うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

卯月も晦日

2006-04-30 19:55:15 | 日常生活の中で
昨晩、体調はイマイチだったのですが、火曜日のつきそいをお願いされた方からお礼に食事でも…と家に招ばれていたのです。

私が元々、オヤヂ系酒飲み、というのを知って(?)、枝豆・砂肝にビールでも。というお誘い。
それに鶏の竜田揚げと、サラダのジャガイモクレープをご用意してくださり、ビール3Lで日本の惣菜居酒屋の始まり、始まり~ぃ

その方は、殆ど飲まれない方なので、結局私がほぼ一人でそのビールを飲み干し、更にはまたしてもお料理用(?)赤ワイン、ボトル半分もいただく結果に。
…お嬢さんはとっくに食事を終え、インターネットで自分の世界にはいっている脇で、酒飲みはダラダラと食べ飲み続け、お喋りにも花が咲き、やっぱりお暇したのは夜中でありました。

肌寒い夜風の中を30分近くゆ~ったりと歩いて帰宅。
(昨日は、まだメトロもありましたけど。)
ところが。
家に帰るとやっぱり、どうも本調子じゃない。
熱めのシャワーを浴び、気の迷いから薬を飲んでしまいました。(頭痛薬?解熱剤)

これ、絶対やっちゃいけませんね!
アルコールのあとの薬。
突然目がグルグルっと回って、吃驚り。
平衡感覚を失って転倒するかと思いました。
こりゃヤバイ!
と、気もそぞろに、ブログの更新は諦め、慌ててベッドに。


でも。
お蔭様で、今朝はすっかり快復です。
午前中に2つの用事をこなし、ノンビリしているところに、そうだ!4月はブログ毎日更新達成できるはず!(ブログ始めて以来2度目。嬉しいかも。)と慌てて書き始めた、というわけであります。

最近の精神の緩みぶりが反映?

2006-04-29 06:06:15 | Weblog
突然、また寒さが舞い戻ってきました。冷えヒエ、って感じ。
てはいるのですが。

お蔭で、なんだか突然の風邪っぴき気分です
そんなヤワにできていなかったはずなのですが。
今朝の寒い教室での3時間ぶっ続け授業が効きました。
外より寒いお教室。
フランス人を真似て薄着し過ぎたかな、大いに反省。

家に帰って来ても、ガタガタ。
足先が冷たいまま。
とうとう我慢ができず、暖房もスィッチオンしちゃいました。
情けないですね~

しかし。ほんと!大袈裟じゃなくって、「寒い」のです。しかも急に。
明日の朝も、パリはまた5度くらいらしいです。
つい数日前は、日中27度くらいまで上がっていたというのに。

この週末、3連休なのですが、それまでいっぱい寒さは続くみたい。

…というわけで、今日はシャワーも浴びず、鎮静剤でも飲んで休むことにします。

だって、月曜日が祝日で3連休。それを寝て過ごすなんて冗談じゃぁない
明日はピンピンに復活、活動したいです。

皆様も、突然の気候の変化にお気をつけくださいね~!

深夜のお散歩

2006-04-28 04:55:14 | 日常生活の中で
パリに来て初めての失策。。。最終メトロを逃してしまいました


昨晩、10:20頃に漸くセミナーが終わったとの電話。
既に出かける用意万端だった私は、即刻家を出て約束の場所に向かいました。
乗った地下鉄の途中の駅から、タイミングよく彼ら(私を誘った男の子と友達)が。
そのまま3人で、その友達の家で待っている彼の奥さんを迎えに一旦アパートに寄り、お目当ての中華レストランに急ぎました。

4人ともお腹ペコペコ
皆、学生(奥さんは除き)=貧乏。
ゆえに麺またはご飯類を各自が取って、数皿を皆でつまもうということに。
飲み物は?の質問に、チンタオ!の返答。
じゃ、とりあえずそれから。ね。と軽く受け、さっさと私は別にワインも頼んでしまいました
…奥さんは全く飲めないというのに




私は、その彼の友達も奥さんもこちらに来る前に何度か会ったことがあります。
でも、もう4年くらい前の話?
というわけで、いろいろそのときの話やら、彼らの今の状況などで話は盛り上がり、気がつくと12:30を回っていました。
そろそろ出なくちゃね。

これまでの経験で、大抵どこでも12:30にお店を出れば最終地下鉄には間に合うので、さして心配もしてなかったのですが。
それからまた暫くお会計が来るまでお喋り。
メトロの駅の別れ際でまたひとしきり…。

というわけで、その駅の改札を通ったときは12:45を回っていました。
階段をおりていくときに、乗りたい方面の地下鉄が走り去る音。

まさか、まだ最終じゃないよね。
と些かの不安を持ってホームに行くと、ちゃんと次発メトロ到着13分後という、電気表示板が目に入りました。
あ~、よかった

ベンチに腰掛けて、本を読み始めました。
反対方面のメトロが、2本来て、そして過ぎ去っていきました。
同じホームには3人ばかり。

と。
向かい側ののホームで小さな工事をしていた二人のおじさんのうち一人が
「そっちの電車はもうないよ!待ってても無駄だよ」とこちらに向かって叫んだのです。
へぇ???
だって、さっきまで、電光掲示板は13分後、12分後と動いてた。
9分後の表示まで見た覚えはあるのですが。
今みると、いつのまにか表示が消えてる…。


とりあえず大慌てに外に出ました。
タクシー!
きょろきょろ
…怖そうな人影のほうに目がいってしまいました。
あんなオニイチャンにからまれたくないよ~。
とりあえず、決然と歩こう!

