うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

祇園祭

2011-07-22 22:23:45 | 旅行
あらぁ!
いつのまにか1週間が経って、再び週末がやってきました。
…先週の今頃は、京都行きの夜行バスに乗るために東京駅に下り立った頃でしょうか。





思い返す度に、楽しさが蘇ってきます♪

何が一番楽しかった、って。
選ぶのは難しいけれど。
結局は、貴重な祇園祭見物より、おまけで回った2つのお寺だった気がします。
…ホント、何度でも行きたい!



それと。
やっぱり、友人たちとの再会と、一緒に過ごした時間は、今の私には、何よりのものでした。



…夏のヴァカンスで来日しているフランコ・ジャポネのご夫妻とは、7月の上旬にも会い、また明日も会いに伺いますが(笑)。
京都に住んでいる共通の友人夫妻とそのお子さんには、とっても久しぶりだったし♪


更に。
折角京都に行くのなら、ついでに会えれば嬉しい、と気軽に声をかけてしまった友達。
私がパリに住んでいるときに、仕事でフランスに来た際に会って以来だから、2年ぶりだったのかなぁ?

ほんの数時間一緒に食事でもできたら…くらいに思っていたのに。
2晩の食事をご実家に招んでいただいて、ご家族を巻き込んで大層なおもてなしをいただいてしまいました。


お仕事がお料理関係の友達のお母様が作る手料理=京都のご馳走の数々も、とっても美味しかったし。
それだけでなく。
諸々のおもてなしのお心遣いが、とてもとても心に沁みました。
…ホント、友達のありがたさ・喜びをまた感じた次第です。




そして。
友達が連れて行ってくれたスーパー銭湯(笑)。
やっぱり東京と少しずつ、何かしら違うんですよ~。

一番驚いたのは、各自が使う蛇口からでるお湯の温度が調節できないこと。
京都の人は、皆同じ温度で使われるんですね。
なるほど!

だって。
多分、東京は、いろんな地方からの人が集まっていて、それぞれに適した温度調節が必要なんじゃないのかしらん?なぁんて、ね。



とりあえず、今日は、祇園祭のクライマックス=16日の宵山と、翌日17日の山鉾巡行の写真を数枚載せておきます。



宵山は、友達が案内してくれたので、迷わず済んだだけでなく(笑)、効率よく見られました。





そして。
山鉾巡行は…。

1つ2つ見れば十分、と言われていたけれど。
もう一生、見に来られないかもしれないから、と日本人根性丸出しで(笑)、始まる前から場所を陣取り。2時間以上、その場に立ち尽くすことに。





全部で山鉾は32基あるので、せめて半分は見よう、と思っていたけれど。

エヘ。。。
最初の意気込みはどこへやら、たった9基で力が尽きたというわけです。







しかし。
歩くのと違って、その場にずっと立っているというのは、ホント腰に来ますよね(笑)。


普段、腰痛持ちとかじゃないけれど、痛重さが気になるほどで、その場に立ち続けるのは限界。
折角のいい場所を後ろのいけ好かないオヤヂに取られるのも癪でしたが(笑)、疲れが勝り。
もう、祇園祭には未練はないやい!とその場を後にして。
午後からは、少しばりお寺巡りをしたのでありました。。。。。

つづく…。

夏休み♪

2011-07-18 21:21:52 | 旅行
使い古した雑巾のウサ、でございます。。。




その心は…。
ボロボロでクタクタ(笑)。





いや~、でも。
本当にすっごくスゴク !!!
楽しかったです。
行って良かった~。。。





自分のための旅行、実に久しぶりです。
…フランスから帰国してはもちろん、初めて、だし。



旅は、いいものですね~。
あまりの暑さに脳みそが溶け出した感じもしますが(笑)。

やっぱり京都、という街の良さなのでしょうか?
満喫しました。

いえいえ。
そして、また、気候がいいときに是非足を運びたいものだなぁ、とシミジミ思った次第です。







疲れた理由は。
そ、多分ね。
往復、格安の夜行バスだったからなんだろうと思います。


「蟻とキリギリス」の私は、会社を辞めて以来、落ちぶれたキリギリス人生まっしぐら(苦笑)。
まぁ、そのために得たこと、学んだことも多く、決して、今ある自分が嫌いじゃないし。
人生やり直したいとも思わないけれど。


もう少し、お金があったらなぁ…。

何しろ、本物の学生時代はお嬢様で(爆、←冗談です)、夜行バスなんて使ったこともなかったのに。
今回は初めての経験。
しかも、一番格安、グレードの低い夜行バスなんですから。

つまり。
乗るバスは、ほぼフツーの観光バスと同じ仕組みでした…。




前の席の人が、思いっきりリクライニングを倒すと。
短い足でも膝が引っかかって、スゴク居心地悪いのです。


かといって。
自分が倒せば、後ろの人がまたそういう思いをする…というのも、イヤだと思ってしまうタイプなので。

誰も感謝してくれるわけではないけれど。
只管、背凭れを傾けもせず、ジッと我慢の子、でありました…。


行きからいっぺんで、腰も首もガチガチに凝り固まりました。
かなりシンドイです。



でも。
意外に眠れるものですね。
…心臓に産毛が生えているからでしょうか(爆)。


とにかく。
トイレもないバスですから、行きも帰りも2~3回、トイレ休憩がありましたが。
そこで立ちもせず、ボ~っと座って、ひたすらウツラウツラしておりました。





まぁ、でも。
交通費が高い日本。

利用する人たちは、やっぱり体力のある若い人が圧倒的に多いです。
それと。
外人さん、ですね(笑)。


時々、ん?

間違ってしまったのか、というような、熟年の方や、たま~に家族連れとか…もいらしゃったけれど。
短パン、ノースリーブ姿の人が多かったなぁ。




私も、行きは、夜行バス。
しかし、初体験だし、流石に帰りは疲れているだろうから、せめて新幹線のこだま…のつもりだったのですが。

出かける直前に、帰りも夜行バスにしてしまいました。


…そうなった経緯を話せば長くなるけれど。

いずれにしても、自分の情報不足、であります。
またしても、自業自得。ってヤツ(笑)。


まぁ、お蔭で思った以上に、安上がりの旅行になりました。

何しろ、行きは祇園祭真っ最中ということで、最低でも6000円以上したのだけれど。
東京への帰りのバスの運賃は、なんと4000円!

新幹線が13000円超ということを考えれば、実に片道9000円以上、浮いたことになります。
9000円あったら、ちょっとした服だって買えますよ!
いや~、カンドーしましたね。







そもそも、今回の旅行は、1週間くらい前に行くことを決心したわけですが。
事の始まりは、そう、知人のフランコ・ジャポネ夫婦からのお誘いでした。



6月の始めだったでしょうか。
今年は7月の1ヶ月間、奥様(=日本人)のご実家に帰国されるということで、予定を知らされ。
JRパスを買うから(外人しか買えない安売りパス)、ご主人と日本を旅行するということで。

…○日は東京で一緒にご飯、△日はお家に泊まりに来て…と色々遊びのお誘いを受ける中。

富山の秘境温泉のほかに、京都にも行き、私と共通の友人である、やっぱりフランコ・ジャポネ夫婦に会いに行くと。
ついては、一緒に行かれたらいいのに~!と言われたのが発端でした。




しかし。
そういわれても、何しろ相も変らぬ貧乏人(笑)。
しかも、今は就業支援としての学校に通学中。
夏休みを取れる余裕もなく、今回は見送りですね~、なんてお話をしていたのですが。

予定では、土日。
しかも、今年は祇園祭の山場もその土日に嵌っていると聞き…一気に行く気が。



それでも、宿のことや、トータルの旅費、また学校での行事との関係から、8割がた無理と考えていたのが10日くらい前の話です。




しかし、まぁ、結局。
こういうのも一つのチャンス。
少々無理してでも行こうと急に思い立ったわけ。



それにしても、あまりな思い付きだったため、何も準備ができず。
本当に、バタバタで出かけてきました。




従って。帰宅してみれば、折角買ったばかりのカメラもあまり使わず。
自分の写真は、いつも通りではあるけれど、1枚も撮っていない。
しかも。
そんな中で、会いたかった別の友人にも会ってきたけれど。
これまた、その楽しかったひと時の写真は1枚も撮ってこなかった…。
反省しきりです。。。
まぁ、また会えるからいっか。





ただ、素人絵葉書になり損ねた、出合った観光シーンの写真は何枚か撮ってきたので。
これから暫くは、解説もなしに、少々の目の保養とばかりに載せ続けることができそうです♪





とにかく。
ということで、急遽、金曜の夜、学校が終わってから京都に立ち。
土曜日朝から、そして、日曜日夜、再び、夜行バスの車中の人になるまで、ほぼ丸2日、存分に楽しんできました。

だから。
忘れないうちにいろいろ書きたいことはたぁ~くさんあるけれど。


何しろ旅の疲れ。
面目ない…。

今朝、家に帰り着き、シャワーを浴びて、朝ご飯を食べると睡魔に襲われ。
3時間ばかりも、グッスリ寝てしまったのがいけませんでした。




起きてみたら。
何もできないほどの脱力感。。。

まるで、畳と一体化しあたようにドロドロ・デロデロ。
午後一杯は、冷房をつけて、なにやら部屋の片付けをするのがやっとでした。



だから。
もう、今日は潔く、お風呂に入って早寝をします。

明日は又、学校だし。

それに。
何を隠そう、今週も来週も週末を含めて「遊び」で忙しいのです(笑)。
とにかく。
暑さに負けないために、栄養と睡眠2本柱・至上主義で行こうと思いますっ !!!





なので。
京都の楽しかったお話は、自分でその余韻をチビチビ楽しみながら、何回かに亘って書いておきたいと思っています。



とりあえず。
昨日の、山鉾巡行のシーンをお見せして。
前触れ、ってことにしておきま~す!



いや~、京都はいいです♪
フランス人が好きなのが、今回よ~く理解できた気がします。

ミラノ旅行 その7・再び一人歩き

2009-08-13 20:52:20 | 旅行
オジサマとミラノ中央駅で別れた私、手にはアルミホイルに包まれたサンドウィッチ。

どうしたもんか、一瞬悩みましたが。
ホテルは近いし、冷蔵庫に飲み物♪も冷えてるし。
と、一旦、ホテルの部屋に戻ることにしました。


で。
やっぱり、戻ると、まずはシャワー♪

…烏の行水、系なのですが。
シャワーを浴びる、お風呂に入る、ということが大~好きな私は、昼間にそれが出来るのが、また嬉しい。
休日気分をかみしめられますから、ね!


そして、サッパリしたところで。
全く意味のわからないイタリア語のテレビを見ながら、ベッドの上で、お昼ご飯♪

サンドウィッチは、まぁ普通に美味しかったけど。
思ったより、量が少ない、笑。
…ペロッ!と食べちゃって。
う~ん。。。物足りない。

しかし。
時計を見ると2:30だものねぇ。
それから何かまた食べに行ってたら、お夕飯が遅くなってしまう。
…今晩は一人ご飯だし、早めに食べて、たくさん寝よう!ということにしました。




それじゃ、観光に出かけましょ!
と思ったら、あれぇ~!
何も計画がなかったことに気がつきました。

そ。
オジサマと一緒の時のことまでは、計画していたんだけど。
その後のことは一切、検討もしてなかった…。


はてさて。
一人になって、何処行こうかしらん?


それから慌てて、地図を片手にガイドブックを再び読み直しました。


で。
30分後。用意万端、いざ出発~っ!


って。
勢いよく一人で歩き出したのは良かったんだけど。
…そう。お昼前からまた、その日も暑くなってきていたのでした。。。

あんまり、欲張って歩かないようにしよ、っと。




そして。
最初に向かった先は、ポルディ・ペッツォーリ美術館。
オジサマが、「ここも有名らしいよ。行ければ行こう。」と言ってたのを思い出したのです。

何が特に有名かって、15世紀の画家、アントニオ・ポライウォーロの描いた「若い貴婦人の肖像」。

その当時の流行り?写真の代わり?
全く無知ですが、汗っ。

左を向いた若い女性の真直横顔。

この顔の輪郭が、美術館のシンボルマークになっているようで。
なかなか、それも素敵。


でも。
個人的には、正直言って絵画より(15~18世紀のイタリア絵画)、時計のコレクションや、装飾・家具調度品の方に断然、興味が注がれました。



そもそもこの美術館は、ペッツォーリ家という貴族の邸宅とコレクションが寄贈されたものとのこと。
鑑賞するには、とても心地の良い空間でした。





結構、長居をしたようです。
再び外に出ると、とっくに5:00を回っていました。
う~ん、どうしよう。
その時間から、他の美術館などに行くのは勿体ないしねぇ。



ということで、当初の予定ではその日の朝、オジサマと行くはずだったヴェニスもどき?という、運河界隈に行くことにしました。
全然足を踏み入れていない、市内南西部。

地下鉄を乗り継いで、ガイドブック記載の最寄駅で降ります。

地上に出ると、何となく田舎っぽい、というか、下町っぽい。
しかし。
ふぇ~、暑い!
…その頃には、太陽がぎらぎら照りつけるいいお天気になっていました。




日陰を選んで、ブラブラと運河の畔を目指します。
そろそろ開店するカフェもありますが。
食事時間には未だ早く、人通りも少ない。

運河は、ヴェニスとは程遠く。
まぁ言ってみれば、パリのサン・マルタン運河沿いの雰囲気に似ているかなぁ。




それでも。
水辺の街並みを歩くのは、何とも気持ちがいいものです。
時間を考えずに、ゆったり散策。




そしてまた、地下鉄を乗り継いで、ホテルに戻りました。
お腹ペコペコ~!

