今朝の読売新聞にやっぱりスケート連盟の記事が載っていたので、昨日に引き続き取り上げますね。
こういう記事苦手な人も多いだろうな~、と思いますが、選手達に密接に関わっている組織のことだから、少しずつでも知っていこうと思って。
6月11日 読売新聞朝刊
<フィギュア部長ら処分の結論持ち越し スケート連盟>
日本スケート連盟は10日の理事会で、昨年3月のフィギュア世界選手権(東京)の大会実行委員長だった平松純子・連盟フィギュア部長、副委員長だった田村正人副部長の処分を検討した。両氏の進退に対し、役員としての資格停止、辞任勧告などが議論されたが、結論は持ち越した。
連盟は、どう大会で会場使用料減額交渉などを行ったイベント企画会社から約2450万円の支払いを求める訴訟を起こされており、同社に業務を依頼した田村氏、監督する立場にあった平松氏の責任が問題となっている。両氏はともに連盟理事で、今月末が任期だが、常山正雄専務理事は「それまでには全部決まる。着地点は見えている」と述べた。
ところで、同じ理事会の記事でも、他では少し違った書かれ方をしているんですよね。まあ、結論は同じなのかもしれませんが。
6月10日23:34 sanspo.com
<スケート連盟、フィギュア副委員長を処分>
日本スケート連盟は10日、東京都内で理事会を開き、昨年3月のフィギュア世界選手権(東京)で会場使用料減額などの交渉を行ったとしてコンサルタント会社が業務委託料の支払いを求めて訴訟を起こしている件で、同社との窓口になったフィギュア副委員長の田村正人理事を職務執行停止とする処分を決めた。大会実行委員長を務めた平松純子フィギュア委員長にも退任を求める方針。
交渉を了承していなかった連盟は「契約関係はなく、活動には重大な問題がある」などと係争中。しかし「何も関係がないわけではない。動かしがたい事実もある」(連盟幹部)と田村理事の関与を問題視し、平松委員長の監督責任も追及した。同大会では約1億円の赤字を出している。
6月10日21:51 毎日jp
<スケート連盟:支払い請求訴訟で対応を協議…理事会>
(前略)この訴訟で同社は連盟に「ロビー活動費」名目の支払いを求めているが、弁護士の大石雅博理事は理事会後に「連盟は原告と契約関係はなく、相手に不適切な交渉手法があったと思われる」と説明。同社に業務を依頼したとされる理事について「裁判で動かしがたい事実が出れば、処分も想定の範囲内」と話した。
伊東強化部長がフィギュア委員長になるのは決まりですね。
5月5日にPIWの会場で荒川さんや大ちゃんがリンク存続を訴えた記者会見のときも、織田君の復帰記者会見のときも常に目立つ位置にいた方だから、すっかり顔なじみ。まあ、リンクや選手のためになるように働いていただければ、それで結構なのですが。
行方を見守っていくしかありませんね。
とはいえ、モロゾフのコーチ問題のとき、私は「スケ連」と一括して書いていたけれど、この件に関して中心的に関わっていたのがこの人の可能性が高いと思うので、ちょっと不安。
もう1つ、気になるのが世界選手権のときの日刊スポーツのこの記事。
<日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長(46)は、来年3月の世界選手権、10年バンクーバー五輪での金メダル取りのため、高橋大輔(22)に「2度の4回転ジャンプの確実性アップ」を厳命した。世界選手権の男子フリーを終え、合計220.11点で4位と惨敗した日本男子のエースの課題を指摘。優勝したジェフリー・バトル(25=カナダ)らの間で「4回転論争」も勃発(ぼっぱつ)する中、同部長は世界一奪取のためには必須であると明言した。
高橋の演技を見た伊東強化部長は、世界一になるための課題を即座に突きつけた。「(2度の)4回転ジャンプを確実に跳ばないと、来年の世界選手権やバンクーバー五輪では厳しい」と断言した。>
ワールドの後に読んだときは、大ちゃんはコーチに逆らってまで自分の意志で4回転2本に挑戦したんだ、と思っていた(し、そうじゃないとやりきれない)ので、この記事は無視したけれど、伊東さんがフィギュア部長になるとなると少し違ってきます。
