うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

テストの点について

2005-04-30 03:11:51 | フランス(教育・学問・社会)
連休初日は暑いくらいのお天気ですか?
こちらもありがたいことに、漸く朝から
しかも、さっきの天気予報だと、明日は27度にまであがるそう。
すっかり腐りきっていた、夏大好きの私は、嬉しいかも…

夕方散歩をしましたが、どのカフェもテラス席はいっぱい。
何だか、夏のリゾートかぁ?というくらいですが、
この街の、フツーのスーパーごときのギャルリィラファイエットの1階、
一番目立つ場所は全て水着コーナーになっていました。

さて。一昨日、丁度書いたところですが、
イラク人の友達の話から始めましょう。

今日、授業の帰りがけ、教室をでようとしたところで
教室の奥から声をかけられ、手招きをされました。
何かなぁ…。

「1学期の平均点、何点だった?」
へ?…忘れちゃったなぁ。え~っと…
「私はね、12.5点だったのね」
(お断り:こちらは20点満点なので。
因みに、10点未満だと「落とした」ってことになります)
別に、あなたの点数なんて、聞いてないんだけどなぁ…

「で、何点だった?」
「…13.5点」
…」(せいぜい5点~7点くらいだと思っていたんだと思います。)

「難しくなかったの?」
「すっごく難しかったし、そんなにいい点じゃないかもしれないけど、
私自身は考えられないくらいいい点だったと十二分に満足している」
「そうよねぇ。外国人には本当に難しいよね。
○○も△△も(外国人のクラスメート)10点行ってないの。
(とりあえず今年度までは、1学期と2学期の平均点で10点以上になればOKです。)
それが、フツーでしょ?」
…う~ん、よくわからないけど。

「今学期、試験勉強している?」
「とんでもない、そんな余裕はなくって、
小論文(はっきり言って、山のようにあって地獄です…)にかかりっきりで何もできてないよ。」
「そうよね。私もよ。じゃあね。」
…なんだか、小学生のいじめっ子に会ったような気分でした。

というので、思い出したことを今日は書きたかったのです。
テストの結果について。
前述したように、何でもテストは20点満点になります。
10点が可。
12点~ まぁまぁ良
14点~ 良
16点~ 優
で、それも最初驚いたことだったのですが、
何よりも驚いたのは、結果の発表について。

こちらは、何でもオープンなんです。
だから、語学学校に通っているときなど、作文の宿題とか出るじゃないですか。
で、次の授業で添削が返される時には、
先生がまず答案用紙を見て、名前を呼び、点数を宣告し、コメント(かなり辛口)を言って返却するのです。
勿論、みんなの前で、ですよ。
…最初は、「そんなぁ~」でしたが、慣れれば慣れるものです。
(日本人の中には慣れない人もいるみたいですが。)
要は、試験の点数は「頭のよしあしではない。勿論人間性の問題ではない」という前提なのでしょう。
点数が悪くても、だから全く恥ずかしくない。
そんな考えなんじゃないかと、私は勝手に解釈し、却って
日本みたいに、こっそり返す
(テストを返却されるといきなり角を折る人もいますよね。
そしてまたフシギなことに、良くても悪いみたいでこっそり、なんですよね。)
のより、遥かに気に入っています。
どうでもい~や、と思えるので。。。

因みに大学の試験結果も、掲示板に全科目張り出されます。(少なくとも私の大学は)
0点とか、1点とか、そういう人もいます。
でも、きっと誰も人のことなんか気にしてないから、いいのでしょう。
…掲示板は流石に、チョビッとドキドキしちゃうのですが、
皆、基本的にお互い下の名前しか知らないし(張り出しは苗字順)、
漢字じゃないから、余程注意しないと人の点なんて全く目に入らないか
入っても記憶に残らないものです。
…あれ?私もフランス人ぽくなってきたのかなぁ

藤の花の季節

2005-04-29 04:18:43 | その他いろいろ
日本の皆さんはゴールデンウィークに突入!というところでしょうか。
羨ましいなぁ、なんちゃって。
日本人は働き過ぎ!なので、この期間くらい、少しはゆっくり自分の時間を楽しめる人が多いといいなぁ、と思っています。
で、今日は、今年のGWに相応しく、さっき近くで撮ってきた藤の花の写真です。

え?何で相応しいって?
そう、私はこちらに来る前、東京の浅草近くに住んでいました。
ですから、亀戸天神(藤の花で有名でしょ?)までは自転車で一っ走り。
で、GWになったら、天神様にお参りをし、藤の花を見て、
葛餅をお土産にするのが常でした。
でも、最近は地球温暖化?のせいか、GWには見頃が終わっていたような記憶が…。

そういう意味で、今年は桜の花も遅かったみたいだから、
丁度いい時期かなぁなんて思いを馳せています。

でも。
…無知な私は、藤の花がフランスにあるなんて知らなかったもんだから、
こちらに来て、ほっほ~、藤の花って、日本の花じゃないんだ!
と感心したものです。

そんなもんで感心するな!と言われちゃいますかね。
でも桜の花が咲くのにも、私は初めて見たとき新鮮な驚きでしたよ。
だって、外国には、アメリカのボストンしかないくらい、に思ってましたから。
…チェリーがあるからどこにでもあるのは当たり前だったのにも気づかず

ただやっぱり、写真のように、日本みたいに藤棚があるところはみたことがありません。
まるで蔦のように(って、この写真の藤も蔦と共存してますね)壁を這って
成長しています。