家の方角と思われる方向に向かって足早に歩き始めました。
しかし。頭の中は、参ったなコール。
楽しい時を過ごした心地よさもいっぺんに吹き飛んでしまいました。
貧乏生活だっていうのに、遊んだ末にタクシーだなんてとんでもないよなぁ。。。

自己反省の念に、よしっ、家までそんなに遠くないはずだから歩こうと決心。

幸いいつも地図を持ち歩ているので、一度街灯の明かりで方向を確かめ、家に向かって只管足を速めました。

夜の肌寒さが却ってよかったです。
…こんな夜中にこんなに足早に歩いているのも変かな?と思いましたがとにかく早く家に帰りたかった。。。

途中で、横をスイスイと客なしタクシーが何台も走り去っていきました。
よっぽどメゲて乗っちゃおうか、と思いましたが。
この距離なら歩けるはず、それほど怖いところもないに違いない。と我慢しました。



相当なスピードで歩いたので、家に着いたのは1:40近く。
1キロ普通に歩いて15分。とすると、多分、3キロくらい歩いたのでしょうね。
まぁ、家が近くてよかった。
とにかく無事帰りついてホッ。

シャワーを浴びてビールでも飲みたい気分でしたが。
流石にビールはグッと我慢。
こんな失敗しちゃたんですもの。
それに、今朝9:00始まりの授業の前にやらなきゃいけないことがあったのです。
久しぶりに、6:30にかけた目覚ましに起こされちゃいました…。

…今度から、遅い時間のときは駅で必ず終電時刻を確かめるというのが、今回の教訓であります。

略語はイマイチ…

2006-04-27 02:59:24 | 日常生活の中で
昨晩遅く帰ってきて開いたメールボックスの中に、今日のお夕飯のお誘いがありました。
発信元は、先日話題にした、1:00頃に暇だからと電話してきた男の子、モトイ男性。
昨日から、パリの友達の家に奥さんと出てきているそうな。
電話ください、とのことだったけど。流石に私はそんな夜中に人の家に電話する気にならず、今日電話しますとメールをし、先ほど昼すぎに、その友達の家に電話をしてみました。

お誘いありがとう。喜んでご一緒します♪
「それがさ、セミナーがあってさ、僕と○○クン(友達の名前)はそれに出席するから10:00過ぎになるけどいい?」
「うん、別にいいわよ。で、どこでセミナーなの?」
「えっとね…ノーマルかな。」(←注;以下、日本語そのままです。)
へ?ノーマル?
とりあえず、ノーマルは、エコール・ノーマル・スューペリィュール(=高等師範学校)のことを言っているんだろうなと想像できましたが。
「ノーマルって言われたって、私、場所知らないもの。でどこ?」
「ん、だから、プラモンの近くかな。」
?プラモン?
「で、どの辺りでご飯するの?」
「○○さん(←奥さんの名前)もいるし、友達の家の近く、プラディで中華でもと思っているんだけど。」
?プラディ

いや、最終的にはわかりましたよ、一瞬(数秒?)をおいてですが。
プラモンとは、プラス・モンジュという地下鉄の駅。
プラディも、プラス・ディタリーのことだって。

でも、なんだか、はぁ~っ、ヤレヤレと思いましたね。
何でわざわざ、略語にしなきゃいけないんだろう、って。
…パリに今は未だ住んでいないけど、パリはよく知ってるよっていう信号だったのかなぁ

っていうか。
フランス人はこんな風に呼ぶ習慣は全くないと思うんですよね。
彼が勝手に略してる、っていうか。

私は、やっぱりスゴイ古いのかもしれませんが、全く略語って好きじゃないのです。
なんだか、そのものの敬意みたいなものが損なわれる気がして。
愛称として広く親しまれているのなら構わないし、仕事上で繰り返し反復されることに対してや、マックとかケンタとか…そういう別にどうでもいいもの(失礼!)ならいいのだけど。
やっぱり名前って、それなりに大事なものだと思うから、なんだかやっぱりイヤですね。
全部発音したって、1秒の節約にもなりゃしない
これって、でも日本人の合理性の一環なのでしょうか?何でも略語にしたがる、傾向って。

とにかく。私は名前は大事にしたい。その人や物の精神が宿っていると思うもの。
特にヒトサマのものであるこちらで、勝手な略語を使いたくはありません。

パリ・コレクションの略でパリコレという言葉が定着。
それをモジって、例えばバレエの世界で言うと(←先日話題にしたから思いつきました)、パリ・オペ(パリ・オペラ座バレエ団のこと)だとか。
なんじゃい、それぇ?と私は判っていても、突っ込みたくなります。パリで手術でもするってかぁ?

なんちゃって。そんなに勝手に鼻息荒くする必要はないのですが、ポリポリ…。
ま、言葉は自由だし、例えば書くときに自分のメモとして省略を使うのはいいけれど、言葉のキャッチボール上では使って欲しくなかったりします。

自分自身、言葉を大事に使い続けたいなと改めて思った小さな出来事でした。
…というわけで、今日は遅くなるのでご飯の話は明日の話題に。。。

フランスの好きなところ、今日も1つ

2006-04-26 07:59:32 | フランス(教育・学問・社会)
いつも不思議に思うことがあります。
どうして、ほぼ同じ量のお蕎麦(乾麺)とスパゲッティをほぼ同量のお湯で茹でて、お蕎麦のほうはすぐにふきこぼれそうになるのに、スパゲッティはならないのでしょう?太さも殆ど同じなのに。

えへへ。って今頃(夜中の12:00過ぎ=デブの素。でもお夕飯なんですもん。)そんなものを作ったので、思い出したのでした。

今の私のステュディオは、多くのフランス家庭のように電気コンロです。
電気コンロって火力(というのかしら?)の調節がすぐにできないので(←少なくとも従来型のは)、和食を作るときにときどきイライラすることがあります。
とにかく「あ、ちょっと火が強すぎた!」と思って弱めてもすぐには反応してくれないので、途端に、お蕎麦の場合なんか、白い泡泡がモクモク吹き上がってきて、ヤバっ、と慌ててお鍋を持ち上げて、暫し、ぼ~っと待ったりする羽目に。(そんなバカなことしている人はいるのだろうか…)