優秀なコーチが2人もいる選手に、一方的に4回転2本を厳命って・・・日刊スポーツの書き方はいつも扇情的ですが、事実と違ったことを書くわけではないので、言ったのは確かなんでしょうね。
4回転を2本入れることがどれだけ難しくリスクが高く、トップ選手といえど条件がそろったときのみに可能なことなんだと分かっているのでしょうか。
大ちゃんが自分の意志で挑戦したのだと今でも信じているけれど、伊東さんがこんなことを言ってしまう人ならば、大ちゃんがこの先やりにくくなるのではないかと不安になります。
一方、平松さんで思い出すのはsports.naviのGPFの記事です。
読売新聞にも同様の平松部長の談話が載っていました。そのときに選手やコーチに直接言うならともかく、マスコミに話さなくてもという意見もありましたが、読んでいて私は平松さんの気持ちがよく分かりました。私には専門的な知識はなくても同じように大ちゃんを応援し、GPFの結果とプログラムを歯痒く思っていたから。
ちなみに平松さんが部長に就任したときの記事です。
それとちょっと古いけれど、彼女のロングインタビューをみつけました。
私、平松さんのほうに肩入れしているように見える?でもこんな形で追われるのが気の毒で、なんかね・・・
こういう記事苦手な人も多いだろうな~、と思いますが、選手達に密接に関わっている組織のことだから、少しずつでも知っていこうと思って。
6月11日 読売新聞朝刊
<フィギュア部長ら処分の結論持ち越し スケート連盟>
日本スケート連盟は10日の理事会で、昨年3月のフィギュア世界選手権(東京)の大会実行委員長だった平松純子・連盟フィギュア部長、副委員長だった田村正人副部長の処分を検討した。両氏の進退に対し、役員としての資格停止、辞任勧告などが議論されたが、結論は持ち越した。
連盟は、どう大会で会場使用料減額交渉などを行ったイベント企画会社から約2450万円の支払いを求める訴訟を起こされており、同社に業務を依頼した田村氏、監督する立場にあった平松氏の責任が問題となっている。両氏はともに連盟理事で、今月末が任期だが、常山正雄専務理事は「それまでには全部決まる。着地点は見えている」と述べた。
ところで、同じ理事会の記事でも、他では少し違った書かれ方をしているんですよね。まあ、結論は同じなのかもしれませんが。
6月10日23:34 sanspo.com
<スケート連盟、フィギュア副委員長を処分>
日本スケート連盟は10日、東京都内で理事会を開き、昨年3月のフィギュア世界選手権(東京)で会場使用料減額などの交渉を行ったとしてコンサルタント会社が業務委託料の支払いを求めて訴訟を起こしている件で、同社との窓口になったフィギュア副委員長の田村正人理事を職務執行停止とする処分を決めた。大会実行委員長を務めた平松純子フィギュア委員長にも退任を求める方針。
交渉を了承していなかった連盟は「契約関係はなく、活動には重大な問題がある」などと係争中。しかし「何も関係がないわけではない。動かしがたい事実もある」(連盟幹部)と田村理事の関与を問題視し、平松委員長の監督責任も追及した。同大会では約1億円の赤字を出している。
6月10日21:51 毎日jp
<スケート連盟:支払い請求訴訟で対応を協議…理事会>
(前略)この訴訟で同社は連盟に「ロビー活動費」名目の支払いを求めているが、弁護士の大石雅博理事は理事会後に「連盟は原告と契約関係はなく、相手に不適切な交渉手法があったと思われる」と説明。同社に業務を依頼したとされる理事について「裁判で動かしがたい事実が出れば、処分も想定の範囲内」と話した。
伊東強化部長がフィギュア委員長になるのは決まりですね。
5月5日にPIWの会場で荒川さんや大ちゃんがリンク存続を訴えた記者会見のときも、織田君の復帰記者会見のときも常に目立つ位置にいた方だから、すっかり顔なじみ。まあ、リンクや選手のためになるように働いていただければ、それで結構なのですが。