ですが。
勿論飽きもせず、まずシャワー。
そして、レストラン探しに出かけました。


しかし。
この日は、日曜日。
ただでさえ、そんなにレストランがないエリアみたいなのに。
開いているお店がとても少ない。


しかも、当然のことながら、お値段が高いのは論外!
安くて&イタリア料理、但し、ビュッフェ形式は避けたい…そんな願望に当てはまるお店がなかなかありません。

かといって。
一人だし、アテもないのに遠くまで行くのも気が向かず。

結局、駅の近くのあまりパッとしないレストランに入ることにしました。
…どうも、チェーン店だったようです。

お店の中は、そこそこ広くて、未だ8:00前にも関わらず、お客さんは結構入っていました。
そして、一人客が多い。

…駅の近くで、でもツーリストというより、仕事でこの近くのホテルに泊まって、一人、単にお腹を満たすために食事を取りに入った、という風情の人たち。


失敗だったかしらん?と思いつつも。
とにかく。
メニューを吟味します。

う~む。
一応、お店の外のメニューを見て入ったんだけど、イマイチ、ピンと来るものがない。
だって。
ミラノ風リゾットはないし。
ミラノ風カツレツは、意外に高い!
どうしても、またパスタは食べたいんだけど。

パスタ+カツレツ+ワイン、にすると、結構お値段がいってしまいます。

迷った末、とりあえず、パスタと白ワインに、別注文の付け合せ野菜を頼んで様子を見ることにしました。



で。
ワインがやってくる。
一人で、再び乾杯~!

程なくして、パスタが運ばれてきました。

むぅ…残念。
決してまずいわけでは、ないけれど。

でも。
美味しい!という感動が全くない。


それでも。
お腹が空いていたので、パクパク食べ進み。
ほぼ終わりそうな時に、付け合せの茹で野菜(さやいんげん、人参、ポテト)とほうれん草がやってきました。

スゴイ量だ…。


とりあえず、ほうれん草を一口食べてみる。
マズイ~っ!!!


そして。
どの野菜を少しずつ、食べてもみても…
ぐわっ、マズイっ!!!!!


とにかく。
味がない、旨みがない、新鮮さがない…。
多分、冷凍ものなんでしょうね。




仕方がないから、オリーブオイルと塩を振って食べてみる。
マズイっ!!!

パスタについてきたパルミジャーノをふりかけてみる。
マズイっ!!!


とてもこんな量、こんな不味くて、食べられないよ~、涙。



そう。
…基本的にオーダーしたものは、残さず食べる主義の私なのですが。
とてもこれらを食べきる気分にならない。


しかし。
考えてみれば、旅行中、お野菜をあまり食べていないんですよね。
このくらい食べることも必要なのかも…。
と思いなおし、半ば強制的に食べることにしました。



マズイ、まずい、不味い…。

お店でこんな不味いものを食べたのは初めてだ~っ、というくらいです。笑



それでも。
何とか、ほぼ完食。…涙が出そうでした。

とてもカツレツなんて、そのお店で頼む気にならず。
お会計をすませ、お腹をさすりながら外に出ました。



ん?!
私ったら、動物性たんぱく質を食べていないじゃないっ!!!

しかし。
あまりの満腹状態で、それから、また他のレストランに行く気にもならず。
がっかりしながら、ホテルに戻り。

まぁ、こんなこともあるかな、と買っておいたお飲み物♪とおつまみで、お口直しをし。(笑)
まったりと、一人ヴァカンスの夜は過ぎて行ったのでした。







で。翌朝。いよいよ、旅も最終日です!
雨戸を開けると、既に
今日も一日暑くなりそうです…。

そして、習慣になった(?)時刻、8:30に食堂に下りて行き。
優雅にゆったり朝食。

…この日、宿泊客も少なかったのか、結局終始サロンには一人でした。


部屋に戻って、さて、と。
今日はどういう予定にしよう?


こういう何にも計画無しの旅行日程もいいもんです…。


とりあえず、自分の部屋と化して収納していたモノを再びキャリーバックに詰め。
あ、そうだ!
絵葉書を書くことにしました。

折角買ったのに、そういえば書いてなかった…。



特にもう、見たいものがあるわけでもなかったので、ホテルでの気持ちの自由な時間を味わうことに。



チェックアウトをしに、フロントに寄ったのは、既に10:30を回っていました。
3:00まで、キャリーバッグを預かってもらえるようにお願いし。
外に出ました。

あれぇ、既に暑い!

そして。
まず向かったのは、1日目一人で行った公共公園?でした。

そう。
フランスのガイドブックに載っていたのですが、その公園の外れに、ムゼオ・デッロットットチェント(と読むのかしらん?)と言う美術館があるらしく。
説明を読むと結構面白そうだな、と思ったのです。


ところが。
基本的に「犬みたいに迷わず何処にでも行かれる」と誇るうさたろうなのですが。
書かれたアドレスが見つけられない…。
何度か地図の印がある周辺をグルグル歩き回りましたが。

結局、暑くて、気分もそがれて、断念。
公園の中のベンチで、作戦の練り直しをすることにしました。


広~い芝生の中に植わっている大きな木の陰のベンチに座って。


あ~、なんて気持ちがいいんでしょう♪
ヴァカンス気分にすっかり溶け込んで…。



ワンちゃんと一緒に散歩に来る人たちが、次から次へと訪れます。

広場の中で、チェーンを外すと、ワンちゃんたちは、時には他の仲間と走り回ったりしながら、本当に幸せそう。




そんな様を飽きずに、ボ~っと見ていたら。


どこからかサイレンの音?
あれぇ~、いつのまにやら1時間以上もそこにいたのでしょうか。
12:00になっていました。



これは大変、タイヘン!
だって。
昨日のお昼ご飯と、夕飯のリベンジのために、この日のランチは、ナンとしても!美味しいミラノ名物をタラフク食べねばなりませぬ!(笑)



レストランを探しながら、ホテルの方向へ向かいつつも、お店がある通りを選んで歩き始めました。

既にテラスで食べている人たちのお料理を盗み見しつつ、お店のメニューを検討。


しかし。
意外に、これは!と思うレストランに出合えません。
何しろ、高いのは駄目!
でも。
雰囲気とかも少しは選びたいし。
ピザとパニーニのように、軽食過ぎたり、パリでも食べられるのもイヤだしなぁ…。


結構探し回って、もう諦めようか。
一日目に2度も行ったレストラン、駅の近くのあそこで妥協するべきなのかしらん…と思い始めたときに。

ふと目についたメニューの看板。



1皿目のチョイスに、ミラノ風リゾットがある!
しかも。
2皿目のチョイスに、ミラノ風カツレツがある!
更に。
飲み物(ビールもワインも可♪)もついて、なんと10€という値段設定。


これは、すっごいお得じゃないですか。
だって。
ミラノ風カツレツは、どんなに安いとこでも12€くらいの相場の感じだったし。
何よりも食べたいものが、食べられて、飲み物つき~♪


でも、不味かったら?


しかし。
迷っている間にも、何組もの勤め人グループらしき人がお店に入っていきます。

よしっ!
この値段だったら、失敗して、他のレストランに行ってもいいじゃないか!
思い切って入ることにしました。


お店は縦長く、結構広い。
ウェイトレス・ウェイターさんは、しかし、皆アジア人(中国人?)で、ちょっと失敗したかなぁ感もありましたが。

お客さんは殆どイタリア人みたいで、それぞれ満足そうに、楽しそうに食べているし。
雰囲気もなかなかよくて、期待することにしました。


案内された席に座り、再びメニューに目を通す。

しかし、ホントこのレストラン、今まで見た中でとってもリーズナブル!
もし、1皿目だけだったら。
なんと5€なんです。

そして、2皿目からのチョイスだと。
7€。
ピザメニューは、6,5€。
それらが、お好きな飲み物つきなのですよ。

しかも、です。(バンバン!←力説して机を叩く音)
ワインだって、グラスワインじゃない。
小さなデキャンタ!であります。

ビールだって、吃驚り!
日本で言う中ジョッキサイズですよ~


喉がすっごく乾いていて、ビールに魅かれたのですが。
食事を楽しむ目的だったので、白ワインをオーダー。
そして。
勿論、初志貫徹。
フルコースメニュー(?)で、ミラノ風リゾットにミラノ風カツレツ、をお願いしました。


すぐに、小さなデキャンタに入った白ワインとパンが運ばれてきます。

再び、一人で、また乾杯~っ


わぉっ、結構美味しいじゃん、この白ワイン。
微発泡で、キンキンに冷やしてあって、軽やかで。
…安いワインなんでしょうけど、十分だわ~、ウットリ。


地図を眺めたり、撮った写真を見ている間に、待望のリゾットが出来上がってきました。
「はい、どうぞ。」


置かれたお皿を見た途端に、内心吃驚り!!!!!


そ。
実は私、情けないことにあんなにこだわっていたくせに、ミラノ風リゾットがどんなものか、実質的にも視覚的にも知らなかったんですね

要は、サフランでお米を炊いて、ペルミジャーノで味付けしたリゾットなわけですから。
真っ白のお皿には、真っ黄色のご飯粒のみ。
それが、かなりの量。

狼狽しながらも、食べてみることにしました。


ん?
なかなか、美味しいじゃありませんか。
熱々出来立てで、味付けも濃すぎず。
しかも。
白ワインと相性もバッチリで。


パクパク、食べ進めました。


が…。
半分も食べたら、実は飽きてきちゃった…。
というのも、感触も味もずっ~と一緒なわけです。

しかも。量が多いと来た…。


不安になってきました。
これ食べ終えちゃったら、2皿目が入らないかも。


いや、大丈夫、だいじょうぶ、もう2度とミラノに来ないかもしれないのだから食べなくっちゃ!と自分を説得しつつ、フォークを口に運び続ける…。

でも、結局、4分の1くらいは、申し訳ないけど残すことにしました。

忙しく働くウェイトレスさんを呼びとめ。
「申し訳ないけど、これ、ひいてもらえます?美味しいんですけど、2皿目頼んじゃっているので…ゴメンなさい!」

「それから。えっと。赤ワインを追加お願いできますか?」
…だって。
リゾットを食べるために、白ワインがどうしても必要で、全部、飲んじゃったんだもの。(笑)

ウェイトレスさんは、吃驚りして、
「別料金になりますけど、いいんですか?」と聞き返しましたが。
「えぇ、勿論。グラスじゃなくて、同じデキャンタで!」






それから暫くして、さっきのウェイトレスさんがお皿を運んできました。
「はい、ミラノ風カツレツです」

目にした瞬間、
「ええっ?!」思わず今度は声に出してしまいました。
「こ、これ、私のですか?」



そうなんです。
すごい量!
15cm×20cmくらいのお肉がお皿にデ~ン!
しかも、付け合せにフライドポテトがタップリ…。



ウェイトレスさんは、苦笑いしつつ
「そうですよ」と言って、お皿を置いて去りました。



むぅ…。
予想外過ぎます!
10€のセットメニューで、こんなのありですか?

そりゃあね、ミラノ風カツレツは確かに薄いです。
でも。
パン粉つきで、油で揚げてあるから、かなりのボリュームなはずです。
こんな肉の塊が来るなんて、ぼ、呆然…。






しかし。
眺めていたって、何も始まりません。
大きくカットされたレモンをキュッと絞り。
積極果敢にお肉を食べ始めます。

美味しい~♪

そ。
揚げたてで、シンプルなお肉はとっても美味しいのです。


これは、何としても全部食べるしかないでしょ!(笑)



ポテトも2~3本つまんでみました。
これも、揚げたてだから、美味しいんだけど。
そう、肉の制覇のために、アッサリ放棄することにしました。
…パンを食べるのも、即刻、中止であります!




