CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

人流を減らすこと・・・自分の出来る範囲で、自分にできる事(^^)

2021-08-07 10:30:05 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
善とか悪とか、わかりやすければいいけれど、なかなかそうは、いかないものである。
立場や見方を変えれば、その評価も変わる。
なにごとも、そうであると云う事を理解していること、
いや理解しなくても、うすうす感じていることが大事な気がする。
なにかを否定することからスタートしては、いけない気がする。
んなことしてると、八方美人というか、自分が分からなくなりそうだから、
ついつい、自分の主張とあわない人たちを否定的にとらえたりする。
そうすれば、楽だからなぁ・・・安心だからなぁ・・・弱っちいな、人間って。
そう、とっても弱っちい・・・。

自分が弱っちいことに気づいた時、初めて開き直れる。

オリンピックがまもなく終わる。
オリンピックなんて、金もうけ主義の権化・・・と思いつつ、
空手のような種目がオリンピックの場で競技として、発信できること、
開催国の文化や精神性を伝えられる場・・・でもあるわけで、
あぁ、金かけたい人が金かけて大会をやるって意味なくはないのかなぁ・・・などとも考えてみる。
私の税金が投入されていること考えると、なんか、それには、納得できないこともあるわけで・・・
なにしろ、感染症のパンデミックの状態で、開催することは、やめるべきだと思っているわけで・・・
そんな風に思っている人たちは、一定数いたと思う。
医療崩壊に直面しているほどの感染拡大の中、マスコミはオリンピックの中継画面に注意喚起を表示しない。
スポンサーの意向もあるかもしれない、オリンピックに水を差すと思ったのかもしれない・・・
しかし、人命にかかわる重大事で、一人一人の行動に、抑制をかける必要があることは火を見るよりも明らかなのに・・・。
マスコミは、中継を見る人たちに、医療現場の危機を、感染拡大の注意喚起をおこなえる機会なのに、それを伝えないままだった。
そんなマスコミや『選手に罪はない』という論調に押されて、反対の声も小さくなってしまう。
選手に罪はない!それは自明だ。
オリンピック開催に反対していた人たちも、それぞれの考え方、立場は様々だ。
選手の誹謗中傷など、許しがたい。
反対している人すべてが、選手やスポーツを否定しているわけではない。
それなのに、なんとなく、気が引けて、
本当は、感染症が心配で、金もうけ主義が嫌で、などなど、それぞれの思いがあったのに、精神論に押しつぶされて、
社会心理学を勉強していなくても想像に難くない『人流を抑制する力を弱める効果があるオリンピック』は開催された・・・
感染の急拡大が続く東京で・・・
何度でもいう、選手は悪くない・・・だから、反対している人たちも苦しかった・・・選手もつらかった・・・
なんということだろう・・・こんなオリンピック、いまだかつてなかった・・・

マスクしない派、ただの風邪派の人たちが同調圧力について叫んでいた。
私も同調圧力は、嫌いだから、マスクしない人を取り囲んだりはしない。
が、マスクの目的を一定理解した大多数が、マスクをすることに、
あの人たちは、同調圧力に負けている・・・と評するのは、違うと思う。
いつか、ただの風邪になる日まで、
なにをどうすれば、ひとりでも多くの人を救えるか・・・ということなんだ。

ことオリンピックに関しては、同調圧力に負けてしまった感がある。
マスコミの怖さを感じた2週間だった・・・
そして、仕事柄、感染拡大と医療現場のひっ迫を感じる2種間だった・・・

生活が懸かっているから、
表現することをやめたくないから、
私は、それらを否定しない・・・
みんな、それぞれ頑張っている。

自分が分裂してしまいそうだ・・・
だから、何が正しいのかを考えるのではなく、
なにが善でなにが悪かを考えるのではなく、
せめて、自分ができること、やるだけだと思っている。

観に行きたい舞台をあきらめて・・・
母に会いに行く回数を減らして・・・
買い物の回数を減らして・・・
あらゆる外出の機会を減らして・・・
自分の表現も今は内包しつつ、育てることにして・・・

そう心掛けている・・・
たった一人の人流でも、減らすことが出来るのなら・・・それをしなければと思う。

なんとなく、社会がすさんでくる・・・そんな時こそ、優しくならなくては・・・と思う今日この頃だ。

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