joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

なぜ今は観ないのか

2006年11月29日 | 映画・ドラマ
           “Apartment Complex and Yellow Green Leaves in the Evening Sun”


何度も書いているのですが、最近は映画を観ません。

以前はレンタル店で週に一本ぐらいは映画を借りていたのですが、今年はレンタル店に行ってもやっぱり海外ドラマ『ER』を借りてしまいます。

何か、映画を観るのは胸がつまされそうで、寂しい感じがします。

以前、友達が「昔一人で映画館に行ったらとても寂しかったので、それ以来映画館に行っていない」と言うのを聞いて、おかしなことを言う人だなぁと思ったことがあります。

でも、今はなんか分かる気がする。

映画館というのは、一人で行くと、一人なのに場内が真っ暗になってしまうので、とても孤独にさせられます。その孤独な中でスクリーンに予告編が流れると、色々な人間模様がフラッシュバックのように映し出されるので、知らず知らずのうちに無意識に自分の過去を内省させられて、胸の奥をぎゅっと掴まれているような感じになります。もっとも、映画が始まると内容に集中するようにはなるのですが。

今の私は、家で映画のDVDを観ても、同じように寂しさにつつまされるような感じがします。

映画というのは、ある人たちの人生を、いきなり見せられます。登場人物たちの人生が2時間に凝縮されて、その凝縮した人生にいきなり直面させられるのです。いきなり他人の人生の大問題を突きつけられて、それについて考えるように強いられるのです。その問題を見せられると、これもまたいきなり自分自身を内省するように強いられます。それでショックを受けたり、寂しくなったり、悲しくなったりします。

だからなんだか映画を観るのはつらい。

それに対して、ドラマの場合だと、登場人物たちの人柄も人生もある程度分かっている気がするので、馴染みの友達と会っているような安心感があるのです。『ER』の登場人物たちはみんな中々ハードな人生を送っているのですが、それも長期的に何十話もかけて描かれるので、観る方もじっくり付き合いやすいのです。

こういうところが、僕のドラマ好きの原因かな、と思います。

でも、最近は日本のドラマを観ないなぁ。以前は脚本家の青柳祐美子さんのドラマが大好きで、とくに『ひとり暮らし』 『理想の結婚』 『いちばん大切なひと』 『SWEET SEASON』といった作品は個人的には傑作でした。


涼風

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2 Comments

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Unknown (涼風)
2006-11-30 00:12:02
さすらいのナースさん、こんにちは。

カーター先生は初期の頃は腰の低い医学生で、オドオド感が共感できましたよね。シーズン10の頃には年取った分、お腹も出て、なんだか随分やつれていましたが。

関係ないですが、カーター役のノア・ワイリーがルカ役の人と同じ年齢だと最近知ってびっくりしました。後者はもっと歳がいっていると思っていたので。
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ERファン (さすらいのナース)
2006-11-29 13:52:18
ER大好きです。
私はERでは役に立ちませんが。
新米の頃のカーター先生のファンです。
のだめカンタービレも盛り上がってきましたね!
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