棚で思い出しました。
こちらに来て、ブドウ畑(=ワイン栽培地)を初めて見たときも驚き
だって、棚がないんですもの。
日本で「ブドウは棚になっているもの」の先入観しかなかったので。。。

無知を晒けだしているようなので、ついでに無知ぶりの話題をもう少し。
…私は、中学3年生になるまで本物の牛を見たことがありませんでした。
で、学校の旅行で東北の牧場近くに行ったとき、
牛があまりに大きくて、牛だなんて思えず、怖さに怯えながら
先生に「何ですか?あの動物?」って聞いて大笑いをされたことがあります。
テレビでは見てたはずなんですけどね。。。

実は、こちらでも似たようなことをやってしまいました。
お城のふもとににある動物園に行って、
真っ黒い角の生えたあまり大きくない動物が遊んでいるのを見て、
「何だか、羊によく似ているけど、あの動物なぁに?」
と一緒に行ったドイツ人のオジサマに聞いたら、
「え?羊だよ。何で?」
…だって、羊って白いのしか見たことがなかったんです。
笑われました。。。

ヤギはねぇ、黒ヤギさんと白ヤギさんがいるのは知ってますけど。
(なんて言うと、古いなぁ~!と言われそうですね
…どうも私は自分の目で確かめないと、全然違うものを想像しているタイプの人間のようです。

雨の朝に

2005-04-28 04:05:55 | フランス(人)
今日も、漸く夕方になっててきました。
明日こそ、朝からこんなお天気になってほしいと思うばかり。
というわけで、そう。
今朝も起きたら。気が滅入りますねぇ~。
自転車も乗れないし、いつもより早く出かけなくちゃいけない。
でも、ま、徒歩で大学に行けるのはありがたいこと。
今朝は7:30に家を出ました。

その時間帯は、やっぱり高校生とかが多いんですよね。
同じように8:00から始まるから。
で、雨がザァザァ降っているのに、通り行く人の半分位は傘をさしていない。
…雨が降っているのに傘をささないというのには、自分もある程度慣れましたが
(というより、結構気持ちいいです、ハイ。傘だと視界が狭くなるし…)
今日は、もう全然駄目でしょう、というくらいの雨。
改めて注意して道行く人を見ながら、どうしてこれで平気なんだろう、と
久しぶりにマジマジ思ってしまいました。
…カメラを持っていくのを忘れたため、状況をお見せできないのが何より残念。

ま、こちらの人は傘をささない分、しっかり防水のきくフードつきコートを必ず持っています。
(種類も多いし、機能は確かなので、日本に帰国する際は、是非もう1枚買って帰ろうと思うものの1つ。)
でも。
いくら防水と言ってもねぇ、室内に入って、そのビショビショをどこに?と、つい心配になってしまいますが。
基本的には、人の迷惑などはあまり考えず、干しやすい場所を見つけて、放置しておきます。
…傘をさして来た人も、教室内で、スペースをみつけると傘を広げて乾かす人もいます。
日本人の私は「そりゃないでしょう?」と秘かに思っているわけですが。

で。今日の雨状況での観察の続きですが。
防水じゃない人も意外にいるじゃないですか。
ジージャンとか、セーターのままとか…
防水帽子を被ってない人も結構いる。文字通りビショビショです。
でも、一向にお構いなし。
少しは暖かくなってきて風邪もひかないから、ということなんでしょうか。
…中学生とかが、結構そういう装いだったり。
親が心配しないのかなぁ。。。

そういうわけで、基本的にフランス人は傘が嫌いなんだと思います。
(私はびしょぬれになるほうが嫌いですが。)
だから、傘を持ち歩くこともしないので、急な夕立の土砂降りとかに
新聞紙やスーパーの袋を被っているフツーの大人も何気によくみかけたりします。

こういうことはしかし、どっちがいいかの問題ではなく、
文化・歴史的背景から生み出された価値観の違いから来るんでしょうね。

それで思い出した、また全く違う話で締めくくります。

イラク人のクラスメート。彼女の積極性に、イランまではアジア、
イラク以西はまた違う文化、と勝手に思い始めています。
決して、悪い子ではないんです、顔立ちもはっきりした美人顔だし。
ただ、発想が違うんですね。
60人くらい学生がいる中、授業が中断しても、自分がわからない箇所に何度も質問をする。
(言葉の習得には、羨ましい限りです…)
そして、授業中は、「聞いて理解するだけ」と決めていて机の上には何もなし、
ノートはクラスで一番出来ると思われるような子に毎回借りる。
一番吃驚りしたのは、彼女と一緒に、フランス人のクラスメートの部屋にお邪魔したときのこと。
彼女の部屋は、彼女のお友達とシェアしていて、勉強机が2つありました。
イラク人の彼女は、部屋に入って寛いだかと思うと、その同居人(知らない女の子のほう。彼女は留守でした)の机の上にガムを発見。
いきなり、手に取ると、1枚抜き取って、ムシャムシャ
一応、その後で、友達のフランス人に、「1枚、もらっちゃった。良かった?」と聞いていましたが。
う~ん、彼女が特別なのか…イラク人の文化なのか?
世の中、やっぱりフツーの中にもいろんな人がいます。

マルシェでフロマージュ

2005-04-27 02:27:34 | フランス(食べ物・飲み物)
フランスの食べ物の代表に挙げられるチーズ。
1村に1チーズくらい種類があると言われていますが、
実際にどのくらい種類があるのでしょうねぇ?
…日本で勉強した時代遅れの教科書には200種以上とあったような記憶があるんですが。
それ以上ではないでしょうか。

これも、ワインと一緒に実地勉強したいものではあるんですが。
一人暮らしだとねぇ。。。
何しろ日本人だからそれほど食べないでしょ。
たまにパスタやリゾット用に、パルミジャーノを買いますが。
これは、イタリア産ですものね。

でも。
今日は、久しぶりにコンテ(モンベリアール種の牛の乳からのみ作られるチーズ)を買いました。
日本人好みだと思うんですけど。
日本で買うと結構高いでしょ?

