Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

ロング・バージョン

2011-07-11 23:02:29 | コメント
稲垣潤一の代表曲のひとつ「ロング・バージョン」彼の曲の中でも5指に入る位お気に入りの曲です^^

でもね、最近こちらの原曲というかカバー曲を聴きまして・・・これがかなりいい!というか稲垣バージョンより数段いい!!

この曲を作った安部恭弘がセルフカバーした「ロング・バージョン」

1992年に発表したアルバム「best collection」の16曲目に収録されています。

この曲に出会ったきっかけが、最近どんな曲でも大抵検索出来る「You Tube」もともと安部氏が作曲した作品であることは知っていて、原曲がオリジナル曲よりも秀逸な場合が意外に多いので、安部バージョンも存在するのかと興味を持って検索したところ、見事にヒットしたわけです^o^

稲垣バージョンは切なく重い、何かどうしようもなく追い詰められているような(笑)相手を手の内にしながら苦悩や葛藤が重くのしかかってくるみたいな感じ、だからこそ恋愛の渋味が滲み出るようで素晴らしい作品だとも感じるんですが、安部バージョンの方は全く違う感じ(^^;いえ、歌詞とか全く変わらないんですが、どこかに余裕というか遊びがあるというか・・・所謂「大人」の雰囲気を感じます。状況は厳しいんだけど、どこかそれを楽しんでるみたいな・・・それを象徴するような部分がここです↓

「そうさ 窓の下は 乾いた都会の荒野」

「さよなら言うなら今が きっと最後のチャンスなのに」

稲垣バージョンではこの2節の間が殆どなく、実際に歌っていても結構シンドイ、窓の下の荒野と自分の存する場所の位置関係が極めて近く感じられるのに対し、安部バージョンではこの2節の間にかなりの間奏を挿んでいる、この間奏がなかなか優雅というかいい感じで、窓から夜景でもワイン片手に楽しめそうな一定の距離感を受ける、同じ作品なのに与える印象を全く違ったものに変えています。勿論、両者の声質に因る部分も大きいのでしょうが、編曲というか曲のアレンジが占める要素の大きさというものを感じました。

僕としても、この曲が出来た当時に両方を聴いていたとしたら、稲垣ファンの部分が強かったことや恋愛熱投派(笑)だったこともあり、きっと稲垣バージョンを支持していたことでしょう、でもそれから歳を重ね恋愛の軌道を傍目に楽しめるようになった現在(本当か??)は断然安部バージョン支持です。ただ、この詞を書き上げた湯川れい子氏は、詞の提供を当初別の女性歌手にしようと考えていたらしいので、切なく重いというある意味女性的なニュアンスの稲垣バージョンの方が正解だったのかも知れません。

興味のある方は聴き比べてみて下さいね^^



おしまい

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