であろう。アンバンクロフトというと何よりも「卒業」のミセスロビンソン役の誘惑の目つきが印象的。ここでも同じようなドキッとする目つきを見せる。

世紀の亡命バレエーダンサーであるミハイル・バリシニコフのダンスが見られるのが、何よりのこの映画の見所であろう。当時彼の亡命は冷戦下のアメリカとソビエトの関係の中で象徴的な存在であった。大学のときの英書購読の時間に、バリシニコフのことを扱った時事英語を読んだ記憶がある。そこではアメリカがかなり強烈な歓迎で彼を迎えたと書いてあった気がする。それにしてもすごい踊りだ。オリンピックの体操競技で超絶的な演技を見るのと同じ印象だ。全盛期の彼の画像を見るだけでも価値のある映画だと思う。

アルトマン監督の「バレエーカンパニー」は登場人物がたくさんいて、意図的に特定のダンサーに絞らない匂いがあった。今回は二人の巨頭に加えて、バレエー場面ではバリシニコフとレスリーブラウンに絞る。この方がわかりやすくて私には良かった。
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ターミネイター  シュワルツネッガー

2009-06-09 19:22:39 | 映画(洋画 89年以前)
現在ターミネイター4作目が放映中。2作目からは予算がどんと上がってヴォリュームアップした。シュワちゃんのこの低予算一作目の意義は大きい。序盤戦から緊張感があるシーンが続く。恐ろしさが増幅して、何度見てもあきない傑作だ。

シュワルツネッガー
がいきなり真っ裸で地上におりてくる。その付近でたむろっている不良少年たちがナイフで脅そうとするが、コテンパンにたたきつける。同じころ一人の若者マイケルビーンが町の真ん中に裸で現れる。二人は2029年の未来から1984年にやってきたのだ。未来は核戦争で荒廃していて、機械たちが地球を制している。そこで立ち向かう人間軍の首領がこの世に生まれてこないように、「殺人サイボーグ」シュワルツネッガーが母親を始末しにやってきたのだ。そこに立ち向かう人間軍も人を送り込む。対決が始まる。。。

知事になった彼にとっての出世作。これがなかったら知事にもならなかったであろう。第二作では当初迷彩をみせて、突如悪役から正義の味方に代わる。しかし、傑作といわれる第二作よりもシュワルツネッガーが悪役になるこの作品の方が好きだ。悪役の方が似合っているし、緊張感がある。身体も筋肉モリモリでイカツイ。いかにも不死身だ。事実何をやってもくたばらない。 見るものをドキドキさせるジェームスキャメロンのスリラー映画の手腕を感じる。
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バグダッドカフェ  女の友情

2009-05-28 19:37:14 | 映画(洋画 89年以前)

題名にバグダッドとあり、中東映画と思っていた。勘違いでした。
舞台はラスベガス郊外の「バグダッドカフェ」というカフェ兼用のモーテル。女主人が切り盛りする店にドイツ人の太った女性が宿泊する。彼女がカフェの仕事に首を突っ込みカフェが次第に変わっていく話。 意外なことに女の友情を描いた映画であった。誰もが10回以上聞いたことある主題歌「コーリングユー」が心に響く。

怒りっぽい女主人が切り盛りする郊外のカフェはさびれていて、カフェといいながらコーヒーメイカーすら壊れている。女主人は大喧嘩して旦那を追い出したばかりである。そこに米国旅行中に夫婦けんかして取り残されたドイツ人の中年女性が泊めてくれと来る。
突然の来客に不審な人物かと女主人は疑い保安官を呼ぶが何も不審なところはない。きれい好きのドイツ人は部屋をきれいにすると同時に、カフェの中もいらないものを捨てて整えていく。女主人は怒るが、次第にカフェが変わっていく。。。。
けだるい始まりで、登場人物に美男美女はいない映画。最初は大丈夫かな?と思う。ところが、中盤からピッチを上げていく。

奇妙な登場人物が多い。主役二人は超個性的だし、バッハばかり弾いている息子、泣きじゃくる息子の子供の赤ちゃん、男狂いの遊び人の娘、売れない画家、敷地内でテントを張って寝泊りするブーメランの名手の若者、原住民のコックなどなど。。それらが少しずつ変わっていく。
伊丹十三の「タンポポ」「スーパーの女」のような匂いも軽く残しているが、ドイツ人女性が別にかっこいいわけではない。
牧歌的な要素が強く、気持ちが徐々に穏やかになってくる。後味が良い映画だ。