勿論、うすーく切ってもらうのですが、この円盤型が大きさですから結構なもんです。
うわ~、毎日食べなきゃ。。。
まぁ、腐らないけど、なんかやっぱり家だとカビるんじゃないかと、心配になって。
つい慌てます。

でも。以前も書いたと思うんですが、
フランス人は、本当に!よくチーズを食べます。
私は最初吃驚りしました。
どうして、食後にこんなものを食べる気になるの?

…それが今は、外食をしてコースについていたら、
(あぁ!それだけではありません、友達の家のパーティでも必ずでるんだった…)
目キラ子ちゃんで、喜んで出ている種類だけ食べてしまうようになりました。
習慣とは恐ろしい。。。

しかも。チーズって、必ずパンにつけて食べるから…満腹度はいかに?
というところですが。

そういえば、日本の乳製品会社に勤めているお友達の友達から、
「チーズさえ食べていれば全てバランスよく食べていることになる」
但し、その中で抜けているのが食物繊維らしいですよね。
皆さんもチーズを食べましょう!なんちゃって。

そしてもう1つ派生的なお話を…。
中国人は、基本的にチーズを食べません。嫌いです。
「テーブルの足以外は何でも食べる」と揶揄される中国人ですが
フランスで、喜んで食べる中国人と未だ知り合いになったことがありません。
(ピザとかは食べますが。所謂ナチュラルチーズの類のことです)
聞くところによると、まず匂いが駄目らしいです。
まぁね、履いた靴下のにおい、とか、いじわるく形容されたりするのもあるし。
…中国人は、基本的に異国でも自分たちの料理を守って食べているようです。
そういうわけで、どの国でも、ちゃんとした中華街が発展するのかもしれませんね。
あらあら、また変な話にそれてしまいました

砕けていく心

2005-04-26 03:33:10 | その他いろいろ
昨日は、gooブログがメンテナンスだったので、更新できませんでした。
…というか。
午前9:00(日本時間)から使えるとのことだったから、
こちらの午前2:00に書き始められるだろう、と思ってました。

4月は、毎日更新してたから、続けたかったんですけど。
で、2:00にパソコンを開けて、インターネットに繋いだら…
ショックで、頭の中が真っ白になって。

私の心の糧だった大好きな人から、
そう、いずれ一緒に暮らすつもりだった人からのメールに遭遇しました。

「もう君のことが好きじゃなくなった。
悲しませて申し訳ないけど、許してください。」

遠くに離れていて、どうしようもないし、
好きじゃなくなったという人に、泣きついて縋ることもできないのは十分わかっているから。
「わかりました、今までありがとう」って。
それで…おしまい。

でも、苦しい。
苦しくて…。私の胸がパリパリ砕けていく。
考えないようにしよう、現実なんだから受け入れて前進しなくっちゃ。と思っても
すぐに想いが戻ってしまう…
何も手につかなくて、何も考えられなくて。

今、勉強や環境のことで、精神的に最も辛い時期で、むしろ彼に助けて欲しかったのに。
何故、今の時期に…。私、どうやって前に進めばいいの…

以前、赤い糸で繋がっていると思っていた人に振られたとき、
心が砕け散って、何年も思いを引きずり、もうこんな思いは絶対いやだ、
もう2度と人を真剣に好きになるまい、って心に決めて、
それからつきあう人は、自分から本気で好きになる人を避けてきた…

…彼は、出会って魅かれあったけど、怖くて踏み出せない私に、
「絶対捨てないから」って約束してくれて…
だから、迷わず本気に心の底から愛していたのに。

どうすればいいんでしょうね。。。
…考えても仕方ない、苦しんでいても仕様がない。
立ち止まっていたら時間が逃げていくだけ。
早く、一刻も早く、立ち直りたい。
もういや、こんな思いは2度と味わいたくない…です。




ゴメンナサイ。情けない泣き言です。
ブログに来てくださった方、面食らったでしょうね。
明日は、またフツーのブログに戻ります。ノー天気で強いのが私の取り柄…
今日は、でも…これで終わらせてくださいね。

バー ラ ヴァン

2005-04-24 03:39:43 | フランス(食べ物・飲み物)
我ながら、ホトホト呆れます。
今日はこれをブログに書こう、と思っていて、パソコンに向かった途端、違うことを書いちゃう。
若年性アルツ、なのかしら?

続けて読んで下さっている方申し訳ありません
日常の合間には、少しは気にしているんです。
…クスクスは、この街のスーパーでもやっぱりちゃんとしたのは売ってないし、
子供の話題で触れたい写真はまだ撮れていないし、
ピーマン入りカレーはとて美味しかったし…。
(ナスが嫌いな人が多いんじゃないかと思い始め、将来カレー屋になったときのため
ピーマンカレーに変更することにしました。
但し、レシピは開発中ですので、次回成功させてからご披露しまぁ~す!)