行方を見守っていくしかありませんね。
とはいえ、モロゾフのコーチ問題のとき、私は「スケ連」と一括して書いていたけれど、この件に関して中心的に関わっていたのがこの人の可能性が高いと思うので、ちょっと不安。
もう1つ、気になるのが世界選手権のときの日刊スポーツのこの記事。
<日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長(46)は、来年3月の世界選手権、10年バンクーバー五輪での金メダル取りのため、高橋大輔(22)に「2度の4回転ジャンプの確実性アップ」を厳命した。世界選手権の男子フリーを終え、合計220.11点で4位と惨敗した日本男子のエースの課題を指摘。優勝したジェフリー・バトル(25=カナダ)らの間で「4回転論争」も勃発(ぼっぱつ)する中、同部長は世界一奪取のためには必須であると明言した。
高橋の演技を見た伊東強化部長は、世界一になるための課題を即座に突きつけた。「(2度の)4回転ジャンプを確実に跳ばないと、来年の世界選手権やバンクーバー五輪では厳しい」と断言した。>
ワールドの後に読んだときは、大ちゃんはコーチに逆らってまで自分の意志で4回転2本に挑戦したんだ、と思っていた(し、そうじゃないとやりきれない)ので、この記事は無視したけれど、伊東さんがフィギュア部長になるとなると少し違ってきます。
優秀なコーチが2人もいる選手に、一方的に4回転2本を厳命って・・・日刊スポーツの書き方はいつも扇情的ですが、事実と違ったことを書くわけではないので、言ったのは確かなんでしょうね。
4回転を2本入れることがどれだけ難しくリスクが高く、トップ選手といえど条件がそろったときのみに可能なことなんだと分かっているのでしょうか。
大ちゃんが自分の意志で挑戦したのだと今でも信じているけれど、伊東さんがこんなことを言ってしまう人ならば、大ちゃんがこの先やりにくくなるのではないかと不安になります。
一方、平松さんで思い出すのはsports.naviのGPFの記事です。
読売新聞にも同様の平松部長の談話が載っていました。そのときに選手やコーチに直接言うならともかく、マスコミに話さなくてもという意見もありましたが、読んでいて私は平松さんの気持ちがよく分かりました。私には専門的な知識はなくても同じように大ちゃんを応援し、GPFの結果とプログラムを歯痒く思っていたから。
ちなみに平松さんが部長に就任したときの記事です。
それとちょっと古いけれど、彼女のロングインタビューをみつけました。
私、平松さんのほうに肩入れしているように見える?でもこんな形で追われるのが気の毒で、なんかね・・・
読売の記事まとめて全部読みました。
こんなに情けない団体だったとは…
空しくなりました。
選手達の精神衛生に影響しないといいんですが。
一方で、少ないリンクの存続に尽力している市民も多いのがせめてもの救いに感じます。
伊藤さんはソムリエでもあるんですね(?)人あたりが良さそうです。
先だっての名古屋のコーチの件といい…選手達を守らねばならない人達がこれでは、先が思いやられます。
大輔君にダメだしなんて、偉そうな事してる割には、自分達はどうなのよ? って言いたくなりますけど。
大輔君、真央ちゃん、美姫さん、友加里さん…今や枚挙に暇が無いほど、日本はスターが揃っています。その人気に、大人達が甘え過ぎているようにも見えます。今一度しっかり現実を見直し、選手達をしっかり守って頂きたいものですね。
読売の記事、全部読まれたのですか?すごい!私は拾い読みしかしていません。
確かに情けない団体でがっかりしますね。しかも事件のあと会長以下役員を一新したはずなのに、体質が変わっていないような気が…よけいにがっかり。
>選手達の精神衛生に影響しないといいんですが。
そうですよね。選手達は若いのでよけいに心配です。
>一方で、少ないリンクの存続に尽力している市民も多いのがせめてもの救いに感じます。