お肉にはちゃんと少し骨もついていましたが、やっぱり食べられる部分の量もスゴかった…。

モグモグ、コクコク、もぐもぐ、コクコク…。

レモンの汁がいいアクセントになって、シンプルだけど飽きずに食べられます。
ワインも、食欲増進してくれるし、ね。


で、ちゃんと食べましたよ~、全部。
パチパチパチ!
…我ながら、感心です、ハイ。


しかし。
お腹苦しすぎ(笑)。
…暫く、動けないくらいの感じでした。


が。
時計を見ると、2:30じゃありませんか!
ホテルに戻って、空港に向かわないといけません。


重~い腰をヨッコイショと上げ、お会計に並び(珍しく、レジ支払い制。)、支払いを済ませて、外に出ました。


…容赦なく照りつける陽射しに、なめくじ気分を味わいながらも、満足してホテルへと向かったのでした、チャンチャン。






そ。
この後は、荷物を引き取り、また中央駅から空港行きのバスに乗り。
空港でチェックインをすませ。


流石にお腹が一杯過ぎて、ビールを飲む気にもならず。
免税品店内を彷徨い、待合ロビーで最後の旅の余韻を楽しみ。

時刻通り離陸した、パリ行き飛行機の機上の人、となったのでした。




で。
パリに着いたら、寒いっ!
って。大袈裟ですが、半袖一枚じゃ涼しすぎ…。
そんな夕方で。

旅の心地よい疲れと共に帰宅した途端、奈落の底につき落とされた気分になった話は、先日書いた通りであります。

ミラノ旅行 その6・オジサマとの街観光、締括り

2009-08-12 05:26:35 | 旅行
その晩、結局自分の部屋に戻ってきたのは、2:00過ぎ。

とっても眠かったから、コンタクトを外して。
顔を洗うだけで、シャワーも浴びずに寝てしまいました…。




で。
翌朝。
8:30の朝食まで、大してすることもないくせに。
寝るときに眠くて、小心者の私は、目覚ましを寝過ごさないようにと7:00に合わせてました(苦笑)。


ということで。
旅行に来ているのに、5時間に満たない睡眠時間、とな。。。



ノソリノソリ起き出して、雨戸(?)を開けると。

うわっ~、眩しいっ!!!

またしても。ピーカンのお天気のようです。




昨晩、シャワーを浴びずに寝たので。
ゆっくり、髪の毛も洗いつつ、旅行らしさを満喫~。

…時間になって、食堂へ降りました。




連れのオジサマは、というと。
あらま、目が充血!しているじゃありませんか。
旅行に来て何してるのぉ?!(笑)


なんでも。
日本では、都心から若干、離れたところに住んでいるオジサマ。
…飲む時は大抵都心で、帰る間に消化するから、家に帰ったらすぐ寝つけるんだそうで。


私が部屋に戻ってから=飲んだ直後ということで、寝つかれなかったらしい。
で。
仕方がないから、夜中に1時間ほど、お散歩に行ったんですって!



というわけで。
お互いに、寝覚めの悪い朝。
食欲もそんなにない…。

それでも。
というべきか、だからこそ、なのか。
またまた朝食に1時間ほどかけ。


更には。
部屋に戻って、その日のお昼過ぎに出発するというオジサマの荷物の用意も考慮し、10:00にホテルを出ることにしました。
…一緒に観光が出来る貴重な時間というのにねぇ、笑。





さて。
予定通りホテルを出ると、とにかく時間を無駄に出来ないので、メトロに向かいます。

が。
あれ~、肌寒いかも

朝起きたとき、ピーカンだったのに。
いつのまにやら、空には雲がムクムク状態=お陽様はスッカリ雲隠れ。

乾燥しているので、風が吹くと、上着が欲しいかも。と思うくらいでした。
…ま。
天気予報によると、そんな心配はなさそうだったから、とにかく、行きましょ!


そして。
前日の作戦会議(?)で同意してもらって足を向けた先は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 科学技術の国立博物館」でありました。



えへへ。
先日書いたように、すっかり「俄か、強烈レオナルド・ダ・ヴィンチファン」になりきっている私。

本当は、その前の日、『最後の晩餐』を見た後にすぐ見学予定だったのが。
予想を裏切り、スフォルツェスコ城が素晴らしかったものだから。
見る時間が取れなかったのでした。




…オジサマの知り合いが、
「偽モノばかりでおもしろくなかった。」と言っていたらしいけど。


発明の発端やら、その創意工夫を見て、感じるだけで、スッゴク楽しいのです♪
(フランス、トゥール近くアンボワーズのクロ・リュス=彼の晩年の家は、大のお気に入り。)



最初の予定では、その朝、市内の外れ、ヴェニス風情の川岸(?!)に毎月最終日曜日に開かれる骨董市を見に行こう、と言っていたのですが。


別に、骨董市で買いたいものがあるわけじゃなく。
折角だから、色々なミラノの顔を見たいという、それだけの理由で選んだ訳だから。

とにかく。
この博物館だけは見なくっちゃ!と力説し。
その日、向かったわけなのです。



ところが。
最寄駅の地下鉄を降りても。
何だか、人寂しい…。




ホント、ここなの?


通り名からすると、合っているらしいけど。
観光客の一人もいない。

夏だからかなぁ、今のトレンドじゃないのかなぁ、と言いながら。
とりあえず、それらしい方向へ歩く。


「きっと、この建物じゃありません?」と。
大きな建物塀に沿って歩くと。

入口らしいくらいウィンドーのところに。
「科学技術博物館の入口はあちら→」という貼紙が。
…その建物の敷地を、ぐるりと背後に回ったところが入口らしいです。



だったら、駅の側にでも貼紙くらいしてよっ!
全く気がきかない…。

ブツブツ言いながらも、書いてあった道らしき道を辿っていきました。




しかし。
ホントにこんなとこ?
…暫く歩いても、誰一人として、道を歩いてないんですもの。(観光客も街の人も)



もう引き返しましょうか、と言い出そうかと思い始めたところに。
博物館の旗が見えました、ホッ。



入口を入って、お喋りに余念がない係員さんから入場券を買い。
置いてあった英語のリーフレットを取って、中に入ると…。



だだっ広い。



とりあえず、順路に従っていけば、面白いものでもみられるんだろうな、と思っていたんだけど。


?????
一体、ここは何の博物館ですか?




そ。
私は、例によって下調べもしないで、ダ・ヴィンチの名前が冠してあるから当然、彼の業績を称える博物館だと信じていたわけだけど。



これって、何の関係があるの?
というような展示にいきなりぶつかっちゃうわけです。




ひょっとして、ここって、ただの科学技術博物館だったのぉ?!





とりあえず、オジサマと廊下のベンチに腰を落ちつけて、何があるのか、そして、何を見たいか検討することにしました。

で。
さっきもらってきたリーフレットをマジマジ見る。


と。
やっぱり!
メインは、現代の科学技術の紹介・啓蒙(?)にあるようであります…。
つまり。どちらかというと、若い人への教育機関的位置づけ?!



じゃ、ダ・ヴィンチ関係のものは、何もないの?




館内見取り図を丹念に見ると。
確かに、申し訳程度、ところどころに「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と書いてある。


しかし、しかし。
それが、具体的に何を意味するのか?
何処にも書いてないのですよ。

つまり。
他の部屋は、例えば、楽器、とか、宇宙、とか、サウンド、とか、遠隔コミュニケーションとか。
分野ごとに展示室が分かれているなかで。
ポツン、ポツンと、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と書いてある部屋があるってこと。


ホント、いい加減だなぁ~。




とにかく。
科学技術博物館だから(なのか?)実習ができるアトリエがたくさんあったりして(予約制、有料?)、広さはとにかく広い!

廊下を歩いているだけで、疲れるくらい(ちょっと大袈裟)なので。
本当に見たいものだけ、見ることにしました。




それでも。
ダヴィンチと書かれた部屋にいくまでに通る展示室は、折角だから見て回るわけですが。


この博物館、換気がすごく悪い。
空調施設が全然ないので、酸素不足。

たまに廊下の窓が開いていて、一息つく、という感じで。
何とも、疲れる鑑賞なのであります。




しかも。
漸く、「ダヴィンチ」エリアにやってきて。

アンボワーズのクロ・リュスの展示のように。
彼の発明した器具・設備などの説明と、小さな模型が置いてあったわけですが。

近視の進んだ私には、英語の文字盤が小さくて暗くて遠くて読めない…。
という。
(大文字で書いてあるイタリア語の方に、ライトが当たり、その影になっている。)

…正直、説明があまり読めない私には、意味不明の模型なんて全く面白くもなんともなかったのであります。

こんなんだったら、本を読んだほうがよっぽど楽しいに違いない






まぁ、それでも。
折角、入ったんだからと、一応全館歩き回りました。

元祖オタクの鉄っちゃんが喜びそうな(笑)車両や、船舶、航空機などが展示されているスペースもあって、ものすご~く端折って見たにも関わらず。
「そろそろ、出ましょうか?」と言った時に、丁度どこからか12:00の鐘!


ひゃぁ~!もうそんな時間?


そ。
オジサマは、中央駅1:30発の列車に乗らなければならないのです。


昼ご飯を食べるなら、今食べるしかない!
のだけど。

昨晩の飲み・寝不足のせいか、珍しく未だお腹が空かない。

中央駅のバールででも、食べましょうか?
という提案にオジサマも賛成し、どこか簡単に見られるところへ行くことにしました。


しかし。
残された時間は、約30分。
一体何が見られる?


というわけで。
結局、ドゥオモを再度拝むことに。


この旅で、実に3度目ですが。
やっぱり驚きは、いつも伴う。

でっか~!!!!!!(笑)




全く前日と同じような写真を、折角だから、と撮り…。


胡散臭い写真屋の鴨になっているカップルを横目で見ながら、地下鉄でホテルに向かいます。

オジサマの荷物を取って。
中央駅へ。

「ママン(←オジサマは、ホームステイ中)へのお土産は、結局何か買われたんですか?」
「買ってない。」

というわけで。
駅前のカフェで、なにやら甘いものを買うとのこと。

「何がいいと思う?このキャンディなんてどうかな?」

そんなこと、ノンベの私に聞かれてもねぇ…。

「ゴメンなさい…正直言って、甘いものなんかより、サキイカもらうほうがずっと嬉しい人間ですから、全然判らないんですよ~。」
と返したら。
あはは、オジサマ、絶句してました。



で。
オジサマが、お土産を選んでいる間、併設されているバーとレストランを観察する私。
そこで、目が釘付けに。

というのが。
サンドウィッチがウインドーに入っていたのですが。
すっごく美味しそう♪


特に。
真っ黒の食パン(?)に中身がクリームチーズとスモークサーモンというのは、美的にも意表をつかれたし。
他のどこにでもあるような中身でも、野菜の彩りがとっても綺麗で、俄然食欲をそそります。

…突然、お腹が空いていることを思い出してしまいました、笑。

昼ご飯としてこれを買って、駅のバールで、立ち飲みビールと一緒に食べるのもオツだなぁ。
なぁんて、ことを考えていたところで。
「うさ、行くよ。」とオジサマ。

「ね、ね。見てくださいよ、美味しそうじゃありません?」



というわけで。
二つサンドゥイッチをテイクアウトにしてもらい、足早に中央駅へ向かったのでした。


駅に着くなり、発着掲示板を見て、該当の番線に。
オジサマが列車に乗り込み、荷物を積んで、再びホームに降りてきたときは、既に1:20。
あぁ、残念。

「駅のバールで、ビールを飲む時間がありませんねぇ。」というわけで。
オジサマとはそこで再び固い握手を交わし、さよならをしたのでした。









さぁて。
この旅、残るは1泊2日ありますが。
自分一人ですからねぇ。
しかも。見所は大抵見終わったということで、食べ物の話くらいしかないので(笑)、次回が最終回かなぁと思っています、が。

実は、その後「イタリア総括・感想編」も書きたかったり、ポリポリ。
…やっぱり、旅は新鮮なことばかりで、書きたいことが次から次へと出来るもののようであります。


因みに。
パリの今日は、とても涼しい1日でありました。

ミラノ旅行 その5・2日目のその後

2009-08-11 06:13:25 | 旅行
『最後の晩餐』も無事見られたし♪

サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会も見学すべく、午後の開館時間までビールを飲んで待つこと暫し。
…その後の予定の変更なども話しながら、3:15頃、教会へ戻りました。


すると。
ん?
今時分にミサ?
…不審に思いつつも、とにかく邪魔にならないようにそぉ~っと教会内部を見学する。


しかし。
どうしたって、変!

だって。
傍聴席にいるのは、20~40代の黒人及びアジア人(多分中国人)男性、数人の中東女性(サリーを着ている…)。


宗教学科の学生の研修なのかしらん?



う~ん。それにしても。
ナンか雰囲気が違うんだなぁ…。

多分、観光学科の学生なんじゃないか、と。
勝手に結論づけて。
(教会のくせに、何だか商売ッ気くさい…。。。)


一応牧師さんのお話が終わって、彼らが祭壇にも見学行くのに乗じて、私も一緒に入ってしまいました。



そうして。
ひとしきり、教会内部も見学終了。

では。
再び、スフォルツェスコ城に向かいましょう!


受付のところで、未だ見てないけど見たい博物館の場所をオジサマに聞いてもらいました。

すると。
え?何ですと?

12館あって、さっきの休憩時に話し合って、「とてもじゃないけど今日は見切れない。」

それじゃ、見るところを絞らなきゃね!
私は、これとこれとこれ、かなぁ…。







ところが。
嘘つき~!!!