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ナチュラル  ロバート・レッドフォード

2009-05-13 05:31:52 | 映画(洋画 89年以前)
ロバートレッドフォードが84年に主演した野球を題材とした映画。
「レインマン」のバリーレヴィンソン監督によるノスタルジックな世界
「フィールドオブドリームズ」などの野球映画の傑作はこの映画の影響が大きい気がする。美しい音楽をバックにして、安心してみていられる落ち着いた映画の構成。

ロバートレッドフォードは、セミプロ野球での好成績を受けて、シカゴカブスからスカウトがきている。
彼にはグレンクローズという将来を約束した彼女がいる。ロバートはテストを受けにシカゴへ向かう。
汽車で向かう際、強打者(顔はベーブルースに似ている)と新聞記者に出会う。停車時間に強打者と3球勝負の賭けをするが、ロバートが投げ勝ってしまう。それを見ていた同行の美人女性がシカゴでロバートに言い寄ってくる。ロバートは彼女の部屋に行くがいきなり撃たれてしまう。。。。
16年たってロバートはナイツという大リーグ球団からスカウトされる。しかし、35才になっている彼を監督とコーチは起用しない。あるとき練習のとき彼がものすごいバッティングをしているのを見て監督は驚くが。。。。。

主人公が何で撃たれるのか?明快な解答は映画終了まで見当たらない。
しかし、その銃撃の件が最後まで尾を引く。トラブルが途中で次々起こるが、基本的にはサクセスストーリーである。ルー・ゲーリックの伝記映画を思わせる。

出演者には私の大好きな芸達者が多い。
ロバートレッドフォードは、若き日に野球の選手だったらしい。そういうこともあってか、のびのびと楽しんで演技をしている印象。ちょっとオーバーなホームランが笑える。
実は私はキムベイシンガーの大ファン。彼女にとっては、007の後でナインハーフを撮っていないころの映画である。セクシーで官能的な役が多い彼女にはチョイ悪の役は天性の才能を示す。黒が似合う女性である。
グレンクローズは、恐怖のストーカー女「危険な情事」とは全く正反対のおとなしい役柄。ロバートとの純愛を日本女性的おしとやかさを持って演じる。
何よりもここでリチャード・ファーンズワースに再会できたのがうれしい。
デイヴィッドリンチ監督「ストレイトストーリー」でトラクターで病気の兄へ会いにに行く役や「ミザリー」の保安官役で好演の大ベテラン、今回はコーチ役

ランディーニューマンの音楽が良い。
ロバートらしい映画の構成にあっている場面に対して適切な音楽だ。
彼といえば、ハリーニルソンの「ランディーニューマンを歌う」は大傑作
初期のスリードックナイトが歌う「ママトールドミー」は全米no.1ヒット
その後、映画音楽に活動の中心を移し、その才能を発揮している。この音楽があるので雰囲気の良さが保たれる。
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ダークマン  リーアムニーソン

2009-05-06 05:41:59 | 映画(洋画 89年以前)
スパイダーマンのサムライミ監督の89年の作品。ダークマンは「シンドラーのリスト」のリーアムニーソンが演じ、相手役はコーエン兄弟作品常連のフランシスマクドーマンドである。そののちスパイダーマンを撮るサムライミ作品だけあって、見るものをあきさせない連続性がある。加えてダニー・エルフマンの音楽が響き渡り気分を盛り上げる。B級映画の域を超え、なかなかの傑作だ。

リーアムニーソンは人工皮膚の研究者、弁護士のフランシスマクドーマンドにプロポーズをしたところだ。弁護士の彼女は、湾岸開発に関する裏話の秘密文書を手に入れた。顧問先社長から文書を要求されるが、受け渡さない。その文書をめぐって、恋人のリーアムが何か知っているのではと、利害に関係するマフィアたちが、彼の研究室に侵入して、彼と研究所をむちゃくちゃにして、機密文書を奪う。
研究室の爆発で耳しか発見されず死んだと思われたリーアムは、海に漂流されたところを行方不明者として発見される。全身大火傷で介護された病院を抜け出し、恋人の元へ行くが化け物としか思われない。恋人マクドーマンドが顧問先社長たちと楽しむパーティ会場へリーアムが行くと、そこには研究室を襲ったマフィアたちも参加していた。リーアムは復讐に燃え、マフィアの一人を叩き潰すが。。。。。

このあと自分が研究していた人工皮膚のマスクを作り、マフィアたちに挑む話の流れでストーリーは単純だ。ダークマンとなり、七変化する中で、面白いヤマ場をいくつか作る。
思わず大笑いしてしまうシーンも多い。
バットマン、スパイダーマンの伝統的アメコミの流れに加えて、オペラ座の怪人の不気味な流れを混ぜていく。ダークマンは正義の味方で市民を助けるといった立場ではない。時折正義に反することもやってしまう。ダークナイトで検事役の顔が火傷でむちゃくちゃになるのは、この作品の流れか?