蕎麦にはスパゲティより空気がたくさん含まれているのかしらん?それともルチンが加熱しやすいとか?
う~ん、いつも不思議に思っているのです、ハイ。

ところで。話題は全く違う方向へ。そ、今日の出来事から1つ。

今朝、先週の金曜日に休暇中で休みだった行政機関に、知り合いの日本人のご家族と出向いてきました。
というのが、火曜日か金曜日の午前中しか、お目当ての登録受付ができないのです。
今日を逃すと当分私はおつきあいができなくなってしまうので、強行。

そして。
この「お目当て」の、というのは、実は現地高校への入学手続き。(←私じゃありません、勿論)
そ。私につきそいをお願いされた方というのは、16歳のお嬢さんの音楽の勉強のために渡仏されたお母さんなのです。

お嬢さんは、将来こちらのコンセルバトワール(パリ国立高等音楽院)に進むことを目指しているわけで、お二人でずっとこちらに住み続けるご覚悟のよう。(お父さんと他のご兄弟は日本在住)
しかし。
このコンセルバトワール、フランス語が堪能でなければ受けることもできませんし、受験できる年齢も限られているそうなのです。
従って、とにかくお嬢さんはフランス語をなるべく早く完璧にマスターしなくてはいけない。
お金がなるべくかからず言葉を習得する(そして勿論同年代のお友達を持つ、他の学科の勉強も目的として)は現地高校に行ける事が一番の近道、とお母様は考えられたわけで。

フツー日本の感覚だと、そんなの無理だよって思いますよね?
だって、お嬢さんはそれまでフランス語を全然知らなくって、こちらに来て8ヶ月の間、語学学校に通ったとはいえ、いきなり高校の授業についていくことは非現実的な感じ。
しかし。
そこがフランスという国ではできちゃうのです
ホント、そういうところは素晴らしいとしみじみ思いますね…。

移民を受け入れているお国柄とでもいうのでしょうか、言葉が全然できなくても、まず言葉の集中教育を施して、その習得度に応じて、徐々に現地教育に同化させるというシステムがしっかりとあるのです。
(そして。ここはパリだから、それが実現できるということでもあるでしょう。)
勿論国のやっていることなので、それに関して特別な支払いも一切要求されません。

…そんなシステムがあるなんて、実は私も聞くまで知りませんでした。聞いて驚きましたね、ホント
お母さんのお話によると、フランスに長い日本人でも知っている方はまずいないそう。
まぁ、日本人の場合は、そういった年頃になってから言葉を知らない子供がこちらの学校に溶け込まなくてはいけない、という状況が生まれにくいせいもあるでしょう。
(駐在員さん家庭の場合は、日本人学校か、インターナショナルスクール、という選択肢になるでしょうしね。)

というわけで、各種必要書類を揃え、お母さんとお嬢さんで、その機関に出向き、登録。
この書類提出時に、自分の母国語(←こういうところがスゴイですよね?)での数学の試験を受ける。
(フランス語圏の子供だと、すぐに学校生活に入れるので、フランス語の試験もあります。)

これを今日済ませてきたわけなので、後は約1週間後に来るという、受け入れ学校の決定通知を待つのみ。
…住まいの場所も考慮し、その子に相応しい学校が選ばれるようですが、どこになるでしょうね。
また、どんな教育が実際に行われるのか、私も経過をずっと聞いていきたいなと思っています。




ところで。またしても何の関係の無い、桜の木の写真。
2日ばかり続けて夕方、風雷雨があったことが災いして、気温の割に桜の花がかなり散ってしまいました。というわけで、未だに見事に咲いていたこの木を見てチョッと嬉しくなってパシャッ、です。…変わり映えしませんけど、ね

マカロンデビュー(&フィナル?)

2006-04-25 05:45:52 | フランス(食べ物・飲み物)
今日もまた夕方(というか夜)になって雷&雨。
夕立、というにはちょっと遅い時間?…それに、未だ降り続いてる。
それでも、雨が降っても気温が下がらない(多分)のがとてもありがたいです。
やっぱり本物の春が来たのね~

パリのゾーンは、今日がイースター(復活祭)の休暇明け。
CPE反対運動で渦中にあった大学も、それ以前のように静かに開門。のはず、でしたが。

今朝、私の家の近くの大学の前では、数十人がビラを配ってなにやら叫んでいたし。
帰って来てニュースを見れば、また大学の階段教室を占拠した人たちもいたらしい。

そうはいっても、通行止めだった大学の周りの道路もスムーズに通れるし、春の気持ちいい陽射しの中、のんびり気分が漂います。
授業もすっごく楽しい授業だったし。気分はルンルン♪だったりします。(試験の不安がいつもつきまとうのさえ除けば。)


ところで。
先日書き忘れてました。
ということで、今日はその写真と話題を。
以前、マカロンの話を遅ればせながら書いたのですが、有言実行、漸く念願かなって(?)先日ピエール・エルメのマカロンを買ってきました。

お店に入ると、まずケーキに目が移りますが、初志貫徹。
マカロン初体験を!と、店の奥にズンズン進みました。

本当は普通サイズのマカロンを、と思っていたのですが、1個が3.5ユーロ(500円くらい?)もするのを見て、小さいマカロンを幾つか買うことに。(だって、もし好みの味じゃないのを買ったらショックだもの。)

で、買ったのは6個。
こちらはグラム売りで、約9ユーロ。
ナンだか損した様な気もしましたが(だってかなり小さい。実質的に言って、4個で1個分くらいの量に見えました)。

結果的には正解でした…。
というのが。
家に帰ってみて、どんなものだか期待に胸を膨らませて齧りついてみたら。

くわ~っ、甘いっ!甘すぎるよ~
…甘いのにそれほど慣れてない私にとって、過度に甘さが勝り、美味しいという味覚が働かないほどでありました。

2口食べるのがやっと。
つまり、小さいサイズのマカロンが、1回に半分で十二分であります。(あくまで私見です。)


ということは、12日も食べ続けるの?
日持ちも数日はするようですが、やっぱりこのサクサク感がなくなるようで、早めに食べるのが得策。
朝と晩にかじるとして…それでも1週間分のおやつ。。。