何とですね、リーフレットに書いてある美術・博物館のうち、7館くらいは、公開してないんですと!

ありえ~ん!!!



だったら、リーフレット刷りなおすべきでしょ!
或いは。
斜線を引くとか、シールを貼って「今は展示公開していません」とか…。

それに、百歩譲ったとしても。
受付に貼紙をしておくべきだ!!!

受付の人に聞くまで判らない、ってあり?
つまり、聞いた人しか判らない、ってこと…。



あまりの「いい加減さ」に呆れながらも。

ま、だったら見たいところが後1館だけだから、今日中に見られるかもしれない。
と。
気を取り直して、指示されたとおり、楽器博物館なるところへと向かいました。




しかし。
これは、素晴らしい!

さっきの嫌な気分もあっという間に吹き飛んだくらい、素敵で、豊富なコレクション。

しかも。
ここもまた、「自由にお取りください」解説書のコピーが日本語版もあるだけでなく。
なんとですね、カラー写真つき。

これだけで、ミニ・カタログが出来ちゃいますよ~♪


流石、音楽の国、イタリアならではです。


楽器もやらない、素人人間のうさだけど。
ほぉ~んと、すっごく楽しかった~。


これまた見ている人が少ないのも、ありがたい。


で。
ふと気がついたら、既に5:30閉館間際。


すっかり満足して、スフォルツェスコ城を後にしたのでした。





で。
どうしましょ?

そ。
まだ、5:30ですものね~。
日は長いし、食事までは時間もあるし。


じゃ、明日の朝行こうと行っていたドゥオモでも先に見ておきますか。




…路面電車に乗ったりしながら、スカラ座まで。


その夜の食事をどこで取るかも考えつつ、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り(?)を通る。

そして。
ドゥオモ!


昨日、一人で見たけど。
やっぱり、また見て驚く!
でか~っ!!!!!(笑)


やっぱり、このドゥオモは「すごい」です。
半端じゃないです!!!



クリスチャンのオジサマは、翌日ミサの時に入りたかったらしいけど。
折角だから、入れるうちに入ってみましょ、と。
…パリのノートルダム寺院のように、ミサの時にも入れてくれる教会ばかりじゃないでしょうし。


って。
入ったら、やっぱりなにやらやってたけど。

進入禁止のところが大部分で。


見学も、それほど時間かからず。



さぁて。
結構歩いて、疲れましたね~。
喉も渇いたから、どこかで一休みでもしましょうか?

と。
時計を見たら。
あれ~!いつのまにやら7:00近く。



あんまり暑かったから、食事前に一度ホテルに戻ってシャワーを浴びよう。
という話をしていたんだけど。

もし、この辺で食べるなら、そんなことをしていたら、食事は8:30になっちゃうね~。



そんなことを話しながら、それでも夜のレストランにいい案が浮ばないから、近くの大手デパート、ラ・リナッシェンテ(?)に入ってみました。

なぁんだ、ただのデパート。。。


でも。
このデパートの7階(だったかな?)にレストラン街があるそうで。
そこから、ドゥオモを見ながら、お食事というのを日本のサイトで勧めていたような気がする。

というわけで。
エスカレーターでレストラン街へ。



ひゃあ~、ホントだ。
ドゥオモの側面、至近距離のテラスでお食事が出来るんですね~♪



しかし。
お値段を見ると。
やっぱりソレナリ。

しかも。
本当に、ちゃんと美味しくて満足できるの?ということに、ナンか懐疑的になってしまう。



それにねぇ。
正直言って、オジサマと二人で、って、ムードじゃ全然ないものね~(笑)。





「今すぐ入るなら、いい席が取れるから結構価値はあるでしょうけど。一旦ホテルに戻ってたら、何も見えない席しかないですよ…。」





そ。
私としては、美味しくてリーズナブルなほうが嬉しいし。

足も疲れてたし。
食事前に一度、シャワーを浴びたかったし。

それに。
ホテルの近くの方が、早く帰って、ホテルで飲みなおせる…。

そういう魂胆があったのです。




というのが。
オジサマは、私のために、お土産、イタリア高級ワイン・バローロを持って来てくれたんだそうです。

でもね。
…私のキャリーバッグはソフトタイプ。
しかも。夏だから、荷物はあまりなくて、スカスカ。
そんなところに、赤ワインを入れて持ってかえるというリスクを冒したくなかったのです。

それだったら。
折角だから、オジサマと一緒に飲んだほうがよっぽど、私の喜びも判ってもらえるでしょうし。
オジサマ自身も味見できるし、ね。


という下心があった私は(笑)、ホテルに帰ることを強く提案。


オジサマも、食事前に一旦シャワーを浴びる案に賛同してくれて。
それから。
地下鉄に乗って、中央駅のスーパーで冷えたビールを買うことを怠らず(笑)、ホテルへ戻りました。


30分の持ち時間で、シャワー♪
あ~、気持ちいい

約束の時間にオジサマの部屋に。
そこで、さっき買ったビールを飲んで喉の渇きを癒し。
いざ夕食へ!と繰り出しました。



しかし。
どこ行きましょうか…。

朝通った時、何となく目星をつけていたレストランは、なんと夜は閉まっていたし。
結局、ホテルからかなり近いイタリアン・レストランで妥協することに。


既に、8:30はとっくに回っていて。
それほど広くないそのレストランは、ほぼ満席。
それでも、中央近くのテーブルに案内されました。

わ~い♪

昨晩と、その日の昼ご飯の恨み(?)を果たすべく、食べてやる~!



と。
実は意気込んでいたのですが。

オジサマがねぇ、結構少食みたいなのですよ、ショボ~ン。
しかも。
ダイエットを気にしているのか、脂系を避ける傾向に。


というわけで。
前菜は、茹で海の幸のレモンソース。


…これは。
はっきり言って、いただけなかったです、苦笑。
味がないの。

まぁね、海から遠いから海のものはやめたほうがいい、って言っていたオジサマ自身が頼んだんだけど。
せめて。
ニンニク炒めにしておけば、良かったのになぁ…。
やっぱり。
外食に脂を気にしてたら、駄目なんです!キッパリ。



しかし。
残すのはお互いの趣旨に外れる、ということで。(笑)

この前菜とグリッシーニだけで、白ワインが1本空いちゃいました~。
で。
当然、もう1本、頼む。


そうして。
1品目として、海の幸はねぇ…といわれながらも、私が頼んだのは、ボンゴレ・ロッソ。

でも。
これは、大当たりでしたよん♪
オジサマも大喜び。

で。
付け合せ頼んだのが、ポテトフリット。
…付け合せといっても、別皿に出てくるので、まるで1品のよう。
勿論、ボリュームがあります。


そして。
2品目に、私はミラノ風カツレツが食べたかったんだけど。
カロリー過多、なのか、結局、却下され。
イタリアは豚が美味しいということで、豚のソテー。

う~ん。
これは、別にフツーでありました。



そうして。
レストランを出たのは、ほぼ最後の客。11:30近くのこと。

それから。
一番の目的。
ホテルのお部屋で飲みなおし、であります。(笑)


本当は、前の日も旅行に来たのに6時間くらいしか寝てないだけじゃなく。
出てきた前の晩の睡眠時間が少なかったので、出来るだけ早く寝たかったんだけど。

とにかく。
お土産に持って来てくださった「バローロ」を楽しまねばなりませぬ!


夕方、スーパーで買っておいたポテトチップスをつまみに。
日本からわざわざ持ってきたという日本のキリンビールも冷蔵庫に冷えていて、それをチェイサー代わりに。
バローロを堪能しつつ、2日目の夜も更けていったのでございま~す…









って、あれれ…。
ミラノ旅行も、既に「その5」まで来てしまった。
…顛末記は避けよう、って言ってたのにねぇ。
結局駄目ですね~、ポリポリ。

ま。
後2~3回で終わるということで、どうぞ、もう暫くお付き合いくださいませ~。
ではまた明日。

あ。
因みにパリは、また暑くなってきました…。
ミラノほどじゃ全然ないけど(笑)。

ミラノ旅行 その4・お城とフレスコ画

2009-08-10 04:14:13 | 旅行
地下鉄の駅に着いて、切符の購入で、また迷います。
私は、翌日も1日動き回るつもりなので、2日乗り降り自由の切符を。
オジサマは、翌日お昼過ぎに、帰らなければならないので1日券ををそれぞれ買いました。

1回市内の乗車が1€。(←パリより安い)

でも。
1日乗り放題だと、3€、2日で5,5€って、やっぱり安い♪
(すぐ、日本と比較し、ちょっとクライ気分に。日本は交通費が高すぎます!)


さて。
地下鉄は、前の日一人で乗ったときと違い、冷房車♪
ミラノは、地下鉄に冷房が入っているんですね~。パリとは大違い(笑)。


数駅乗って、スフォルツェスコ城の最寄駅に着きました。
降りて、とりあえず、外に出てみる。

キョロキョロ。

ほっほぉ~!
ここにも、中央駅とは違った、別の鉄道の駅があるんですね!


太陽がカンカン照っているので、方向は何となく判る。
お城らしき方向へ歩いていきました。

すると。
おぉっ!
大きな、何とも威圧的な城塞が目に飛び込んできました。


しかし。
この角に立っている塔が丸くて、どうも、イタリアというより中国を連想させる。


ま、それを除けば、威風堂々のイタリア~!なんですけど、ね。


城塞の中に入ってみました。
一大観光地とあって、観光客、ツアー客がぞろぞろ庭を歩いています。


しかし。
うぅっ、既に暑い。
日陰をもとめて、我々は建物に沿って進みます。

中に入ったら、一体何が見られるのでしょうね?

…下調べも十分にしてないまま、とりあえずインフォメーションに行って見ます。


折角だから勿論、中に入るけど。
入場料は?と。

へ?
3日間チケットですって?それがたった7€。
1ヶ月チケット、8€?!

安すぎるけど、そもそも1日券ってないの?


とよく見たら、1日券は別な板に書いてあって、3€。

それにしても、お安いじゃありませんか。
何を見せてくれるんでしょう?

と、日本語版(←イタリア語版と英語版。それに日本語版、ってスゴイ!)のチラシというか冊子をもらって見てみると。


なんと、12館(?)もの案内が。
これらが、全部このお城の中にあって、たった3€で見られるってこと?



何だか狐につままれた気分で、そのまま受付から続く古代美術館に入ってみました。


…入ると、人はぐっと少ない。
まぁ、ゆっくり見られるからありがたいですが。
あの大勢の人たちは、どこへ行っちゃったのかしらん?
皆は、お城は外から見るだけなの?


で。
あれ?と気がつくと、それぞれの展示室の作品についての説明書がきちんと備えてあって。
それがなんと、パウチっこの回覧版ではなく、ちゃんとしたコピー。
しかも、これまたイタリア語、英語、日本語が揃えてあって。
それだけで感激。

古代からルネッサンス期における彫刻、装飾品、軍防品(?)、タペスリーなどなど。
豊富な興味深い作品をジックリ鑑賞しつつ、日本語解説書のコピーをもらい…。

この館の締め括り、ミケランジェロの最期の作品「ロンダニーニのピエタ」を見て。

次なる建物に移動。
チケットを見せて入ると、どうも、装飾芸術美術館に入ったようです。

焼き物とかって、私見るのすごく好きなんですよね~。
こんなの使いたいな~、なんて思いながらね、楽しく鑑賞。


が。
ふと気がつくと、12:00ちょい前じゃありませんか!

大変~っ!
お昼ご飯を食べなくっちゃ(笑)。



というのが、ですね。
かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの「最期の晩餐」を、オジサマが2:00に予約をしておいてくれて、そのためには1:45までに、そのフレスコ画があるサンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会の受付に行かなくてはいけないのであります!


そ。
予約なんですよ、これが。
…実は、私がそのことに気がついたのは、旅行の1週間前。
大慌てで、ネットで探したら。


既に、私が旅行に行く日は、全て一杯。
というか、7月8月は全て、予約満杯、でありました。
因みに。
9月も土日は、結構締め切っていたので。

諦めていたのですが。
なんと、同行のオジサマがですね、旅行をすることになった時点ですぐに電話をして予約できたとのことで。

感謝、感激で、楽しみにしていたのでした。
(↑6月のアンボワーズ城がきっかけで、俄か、強烈ダヴィンチファン(笑))



つまり。ですね。
そのためには、お昼ご飯は、「12:00から1時間ちょっとかけて、食べる。」予定だったのです。



う~ん。
まだまだ見たいところはあるのに。

そんなことは言ってられません。

それに。
ここは、また来ればいいじゃない!

そうです、たった3€(←やけにこだわる、笑)なのに、出入り自由。
…翌日来ても入れてくれそうな、雰囲気です。

最期の晩餐見終わったら、今日の予定は変更して、また来よう!