俳優が特別な活躍をするわけではない。むしろスタントマンのすごいアクションに敢闘賞という感じ。
悪役がいかにも悪役らしい顔をしているのが良い。
高らかに響き渡るダニー・エルフマンの音楽の迫力はいつもながらすごい。この映画音楽があるからC級映画がA級まで押し上げられる。ダニーは、画面を見てから、音楽をあわせるのであろうか?緩急自在にアクションの抑揚に連動する音楽で、身体がジェットコースターに乗っているように躍動してしまう。
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アンタッチャブル  カポネとの対決

2009-02-04 06:19:56 | 映画(洋画 89年以前)
12年ぶりにこの映画を見た。シカゴにいくことがあり、その前にシカゴにかかわりのある映画を見た。「ブルースブラザーズ」は今のシカゴの町を走り回るシーンがあるので一番結び付けやすい。この映画は30年代が舞台にもかかわらず、当時の建物が駅など主要なところに残っているので、行った時に映画に出ていたところだなと思った。

主人公はデニーロのカポネともいえるし、財務省の捜査官ネスを演じるケビンコスナーともいえる。またショーンコネリーがものすごい存在感をしめす。これでオスカーもらったのもうなずける。

時は30年代の不況の暗黒時代、禁酒法があるにもかかわらず、密酒売買でアルカポネは多額の利益を得ていた。それを取り締まろうと財務省の捜査官ケビンがシカゴにやってくる。抜き打ち捜査をしたら、警察内部からの情報で、酒を傘にすりかえられたりとケビンは太刀打ちできない。
そんな時ケビンは老警官ショーンコネリーと出会う。閑職に甘んじているが、コネリーの鋭さに仲間に引き入れようとする。カポネの脱税を訴えようとする財務省経理畑の小さいめがねインテリや、警察の射撃の名手アンディガルシアも加わり4人組で難事にあたる。
カナダからの密輸酒受け渡しの情報を得て、鉄橋で地元の騎兵隊と一緒に待ち、銃弾戦の末ギャングの一味を捕らえるが。。。。

カポネは買収に動いていて、訴訟を取り消しさせたり、陪審員に金を渡したりするので、簡単にはつかまらない。殺し屋も雇っていて、コスナーの付近をつけまとう。

有名なシカゴ駅での乳母車シーンは非常にスリリングだ。あとは、鉄橋の待ち伏せでギャングを捉えた後、発砲しようとしたギャングをコスナーが撃ち殺す。捕らえた別のギャングがなかなか口を割らないのを見たコネリーがコスナーが殺したギャングの死体を立たせ「しゃべらないとこのように撃ち殺すぞ」とばかりに撃ち込み、ギャングをびびらせるシーンは傑作である。

デニーロはこの作品よりもっといいのがたくさんあり、ケビンは普通の二枚目かな
何よりもどきどきさせるのが、カポネに雇われた殺し屋である。白ずくめのジャケットを着ていて、いかにも気味の悪い顔をしている。この映画の陰の部分を全部引き受けるようなすごい存在感であった。
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ダイアンキートン  赤ちゃんはトップレディがお好き

