joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

にごった水槽の中

2005年02月09日 | 見たこと感じたこと
午前中、ひさしぶりに晴れた光が部屋の中にも差していました。とても白い感じがしましたし、気温も明るく感じました。

午後になり、外を歩いてみます。外の風景には、とくに感動は感じませんでした。ただ退屈に家々の壁が見えるだけです。霧も多く、陽もそれほどは差さず、なにかこもったような感じもしました。

こういうときは、車の排気ガスがとりわけ鬱陶しく感じます。視界も遠くまで開けず、寒くないだけに空気の埃が目立つようにも感じます。

海も、薄緑青色(英語でacquaと言うそうな)ですが、旧式のカラー・テレビの画像みたいで、何でもありません。

歩いていてイヤな感じもしました。ただ、すこし考え方を変えると、すこし気分がすっきりしました。


きのう紹介したNHKスペシャルの番組で、35歳で工場の派遣労働にチャレンジした方は、最初、「もうこれ以上は下にいくこともないし、ここから頑張ります」と言っていました。

そうした取り組みの気もち自体は、すべての人が肯定的な印象をもつものだと思います。「どん底からこつこつ頑張る」、それ自体はひとつの人生の生き方として多くの人が大事だと考えていることです。

でも、彼はやはり何かが違うと感じて、仕事を4ヶ月ほどでやめました。

「どん底からこつこつ頑張る」ことはたしかにいいことだと僕は思います。ただ、同じ頑張るでも、どこかチューニングが合っている感覚がなければ、「こつこつ頑張る」という既成のストーリーを鵜呑みにして、結局はうまくいかないということになる場合もあるような気がします。

番組に出ていた方の人生の背景はわからないので、彼にとってどういう選択が正しいのかはもちろん僕にはわかりません。

ただ彼の話とはべつに、僕自身の印象として、一般論として、「どん底からこつこつ頑張る」というのもor「起業して成功する」のも、それが既存の「人生ストーリー」に無理矢理自分をあてはめようとしているときは、うまくいかないのではないか、そういう印象があります。


夜には、サッカーの試合がありました。てっきり日本の楽勝だと思っていた僕は、9時ごろのインターネットで「日本追いつかれる」という記事を見てびっくりしました。

結果はみなさん御存知のように大黒選手のゴールで勝ちました。よかったばい。


涼風



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