Lucky☆Sardonyx

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可決

2012-08-29 23:26:29 | コメント
 参院は29日夜の本会議で、自民、公明両党を除く野党7会派が再提出した野田佳彦首相に対する問責決議を、自民党を含む野党の賛成多数で可決した。公明党は棄権した。野党は直ちに衆院解散・総選挙に踏み切るよう迫る考え。しかし決議に法的拘束力はなく、首相は今国会での解散には応じず、10月の臨時国会以降に先送りする構えだ。与野党攻防は緊迫の度を増した。

 首相問責決議の可決は自民党政権時代の福田康夫、麻生太郎両首相に続き3人目。過去の2人は結果的に3カ月程度で退陣している。政権運営の厳しさはさらに深まる。

 投票総数は220票で賛成129票、反対91票だった。民主党からの造反はなかった。自民党の丸山和也氏が棄権し造反した。

 野党各党は30日から衆参両院で内閣提出法案の審議を全面的に拒否する方針で、国会は会期を9月8日まで10日間残しながら事実上、空転する。公務員制度改革関連法案やマイナンバー法案など、政府が重要課題に掲げた多くの法案が棚上げされる見通しだ。

 民主党は問責決議案の提出によって「近いうちに信を問う」とした自公両党党首との合意は破棄されたと主張している。

 7会派は「国民の生活が第一」や、みんなの党などで、問責理由として首相の政治姿勢に加え、社会保障と税の一体改革をめぐる民主、自民、公明の3党合意と消費税増税を批判した。自民党は問責決議可決を優先したが、公明党は容認しなかった。

 決議案は自公両党と7会派がそれぞれ提出し、どちらを採決するかで野党間の調整が難航。最終的には7会派が問責理由の文章を微修正した案を再提出し、自民党が同調することで決着した。