で。あれ?今日はなんだっけ。え~っと。
あ、そうだ、昨日のワインバーの話です。

日本にもあればいいのにな、と思うのがこのワインバーの類。
特に、ワイン産地周辺の町にはとても多い、バー ラ ヴァン。
要するに、グラスワインを飲んで、美味しかったら買って帰るのが目的なんでしょうかね。
食べ物は、ほんとごくつまみだけ(決して高くないけど、これがまたとても美味しかったりする)。

昨日行ったワインバーは、バー ラ ヴァンと名乗っているわけでもないですが。
おなかにたまるような食べ物はありません。
おつまみとデザートが数種類あるだけですから、私が行くときは
いつも晩御飯を済ませて(既にワインつき)出かけます。

こだわりは、そう、全てのワインがビオ。
そしてお店の奥さんが素敵な可愛らしい日本人女性なんですね。
しょっちゅう行きたいんですけど、やっぱり学生の身分では…。
というのと、一人で行くのが好きじゃないので、今回も半年ぶりくらい?

以前、私はビオワインはあまり好きじゃありませんでした。
身体にいいらしい、とは思うけど、あまり美味しいと思ったことがないし。
でも、ここ数年かなり人気が定着してきましたよね。
それにこのお店のは、ご主人がちょっと日本人のオタク系タイプ(ワインに対してってことです)なので、何を飲んでも間違いありません。
勿論、モノによっては、好き嫌いがあって、口にあわない場合もありますが。

昨日は、7杯飲んで(ご主人に飲み過ぎって呆れられるんですが)、
おつまみ1つ分で、しめて18ユーロ。
…量もサービスしてくれるし、まぁリーズナブルな値段なんでしょうね。
と言っても、1瓶3ユーロとかを飲んでいる私には、6本分だから。
やっぱり家で飲むほうが安上がりです、ハイ。
…仕事をしていればねぇ。。。

マルシェにて

2005-04-23 21:04:05 | フランス(人)
昨日は1日だけ、春らしい陽気でした。(今日はまた
で、買うものは特になかったのですが、金曜朝マルシェをブラブラしてきました。
そう、皆やっぱり同じ思いらしく、いつも以上に大賑わい。

そんな中で、つい撮ってしまったこの写真。
日本では、ないでしょう?この手のベビーカー。(あるのかな?)
フランスは、政府援助の効果か、日本ほど少子化が進んでいないようですが、
友達を見ていると二人兄弟が多いかな、という感じで、やっぱり子沢山の国ではありません。
とはいえ、結構街の中では赤ちゃんをみかけるわけですが、
兄弟の歳があまり離れていないのが最近の傾向なのかな、と勝手な推測をしています。

で、このベビーカー、意外とよくみかけます。
下の子に乳母車が必要なときに、必ずしも上の子への手が離せるわけでもない、
というのには、便利ですよね。
それに、向き合っている、というのがいいなぁと思うんです。

日本の双子ちゃん用のって、乗る二人が同じくらい小さいからってことなんでしょうけど
(上の子は後ろ向きに進むことになるので、赤ちゃんが気持ち悪くなる心配でもあるのかなぁ?)
うろ覚えながら、前後に連なっているような。
それとも、隣同士だったような?(そんなに幅広いわけないでしたっけ?)
ま、いずれにしても、少子化の日本には必要ないものなのかもしれませんね。

…昨晩は久しぶりに日本人の友達とワインバーに行き、帰宅が遅く、更新できませんでした

禁煙への試み

2005-04-22 06:38:39 | フランス(システム・制度)
昨晩、夜番の友達の会社を訪れる機会がありました。
休憩室で、二人でジュースを飲みながら話しているときに、
ふと1枚のポスターが目に留まりました。

「あれ?5月2日からこの場所禁煙になってしまうの?」
「そうだよ。法律で会社では吸っていけないことになってしまうんだから。」
ヘ?法律???
「え?だって、これってこの会社だけじゃないの?」
「ううん、法律だからね。フランス中」

いや~、驚きました。
そんなことになっているなんて、全然知らなかったから。
(新聞なんて読んでないんです。読まなきゃいけないのはわかっているんですが。
来て1年くらいは、わからなくても買って読んでいたんですけど。。。お金が勿体なくなって。
ただ…
雑誌をチラッと読んだり、ラジオを聞くだけだど、逃すとホント知らないままだったりってことになっちゃって。
ホントよくないんですよね~。)

きちんとした、統計のことは知らないですが、
感覚的に言って、フランス人のほうが今の時代、日本人より遥かに喫煙率が高いと思うんですね。
日本は、だって健康ブームだったりして、「煙草止めよう!」風潮が強くて
喫煙者は肩身の狭い思いをしているような気がします。

でも今日の朝日コムの記事で、驚いたんですけど習慣的喫煙者、男性は46.8%もいるんですって!
自分の周囲を見回すと、もっとだいぶ減っているような気がしてたんですけどねぇ…

まぁ、とにかく。
フランス政府は、喫煙害(?。若年層の煙草依存症とか。)があまりに酷いので、煙草の値段をドンドン上げているわけですが。
なかなか効果があがらない…。
というわけで、こんな思い切った措置を講じることにしてたわけなんでしょうね。
(2002年だかに決まったらしいです、←間違っていたらゴメンナサイ!)