大好きな方、本当にゴメンなさい
でも。
決してまずい、と言っているわけではないのです。
ほんとに。

気を取り直して、もう1口食べてみて、感心しました。
味わい、ハーモニー、よくできていると思います。

ただ、そもそも私が試したのがいけない、ってこと。
…多分、私には「マカロン」という食べ物があまりあわない部類だったのでしょう。
だいたい卵白菓子って好きじゃないんですもの。



ところで。
ちっちゃなマカロンを6つだけ買うのにしのびなく、写真に写っているように、クロワッサンとクイニーアマンを買ってみました。

正直言って、クイニーアマンが一番美味しかったです。
クロワッサンは結構フツー。(美味しいけど)
対して、クイニーアマンは、甘すぎず、バターの味が生きていて、サクサク感がすばらしい

…私にとってのピエール・エルメのリベンジ版として、次回はちゃんとしたケーキ(但し、必ず自分の好み系で)を買おうと思ったのでした。

ささやかな望み

2006-04-24 06:10:28 | 日常生活の中で
夕方、丁度お散歩にでかけようかな、と思ったところで、大
ったくぅ。
勿論、ずぶ濡れになってまで出かける必要もないので、でかけるのはやめました。
ただ、暫くすると雨もやみ…
でも。7:00かぁ。。。
と切なく、外を眺めると、通りをはさんだ向かいのアパートのニャンコちゃんと目があいました。

彼女をこの窓際で見るのはとっても久しぶり。つい嬉しくなってパチリ、です。

そ、勿論あまり観察しているわけでもありませんが。
ここの住人さんはカップルのようで、ここから見えるお台所にたつのはどうも男性が主流。
いつも綺麗にしているし、かなり時間をかけてきちんとお料理をされているよう。
…なかなか好感が持てますね。

って。
自分がこれだけ見えてしまうので、私はつい、早めにカーテンを閉めてしまいます。
多分、私の部屋を見る人は皆無だと思うのですが。日本人的習性、とでもいいますか。

ただ。自分の部屋がそれでも綺麗整然としていたら、もっと無関心でいられるような気もします。
が。
いかんせん、狭い割に、物がゴチャゴチャ。
自分でも日々いや気がさすくらいですもん。
万一、知らない人が見たら気分よくないだろうなぁ、って。

それでも。おそらく、日本にいたときより掃除には気を遣っているのです。
(うるさい大家さんに気を遣って。というわけでは決してありませんが。)
やっぱり狭いと、それだけで圧迫感があり、少しでも汚いと自分がイライラしてくる、というわけです。
何しろ、ここはどんなに片付いていても、まず朝1番にキャスターつきの家具をごろごろ動かさないと動線が確保できないような。そんな生活ですから。

掃除がもともと好きじゃない私(というか、モトは散らかす専門)は、あまりに広い部屋には住みたいとは思いませんが、もう少しのびのびできる空間に暮らせたらなぁ、と思うのであります。

因みに今日は、久しぶりにバジルを買ったので、こちらに来て初めてジェノヴェーゼソースを作ったのですが。
調理中に、フードプロセッサーを置く場所がなく、仕方なく床で使っている始末。
ま、今は特に、台所のお湯の栓が壊れ工事待ちのために台所のものが部屋にあるということも災いしてますけどね。

…それにしても。栓が壊れてから既に3週間以上経つのですが。(=台所ではお湯が使えない毎日。)
大家さん、早く何とかしてくれないかなぁ
昨日会った階下の住人さんは、心配してくれて、私の代わりに催促の手紙を書いてあげるよ、とまで言ってくれているんですけどねぇ…。

春を飛び越し夏到来?

2006-04-23 05:40:08 | フランス(人)
い~気候です。

午後、本屋さんに行くついで、少しお散歩をと歩いてみたら。
何とまぁ、人出の多いことでしょう!
そこら中人だらけ。
勿論、陽のあたるカフェはどこもかしこも満席状態です。

…私も念のために、色の濃いサングラスを持参していましたが、大正解。
早速かけてプラプラ…です。
ほんとね、日本じゃこんな濃いサングラス必要ないけれど、こちらは紫外線が強いのか眩しくってこれからの季節の必需品。南の島じゃないんですけど、ねぇ…。

久しぶりに、サン・ルイ島を歩いてみました。
ここもスッカリ観光地。
皆のいでたちほど気温は暑くないけれど(タンクトップ・キャミソールの人もチラホラ)、青空に誘われて、アイスクリームでも食べようかという気分になります。

まだ、食べたことのない、有名なサン・ルイ島のアイスクリーム屋さんベルティヨン。

ぐっわ~!長蛇の列。
確か昨年のnobbbbbieさんのブログの記事に、その本店のお店だけでなく、結局島の殆どのお店で売っているアイスクリームもベルティヨンだ、と書いてあったのを思い出し、他のお店を一瞥するも…。

これまた長蛇の列
どうしても食べたかったわけでもないので、さっさと諦めました。

しかし。
一人でこんな列には並べませんよ。
ということでは、私が食べるのは今度寒くなるまでお預けということになりそうです。


ホント、それにしても、世界一観光客が多いというパリ。改めて実感しました。
特に今日は土曜日、天気がよくなったばかりの週末だし、学校のイースター休暇も終盤というわけで、パリの住民たちもこぞって外出していたのでしょう。
…この、通りに人の溢れる盛況ぶりは、パリの人がヴァカンスにでる夏休みまで続くのでしょうか。

あまりにお天気がよいので、公園や空き地で寝っころがっている人もすごく多いです。
確かに。
家でくすぶって捗らないことにイライラしつつ勉強しているより、静かな木陰でやるのもいい気分転換になるかもしれない、と思ったり。

しかし、ですね。
この写真の人たち、街頭(こんな暑い、しかも何もないところ)をわざわざ選ぶこともないと思うのですが。
それが、座っているだけでなく、プリントにマーカーをひいたり。
つまり、グループ勉強しているのには、吃驚り仰天です。
…私はこれは絶対勘弁ですね。とても集中できそうにないですもの。