とにかく、大事なお昼ご飯をとるべく、お城をひとまず後にしたのでした。





ところが。
夏休み期間だから?
お店が開いてないのです。

当てもなく、やみくもに、焦って、暑い中歩き回るだけで。

ほんの数軒見つけても。
食指が動かない…。

結局、もう時間がない!ということで。
メニューにイマイチ、不満があったものの、教会から少し歩いたところにあった、食堂に飛び込みました。
だって。
抜きは、絶対やだもの、笑。


ところが。
更に失望。
雰囲気はいいのですが。

ホント、街のバーでありまして。
食事類は、作り置き。

冷えたラザニヤとか、温めなおしてくれてもね~。


ま、でも。
生ビールが飲めるし♪、とりあえずお腹の足しになればいいか。
立ち直りの早い私は、欲しい物を指差して、後は少しはイタリア語が喋れるオジサマにお任せ。


ビール、ビール♪
ビールはまだかしら?

そ、私は、席について、イタリア人を興味深く観察しつつ、扇子でパタパタ。


うふふ。

ここはヨーロッパだもん!
それに。
もう、私は会社で働いている身ではありませんから。
会社では、うんと上司にあたったオジサマと雖も、レディーファーストを通してもらおうじゃありませんか♪
(しかし。フランスの方が、その精神は徹底していると思いました。やっぱり、そういう意味フランスの教育は素晴らしい!)


オジサマが、あたふた、お料理をもってきてくれます。
で。
漸くビール♪


何度目かの乾杯~!


あっという間に飲み干しちゃいました(笑)。
「うさちゃん、もう1杯飲む?」

こっくり。

だって、お料理まだ、殆ど食べてなかったんですもん。



というわけで、しかし。時間は迫ってくるばかり。
ほぼ一気食い、です(苦笑)。
ビールで流し込んで、アタフタとお店を後にしました。

教会に向かってせっせ歩くと、飲んだビールがまた汗に。


1:45ジャストに教会着きました。
ふぅ~、やれやれ。


受付に行って、予約番号を言って、お金を払う。(6,5€)

すると、日本語のオーディオガイドは必要か?と応対に当たったイタリア人のオネエサンが、たどたどしい日本語で聞いてくる。
2,5€なり。

もう2度と来ないかもしれないし(←こればっか、笑)、折角だから使いましょうと、それもお願いする。


暫し待合室で待っているように言われて、入ってみると。
…半分以上は、日本人
恐るべし、日本人!


ツアーが始まる(?)数分前に、オーディオガイドが用意できたとのことで受け取り。
早速、スイッチオン。

そして。

ほどなく、3~40人ばかりの団体として、案内されました。

どこへって。
そ。
物々しく、遮断された空間を2度ばかり通って、「最期の晩餐」が描かれている場所へ。





く、暗い…。

皆一斉に、柵があるところに近づく。

出遅れた私、それに。どうせよく見えない(苦笑、こちらに来て近視が進み、コンタクトの度数があってないのですよ…)。

オーディオガイドから聞こえてくる稚拙な発音の(失礼!)日本語を聞きつつ、鑑賞する…。




延々と続くガイドの解説。
しかし。

そう、モノの五分でしょうか?
誰かが背後から、何か叫んだ…。

すると。
殆どの人が、その部屋を出て行ってしまいました。


しかし。
この部屋に入ると同時に切り替えたガイドの説明は終わってない…。



いつ追い出されるかヒヤヒヤしながらも。
私達の他に5人ばかり残っていたので…。

私はしつこくガイドを耳から離さず、折角だから、柵の側にも行ってみる。
…少し離れて、置いてあるベンチにも座り、角度を変えて見る。



いや~、多分に説明を聞いたからだろうけど。
作品は、ご他聞に洩れず、実に素晴らしいものでした。
…やっぱり「天才」の手による作品らしき、荘厳的ショックを受けたものです。
la cene
(↑この写真は、翌日買った絵葉書です。)




結局、その場に7人で15分以上はいたのでしょう。
…私の持っていたガイドの説明が終わり、出ることにしました。




出たところは、よくあることですが、そう。ブティック。
しかし。
肝心の『最後の晩餐』の絵葉書は、「いつ入荷するかわからない在庫切れ」なんだそうな。

おいおいおい、それでいいの?イタリア?
って。感じですが。
ないものは仕方がない。

まぁ、感銘を受けた記念に、『最後の晩餐』の小冊子を買って帰ることにしました。
8€なり。(←このことは、後でまた別の記事にしたいと思っています。憤ったことの1つ。。。)


そして。
外に出ると、2:30近くでした。

さぁて。
どうします?
折角だから、この教会自身も見学したいですよね?

と。
時間を見たら。
「午後は、3:00から開館」との表示。


じゃ、それまでカフェに入って、ジェラートでも食べますか?
とお店に入って。

…頼んだのは、結局、生ビールでした。(笑)

ミラノ旅行 その3・オジサマと再会

2009-08-09 05:57:41 | 旅行
で、着いた日の午後いっぱい、一人散歩を楽しみ、それなりに市内の広さを方向感覚を養って、とりあえず、ホテルへ。

昼間見つけておいた駅の安売りスーパーで、冷えたビールと水を買い込むことも忘れず。
ホテルの部屋に入るなり、冷蔵庫に入れ、まずはシャワー♪

バスタブはないけど、残り湯を気にせず、使えるシャワーも気分いいものです。
あ~、サッパリ。

何もわからないけど、テレビをつけて、ビールをゴクゴク。
しあわせ~♪


…時計を見ると、7:00。
さぁて、と。
これから、どうしますか。


というのが、ミラノで落ち合うオジサマというのは、そこから遠い街でイタリアの語学学校に通っているので、その日の午前中の授業が終わって、3本乗り継ぎ、ミラノに向かってくる、というわけで。
着くのは、中央駅に8:30。


お腹は結構空いているんだけど、一緒に食べる約束しているし。
それから何処かに行くには、足が疲れ果てている…。


中央駅を探検することにしました。
ガイドブックにも、見所になってたし、ね。


しかし。
実際行って見ると、確かに広いし、人もたくさんいるけど。
それほど、「見る」ところ、「楽しむ」ところはない。

すぐに飽きて、人いきれにもウンザリ。
そして、列車到着板を見ると…。

。。。


3本に2本の列車の到着時刻が、「遅延予定」。
しかも。
ナポリからの列車なんて、75分遅れの表示。


ってことは。
オジサマの乗ってくるローマからの列車も遅れる可能性は大。



しかしねぇ。
フランスも結構TGVとか、何気に到着が遅れるけど、こんなに頻繁じゃあない。

やっぱり、更にイタリアは、時間がルーズなのかしらん?
それとも。
今の季節が、丁度悪かったとか?


いずれにしても。
がっかりして、ホテルに戻る気もなく、駅の外の石畳に座ってぼ~っとすること約40分。


再び、駅に戻って、掲示板を見上げると。

やっぱり…。
10分遅れの表示。

まぁ、10分ならね。
と思っていたら。
15分に変わり…。

20分に変わり…。



漸く、着きました~!




列車が着いて、待つこと暫し。
おぉっ!
8年ぶりくらいでしょうか、そのオジサマと再会!

お久しぶり~!と言って、抱擁ではなく(当たり前!笑)、固い握手を交わし。
先ずは、ホテルに向かったのでした。


…ほぼ9:00、オジサマがホテルにチェックイン、部屋に荷物を入れ、とにかく、ご飯♪
どこに行くか当てもなく、とりあえず出たところで、なにやら雲行きが怪しい。

「傘、とってきます?」
なんて言いながらも歩を進めていると、雷。
そして、猛雨!

大慌てで、建物の陰に逃げ込みました。
…これじゃあ、傘持っていても、びしょぬれ、というくらいの降り。

まぁ、こんな雨は15分もすれば止みますよ!


ところが。
20分待てども止まない。
でも。
かなり小降りになってきたので、空腹に耐えられず雨に濡れながら、レストランに行くことにしました。

どのレストランって?
そ。
結局、選択肢がなく、私が昼間行った同じレストラン。


そこから4~5分だったにも関わらず。
お店に着いた時は、結構濡れネズミ。

…昼間私に着いてくれたウェイターさんが、見覚えてくれていたこともあり、驚きながらも、奥のフロアに案内してくれました。




お腹ペコペコ~!
また、改めてメニューをジックリ観察。

オジサマは、体型は結構ユッタリメ(笑)なのですが、ダイエット中なのか、
「そんなに要らないけど、うさの好きなものなら何でもいい」と言ってくれる。

悩みに悩んで。
まず、前菜として。
生ハム&メロンと、本当はメインのところに載っているんだけど、海老とイカのフリット♪

そして。
先ずは、ビールで喉を潤すことに。



久しぶりの、しかも外国での再会を祝して、乾杯~♪


2皿出てきたのは、とっても満足の行くものでした。
メロン甘くてジューシー、ハムも美味しくて、それぞれ量もたくさん。
フリットも揚げたてで量もたっぷり、身もしっかりして美味しい。


でも。
勿論、これだけじゃ足りるわけなく。
さぁ、これから、本番。
パスタと、カツレツと、何か頼みましょう!

と。
メニューを近くのお兄さんに頼むと。


「ラスト・オーダーは終わっています。デザートなら頼めます。」


そんなぁ!
だったら、先に言ってよ!!!!!
バンバン。
英語とフランス語とイタリア語交じりで、机を叩いて文句(笑)。

でも。
結局、どうしようもない事がわかり。

まだ、半分以上お皿にあった、フリットをつまみに、飲むことに専念。
そ。
ワインのオーダーは大丈夫だったんです。
それから、イタリアワインを1本オーダー。

そして。
飲み食べ終わり、外に出たのは。11:00過ぎ。
雨はすっかり上がっていたけど、まだまだ、お腹を空かしておりました(涙)。



で。
結局、ホテル近くのマクドナルドで、ナゲットとポテト、そして、ビールを相当分(どのくらい買ったか内緒、笑)買い求め。
部屋に戻り、オジサマの部屋で、再び、宴会。
翌日の作戦を練りつつ、1:00近くまで話をして、自分の部屋に戻ったのでした。


で。
翌朝。
8:30、朝食の約束。

7:30に起きて、シャワーを浴びて、窓を開けると。

ピーカンの晴れ。
今日も一日、暑そうだ~。

こじんまりした食堂で、一応バイキング。
と言っても、パン、シリアル、ハム、チーズ、果物、ヨーグルトなど、あまり選択肢のないものでしたが。

時間に急ぐわけでもなく、ゆったり1時間くらいかけて食事をし。
9:40に、ホテルを出発しました。


ホテルから一歩外に出ると。
グワッ、予想通り、既に暑い。。。

一日歩けるのかしらん?と不安になりながらも、とりあえず元気に駅に向かって歩き出しました。



その日の第一予定、先ずはスフォルツェスコ城へゴー。

ミラノ旅行 その2・最初の一人街歩き

2009-08-06 15:52:15 | 旅行
あ~、詳細地図のついているガイドブックを買って良かった!
そして、昼間に到着して良かった!
それに、駅から近いホテルを予約しておいて良かった!


空港からのバスを降りて、ジリジリ照りつける太陽の中、暫くキョロキョロしていましたが。
とりあえず、ホテルを目指して歩き始めました。

住所を辿っていて、そろそろかなぁ?と思って見えてきたのが。
ホテルという字。

なんだか冴えない感じのホテルだな、と思っていたら。
それが、予約したホテルでありました(苦笑)。


入る前からかなり、ガッカリ。


いえね、確かにかなりお安かったのですが。
一応4つ星だったから、ちょっとは期待していたんですよね…。
ま、お値段通りってことなんでしょう。


ホテルに入ったのは12時ちょい過ぎ。
チェックインタイム、12:00~のホテルで、これまた助かりました。

感じの良いフロントのオジサマに、
「ボンジョルノ」と言った途端
「うさ様ですね。」と言われる。
…それだけ、その日宿泊客が少なかったと思われます。(笑)

ボーイさん(?)まで呼ぶもんだから、部屋まで荷物を持ってもらう羽目に。


で。
お部屋をあけてもらう間、また少しは期待が膨らんだのだけど。


お部屋に入って、再度ガッカリ。
小さい!

そして。
バスタブなし、シャワーのみ。(涙)


ま、とりあえずチップを渡して、部屋を点検。
清潔は清潔だけど、ほんと小さいな~。
冷蔵庫は、よし。(→既に中身が詰まっているけど、自由にモノがいれられるタイプ)

ベッドスタンドは?
…電気が切れてる。。。

冷房も、それなりに効くことがわかり。
早速、最強に。(それくらい暑かった…。)





荷物を適当に出し、棚に収め。
小さいリュックに水とガイドブック、辞書をいれ、靴をサンダルに履き替え、いざ出陣!
…まずは、お昼ご飯をたべなくっちゃ♪


鍵をフロントに渡して、再び外にでると。
ひ~っ、暑い。

一体どこに行ったら美味しいものが食べられるのか?
全然判らなかったから、とりあえず駅の近くに戻ってみました。

むぅ。
意外に駅の近くは、何もない。
しかも。
昼間だからいいけど。

ラリッちゃった女性が、地面に寝ていたり。
車の陰で、これまた目がイッテイルおばさんが下半身丸出しで用を足していたり…。

ちょっと吃驚りしました。

まぁ、そんなに危ないわけでもないんだろうけど。
夜は気持ちのいいものじゃないことが、わかったのも収穫。



しかし。
ええ~っ?
これ一体、なんなのぉ?
でかっ~!!!!