でも。私の感想としたら、あまりに横暴な気がします。
ある日突然、「会社の建物内で吸ってはいけない、違反したら、会社が罰せられる」なんて、
その間の段階措置もなく、うまく行くわけないと思うんですけど。

「会社として喫煙室を設ける分には構わないんでしょ?」と友達に聞いたところ
「そりゃそうだけど。設備投資がかかるから、作る会社はあんまりないんじゃないの?」

う~、ご尤も。私も納得します、ハイ。
それにしても一体、どこまできちんと履行されるものか、暫く成り行きを興味シンシンで見守ってみたいと思っています。

ガシガシ食欲のお夕飯

2005-04-21 08:35:02 | うさたろうの食生活
エヘ、やっちゃいましたよ、焼肉。
美味しかったぁ~
何しろ、勧められるとすぐその気になるうさたろうなので…。

そう。実は既に土曜日、モノプリ(どこにでもあるスーパー)に買い物に行った際、
ちょっとスケベ心が動かされ、ワイン売り場で、コート・ドゥ・ローヌの赤を選んで、
1本買っちゃってたのでした。
(ワイン屋のオジサン、ゴメンなさい!)
と言っても、勿論、そのワイン屋さんで今後続ける気は満々なのですが、
最初に、同時飲み比べというのをやってみたかったので。

で。先日開けたワインを少し残しておいたのと、今日漸く飲み比べてみたわけです。
う~む。
やっぱり値段がモノをいうのでしょうか?
というか、両方ともヒトが見ればお話にならないくらい安いワインでドングリの背比べと一蹴されそうですが。

この間、ワイン屋さんで買ったのは6ユーロ40サンチーム(でも40サンチームはまけてくれました、これでも私が自分で飲むワインとしてはとても高いワインなんですけどね…)。
ラベルには、2004年のあるワイン見本市(?)で銅賞を取ったシールが貼ってあります。
で、スーパーで買ったのは、3ユーロ80サンチーム。
そして、奇しくも同じ見本市で、何と銀賞を取ったとのシールつき。
ナンバリング(?)もあります。

値段を抜きにしてみると、スーパーのほうが勝っているように思えますが。
みかけも、味も香りも、すべてワイン屋さんのほうに軍配をあげてしまうのは
何故なんでしょうね?
保存の問題なのか…。

でも。いずれにしても、こうして飲んでみると、やっぱりもうちょっとお値段を出さないと
「あぁ美味しい!」シミジミ感慨…とはならないような気がしてきました。
味のまとまり自体は2つともそれなりにあるのですが、特にスーパーのほうは
「それで?」っていう感じなんです。
フツーに飲むテーブルワインとしては全然OKだと思うんですけどね。
(勉強?なんか始めようと思うんじゃなかったかしら?なんちゃって。
いやいや、頑張りますよ、勿論。)

で。ですね。
コート・ドゥ・ローヌには焼肉とかあうっていうアドヴァイスに従って、
よし、今日は焼肉だ!と決意したのでした。
まずは、奮発して、ステーキ用のお肉を街一番のお肉屋さんで買ってきて薄切り。
ところが、ここでハテ。と。
おぉ、タレがいるんじゃん…
実は、今まで焼肉なんて家でしたことがないんですね。
一瞬躊躇しましたが、タレなんてなんだっていいや(!いえいえ、よくありませんが)
と、大昔(だってフランスに来て食べたことないですから)食べた味を反芻しながら作ってみました。
(こんな簡単なのに、タレを作る、なんて偉そうに言っていいのでしょうか。。。)
にんにく、しょうが、玉ねぎ、りんご。のすりおろしに醤油、酒、砂糖。
そうだ、唐辛子を忘れちゃいけない…
ついでに葱とゴマも少し。
このタレに漬け込んで30分、フライパンで焼肉をしました。

そしたら意外や意外。
これが。スッゴイ美味しかったんですね、本当に!
こんなに簡単に、こんな美味しいものができちゃうんだ
ワインにも、確かによくあいました。
辛いの、あいます、コート・ドュ・ローヌ。

そして何よりも、白いご飯があってしまう!
ワインを飲んでいるくせに、ゴクゴクしながら食べないつもりで炊いたご飯をバクバク食べるうさたろう。
あ~、今日もデブ製造機…。と脳みその端っこのほうで思いながら、ご満悦のお夕飯の巻、でございました、マル。

またしても、お怒りうさたろうの巻。温和な筈なのに…???

2005-04-20 08:39:32 | フランス(人)
眠いので、短めに…。

カメラを持って行くのを忘れて(というかちょっと夜スポーツをしにいくだけなので必要ない!と端から思っていたので)写真を載せられないのが至極残念です。

何の写真を載せたかったって?
女子更衣室!です。
ホントに汚なかったんです、今日は特に。(いつも汚いけど…)
入るなり、私は実際に叫んでしまいました、「考えられない!汚すぎ!」

お察しの通り、私は全然几帳面じゃないんですね、そ、スッゴイ大雑把。
だいたい、お皿洗いは姉、私は作るほう、と決まっていたように、
基本的に、お掃除・後片付けは全く好きくない人間なんです。

とはいえ、部屋が結構狭かったりすると、ある程度整理されてないと能率が悪いし、
それに、あんまり汚いとイライラが募るので、仕方なく必要最低限「四角い部屋を○く掃く」を実践しているんです。

その鷹揚なうさたろうが、ですよ。
フランス人(→勿論皆じゃないんですけど)の整理の悪さにあきれ返っているんだから
いかほどに汚いか、想像してみてくださいまし。

ホント、汚い。許せないくらい汚い!
…掃除の手は、勿論、公共のスポーツ施設だから、ちゃんと定期的に入っていて、
衛生は綺麗にしてある(というかあった)ので、文句はありませんが。