天気よいのに、もやもや金曜日

2006-04-22 06:23:17 | Weblog
も~、いや~あっ

はっ、スミマセヌ…出し抜けに。
ただいま季節はずれの、色の抜けた(=茶色の)蚊と戦っております。
今朝、ぷわぁ~んと飛んでいるのを発見し、今晩寝る前に退治しなくっちゃ、とは思っていたのですが。
昼間は現れず、今頃になって、思い出したかのように時折フラりと飛んできます。
狭い部屋を閉め切って、日本から持ってきた蚊取り線香を焚き、人間が窒息しそうになっているというのに。
思い出したかのように、気まぐれにぷぁ~ん。。。
あまりにトロイのですぐに捕まえられそうなのですが、飛んでいる方向が定まらず、私の攻撃は常に宙を切るばかり。もぉ、ホント勘弁してぇ~

って。
今日は、良いお天気と気候に恵まれ、気持ちの良いヴァカンスの1日でした。
と言っても、あまりに今回のヴァカンスで勉強が進まなかった&今後への目処がたたなかったので、精神的にはかなり凹んでおります。
どうしよう、6月の試験。。。かなりヤバイです。
しかも試験だけでなく、中間の発表課題とか、論文の進捗とか…。
うわ~っ。
逃げ出したい気分です。
ナンだか本当に小さい子供みたいですが…。自分が好きでやっているだけに、自分への恨みで余計行き詰るというか。

ま、こんなこと言ってても、いいことは何も無いし、とりあえず過去は見ないことにして、現実を直視し進むしかないわけで。
これから頑張ります、ハイ
何しろ、遊んで何もしなかった自分が悪い。。。

でもね、ホント季節があまりに気持ちよく、夜も明るいものだから。
ついつい、勉強後回し。なんて気分になってしまうのであります
しかし。じゃあ冬は暗くて寒いから家に籠って勉強が捗るか、っていうと…大いなる疑問符ですよね。
というわけで、やっぱり自分がいけない、ということをまたしても思い知らされ、むぐぐぐ、状態なのであります。

と愚痴ばかりの日誌になりました。
…今朝は、通訳(というほど大したものでは全然ないです。ただのつきそい)を頼まれて、知り合いの日本人の方とある行政機関に出向いたのですが。
ヴァカンス中だから休みじゃないか?と思った予感があたり、折角朝1番に行ったのに、機関はお休みでありました。
それほど遠くは無いけど、乗り換え・乗り換え・乗り換え…で結構時間を食う場所だったので。ヤレヤレ、です。

…その1件を頼んだ方が、申し訳ないから家でご飯を。と誘ってくれたのですが。
流石に10:00じゃね。お腹も空いてないので、また来週以降にご一緒しましょう、ということで家に戻り、少し勉強。
しかし。
大事な大事なMDが壊れてしまってセミナーの内容が聴けないことを発見し、すごいショック
何しろこちらには、MDなるものが殆ど普及してないので(MP3とかはありますが)、修理に出せないし、また安い代替品を買うことすらできない。
日本で買って送ってもらおうかと真剣に考えたりしている、ナンとも冴えない金曜日の夜なのでありました。
…って。せめて寝る前に蚊がいなくならないかしらん。。。(←これが今の一番切羽詰っているモンダイなのかも

今日のディネも中華街

2006-04-21 05:36:24 | フランス(食べ物・飲み物)
今日は、またしても前住んでいた街で知り合いになった日本人の奥様に誘われて、そのお嬢さんと3人で外食をしてきました。
彼女たちが泊まっているステュディオ(フランス人の旦那様の弟さんの住まい)が10区で、その近くになかなかいいワインバーがある、とのことは前から伺っていました。

一度行きたいと言っていたので、今日はそこで(お店の前で)待ち合わせをすることに
しかし。
イソイソお店に入ると、今日は特別に遅い時間からのオープンだ、ということで見事に振られてしまいました。
残念。待っている間、お店の写真まで撮っていたのに

仕方がないので彼女たちのステュディオに寄り、ビールをご馳走になり、その後は中華が食べたい!という彼女らと(←私ではありませぬ、って、でも好きだからいいのです)ベル・ビル(13区じゃないほうの中華街)に歩いて行きました。

…私も2軒ばかりしか知らないのですが、とりあえずその1軒に。
日本のガイドブックにも載っている結構有名なお店。(日本の、とあるグルメ著名人が必ずパリに来ると行く、という)
でも、中華だから安いし、まるで香港の中華料理店のように大きいので、いつでも、大人数でも入れます。

点心系は飲茶スタイルで、ワゴンを引いたおねえさんがテーブルを回ってきます。
早速、えびシュウマイを1皿。
プリプリしたえびが入っていて、1個が大きくて、なかなか美味しい

メニューがたくさんあり過ぎるのでさんざん迷い、その挙句に漸く、カニ豆腐、牛肉の中国クレープ巻き(って名前を知らない)、鴨肉の鉄板焼き、ブロッコリィ炒めを頼みました。
1種類ごとにお皿を変えてくれるのが嬉しいですね

中学生のお嬢さんが一緒なのであまり長くても飽きるかな、と思ったのですが。
お母さんも飲むのは好き。
というわけで、赤ワインを1本飲んだ後に、結局ドゥミを1本追加して、満喫しました。
これで、一人当たり20ユーロってやっぱり中華街の中華って安いわん




…お料理の写真を撮り忘れたので、代わりに例によってノートルダム寺院の写真を。
中央ピンク色は、桜の木です。漸くそろそろ満開のパリ、なのであります。

損した気分の映画鑑賞

2006-04-20 19:31:08 | フランス(余暇・習慣)
最近勉強があまりに捗らないのにイライラしつつも、午後思い立って映画を見てきました。
3月に封切した「Aurore」というフランスのミュージカル(?)映画。主役の男性が「ニコラ・ル・リッシュ」というオペラ座のエトワールダンサーで、日本でもその筋?の方には超有名な人です。私も前から結構好きだったんですよね
2ヶ月くらい前に予告編で見て、絶対見に行こうと思っていたので、上映期間が終わっちゃう前にと、慌てて家の近くの小さなシアターに足を運びました。

