Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

ドタバタ劇の末

2009-06-12 23:21:49 | コメント
西川善文日本郵政社長の続投問題で、麻生太郎首相は鳩山邦夫総務相の事実上の更迭で収拾を図った。だが、郵政民営化をめぐる自民党内の路線対立を反映する形で続いた鳩山、西川両氏の綱引きを前に、首相は優柔不断な対応で決着を長引かせ、指導力不足をさらけ出した。近づく衆院選を前に、政権が受けたダメージは深刻だ。

 厚生労働省分割をめぐる首相発言のぶれが批判を浴びたことに続き、迷走劇が繰り返された格好で、政権の統治能力自体に疑問符が付いたと言わざるを得ない。

 首相は、自身の郵政民営化見直し発言をめぐり、小泉純一郎元首相ら自民党「改革派」の集中砲火を浴びた経緯がある。民営化の象徴的存在である西川氏を交代させれば、党内対立の再燃は必至。衆院解散・総選挙のタイミングを計る首相は「麻生降ろし」を防ぐため、盟友の鳩山氏を更迭せざるを得なかった。

 だが、鳩山氏辞任で失地回復ができるとは限らない。郵政民営化などの小泉改革路線見直しをほのめかしながら、あいまいな言動を続けてきた「つけ」が回ってきたのが今回の人事問題だったからだ。日本郵政の経営に透明性を求めた鳩山氏を支持する層が、首相批判を強める可能性もある。

 小沢一郎前代表辞任で勢いを取り戻した民主党が「政権交代」を掲げて衆院選決戦に備える中、明確な争点を探しあぐねている首相。政権の立ち位置が定まらない「弱点」が浮き彫りになったドタバタ劇だった。

こう見ていると、「麻生丸」の浸水は最早手のつけられないところまで来ているように感じられる。まさに「かちかちやまの泥船」か(苦笑)傷口が広がり過ぎない内に潔く解散に踏み切るのもひとつの選択肢であるようにも思える。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