そ、とっても吃驚りしたのは。
中央駅の正面玄関でした。
Stazione centrale

ホント、大きいの!
確かめるために入ってみたら、その天井の高さに、目がマンマル!
stazione centrale 2


フランスにはこんな大きい建物ないよ~!
…大袈裟じゃなく、それほど大きく感じました。
何だか、建物の大きさとしては、中国のスケールを感じさせる。

パリの大きな建物を思い出してみましたが。
例えば、グランパレとか、パンテオンとか。
こんなに大きいという威圧感はない…。

ふぅ~む。
…一度来ていたはずなのに、初っ端から「吃驚り」が続いたのであります。




しかし。
グルグル歩き回って、暑いし、お腹は空くし。
エネルギーが切れて(笑)、結局駅の近くのイタリアンビストロ風のお店に飛び込みました。

入る前は、ちょっと失敗かも。
と思ったけど。
中に入ると、とても広いし。
お店の人も感じがいい…。

奥のフロアに案内されて、紙にぎっしり印刷されたメニューをもらいました。
「英語がいいね?」
案内してくれたオジサマは、英語版も持って来てくれた。

まじまじ、丁寧にメニューを見ること暫し。

ピザは勿論、20種類くらいあるし。
…しかも。パリより安いじゃないですか♪
(一番リーズナブルなマルゲリータとか、4,5€)

パスタ類、肉料理、魚料理、そして付け合せ。
何ともイタリア、それに選択肢が盛り沢山。

しかし。
昼ご飯ということをしっかり肝に銘じて。
とりあえずスパゲッティトマトバジルと、大瓶ビール♪(だって。ホントに暑くて喉がカラカラだったのです…)

まずはビールがやってきました。
わ~い!

一人で乾杯~♪

コク、コク、コク、コク…。
うわ~っ、美味しいっ!

つい。
横に置かれたパンにも手を出してみました。

フランスのパンみたいにコクはないけど、グリッシーニのパン版みたいで軽くてそれなりに美味。

そうこうして、スパゲッティがやってきました。

いっただきまぁ~す♪
spagetti

モグモグ。
ふ~ん
こんなもん?


続けて。
モグモグ。
わ~っ。おいし~、おいしいよっ!!!


そうなんです。
一口食べた時は、なぁんだ、トマトの味しかしないじゃん。
私が作ったトマトソースのほうがおいしい?
コクがほしいから、パルミジャーノチーズ、かけちゃおう…。
くらいの感想だったのですが。

このトマトの味しかしないソースが、食べ進めるにつれて、すごく美味しく感じてくるのです。
やっぱりトマトがいいのでしょうね。
それに、そのシンプルさが、また麺のほどよい細さでありながら、ちょっとモチモチ感を残しつつ、アルデンテ♪

…飽きずに一気食い、と言う感じでありました。

それに。
運ばれてきた時は、なぁんだ。意外に量が少ない(笑)。
と思ったのだけど。
結構な量があったのでしょうね。
まんぷく~!



デザートもコーヒーも頼まず、暫く、ガイドブックを見て、その午後の行動予定を立てる。


エネルギーも気合も十分入ったところで、お店を後にしました。



とりあえず、駅の前から真っ直ぐ伸びる通りを街の中心部(=ドゥオモ(大聖堂)のある所)に向かう。


これまた、通りも広くて大きければ、建物も大きい。

そして。
その建物群(オフィス街?)の1階は、レストランになっているところもあったので、テラスで人が食べているものをこっそり観察。

とにかく、新鮮な驚きと好奇心で、キョロキョロしつつ、進んだのでした。



建物がなくなって、大きな公園(公共公園という名?)にたどり着きました。

と。
既に暑くて、へたばってきている私。
しかも。
公園の中は、土と砂利道(?)で。
サンダルの足では、歩きにくい。

ベンチに休んだりしつつ、歩を進めていきます。
う~ん。
これぞ、休日~、ヴァカンス旅行♪
Giardini publici

公園を出てからも、只管テクテク歩きます。


そうなのです、私の旅のスタイル。
先ずは、その街を知る=方向感覚と大きさを確かめるために、歩き回るのが第一歩なのであります。



しかし。
途中で、涼を求めて、美術館に入ることにしました。
Pinacoteca di Brera



何しろ、その晩、落ち合うことになっているオジサマとは、翌日丸1日と、翌々日の半日、一緒に行動することになっているから。
そこで行くであろうところには、入らない。

しかし、この美術館(ブレア美術館)には行く時間はないだろう、と読んだから、入ることにしたのであります。


それに。
事前に日本のサイトで、見所2としてこの美術館の名前が載っていた、ということ。
また、買ったフランス語版のガイドブッグにも、ドゥオモの次くらいの見所として名前があがっていたので…。


中に何があるのか、よく確かめもせず、入ってしまいました。


入場料12€。
ん、高い!

しかも、建物が改修中で、何とも風情がない…。


でも。涼しい♪
人もあまりいない♪


館内図を見て、とりあえず回り始めました。



…。




そうなのです、著名で、素晴らしい作品も数々揃えているのですが。

数人の特定した画家以外のバロック絵画というものに興味がないし、宗教画というジャンルも特別好きじゃない私には、大した感動もなく。
とりあえず、鑑賞する、という結果に。





しかし。
お蔭で、一息。

再び、街の中心部を目指して歩きます。


漸くスカラ座に到着~。


ここは、以前も来たことを思い出しました。
でも。
外から建物を見るだけでは、何てことない。



そして。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
要は、高級ブランド店が多く集まったパッサージュに入って…。


やっぱり来たことは思い出したけど。

うわ~っ、でか~っ!!!(←大きいっ!というより、もっと驚きが大きい感じ)
Galleria Vittorio Emanuele II

と一しきり、また驚きました。(笑)


でも。
中央に、マクドナルド、っていうのは、何とも味がないなぁ~。


そして。
パッサージュを抜けると、再び


うぅわっ~、でっか~っ!!!!!
Duomo

ドゥオモの大きさに、これまた見ていたはずなのに、驚きは新鮮!

しかも。
お天気の良さに映えて、正面の白さと側面のコントラストで、大きさが際立ちます。


暫し、呆然と眺め…。




近くの観光案内所に寄って、地図をもらい。

すっかり疲れた足で歩くにはしのびなく。
地下鉄に乗って、とりあえず、ホテルに一度戻ったのでした

ミラノ旅行 その1・それでは、行って参りま~す♪

2009-08-05 04:31:02 | 旅行
さぁて、と。
1週間経って、遅まきながらミラノ旅行記でも綴りましょ、という気分になりました。

…やっぱり鍵事件は、重かったぁ(苦笑)。







考えてみれば。
フランスに住んで早7年近くが経とうとしていて。
その間に旅行は結構したんだけど。(←特にブログを始める前。今より、もう少しお金があったものだから…笑)
殆どが列車。

飛行機で移動したのは…。
日本‐パリの一時帰国以外だと。
モロッコと、今年初めのチュニジア。

それに。
この間の国内トゥールーズ。

従って、ミラノ飛行機往復は、国外ヨーロッパとしては初めての体験でありました。



トゥールーズ(行きだけの片道)の苦い経験を元に。
格安航空券を買うことに気をつけたこと。
1.チェックインの時間
2.飛行場の場所
3.航空会社(=搭乗条件)の比較





そう。
旅行を思い立って、ネットで格安航空券サイトに行って、吃驚りしました。
だって。
パリ‐ミラノ往復で(空港税込み)18€なんていうのがあるんですもの。
(もっと早く買ったら、もっと安かった?!)

すぐに飛びつきそうになりましたが(笑)
まず、出発及び帰国の飛行機が、あまりに早朝過ぎて。
自宅から飛行場に、車もない私がどうやって行くか。
折角、ミラノに泊まったのに早朝出るのは宿泊代が逆に勿体ない。
∴即刻却下。



そして。
次に気がついたのは。
パリの飛行場が、これまで聞いたことがない場所ということ。

調べてみたら、パリとはいえない(ボーヴェというところ)遠く離れた街の飛行場。
そこまで行く交通費と時間を考えたら、却って高くつく話。

それに。
今回は、自分で液体(洗面用具など)を持っていかなくちゃいけないので、どうしたって荷物を預けなくてはなりませぬ。
格安で名高いEasyJet、最初の1個の預け荷物から、既に11ユーロを取られることが先回の教訓からわかっていたので。
これも却下。


結局、条件的にOKで最低価格で提供していると思えたのが、ドイツのルフト・ハンザ航空。
会社としても申し分なし。

それで、税込み往復で、100€。
その時点で買うには、特急直通列車で往復するより安かったし。
迷わず、買い!であります。




というわけで。
夏なので、荷物は殆どないけど。
小さいキャリーバッグを一杯にして。
出発の朝、行きなれたシャルル・ド・ゴール空港(JAL日本便が使用する空港)へと。

それでも、4:30起きで、市内の夜間バスと空港バスを乗り継いで飛行場に向かったのでした。



いえ、ね。
こういうとこ、時間に遅れるのがすごく気になる人間なので。
一応、国際便。
2時間前には、悠々着いていたい、ということで。
…ホントは、40分前が最終チェックインだってことも判っちゃいるけど。
早めに家を出てしまうのでありました。




空港に着いて、早速チェック・イン。
ところが。

早過ぎて、まだチェック・インは無理だといわれる(笑)。
でも。
eチケットを本物のチケットに換えるのは(?)自動チェックイン機で出来るから、と言うことで。
早速、トライ。

寝ぼけていたので、日本語という選択肢もあったのに、フランス語を選び。
早かったから、座席も好きな窓側を選択でき。(1時間半の搭乗拘束時間。日本便は長いので、廊下側派です。)
とてもスムーズに発券手続きが済みました。


でも。
素晴らしいですね~。
これは、ルフト・ハンザが進んでいるものなのでしょうか?
…Eチケットには、参照番号なる長たらしいものがあって。
勿論、印刷して行ったわけですが。
そんなものはまるで必要なし。
自動チェックイン機に、パスポートをかざすだけで。
あらあら不思議。
するすると事が運んだのでした。


因みに。
先日、ツアーのお客様が日本に緊急帰国する際に、確かJALだったと思うけど。
自動チェックイン機を使えと、促した付き添いのお兄さんがやってくれたんだけど。
結局、機能しなかったんですよね。(→従って、窓口でチェックイン)
それに。
ミラノからの帰りの際、日本語を選択して、チェックインしようとしたら。
これまた機能しなかった。
で。
フランス語を選択しなおして、試したら、ちゃんと発券できました。
…まだ、発展途上なのかな?





とにかく。
その後は、結局荷物も程なく、預かってもらえ。
早速、後は離陸を待つだけという状態に。



では。
朝ご飯でもゆるり、と食べますか…。




一通り、開店しているカフェなどを見たけど。

う~む。
サンドウィッチには、食指が動かず。

定番(?)マクドナルドのエッグ・マフィンでも頼もうと。
注文してみると。
朝は、セットメニューのみでエッグマフィンはやってないんだそうな。

セットメニューは、全く食べる気がなかったけど。
小心者の私、「じゃ、何も要りません」の一言が言えず。
「コーヒーだけ。」なんて、マックで頼む羽目に。
…コーヒーだけ飲むなら、他のお店の方が美味しいのに、ね。(苦笑)


フランスでは珍しいアメリカンコーヒーを片手に、ウロウロ。(←猫なので、熱いのはすぐ飲めません)
仕方がないので、クロワッサンだけ買って、ベンチで食べました。




う~ん。
優雅な、旅行の始まりにするはず、が。
こんな出出しになってしまった…。むぅ。




ま、とにかく。
眠かったせいもあり、搭乗ゲートの近くのベンチまで行って、ガイドブックを読むか(←今回奮発して、2冊も買っちゃいました~、笑。といっても。フランス語のだから。日本のガイドブックみたいに全てを網羅「痒いところに手が届く」代物ではなく。
それでも。地図があったのはとっても重宝しました)、寝ることにしました。


で。
改めて気がついたのが。
おぉ!
ここは、ターミナル1では、ありませんか。

実は、私JALでポイントを溜めているので。
ここを使うのは、ホントに久しぶり。

ふむふむ、そうだった!
この管のようなエスカレーター。
…思わず絵にもならないのに、写真とか撮っちゃいました。




それにしても、同じEU内なので。
審査もなく。
ただ身体・持ち物チェックのみ。

…免税品も必要ないし。
搭乗ゲートの前に、離陸2時間前にポツンと座っておりました(笑)。


従って。
朝7:00です。
人の少ないベンチで、ミラノのガイドブックを読み漁っていました。

そして。
8:00近く。

ウフフ。
それでは、「自由旅行」の儀式をしましょうか…。


そ。
私は旅行に出発する前、飛行機を見ながらカウンターでビールを飲んで、気持ちを「旅行モード」にするのがとっても好きなのです。
…今回は、特に飛行機の中でビールなんて頼めそうにもないし、ね。(笑)




意気揚々と喫茶コーナーに行き、周りがコーヒーにクロワッサンを頼んでいる傍らで「生ビール中、1つください!」



ところが(涙)。
機械がまだ作動してなかった?
ウェイターのオニイチャンが、何度か試してくれたけど。
「申し訳ない。ビール、無理…」
そう。
2種類あった、どちらも結局、ビールを注ぐことができず。
…泣く泣く、ビール無しでの健全な出発(笑)となったのでした。






確か、9:05が離陸時間だったと思います。
搭乗時間も、遅れず。(流石ドイツの飛行機?!)
ごくごくスムーズに飛行機は離陸をして、私は窓側座って、これからの自分の時間を期待しつつ、ぼ~っと風景を眺めるのありました。


しかし。
飛行時間は1時間半をとってあるけど。
実際のフライトは、行きは1時間ちょいらしい。



そして。
ドイツの航空会社だから出来るのでしょう(?)。

離陸したと思ったら、パックに入ったお絞りサーヴィス。
その後、国際便だからか軽食。
そして。
飲み物サーヴィス。
…窓際に座っていて、二人の人が聞いていたので、小心者の私は、朝だし。
オレンジジュースしか頼むことが出来ませんでした(笑)。





そして寝る時間もなく、予定通り。
というか、予定より早いくらいに、ミラノのマルペンサ空港に無事到着。



荷物もほどなく、回収でき、出口と書かれた方向に進むと…。

そこは。
既に、ガードゾーンを外れたところで、改めて一人感動!