要は、使い方の問題。
至るところに、柔道着!
(このインターナショナル用公共スポーツ施設では柔道のお稽古が頻繁です。
何しろ、フランスでは、柔道がサッカーの次に人気のスポーツらしいですから。)
脱ぎっぱなし、床にも人がはいっているんじゃないか、とういような形で置き去り。
靴下も、パンツ(下着です)も脱いだ形でころがっている…
幾つか鞄も落ちていたので、誰かまだ使っている人もいるんだろうな、
余程慌てて用意したんだろうな(それにしては人数が多い)と自己納得させつつ
思いっきり気分を害して、自分のスポーツをのぞんだのでした。

で。すっかり忘れて、練習が終わって更衣室に戻ってきたら。
「うっそぉ~!」
いえいえ、本当にそうなんです、私が出て行ったときと全く同じ。
これって、放置されたものだったの???
無くなってもいいの?…洗濯しなくていいの?
頭の中は、ネガティブな質問だらけになってしまいました。

同じクラブの仲間に訴えました、
「本当にこの状態、考えられない!」
彼女も
「ホント、その通りだよね。私も全然だめだけど、こういうのが平気な人って結構いるよ」

…がが~ん。これってフツーの女の子がやる状態なの???
親の顔が見たい、どんな教育しているの?
全家庭じゃない、というのが救いだけど。
そうじゃない家庭で育った子が、仲間に注意できないのかな、とも思ってしまったのでした。

力を込めていいます、
本当に汚い!公共の認識がない。モノを大事にする心がなさ過ぎる。
…フランス人の常識を疑いたくなります。

チッポけなモヤモヤ

2005-04-19 03:31:44 | 日常生活の中で
しょっちゅう使っているものの中で…
こっちのサランラップにはいっつもイライラさせられます
うまく切れないし、そのくせお互いに纏わりつきまくりだし。

サランラップ会社さんはなんで、こちらに輸入、或いは現地法人を作らないのか?
実は、私の中で、謎なんですね。
だって、全然質が違うんです、ホントに。
だからかなり売れると思いますよ。

と言っても。
実際のところはヤッパリわからない…、
何しろフランス人の価値観と、日本人のそれとは違うことも多いので。
(以前書きましたが、使い捨てホッカイロは、多分売れないでしょう。)

ひょっとすると、サランラップに対して、フランス人が私のような絶対的条件など求めてなくて、
売れなくて会社撤退になったりして、私のせいになるのは嫌だからあまり大きな声でいえませんが。
でもねぇ。
値段をほぼ同じくらいにして売ることが出来たら、多分これはヒットするんじゃないか。と
しつこく言いたくなるほど、質が違います。
それに意外と高いの、です。

しかもね、何が頭に来る(?)かって、
サランラップもどきに2種類あって、なんと1つは電子レンジに対応ができない!
大体、そんな種類のサランラップの存在すら知らなかったので、
違うほうを間違って買ってから、「何なの、これぇ~!」と一人悔しい思いをしたのでした。

なんてことを、夕飯後にサランラップを手に、例によってイライラしながら使っているときに。
ふと、「サランラップ」って、そういえば商標名なんじゃん!と思い出したのでした。
でも、例え「クレラップ」(呉羽化学さんでしたっけ?)愛用派でも、多分会話の中では
「サランラップ切れちゃったから、買ってこなくっちゃ」と言っているんだと思います。
(あらら…私ったら、サランラップの会社名、忘れてる。。。スミマセン、サランラップ様。)

まぁ、これもバンドエイド、みたいなもんですね。
本当の名は、傷テープ?なんでしょうか。
でも、そんこと言っても、通じませんよね。
「あ、指先、切っちゃった。バンドエイド持ってない?」
「持ってるよ~、ハイ!」
でも、バンドエイド(ジョンソン・エンド・ジョンソンさんでしたっけ?)じゃなかったりします。

そう。話がドンドン飛びますが。
こちらにもそういう単語があります。
「アカデミー・フランセーズ」というお堅いアカデミックな機関が昔っからあって(17世紀)
フランス語に対しては、かなり目を光らせているというのに。
(日本は、本当に「鷹揚」ですよね、外国語の侵入?に対して。
むしろ憧憬感情で取り入れちゃう感じがします…)

その1つが、セロテープ。
「スコッチ」って言うんですよ。
最初、聞いたとき「何だそれ?」と思いました。
「ウィスキー???」
とにかく響きが、フランス語っぽくない上に、変にフランス語訛りになっているもんだから。

日本にも、この商品は、はいってますよね、赤いタータンチェックの地模様になっているセロテープ。
とにかく、私的には、フランス語の中で違和感を感じる単語です。
(言い換えは、ないんです。サランラップみたいに…え?あるんですか、サランラップに?
因みに、フランス語でサランラップは単に「フィルム」って言います。薄い膜ですからね…)

そして、もう1つ蛇足ながら。
ゴミ箱はフランス語で「プベル」って言うんです。
これ、人の名前なんですって。
何でもどっかの県知事さんがこれを使いなさいと普及させたことかららしいです。
…自分の名前が有名になるのってやっぱりいいもんなのかなぁ。
「ゴミ箱」さんって何だかあんまり喜ばしくない気がするんですが。
余計なお世話かな。。。

昨日の夜、友達の家で

2005-04-18 07:34:40 | フランス(人)
もうあまり驚かなくなってもいい頃なんですが。
相変わらず日々、小さなことにしょっちゅう感じ入ったり、驚いたりしています。