2008-12-31 09:31:40 | 映画(洋画 89年以前)
ダイアンキートンが彼女らしい冴えを見せる作品
ラブコメディで気持ちよく年末を迎えられた。

ダイアンキートンはニューヨークのコンサルティング会社で働くバリバリのキャリアレディ、イェール大主席卒業でハーバードを出ているキャリアで、トップから役員昇格をも打診されている。同棲している男性がいるが、結婚は希望していない。
そんな彼女に深夜電話が入る。いとこ夫妻がなくなって遺産が入るという話。そのために空港に来てくれと。。。
空港に行くと、いとこ夫妻の赤ちゃんを渡される。何で自分がというが、結局引き取ることになる。情を移さずに養子縁組の依頼をと斡旋所に出して、希望者と面談し引き渡すが、泣きじゃくる赤ちゃんの声を聞き自分で育てることにする。
しかし、仕事と育児の両立はうまくいかない。トラブルが続き、ダイアンの部下の男性が同格に昇格。結局、ダイアンが担当するフードチェーンの担当をはずされる。上司からは少しクールダウンしろよと。。
ダイアンはバーモント州の人口300人の田舎で一戸建ての購入を決意して、赤ちゃんをニューヨークから連れて行く。ところが、中古の家は瑕疵だらけ、寒い冬を過ごすにも大変なところ。嫌気が差したとき、子供のためにりんごを加工してつくったベビーフードが、観光客の目に留まったのを見て、それを売り込むことを考える。。。。

エリート社員が、ちょっとしたトラブルに巻き込まれて、転落していくパターンの話は、アメリカ映画の定番パターン。徹底的に落とされたあとで、あるきっかけから大逆転ということになるが、それだけがこの映画のテーマではない。
女性にとっての仕事と育児の両立の難しさ、男性がそれに対していかに楽な立場にいるか。セリフの中に次から次に出てくる。
あとは田舎暮らしの大変さもよくわかるようになっている。
しかし、都会にないささやかな幸せが大切だということも教えてくれる。

それでもダイアンはやっぱりマンハッタンが似合う。日本と比較すると、バリバリのキャリアレディはアメリカの方が断然多いし、それなりの地位についている人も多い。そういうキャリアレディを演じるとダイアンは抜群にうまい。
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がんばれベアーズ  テイタムオニール

2008-12-29 21:02:42 | 映画(洋画 89年以前)
日曜日の朝、突然手のしびれを感じた。
ペンをとったら字がかけない。これにはまいった。
妻は脳梗塞じゃないかと騒ぐ。しばらく五十肩気味だったので、その影響かと思って整形外科に行った。

レントゲンを撮って、先生に診てもらったら、よくここまでほっておいたねといわれた。母の病気等あっていけなかったのは仕方ないが、ついでに神経やられて手に響いたのはまいった。筆まめなほうだけに致命的だ。

親父ギャグだが、「手が痛む→テイタム」オニールの連想で、気分転換になる映画を先ほど見た。高校生以来だ。日比谷の映画街で高校の同級生と見た記憶がある。

ストーリーを見たら、まったくそのときの印象がなかった。
違ったイメージの映画だった。あの時単なるおっさんだと思っていたが、大喜劇役者「ウォルターマッソー」の存在感がすごい。ジャックレモンとの競演もいいが、個人的には「シャレード」のウォルターがいいと思っていた。  

田舎町の少年リーグに、飲んだくれの元プロ選手ウォルターマッソーが監督を議員である父兄に依頼される。しかし、選手のレベルは最低。最初の試合はアウトもとれずに放棄試合、気合を入れて練習するがまたもや大負け。そこでウォルターは以前リトルリーグでピッチャーとして活躍していた別れた娘のテイタムオニールに声をかける。
最初は拒絶していたが、テイタムは引き受け、地元の不良少年が野球選手としてセンスがあることに気づいてその彼にも声をかける。次第に力をつけていくが、もともと実力のないチーム、監督は2人を活躍させることでチーム成績の浮上を狙うが、ネタミが入ってチーム内はバラバラに。。。。

実に安心してみていられる。根本的なところはトムハンクスが酔いどれ監督を演じる「プリティリーグ」と同じであるスポーツ物の定石を踏んでいる。

少しは気が楽になったかな。パソコン打てるだけ手もちょっとましになったかな?
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映画300本 目標達成

2008-12-14 13:46:01 | 映画(洋画 89年以前)
ようやくと言うべきなのであろうか?年間300本の目標を達成した。
ほとんどがDVD、父と母の葬儀がからんだ時期はまったく見ることができなかっただけにまあまあではないであろうか?
古い映画から新しい映画までよく見たものだ。

その中で上位を決めるのは年末にしたいと思うが
印象が強いのはコーエン兄弟の作品、韓国映画の「殺人の記憶」、リュックベッソン製作のアクション物、色彩感覚豊かなスペインのペドロアルモドバル監督の作品、ヒッチコックの40年代の傑作、デイヴィドリーンの「ドクトルジバゴ」や「戦場に架ける橋」などかな?日本物では古いけど「張込み」がよかった。