「パリ・スコープ」(=「ぴあ」みたいで、もっと安いエンターテイメント情報週刊誌)でちゃんと時間を確かめて行ったのに。
映画館に着いて張り紙を見ると、その時間より15分も早い時間に始まることになっているじゃありませんか。えぇっ?そんなのありぃ?(こういういい加減さがフランスだわぁ…)

窓口の人に聞くと、既に上映後7分経っているけど、入場してもいいよ。と。
ちょっと躊躇いましたが、1日に1回の上映だし、折角なので見ることに。

あ~、でも。
私は始まる前の宣伝を見るのがとても好きなのに、それもできなかったのね、くやしぃ…。


場内に入ると。
うわっ、真っ暗。何も見えない…。
人の上に座ってもイヤなので、しばらく入り口の前で立ってみていました。
そして、漸く画面が明るめになり、すぐ近くの空いている席に着席、ヤレヤレ。



う~ん、それにしても。
ストーリーがなんともばかばかしい。前半で、既に感じてしまいました。
その上、主役の女の子(ダンサー、オペラ座ダンス学校の生徒)も、ナンだかなぁ…。(←踊りも顔も科白も、ううむむむ…。)

それに。お目当てのニコラ・ル・リッシュも、全然踊らない。(←でも後半踊りました。それはすごく素敵でしたけどね!)イマイチ演技も、ふぇ~って感じ。

そんなので退屈し始めているときに、後ろで話し声が。
そう。なんとですね、携帯電話にしゃあしゃあと出たオバサンがいたのです!考えられん!!!
しかもずっと話し続けるし。。。
いい加減にしてよっ!と半分本気で言ってみようかと思いました…。

そのうちに、ストーリーはますます???になっていきます。
踊りを見せるための映画のようで、主役の女の子がお姫様、その求婚者である王子様が3人登場し、それぞれその国の踊りを、連れてきたカンパニーに躍らせる、というシーンが設けてあるわけですが。
2番目に出てきたのは、どうも日本を象徴。舞踏のようなのですが。
(テロップを見たら、「Yutaka TAKEI」さん。ググッてみたら、ダンサーで振付家だそう。本人が王子様役。)
あまりにオドロオドロしく、一応ファンタジーを狙ったこの映画には非常にアンマッチのシーンになっていて…。正直言って、映画の中には異質過ぎて、日本への印象が悪くなるから勘弁してよ~!と思ってしまいました。


たった1時間35分の映画。好きなバレエシーンもそれなりの長さあったのに。
それでも、早く終わらないかなぁ、と思うくらいでありました。

あ、それでも。やっぱり特筆すべきは、その「ニコラ・ル・リッシュ」が天国で踊る場面(特にソロの部分)。
これは日本のバレエ好きの女性にはたまらないでしょうね
って。日本で公開される機会があるのかしらん?
だって、ほんとに。映画としてあまりに面白くないですもん…。(ファンタジーとしても成り立たないくらい、とにかくストーリーと場面展開ができていないんです。)

というわけで、今日の自分への教訓。
映画は、やっぱりストーリー(=監督)と役者で選ばないと、ね!でありました。

ここにもサービスの違い

2006-04-19 08:17:49 | フランス(教育・学問・社会)
一時帰国したときから既に2ヶ月以上経ち、流石に我慢できなくなり美容院に行きました。短い髪は、そういう意味ではホントに不経済ですね。
でも、時間的にはとても経済的なので(髪を洗ったり乾かすのが比べものにならないほどラクチン)こちらにいる限りは、このまんまでいきそうです。

ただ。相変わらず、納得いく美容院に出あえないので、いつもそのときに目についた美容院に飛び込みをしています。

今回は、髪を洗ってもらうのが拷問のように苦痛ではなかったし、バリカンも使わなかった。
それに、鋏で意外と丁寧にカットしてくれたのでそれなりに満足。しかし…
最後の仕上げに、思いっきり剃刀で”刈られ”ちゃいました。
ショートカットのかわいいウサギ…なら許せるのですが。
なんだか、虎刈りの狸になっちまいました。。。
髪はどうせすぐに伸びるから別にどうでもいいや、と淡白に思うものの。
1~2週間は人に会うのがイヤかもしれません。
前髪なんか超短くて、「ザ・かお~っ!」…鏡を見ると、ぐぅっ。。。
仕方ありませんけどね、今さら。

ところで。
美容院とは関係なく、仕事の仕方について思うこと。
基本的に、日本的なサービスなんて期待しないことにしているので、もしそれに近いものにであうとカンドー的だったりします。
そうじゃない場合は…う~ん。いまや殆ど不感症、かな?
しかし。それでも微かに、ムムムと思うことがあったりします。
例えば。会員のカードの住所変更について。

前住んでいた街で、化粧品を買うチェーン店のご愛顧カードを作っていました。
パリにもそのお店は至る所にあり、こちらに越してきてすぐに、そのうちの1軒で買い物をしたついで「パリに引っ越したので、住所変更をお願いできますか?」と。
その場で快くやってくれました。メデタシ、メデタシ…。
で終わればいいのですが。


時々、その化粧品販売店から、お得ニュースのダイレクトメールがきます。
今回買いたいものが複数あったし、珍しくモノグサな私も20%引きになるという葉書をきちんと取っておいたのでした。
そして、今日こそは買いに行くぞ、とその葉書を大事に持って、そのうちのお店の1軒に、と出向きました。

お会計時に、「これでお願いします」と葉書を出すと…。
しばし沈黙。

店員さんは、葉書を見つめて数秒後に、「これはここのお店のじゃないんですよ。○○独自(←私の前住んでいた街の名)の案内なので、割引できません。」と。

へぇ?お店の名前なんて書いてあったのね?全然見もしませんでした。
「あ、そうなんですか。すみません。お手数かけました、じゃ、それは捨てちゃってくださいます?」

そして。
商品を受け取る時に聞いてみました。
「あの。どうして、前の街のお店から案内が届くんですか?私ずいぶん前に引越して来て、すぐに住所を変えてもらったのに。」
「あ、それは住所を変えただけで、あなたのお店の登録を変えなかったからですよ。」