そう、昨日の話を続き(?)。
お昼ごはんから街に戻ってきたら5時、私は明日の勉強会の課題をやらなくちゃいけなかったし、
お腹も全然すいてなかったので、
街を散歩して、一杯飲むという、お友達とはバイバイしました。

ところが。
別れ際に、「夜、家に皆が集まるから、1杯飲みにおいでよ。」と言われたのでした。
お調子者のうさたろうは、断れずに「あ、うん…」と言って帰宅。
勉強をして、お腹はあまり空いてなかったけど、9:00頃に、前述した通りお素麺を茹で…
(+ワイン、と書きましたが、お素麺と一緒にワインを飲んだんじゃないです。
ワインを食前酒として、そして、食後にまた少し。ってことです、ハイ。)

「やっぱり行かなくっちゃいけないかなぁ、
でも、彼らの夕飯は遅いから、11:00頃にでも行けば十分かなぁ…。」
とノラリクラリしていたところに、電話。
「いつ来るの?待ってるよ~!」
「あ、20分以内には、行きます!」

がザァザァ降りしきるなか、あまり気乗りもせず、
でも慌てて、10:00頃には友達の家に着きました。
「こんばんわ~!」ドアを開けて吃驚り。
昼間の友達だけかと思っていたら、うわぁ~10人以上もいる…。
しかも、この雰囲気はアペリティフだ…

まぁ、飲み物はいつでもいただけますので、遠慮なく赤ワインをグラスにもらって…。
それにしても、ホント、皆よく喋るよね~。
一体、誰が誰なんだろう…。と、近くの人たちの話に耳を傾けること、暫く。

「じゃぁ、ピザでも買ってくる!」
やっぱりそうだったのね、今日はこの家では料理がでないことは感じてましたが。
この時間から買いに行くのかぁ…
小さな声で「ごめん、私食べてきたから全然いらないからね!」

何だか知らないけど、ピザを買いに行くのに、皆出かけちゃって(ザァザァ降り・稲妻の鳴る中)
私のほか4人、取り残されました。
それで、2:2で喋り始める…。
え?お互い初対面なのぉ?
そうだったのね、今日の集まり、初対面同士が結構いるんだ…。

しかしまぁ、たったこの4人で、喋ること喋ること。
…私は、呆然と聞いているだけ、なんですけどね。
時々、喋り足りない人、聞くのに飽きた人?が私に声をかけます。

11:00過ぎにピザ買いグループが戻ってきました。
えぇ~、6枚もある。。。(すっごい大きな箱です。)
誰が食べるんじゃい…
と見ている間に、ドンドン減っていく。
いらない、って言うのに、一切れ渡されそうになって、
無理矢理、その半分に切ってもらって、とりあえず詰め込む。
勿論、赤ワインは、既に何種類かなぁ、と、私もちゃんとそれなりに楽しんでますけど。

その後から、また人が増える。
皆、喋りまくる、いくつもの輪がある…。
12:00はトックに過ぎているのに、いきなり「カズ」とかいう子供用の楽器?を取り出して皆で、でも勝手に歌いだす。
…お誕生日パーティとかでもない、フツーのパーティなのに、こんなにうるさくしていいんだろうか。
とつい近所迷惑が気になる私。
(お誕生日パーティとかって、ホント皆遅くまで大騒ぎをし、物音うるさくダンスなんかしたりします。
でも、一応、そういう時は、ご近所さんに断っておくみたいですけどね。)

本当に、フランス人はお喋りだぁ!
…それに、やっぱりタフですよね。
私も遊ぶの大好きだし、体力にも自信があるほうだけど、
昨日は、もう眠くて、とてもいつ終わるかわからないこのお喋りの怒涛に心配になって
一番先に一人で帰ってきちゃいました。
それが、1:40過ぎのこと。
…こんな人たちと、絶対に日本人は戦争してはいけません。
それが私の持論です。

昨日のお昼ご飯 

2005-04-17 23:53:41 | フランス(食べ物・飲み物)
昨日、昼ごはんを山のほうに友達5人と一緒に食べに行きました。
で走ること1時間30分。
レストランは、標高1000mぐらいにある山小屋みたいなところ、周りは雪。
(降っていませんでしたが、霧がすごかったし、寒かった~!)

わざわざ食べに行くだけあって、何でも美味しい!(と行きつけの友達は絶賛。)
まぁ勿論、おしゃれなフランス料理ではなく、チーズやポテトを使った、山の田舎料理。ですね。
大きな囲炉裏?があって、その上でソーセージや肉の塊をグリルをしてくれるわけです。
そして、アルミホイルで包み、火の中に置かれてホクホクになったポテトは、
メインの付けあわせとしてお代わり自由。

食べすぎかな、と思ったけど、
前菜に、クルート・ド・モルビィエという、パンにモルビィエチーズが重ねられ
白ワインをかけてオーブンで焼いたものを頼み、
メインには、マグレ・ド・カナール(鴨肉)のグリエをチョイス。
これが今日の写真です。
1切れ食べちゃって、あ、写真!と思ったので、美味しそうに撮れなかった
でも、すっごく美味しかったですよ。
鴨の味わいが楽しめる、でも、柔らかくて、ハーブと絶妙な薄味のとても贅沢・シンプル料理でした。
お値段は、13.8ユーロ。1800円くらいってことでしょうか。
日本だったら、この半分の大きさかな。

