Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

愛しの単焦点♪

2007-12-04 23:54:06 | 撮影談義
ここに2本のレンズがあります

言わずと知れたミノルタ製、85㍉と100㍉のソフトフォーカスレンズである。
まだ一眼レフ初心者だった10年前、いつか愛しの人を撮りたいという淡い想いを込め、清水の舞台から飛び降りる積りで購入した当時を思い出す。まさか、その2本のレンズが、その後のポートレート撮影人生にとって大きな武器になろうとは予想だにせず…見果てぬ未来に向け希望を描いていた。
21世紀に入ってから始まるポートレート撮影、ズームレンズというものを持ち合わせていなかった当時の僕にとって、この2本のレンズはまさに「生命線」であった85㍉で撮り、背景の緑が美しくボケたときの感動、ソフトを効かせて柔らかく幻想的な描写にうっとりし、ソフトを外したときのシャープな描写にも感動したものだ。当時の僕は撮影会やサーキットへの参加費、交通費だけで火の車、とてもではないが他のレンズやカメラといった設備投資へと回す予算の余裕など無かったのだ現在になって当時の写真を見直してみると、単焦点の持ち味を活かしたボケとシャープさとを感じるものの、画角等あまりにも教科書的過ぎてやや面白みに欠ける。バストアップをメインとした「一途さ」が伝わってくるが、いい意味での「余裕」を感じないのだ。現在のデジタルでない銀塩という違いはあるものの、これが当時の僕の全てにおける「限界」だったのだろう。

当時と違い…現在、僕は3本の単焦点、そして3本のズームを使いこなしている。まずズームで全身や広角を効かせて風景を取り込み、落ち着いてきたところで単焦点に切り替えてアップ気味に表情を狙うのだ。この瞬間は6年来変わっていない。絞りを2にした85㍉か3.5程度にした100㍉である。当時のような全開放では撮らないものの、2本の最古参は黙々とその役割を果たしてきたのだ。

まだまだ頑張ってもらわなければならない。外観はさすがに磨耗し輝きを失いつつあるが、フィルターを施したレンズ自体に傷みはない。これからもしっかりとケアをした中で、良いお付き合いをしていけたらと思う。誰かの台詞ではないが…僕にとってこのコ達はかけがえのない「お気に入り」なのだ

これで、週末の撮影も頑張れそうだ

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