映画だけはまだまだ奥が深い。実際まだまだ良い映画があるかもしれないと5000本を目指していかないと。。。
しかし、これからは父母の看病の心配がなくなった代わりに、不景気の心配をする必要が出てきた。よって毎日1本の365本達成は無理かもしれないが、この年間300本のペースは落とさないようにがんばりたい。1,2月までは好きな映画を見て、3月くらいから映画検定一級を意識した映画を見ていくかな?
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オバマとシドニーポワチエ

2008-11-07 06:00:36 | 映画(洋画 89年以前)
オバマさんが見事米国大統領の座を勝ち取った。
黒人大統領はすばらしいことだと思う。
ライバル共和党所属の故リンカーン大統領もさぞかし喜んでいるだろう。

南北戦争時代を描いた映画はもとより、60年から70年代初めの映画を見ても誰もが黒人の大統領を予測したであろうか?
初めてアカデミー主演男優賞を受賞したのは、シドニーポワチエだ。
彼が主演した「夜の大捜査線」をみても、人種差別が60年代でも強く根付いていたのがわかる。
フィラデルフィア警察のエリート刑事なのに、南部の田舎町で誤認逮捕される。
その後誤認逮捕の真犯人を追って捜査するが、白人たちにこっぴどく妨害される。
この映画を見て初めて、人種差別のすさまじさを知った。
シドニーポワチエは「招かれざる客」でスペンサートレイシーとキャサリンヘップバーン夫婦の白人娘に求愛する黒人男性を演ずる。娘が自分が結婚したい相手ということでシドニーをつれてきて両親があっと驚くという設定。
もちろん今でもそうは変わらないであろうが、こういう設定で生まれたのがオバマさんなのであろうか?

シドニーポワチエが両方の作品で演ずるのは、黒人としてのパワーを前面に出すというよりも、黒人としてはある意味異色のエリート的地位のある存在である。そんなところはオバマさんとだぶる。

今回オバマさんが当選した時に、一つ感じたことがあった。
以前オスカー俳優デンゼルワシントンが、他の黒人たちからの非難を恐れて白人とのラブシーンを拒否しているということだ。ジュリアロバーツなどの美人女優と共演してもラブシーンを演じなかった。「タイムリミット」でのエヴァメンデスとのキスシーンは彼女がラテン系だからなのかとも思っていた。
しかし、ここでオバマさんが当選すると、黒人白人の混血が大衆に承認されたことにもなる。映画のラブシーンも変わって行くかもしれない。
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映画「大逆転」と相場

2008-10-23 22:03:30 | 映画(洋画 89年以前)
今日の株式相場は朝一と昼過ぎが一変する相場であった。
基本的には下げたら買おうと思っている人が相当多い気がする。いきなり売り浴びせた人たちもたいして儲かっていないので、買戻しに必死だったようだ。
為替にしろ、商品にしろ本当にボラティリティの高い相場である。

映画「大逆転」はエディマフィーとダンエイクロイドが組んで、監督が「ブルースブラザース」のジョンランディスとくれば面白くないわけはない。
意外にも相場映画の一種に属する臭いがある傑作だ。

ダンは商品取引会社のエリート社員で育ちもいい。一方エディは傷痍軍人のふりをしながらさい銭狙いのこじき同然。その二人を思い切って逆転させて見ようとたくらむのは、エディの会社の経営者二人である。
窃盗容疑にダンをはめて留置所に放り込む。まったく逆にインチキを繰り返して、留置所を往復しているエディを商品取引会社の幹部に引き込む。そこにダンの執事や留置所からでて窮地にいるダンを助ける売春婦の女とかが絡んでいく。
今にも終焉に近づいたダンがぎりぎりのところで助かる。それはエディが経営者二人の会話を聞いていて、これはまずいとダンと組もうとするからであった。。。。

若干ばかげたコメディであるが、最後に相場の場面が出てくる。
一気に値を吊り上げたオレンジジュースが突如売り物に圧倒される場面である。
値が乱高下するが、ちょっと大げさかな?と思うような値動きである。

でも要は大げさでいいのであろう。
インサイダーじみた取引でもあるが、まだまだ証券監視委員会がうるさくない時期だからこんな映画ができたという気もする。
古くよき時代だ。

このころのエディの動きは本当に良い。それとダンを助ける売春婦役の女性がなかなかかっこ良い。美しい裸像はちょっとした見ものである。

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