臨海のときは、市民の力というのを感じました。フィギュアが好きでリンク問題にまで心を傾けている一般のファンも多いんですよね。
伊東さん、ソムリエ?ホントだ~。調べてみたら載っていました。パーティーでワインのうんちくを語っていそうですね。(笑)
FIGダイスキさん、また遊びにきてくださいね。
今の日本の選手は黄金世代なんて言われるように男女とも素晴らしい選手が揃っているのに、総括する連盟がこれでは心許無いですね。
連盟が不祥事を起こせば、選手を支えるどころか足を引っ張ることにもなります。
名古屋のコーチは…あそこまでひどいコーチは滅多にいなくて他のコーチはまじめに選手の育成に力を注いでいるだろうし大きな迷惑をこうむったでしょうが、ちょっとひどい話が続きましたね。
>今や枚挙に暇が無いほど、日本はスターが揃っています。その人気に、大人達が甘え過ぎているようにも見えます。
確かに甘え過ぎてしまっているようにも見えますね。育成にも力を注いだのでしょうが、本当に素晴らしい素質を持った選手でないとそれは実りません。素質がある上に血の滲むような努力を重ねた選手達、彼らを支えるのにふさわしいような組織に連盟が生まれ変わってくれるといいのですが。
宜しくお願いします・・・
このスケ連のゴタゴタは選手達を置いてきぼりにしているようで・・・スケ連しっかりしてよ~と思います。
ただ臨海が残れたのはスケ連の後押しがあったと思います。府の議員(自民)の方からの要請に知事も応じた形となったと思うから。そういう政治的な部分への根回しのような事をして行くのは平松さんには無理のような気がします。平松さんはジャッジとしても国際的にも有名な方だし、実績もあります。そして現役時代も含めやはりスケートの世界しか知らない人だと思うんですこれは批判しているのでは無く尊敬という意味なんですが・・・組織の中で戦略を進めてゆくというのには平松さんには合っていないのではないかなぁと思うんです。だから伊東さんがいいとも思わないですが、今の流れを見るとそうなりそうですね・・・。誰がなってもいいですからしっかりと選手をサポートしてほしいです。
私の個人的な憶測ですが・・・モロゾフコーチの一連の動きはやはりスケ連の意思ではないかなぁと思うんです。OPはもちろんワールドだって、一人の選手にだけ頼っていては駄目だということでは無いでしょうか?それは高橋選手を貶めるというのでは無くて、3人の枠が有れば3人束になって戦える選手を育てなければならないと・・・その為にも織田選手の復帰を必ず成功させたい。それにはモロゾフが一番適任だという事なのでは無いでしょうか。高橋選手をモロゾフから離れさせたいという明確なスケ連の意思は見えないですが、所々でそんな気持ちを垣間見せていたように私は感じてました。やはり競争の中でしか選手は強くなれないんです。ファンには辛くもあるのですが・・・
ろこさんのところにいらっしゃった方でしょうか?フィギュア全般にとても詳しいですね。私はファン歴1年半でフィギュアのことをよく知らないので、色々教えてくださいね。
mameマリンさんの平松さん評、興味深く読ませていただきました。人には向き不向きがあるから、流れとしてこの結果は仕方がないのでしょうか。
リンクの存続を訴える記者会見に伊東さんが同席したぐらいだから、臨海の存続にスケ連の、中でも伊東さんの力添えが役立ったのかもしれません。
委員長選の記事を読んで余り彼のやり口を好きではないと感じてしまっただけで、彼が選手をしっかりとサポートしてくれるのならそれでいいのです。
>モロゾフコーチの一連の動きはやはりスケ連の意思ではないかなぁと思うんです。
織田君のことではそんな感じがしました。スケ連が選手層を厚く育てたいと思うのは当然のことですし、織田君の復帰のさせ方を見るとかなり厚遇しているように感じました。
日本男子シングルが大ちゃん1人の肩にかかっているより、複数の素晴らしい選手がいたほうがいいに決まっていますもんね。
選手が傷つくような妙なトラブルがいやなだけで、国内にライバルがいるというのは歓迎です。
今後のスケ連にもう少し期待したいと思います。