そう、トゥールーズに着いた時も、実は新鮮な驚きだったんだけど。
…今回は、一応、国際線だったのにねぇ。

と、思ってみても。
同じEUで、フランスの出国審査もなかったんだものね~。

…改めて、EU内という同組織内にいることを感動したのでした。








それでは、早速ミラノの市内に向かいましょう。

市内までの交通は、バスと電車(勿論、タクシーもだけど)あるけれど。
安くて、ホテルに近いという理由で、バスの選択。

空港内の窓口でチケットを買い、バスに乗り込みました。


20分おきくらいに、しかも3社くらいがバスを出しているはずなのに。
ターミナル2を経由したら(私が乗り込んだのはターミナル1)、満席になってしまいました。



そして。
バスに揺られること、約1時間。
終点、ミラノ・中央駅前に到着。

バスの中は、ちゃんと冷房がきいていたんだけど。
降りた途端に、
「あち~っ!」
照りつける太陽に、真夏のエネルギーを感じたのでした。

時間はほぼ、12時。


…地図を片手に、インターネットで予約した駅近くのホテルへと、汗を拭き拭き、向かったのでした。











?????
あれれ。
結局、旅行記というより、顛末記系の記述になってきていますね~。

ま、でも今回は、実にお気楽旅行なので。
観光と食べ物の感想で、軽~く終われるつもり、なのであります。

例によって、長くなってきたので1回じゃ終わりませんが、ポリポリ。
…大目に見てくださいませ~!

どうしてミラノ?

2009-07-31 16:40:19 | 旅行
先週末から今週の月曜日まで、ミラノを旅行してきました。

旅行記は、う~ん。。。
どうしよう?
この間みたいな、訳ワカラン長い顛末記にならないように気をつけて(苦笑)、備忘録として観光内容を、明日辺りに書こうかしらん?という気分…。






じゃ、その前振りとして。
どうして、ミラノに行くことにしたか、をチョコッと書いておきます。



一緒に仕事をしたことはないのですが、日本で勤めていたときに同じ会社にいたオジサマが、数年前にリタイヤされ。
今、イタリア・ペルージャの近くの語学学校に、留学をしているのです。

何しろ、夢は老後を奥様とイタリアで過ごす、という。
その実現に向けての過程ですね。


仕事絡みでご縁があったこともあり、私が会社を辞めても、ずっと細々連絡を保っていました。
それが、今回留学にあたって、イタリア&フランス=同じヨーロッパの隣国。
近い!
ということで。
電話などもいただき、それじゃ、留学期間中にイタリアで会いましょうか?
なぁんて話にトントンとまとまったのでした。



しかし、どこで落ち合うか。
私は、大好きなヴェニスか、1度も行ったことがないナポリか。と思ったのですが。
如何せん、赤貧学生。
交通費を 先んじて決定した日程で調べてみると。
ヴェニスもナポリも高い!(涙)

結局、フランスから一番近い都市・ミラノが飛行機のお手頃価格、というわけで、私の一方的決断によってミラノとなったのでした。



オジサマは、何処でもいいと言っていてくださったけど。
なんと、特に行きは、列車を3本乗り継いで、ほぼ8時間もかけてミラノに到着。
翻って、隣国からの私は、帰りのフライト時間はたった1時間。らくらくコース、で。
申し訳ない選択だったかなぁ?という感じです。


ミラノは、私自身、大昔(?!)に1度ユーレールパスでヨーロッパ旅行をした際に1日だけ寄った記憶があります。

しかし。
その時は、真冬。
しかも、ミラノに着いた時に風邪を引き、ものすご~く体調が悪くて。

フラフラになりながら、ドゥオモの辺りを歩き回ったものの、石畳のせいでシンシンと下から冷え込む寒さにブルブル震え。

全く街の魅力なんて感じられない状態で通り過ぎたのでありました。





そういう意味で、今回は夏!=見直すことができるかも。
という期待と。

やっぱり私、イタリア料理が好きなんですね~
イタリア料理だったら、多分毎日でもいい(フランス料理は、幾ら美味しくても、毎日はイヤっ!)…。

ま、欲を言えば、北イタリアより南イタリア料理の方が好きなんだけど。
今回は旅の道連れもいるし、イタリアワインも心置きなく飲めるわん(ニンマリ)。




今年の夏は「勉強一色」と思っていたけど(ポリポリ)。
まぁ、数日くらいはいいじゃない?と。
出かけてきた訳であります。





うんうん。
ホント、でも楽しかった。
旅はいいですね~、やっぱり。



ただ、ミラノったら、すっごく暑くて、休憩と称してビールばっかり飲んでたかも。
…おかげで、念願の本場、イタリアン・ジェラートも食べ損ねてしまいました~。(笑)

ツアーと一緒にフランス その6 一人で古城観光

2009-07-21 15:41:25 | 旅行
トゥールで乗り換えて、ローカル列車で約20分。
アンボワーズ城のある、アンボワーズにやってきました。

駅を出て、キョロキョロ。
街の中までどうやっていくんだろ?

そ。大抵、フランスでは鉄道の駅って、街中の中心から離れたところにあるものなのです。

地図を見つけて、とりあえず道を確認。
1キロくらいあるのかなぁ…。
本当に歩けるのかしらん?



ふと見回すと、駅で一緒に降りたはずの子供達の団体もさっさとどこかへ行ってしまったらしく。
駅の周辺にはだぁれもいない。
ただ、タクシーが1台、「コイツは乗るだろう」と思って見ている?


乗りませんよ~!
…毅然とした態度で歩き出しました。




が。
歩いているうちに、段々心配に。
本当にこの道でいいのかしらん?

だって。
あまりにフツーの何もない住宅街なんだもの。


心配しながら、歩くこと暫し。
追いついた土地のおばあさんらしき人に、聞いてみる。
「アンボワーズ城に行きたいんですけど。この道でいいでしょうか?」

「いいですよ。」
そして、重そうな荷物を下に下ろすこともなく、丁寧に道順を教えてくれました。

お礼を言って、先を急ぐ。




10分くらいしっかり歩いたところで、ロワール河にかかる橋が見えてきました。
と。
河の向こうに、アンボワーズ城も見えます。

あぁ、そうだった!こういう街並みだったんだ。





そ。
実は、私、今回ツアーで行くシュノンソー城とアンボワーズ城は、5年くらい前に来たことがあるのです。
しかし。
その時と言うのは、車で、いくつもの古城を一度に巡るために連れてきてもらったので、お城のみの印象しかないのですよね。

そして。
その翌日、ツアーでお城を訪れる際には簡単な説明をすることを引き受けた、というのは何度か書きましたが。

その一度訪れた時に、シュノンソーについては、ちゃんとした(?)本も買っていたので、まぁ、事前に行かなくてもいいかな。と。

でも。
このアンボワーズ城は、街が気に入った覚えはあったのだけど。
お城自体についての本などは、何も買ってなかったし。
ネットで探しても、なかなかお城での説明につながりそうなヒントがなかったものだから。
実際にもう一度見て街を把握し、ガイド本を買ってオベンキョーしよう、と。
そういう心算だったのであります。





しかし。
観光客らしい人が、意外にいないもんだなぁ…。
ちょっと訝しく思いつつ、橋を渡って、街中に入りました。


早速、お城のまん前に入り込む。

城下のお店もまだ開店準備中。
観光客なんて殆どいない。
それでも。
1台だけ、日本人用の観光バスが着いたようで、お城に向かって団体さんが歩いていくのが見えました。



う~ん。どうしよう。


まぁ、ほぼ1日、アンボワーズで時間を割くことに決めたのだから、ちゃんと自分のための観光もしよう!

そう思って、観光案内所に先ずは行くことにしました。


しかし。
観光案内所が何処にあるんだろ?

開店の用意をしていたオネエサンに聞いてみる。
ここでも親切に教えてもらいました。


が。
ありがとう、とお礼を言って、振り返りつつ歩き出した途端に。
相変わらず寝ぼけていた目に入らなかった車止めのオブジェに、思いっきり左足腿をぶつけてしまった。

あまりの痛さに、しっかり目が覚めました(苦笑。…青痣が残ってしまいました。)


暫く痛さに身悶え…。
ソロソロと、案内所に向かって歩き始めました。


所詮小さい街だし、観光所の係りの人は一人。
先客だったインド人ご夫妻との対応が終わるまで、気長にお土産などを眺めながら待ちます。

そして、私の順番。
「今日1日、ここで過ごすつもりなんですけど。何処を観光したらいいですか?」

でも。
結局、お城とクロ・リュセ(晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチの住まい)くらいしかないらしく。
とりあえずは、地図とレストランガイド(笑)をもらい、その2箇所の入場券を買い。
お薦め通り、先ずはお城の見学へと向かったのでした。





お城に入る際に、翌日のために日本語のパンフレットを14枚もらい、背中の荷物を預けました。

は~、ヤレヤレ。
これで心置きなく、お城を見て回れるわ!



入口を通って、更に上ると、お城の庭に出ました。

と。
なにやら、ガイドツアーの看板が目につきました。
次のガイドツアーは、いつなんだろう?と、その看板の周りをうろうろしていたら。
近くにいた、多分係りのオバサマが、
「今さっき始まったばかりのガイドツアーが、お城に入ったところよ。未だ間に合うわよ。」と教えてくれたので、お庭の見学は後にすることにして。
ガイドツアーを慌てて追いました。



そ。
こういうところ、フランスの観光地っていいなぁ、と思うのです。
勿論、全部の観光地でやっているわけではないけれど。
無料のガイドツアーというのが、結構あるのですよね。

そして。
無料だからと言って、説明が手抜きなんかではなく、ちゃんと面白いことを色々話してくれる。
だから、私は時間がある時は、必ず参加させてもらうようにしています。





小走りにお城の中に入ると。
あぁ、いました、いました。
ガイドのオネエサンが、約20名くらいの人にアンボワーズ城の歴史を語っているところでした。



ふむふむ。
そうか…。


で。
思いつきました。
そうだ、明日のために、少しメモをしておこう!
本より、面白い話が出来るかも。


…部屋を移動しては、すぐに説明が始まるし、人も写り込んでしまうから、私は写真も撮らず。
とにかく、他の人の邪魔にならないよう端っこの方で、真剣に聞いて、覚書をメモ帳に。



ところが、です。
4部屋目くらいだったでしょうか。

私が一番最初に、ガイドさんの後について、次の部屋に入りました。
すると、彼女が聞いてくるのです。

「どうして、貴方はメモをしているの?」
私は正直に答えました。
「明日またここに、友達と何人かの日本人で来る予定なんだけど。説明も少ししてほしいといわれているから、事前に来てみたんです。」


と。
彼女は、いきなり怒り出しました。
「一体、何?あなた、私の説明をメモして、それでガイドをするって言うの?」

私は、そんな反応が返ってくると思っていなかったので、吃驚りしてしまいました。
「いえ、だから、ガイドなんてことは、そもそもしませんよ。ただの素人ですから。つれてきて、ちょっと説明するだけです。」

しかし。それが更に怒りを買ったようで。
「本物のガイドなら、まだわかるけど。素人が、そんなことをやるなんて、更に悪いわ!私達ガイドの仕事を取らないで欲しいっ!しかも。他人の説明を使って、ガイドなんて!」

