CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

表現って、やっぱり難しくて面白い(^_^)v

2016-02-22 15:55:14 | 表現にからむ様々なこと
厚み・・・薄っぺらじゃない。。。
重厚、そう重みもあるから、重厚。。。
重いというより、深いって感じ。。。
あたたかい感じ、血の通うというか、体温というか、
生きているというか、感情が、生命がそこにあるっていうか・・・

パトリック・チャンのフリーを観て、感じたことだ。
フィギャって、こういうことだ。
表現の要素がなくっちゃ!
この演技で、優勝できなかったら、嘘だ!
そう思いながら、結果を待つ。
ショート5位からの見事な逆転!
感動したな。。。

それぞれの選手が、自分の持てる力を出して。
それぞれの目指す表現に向かって、極める。

その中で、1年の休養を経て、今シーズン思った通りの滑りができず、
悔しさや、焦りの入り混じる中、自分に集中し、自分の表現を信じて、
パトリック・チャンが優勝した!
テレビの前で、立ち上がって、拍手した。
見事だった。

その後、録画した大河ドラマを観る。
面白い、相変わらず。
とにかく本がいい。
そして、役者がいい。
それぞれの個性をきっちり演じることで、役が立ってくる。
それに、天下のNHK、スタッフもいい。
美術が、いいなぁ・・・遊び心、満載だ。

これまた、薄っぺらじゃない。
深い、一つ一つの役、そして台詞が立っていて、面白い。

シェークスピアが面白いのは、たぶん、人間がしっかり描かれているからだ。
際立つ個性、その役が、しっかり描かれている。
役者がそれをしっかり演じれば、それぞれの役が立ち上がり、
彩り豊かな森に迷い込んだかの如くである。

チェーホフもしかり。
別役実もベケットだって、不条理と言われているけれど、
そのベースにしっかり人間、社会が存在する。

深いなぁ、深い。
と、『真田丸』を観ながら感じ入った。

パトリック・チャンが、「身体と心がひとつになった。」と言っていた。

素晴らしい表現は、引き込まれる。
観客の心は、惹きつけられる。

あっという間の4分半。

あの深さは、何が創り出すのだろう。
羽生結弦の世界にもその深さがある。

表現ってすごいよな・・・改めて思う。

たった3分とか4分・・・いや、されど・・・である。
一曲の中で、『人間』を表現するのは、難しいけど、
人間の感情や、人間社会や、いのちを、体温を・・・
つまり、血の通った表現をできたら、いいなぁ。
『表現』ってそういうことだからなぁ。。。

そのために、できることから少しずつ頑張らなくっちゃ(^_^)v




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