はぁ?そうなの?そういう仕組みだったのね。然らばさもありなん

しかし。
そこで私が思うのは、何故「引越ししてきたので住所変更をお願いします」と依頼した際に、「よく行くお店の登録も変えますか?」と一言聞かないのか?ということなのです。
基本的に引越ししたら、行きつけのお店だって変えたいのがフツーでしょうに。と。

考えてみれば、こういう2度手間を負うことは、これまでにこの化粧品のお得意様カードだけじゃなかった。(ってそれなら自分が気をつけろ!と言われそうですが。。。)

ナンだか、こういうのって、とても非効率的なサービスの気がするんですよね。
ほんの一言、聞くか聞かないか、ではありますが。たったこれだけで、随分サービスって違うものになる気がするのは私だけでしょうか。

難しい話題

2006-04-18 08:24:09 | 日常生活の中で
今、夜の1:00近くです。日本人の知り合い女性宅にお夕飯に招かれ帰宅したばかり。

…お酒を殆ど飲まない方なので、待ち合わせ場所で出会ったとき、「あ、そうだ、お酒買わなきゃね!今、うささんの顔を見て思い出したわ」(前回ご一緒したとき一人でカプカプ飲んでましたから)と言われました。
でも。昨日、あるお宅でとっても美味しいワインをたらふく満喫させてもらったことだし、体のためにたまには節酒もありかなぁ?と思ったので(←本当です!)、
「いや、なくても全然大丈夫ですよ~!」と言ってみました。

しかし「ほんとに?」
の質問に、一瞬にして心は揺らぎ、「じゃ、ま、喉が乾いたときのためにビールくらい買っていきましょうか。」

一緒に近くのスーパーに寄り、ビール売り場を探したものの、ワイン売り場しかみつかりません。
「仕方ないからワインにしましょうか」と提案してみたものの、彼女はビールを探しあて、遠くから
「あったわよ!」

むむ…いまさら前言撤回するわけにも行かないし…。とりあえず、ビール750ミリリットル入り瓶を2本買い、お宅にお邪魔しました。



高校生のお嬢さんの音楽のために、保護者としてご一緒に渡仏された絵描きのお母様。住んでいるのは決して広くない1部屋に二人ですが、それは彼女のアトリエと、お嬢さんの練習室をかねたお住まい。
モノがあまりない整頓された部屋は、彼女の描いた絵と、楽器が置かれている、味のある空間でした。



こちらの食材では何を料理していいかわからないのよね~!と言いながらも、お食事を用意してくださり、3人で食べ始めました。
が、酒飲みの食事は長いだけです。
一通り食べ終わったお嬢さんは脇で、ネット(ブログやチャット)の世界に。

結局ビール2本をほぼ一人で開け、足りないのを見越され、約半分残っていたボトルの料理用白ワインも飲み干す羽目になった私
…結局、話が続いた挙句、帰宅がこんな時間になってしまったのでした。

そ。
とっても、ざっくらばらんで、気取らない素敵な方で、お話も尽きないのですが。
…考えさせられることがあったのも確か。



と、これ以上ブログに書いていい話題なのか、わかりませんが、少しだけ。



彼女は、とある宗教の誠実な信者です。(というのも前回隠さず話してくださいました。)
しかし。
残念ながら、実は、私の苦手とする分野且つ宗教です。そのことは私もはっきり言いました。
勿論、彼女には勧誘をする目的も無いわけですが、これまでの人生の話や価値観絡みの話題になると宗教の話に行き着くのは当然の事だったりします。

いろいろ経験をされてきたなかで、興味深いお話をされ、それはそれでその宗教に対するある種の偏見(←私は、以前会社の先輩にその宗教の熱烈な信者でとても変な方(←失礼!)がいたので余計いやな印象を持っていたのです)を部分的に払拭してくれたりはするのですが。

それでも、イマイチ私は、その宗教とは一線を画したいと思っているのが本音だったりします。

…何故か。
うまくいえないけれど、今の私にはやっぱり何か納得できないものが(それはこの宗教に限らずかもしれませんが)あるから、でしょうか。

神様の存在は信じるけれど、その神様は一体誰なのか?それは、私には未だ見えないと思っているところがあります。
それだけでなく、見えなくてもいい、と。


初対面の人に、「宗教、それに政治と野球(←日本の場合)の話はするな」と言われますが。
本当に微妙です、スゴク難しいです。
同じ支持宗教・支持政党・支持チームだったらコトは簡単ですが。
これらの話題は、たとえ、支持が無いということでも、また話は複雑です。
説得してどうこう、という問題ではないわけだし。


…勿論、かといって、彼女と話すことが難しいとかイヤだとかでは決してありません。
ただ、何かの拍子に、うまい表現で自分を表すことができない自分がいるのを感じたりします。

…本当に。何と表現していいかわからないけれど、難しいです、微妙です、宗教の話題。
価値観のほうがまだ気楽に主張できるような気がするんですよね…。
なんてことを思いながら夜が更けていく今夜なのでした




ところで。話題は180度転換。
そのネット好きなお嬢さんと話していて、
「ブログは毎日書いてあるサイトより、たまに書いてあるほうが面白い」と。ふ~む。。。と考えさせられました。
そんなものなのかしらん?自分の態度を反省させられたりして…。


そして。
今日の写真は、待ち合わせ場所の近くで咲いていた、とある木です。(って見ればわかるよ~!といわれそうですが。名前は知りません)色が綺麗で、目に留まった次第です。