6人でワインを2本、私は食前酒にキールも頼み、デザートにアイスクリーム、コーヒーをつけて
しめて33ユーロ。
私にしては、かなり贅沢だけど、たまにはいっか。
相当満腹で、私は、夜はお素麺にしてしまいました。+勿論、ワイン(!)
(でもその後、結局その友達の家にまたお邪魔して、たくさん飲むことに。。。)

ところで、ところで。
写真が1枚しか載せられないってやっぱり不便ですね。
本当は、あまり美味しそうでないメインの写真に合わせて、囲炉裏?とか
周りの山の雪景色も載せたかったんですけど。
…こういうことを狙うんだったら、アドバンスにするしかないのかな。

夜中の言い訳

2005-04-17 08:57:55 | その他いろいろ
外はです。寒いです。
…今さっき帰ってきました。
あぁ~!2:00(夜中です)まで後4分しかない。

友達皆に呆れられるのですが。
できれば、大昔?から言われているシンデレラタイムに寝なくっちゃ!というこだわりがありまして。

それを過ぎることもままあるんですけど。
過ぎて寝ちゃうと、あぁ、これでまた一段とブスになったと思うのが嫌なんですよね。
お風呂は出かける前に入ったので、慌てて顔だけ洗って2時までにはベッドに入りま~す。
明日、きちんと更新します。
なさい。

ワインの手始め

2005-04-16 04:26:43 | フランス(食べ物・飲み物)
豚もおだてりゃ木に登る=ウサタも唆かさりゃ空も飛ぶ、って感じでしょうか。

やっぱり、フランスにいる間に、こんなにもワインを消費しているので
少しくらい「語れる」ようになりたいもの。と思い続けて2年半。
今日こそは、と、10軒先くらいにある馴染みのワイン屋さんに行って宣言しました。

「今日から、ただ飲んで喜んでいるだけじゃなくって、ちょっと勉強しようという気になりました。
何でもいいのですが、テーマを決めて飲み続けたいんですけど」
但し、条件。
「学生でお金がないので、安めでもいろいろ選択肢がある基準でお願いします」

ある地方を攻めるべきか、それとも葡萄品種で攻めるべきか、とは思っていたのですが。
まぁ、オーソドックスに、地方で選んでいくことにしました。
で、安めで選択肢がある、という情けない制限があるので、ボルドーは抜き。

オーナーが勧めてくれたのは、ロワール、コート・ドュ・ローヌ、ラングドック・ルシィョンの3地方でした。
で、本当はブルゴーニュ(日本にあんまり美味しいのがない気がするんです。手ごろな値段でってことですが)で行きたかったことから(まぁそれも高めなのかな)、
単純にブルゴーニュに一番近い、コート・ドュ・ローヌから始めることにしました。

すぐ飲んじゃうので、普段なら一度に3本くらい買うのですが、
1本薦めてくれたところで、
オーナーはいきなり白い紙を取り出し、葡萄品種などの情報を記し、
「今度、これにどんな感想でもいいから書いて持っていらっしゃい!」
その感想に合わせて、次のを薦めてくれるとのこと。

まぁ、なんてありがたいこと!と思ってウキウキ帰ってきたのですが。
ハッ!私は全くのワインのド素人で、しかもフランス語だってそんなに堪能じゃない。
果たして、適切な形容詞とやらを思いつくんだろうか…。

色は、え~っと。澄んでいて、思ったより、薄い。でも、寂しげな色。
香りは。う~ん…何かこう、強めで、黒めの野苺系。結構香辛料っぽいかも。
味は…
あっあ~。。。失敗しました。
作った料理と全然合わなかった。
あまりに寒くて(昨日はたった1日暖かくなったのですが。今日は雨の降るさむ~い1日)
勉強に明け暮れて(ホント全然終わらないんです、いつになったらヴァカンスを楽しめるんでしょう。。)気分も寂しかったので、「クスクスを食べるとくすくす笑いたくなって元気になる」
と言われたのを思い出し、辛目のクスクスもどきをつくったのが、これが全くあわない!

参りました。
仕方ないので?他の飲み物で、ご飯はとりあえず終わらせ、
冷蔵庫からチーズやら、食前酒用おつまみの木の実などを、とりあえず出してみて、ワインを再び賞味。
…こっちのほうが全然あいますね!
あぁ、でもこれじゃぁ食べすぎ飲みすぎになってしまいます。
今後に向けて至急対策を練らなければなりません。
ワインの勉強も、好きだから嬉しさが増すだけかと思ったけど、
何だかこれから結構大変かも…初日にして怖気づいています、ハイ。

ところで。
話はまた逸れますが。
このワイン屋さんのオーナー、すっごくいい人なんです。
息子さんもいて、彼のほうが、要は学問をしているからそういう意味では詳しかったりするのですが。
息子さんは、私が貧乏だって言っていても、日本人と見るせいか
結構高い(でもやっぱり美味しかったりする)のを勧めます。
夕飯のお招ばれに持っていくとか、いうと、包装とかもチャンとしてくれます。
でも。
私はオヤジさんの方が断然好き。
決して、高いものは勧めないし、例えば、今日はムール貝を調理するための安い白ワインも買いたいとか言うと、
樽で買っておいた白ワインを瓶詰めして(ここはカーブなんです。そしてレストランもやっています)、タダでくれちゃったり。
今日なんかも、明日友達の家に持っていくワインと、結局2本買ったのですが、
どっちも端数は切り下げてくれちゃっったし。
マ・プティット、とすっごく可愛がってくれて、何だか、下町気分になれるこのワイン屋さん。
オーナーが喜んでくれるような、つましいワイン愛好家に成長したいもんです。
よぉ~し、ぞ。