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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

丁寧に対応してもらう

2006年10月04日 | 日記



先輩に頼まれたある短い原稿を書いていて、参考文献をチェックするためにネットで探したところ、神戸市内の某大学に探していた二つの文献が同時にあることが分かりました。その大学図書館に学外者の利用について聞いたところ、公立図書館の紹介があれば可能ですということ。

そこで、公立図書館に行き、相談コーナーで、べつの図書館の本を見せてもらうための紹介状を出してくれるよう頼みました。

僕はてっきりその場で判子でも押してすぐに出してくれるものと思い込んでいました。しかし、係の人は、まずその文献が公立図書館にないかを調べ、また僕が希望していた大学とは別の大学にはないかも調べます。

神戸大学にもあり、そこは閲覧は自由なので、そちらに行ってくださいとのこと。そこでなんだか僕は少し腹が立ってしまいました。

こちらがわざわざ前もって別の大学にあることを調べて、なおかつその大学図書館に連絡して利用方法についても聞いていたのに、いきなり「別の大学に行ってください」と言われては、こちらの計画はどうなるのだ?という思いです。

僕は「探したい文献はその大学に同時に置いてあるので調べるのに便利だから、そちらの大学図書館への紹介状をお願いします」と言いました。

それからもなお係の人は奥の部屋に入り、なにか調べものをしていて、こちらに出てきてくれません。

ここで僕は少しイライラして、一体何にそんなに時間がかかるのか不思議になります。その場で事務的にさっと紹介状を貰えると思い込んでいた僕は、意外に時間がかかることにイライラしました。


ただ、紹介状をもらう段になって、件の係の人が、神戸市以外の公立図書館にその本がある場合は、なるべくそちらを利用して欲しいこと(もっとも、公立図書館の図書を一括に検索するシステムは存在しないそうです)、また大学、とりわけ私立大学の図書館は敷居が高いので最後の手段だと思って欲しいことを丁寧に説明してくださいました。

このときの係の人の対応が親切で丁寧な印象だったので、僕の気持ちもおさまって、最後に気持ちいい関係になったなぁ、と少し晴れ晴れしました。

まぁ、ようするに僕がイライラしたのも、「すぐに紹介状を出してもらえるはずだ」という思惑通りに行かなかったので、こっちの勝手でイライラしてしまったのですが。相手に嫌な思いをさせてしまっていたら申し訳ないです。最後の相手の親切な説明を思い出すと、その係の人のほうがぼくよりもずっと大人でした。


涼風

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