お天気がイマイチ優れない最近です

2006-04-17 19:33:00 | 日常生活の中で
昨晩は、マッタリいい気分で、写真の整理をしていて誤ってデータを消失してしまいました。いきなりムシャクシャモードに突入。ブログの更新を放棄してしまったのでした。
でも。
やっぱり今頃になって(翌日のお昼)、ひょっとして今月は自己満足の皆書賞(なんて言葉はありませんが)が達成できるかも!というスケベ心に唆され、ちょこっとだけ日誌を書いておこうという気になりパソコンに向かっています。

昨日は、テルテル坊主への必死のお願いも虚しく、前日から続いていた雨が、朝までシトシト。楽しみにしていたお花見ピクニックは中止との連絡が。え~ん
しかし午前中用事があった私は、その連絡をいただいたときには皆でつまめるものを少し作った後だったのです。一人じゃ食べきれない、ぐすん!というわけで、お声をかけてくださった方へのご迷惑を顧みず、そちらのお宅で一緒にご飯!と、押しかけてしまったのでした。
そして。
美味しいワインを2本も開けていただき、お昼ごはんだったはずが、気づくと7時間ばかりも居座り(ホント夏時間になってすぐ時間を忘れちゃいます)、慌ててお暇。
い~気持ちで帰宅した後、これじゃあ勉強なんて手につかないだろうし、SDカードの写真でも整理しよう…なんて思ったのが間違いのモトでした。まったくぅ~…自分にホトホト呆れます



ところで、今晩も日本人の知り合い宅にお招ばれされているのです。
今日は、しかし、フランスもイースター翌日で祭日。大抵のお店はお休みだろうに、簡単な手土産を買っておくの忘れちゃいました…。
でも、近くの美味しいパン屋さんならきっと開いているだろう、と、とりあえず先ほど買い物に行ってきました。
そして。
昨日の恨みではありませんが、通りすがりの小さな公園の八重(山?)桜の花がだいぶほころんでいるのに気がつき、パチリ。
気温が、ぐずついた天気のせいもあり結構低いので、当分の間まだまだ楽しめそうです

寝不足は、やっぱり嫌い

2006-04-16 06:13:20 | 日常生活の中で
昨晩、いい気持ちで12:00前にベッドに潜り込んだのですが。

すやすや、むにゃむにゃ。。。

と、突然。
寝入りばなに、電話の呼び出し音で目が覚めました。

何事っ!?
吃驚り飛び起きて、に駆け寄る。っていうか、ナンだかわからなかったけど音を消したくて電話に近づいただけ、ですが。

「…アロー?」
「あ。うさ?元気?」

実は頭が思いっきり寝ぼけていて…暫し、沈黙。数秒後に漸く気がつき。
「…、あ。○○クン?」
「そうだよ。」
「どうしたの?」
「ん、暇だったから電話してみた。シャワー浴びてた?」

ふえっ
頭の回転があまりに鈍くて、嫌味の1つさえ思いつきませんでした。
「いや、そうじゃないけど…」と答えるのが精一杯。

だって、時計を見ると、1:00近く。
確かに、その日早寝をしていたとはいえ、「暇で電話する」時間なのかぁ?!

ま、コイツだから仕方ないかな、と思いつつ。
「でも暇って? 確か、今△△ちゃん(←奥さんの名前)、そっちに来ているんだよね?」
(以前も書きましたが、昨秋から奨学金で、ある地方都市に博士論文を書きに来ている男の子。(ってもう20代後半だけど)。日本のフランス語の語学学校で、へんに懐いてくれて、それ以来の腐れ縁。)

「そうだよ~。」
「じゃ、いいじゃない、寂しくなくて。」
「そうだけどさ。この街、ホント面白くないんだぜ!なぁんにもなくってさ、ホントつまんない!」

…街への不満をいろいろ述べた挙句、留学後1年となる今年の秋には「だからさ、やっぱりパリに移ることにしたんだ」。

「確かにね、パリは素敵な街だって、私もしみじみ感じているけど。田舎だって、田舎なりの楽しさや巣晴らしさがあるのよ。住めば都!そういうもの。それに、大体、まだ半年ばかりしか経ってないじゃない?」
「そうだけどさ。それはさ、うさが住んでいた街が、今僕が住んでいる街の数百倍素敵な街だったから我慢できたんだよ。ホント、この街は最悪なんだから!」

…こんな風に思い込んでいる人には、何を言っても仕方ありません。
テキトーに相槌をうちながら、彼の話を聞くこと、なんと1時間あまり。

「ま、パリに来る決心したなら、後数ヶ月の辛抱でしょ?いくら嫌な街だからと言っても、いいとこは必ずあるはずだし、とにかく、今の時間を充実させることに努めるべきよ。」というのがせいぜい、でありました。

とにかく、こちらはどーでもいいけど「ねむ~!」の一言、なのであります…。



…もともと、電話積極派じゃない私は、女の友達相手にも滅多に長電話しないのに。
夜中の1:00過ぎに、奥さんもいる部屋(留学生の部屋は得てしてすごく狭い)で、長電話する男も男だよなぁ…。

それでも、まぁ、憎めないのがやっぱり彼のいいトコを私も認めているからだと思いますが。



とにかく。お蔭で電話を切った後で、目が冴え、折角の早寝が逆効果。
なかなか寝つかれませんでした、とさ。まったくぅ



しかし。
考えてみれば、こういう非常識な時間に電話してくるのは、この男の子と、もう一人、くらいなもんです。
もう一人とは、前の街つながりで後から知り合った、今日本で働く女性なのですが。


そんなことを想起しながら…
ふ~っ。
やっぱりいろんな人が、世の中全体だけでなく、私自身の近くにもいるもなのよねぇ~なんて、考えているうちに、夜は更けていったのでした。

そ。そして、本当はですね。この、もう一人の女性の話を今日は書きたかったのですが。
前段があまりに!長すぎました。。。今度気が向いたときに、でも。(結構面白い話がかけると思うのですよん!)




で。今日の1枚は…お買い物途中で出あった風景。…やっぱりナンだか日本ぽくて…。
雨もパラツク、イマイチのお天気でしたが。明日日曜日は、何が何でも晴れてくれますようにっ(謎)