私は呆気に取られて、
「そんなたった1回、説明を聞いたからって、私がガイドの代わりになれるわけもないし…そんなつもりもないです」
と言いかけても。
もう聞く耳持たず。

他のお客さんもその部屋に入ってきて、不思議そうに二人のやりとりを見始めたので、私は黙りました。
そして。
それ以降、一切、メモを取るのをやめ、静かに聞くだけにしました。
…勿論、写真も撮りません。

しかし。
彼女は、私の方は一切無視。
ただ、たまに面白い話をしかけると、私の方を憎憎しげな視線でチラッと見る。


…折角、純粋に自分の興味から、このお城の話を聞きたかった気持ちもすっかり失せてしまいました。



一通りガイドツアーが終わって、皆は三々五々離れていく。
…どうしようかな、と思ったけど。
フツーこういうガイドさんには、最後心づけで、2€くらい渡すようにしているので。(←渡す人と、渡さない人がいます。)
近づいていって、ありがとう、と言って、渡しました。
彼女は私の顔を見ないで、何も言わず、お金だけ受け取りました…。

何だか、サビシイ人だなぁ…。



私は気を取り直して、もう1度、お城を見直そうかと思いましたが。
所詮、とっても小さいお城。
ガイドブックを買ったほうが効率的かなと。

未だその日、歩き回っていなかったお庭を散歩することにしました。
小さなチャペル。


そこに、レオナルド・ダ・ヴィンチが眠っています…。



ひとしきり、散策し、お城のブティックで、適当と思われるお城のガイドブックを
買いました。

それから、入口に戻り、荷物を引き取り。
明日、又来て、彼女に顔合わせるのはいやだなぁ、と思いつつ、お城の坂を下りてていきました。



さぁて。
これからどうしましょ?
時計を見ると、まだ11:00前です。

クロ・リュセは、以前来たとき、とっても面白かった覚えがあるので、どうせ今日は時間があるから、ゆっくり見たい。

かと言って。
今、お昼ご飯を食べるには、幾らなんでも早すぎる。。。

実は、起きたのが朝早かったし、結局食べたのクロワッサン1個だけだったし。既にお腹が空き始めていたんですけど、ね(笑)。




で。
結局、お腹には我慢してもらうことにして。
それから、クロ・リュセを見に行くことにしました。


。。。。。
しかし、意外にクロ・リュセまでがお城から遠い。

って。
全然、遠くないのですが、何しろ、その日は暑くて、既に午前中から暑くなり始めてた…。
さらに。ナンと言っても、背中の荷物の重みが、ズシリと。

お昼ご飯とまでは行かなくても、街中でお茶でもしてくれば良かった。。。
そう思っても後の祭り。

何もお店のない通りを、目的に向かって汗をカキカキ、ノソノソ歩きました。



ふぅ~っ、やっと着いた!
入口のところで、「荷物を預けたいんですけど」
と言うと。


「ここは、預からないんですよ。」との返事。


一気に体中の力が抜けた気が…。



とりあえず、すぐに入るのは止めて、庭の木陰に座り込みました。
汗をふきふき、荷物をマジマジ。

むぅ。これ持って、観て回るのかぁ…
となると。
庭の散策は出来そうにないなぁ。。。


そう。
ここは、お庭が結構広くて楽しいのです。
何しろ、ダ・ヴィンチの発明したモノの体験道具がそこそこに配置されているのですから。




庭を見れないと、結局、時間も余るかも。

…ま、そうなったらお昼ご飯をゆっくり食べて、どこかのカフェでお茶もして。
明日の説明の準備でもすればいいや。




よし、それじゃ、とりあえず内部だけでも見学しよう。
と立ち上がり、再び入口へ。

彼の住んでいたという建物に入りました。
ところが。
中は、引率の先生に連れられた子供達の団体がそこここに。


どうも、夏休み前で、社会科見学のようなことを行う学校が多いようです。
確かに。
お城なんかより、子供達にはこういうところのほうが遥かに興味深いでしょうし、ね。


静かに見て回れると思ったのも、肩透かし。
まぁ、でも、うるさいところ(失礼)は、そこそこに観て。
一番、お目当てだった、彼の発明した数々の道具・機械などの模型と説明の場所をゆっくり見ることにしました。



その時です、携帯が振動しました。
慌てて外に出て、電話に出ると。
ツアーを連れて来た、その時分、モン・サンミッシェルにいる友達でした。

「明日の古城案内は、よろしくね。ひょっとしたら、僕はお城に行かれないかもしれないから。」
「え?どういうこと?」


で。
その時、聞いたのが(既に書きましたが)、
ツアーのお客様の一人が、
お母様の危篤のニュースで、すぐに日本に帰りたい、ということらしい。

未だその時には、飛行機のチケットなど手配中で、いつ帰れるかも確定じゃないけど。
という話で。一報を連絡してきてくれたのでした。



私は頭が混乱して、電話を切って、庭のベンチに腰掛けました。

私がツアーを引き連れて、古城を回る?




いや、確かに、前々から、私がお城の説明をする、ことは請け負っていました。
でも。
彼がいなくて、私が全てを引き受けて案内する?????

それは、どう考えても無理です。


確かに。
恐らく、問題は起こらないでしょう。
特に、余裕のあるスケジュールだし、たかが2つお城を見るだけ。
しかも、移動は全て、貸切バスです。

でも。
万一、何か不測の事態が起きたときに、4人くらいのグループとか、人数多くても友達関係なら、何とかなります。
が。
12人…。

日本への連絡先やら、フランス現地でのやりとりも全く知らないだけでなく、とにかくノウハウというものがない私に、それはどうしたって無理!




友達に電話をすることにしました。
「私一人では、何かあったときにどうしても無理。古城の説明は前々から引き受けていたのに申し訳ないけど、私が、彼女を送りに飛行場まで行くから!」


そう。
お願いではなく、なんとしてもそうしてもらうつもりで、話をしました。

でも、私の言わんとしていることは、彼もわかってくれたようで、
「わかった。じゃ、もし、明日、パリから飛行機に乗ることになったら、うさが、そっちについていく方向で考える。」と言ってくれました。


あ~、良かった!
…一時はどうなることか、と思った。




が。
ん、ん?
私ったら、何で今日、わざわざアンボワーズに朝早く起きて、来たんだろう?
と思うと。
また、ドッと疲れが出るのを感じたのでした。




照りつける太陽の下で、殆ど無気力状態になってベンチに暫し座って。


…漸く力が湧いてきました。
そうよ!今日は、自分自身の観光のための一日よ!!!
何もかも忘れて、楽しまなくっちゃ!



見終わってなかった展示を見るために建物に戻りました。

それから、庭も頑張って散策。



汗ダクダクになって、2:00近く、街の中心地に戻ってきた時は、お腹がペコペコでした。


そ、今日は自分のヴァカンスなんだから。
贅沢しちゃうもんね♪

ん?
でも。
夕飯は、古城ホテルのディナー。だなぁ…
むぅ、どうしましょ?




何軒かのメニューを丹念に見た挙句(笑)、ワインレストラン・バーに入ることにしました。
「前菜を2品でもいいですか?」
「もちろんです。」

その言葉に、レストランの中に入って、席に座りました。
「ツナ・サラダと、キッシュをお願いします。そして、先ずビール!!!!!そして、その後、ロワールの赤ワインを一杯。」



うふふ。
普段は、レストランでサラダを取ることは、まず、ない私。
だって。
サラダなんて家で、幾らでも食べられるますからね。
折角、お金出すからには、何が何でも調理してあるもの。
なるだけ、家で作らないもの。と考えるわけですが。

その日は、あまりの暑さに、新鮮な緑の野菜がどうしても欲しかったのでした。

それに。
ワインバーだから、グラスワインを飲む気だったけど。
何を置いてもビール♪…という状態だったのであります。



ビールが運ばれて来るなり、クィ~っ!

プハ~っ、美味しいっ♪


殆ど一気飲み状態で。
続いてやってきた、サラダとキッシュを食べ始めました。

選んだ赤ワインも運ばれて。


うふ、しあわせ~っ!



時間を気にすることなく、ゆっくり昼食を堪能♪




さぁて、これから何をしよう?



炎天下の中、荷物を背中に歩き回る気はすっかり失せて。
…トゥール行きの電車までには時間がありすぎたものの、とりあえず駅に戻って、近くのカフェで、さっき買ったガイドブックでも読んで過ごそう、と思いつきました。


重い腰を上げて、駅を目指して歩き出す。
…途中、寄ってみたい場所を見つけたけど、あまりの暑さに行きかけて断念。

とにかく駅に着いた時は、再び汗ビッショリ、ヘトヘトでありました。




キョロキョロ。
しかし、そうでした。
駅の周りは、お店がなかった…。

でも。
幾らなんでもカフェの1軒くらいはあるよね、と思ったのが間違いだった?


申し訳ないけど、切符の窓口にいる人に聞いてみることにしました。
が。
その前に、


なんと、アンボワーズの駅に、小さいながらコインロッカーがあるのに気がつきました。

なんてことでしょう!
それさえ使っていれば、その日一日の疲れは、だいぶ軽減されていただろうに。。。



でもね、まさか、この駅にコインロッカーがあるなんて、考えもつかなかったのです。
というのは。
基本的に、フランスの鉄道駅にコインロッカーはない。(少なくとも、私がよく旅行をしていた2004年頃までは、主要駅にもなかった…)
それに。
私の持っていた古い「地球の歩き方」(2002年版)に、トゥールの駅にはコインロッカーがないという記述があり。
トゥールにさえなければ、アンボワーズにあるわけがない、と端から思い込んでいたんだもの…。




ふぅうううう。




気を取り直して、駅員さんにカフェがあるかと聞いてみました。
駅前に1軒、カフェはある、という。

その言葉を信じて行って見ると。
そ、確かに駅側からは見えないけれど、裏側に回ると、カフェらしい看板がある。

良かった~!


というわけで、お店に入るも無人。。。

でも、勝手にテーブルについて、扇子で煽いでいたら、お店のママさんが出てきました。
「ビールをお願いします」(←またビールかい?という突っ込みはなしでお願いします、ペコリ。)

私の様子があまりに暑そうだったのでしょう。
ママさんは、お店の天井に付いている扇風機を作動させて、ビールを注いで、持って来てくれました。


わざわざすみません、と言うと。
「そうね、今日はとっても暑いものね。でも、私達は慣れているから、普段は滅多につけないのよ。」と。



そして。
扇風機で送られてくるユルユルした風と、窓からの外気との流れが出来、私の汗も次第にひいていくのでした…。



只管、ぼ~っ…。
なんと、のどかな時間でしょう。




…電車まで、まだ時間もあるし。
と、結局、もう1杯ビールをいただいて。カフェを後にしました。



ホームに行くと、既に何人かのお客さんが待っていました。
五分位してから、定刻どおり、私の待っていた列車が入線。

その頃には、夕立が来そうな雲行きになっていました…。

そして。
電車に乗り込み、すぐに発車。
窓側にすわり、ボ~っとしていたら、スゴイ勢いで雨が降ってきたのでした。
…良かった、雨に合わなくて。




20分というのはあっという間で。
しかし、豪雨は、僻地的通り雨、だったのでしょう。

トゥールも少し雨が降っていましたが、豪雨はすっかり通り過ぎた後でした。


小雨の中、駅を出て、以前一度来たことがある観光案内所に行って、市内地図をもらい。
目当ての古城ホテルに行くには、タクシーしかない、という確認をもらい。
駅近くのスーパーで、部屋で飲むためのワインを1本とスナックを買い。(笑)
タクシー乗り場へ急いだのであります。



タクシーの運転手さん曰く、50分くらい。
確かに。
あまり飛ばさなかったせいもあり、小一時間で到着。

ツアーの皆さんも、数十分前に、モン・サンミッシェルから貸し切りバスで着いたということで。
皆のチェックインを済ませた友達が、そこに待っていてくれました…。












え~っと。
…例によって、あまりに長くなったので。
やっぱり、ここで区切ることにします。

ハイ、今度こそ!
最終回にして。終わりたいものであります…。

ツアーと一緒にフランス その5 一人でパリへ

2009-07-20 03:48:35 | 旅行
お客様二人と同室での一晩。


私が、お客様に迷惑をかける訳にはいかない!

飲みすぎたらイビキをかく可能性もあるかも(笑)と思い、その晩はグンと飲みも控えめ。

どうぞ、たま~に言うといわれている、寝言も言いませんように。
…なぁんて考えているとナカナカ眠りにつかれませんでした。




しかも、お客様が寝る前に
「トイレが近いから、夜中に行って起こしちゃうかもしれないわね。」
と心配されていたので。
「全然、大丈夫ですよ~。気がつかないで寝てますから。」と強気の発言をしていた私。

だから。
お客様が起きて、トイレに行かれると緊張します。
寝たふり、寝たふり(苦笑)。

寝返りをうたないように。と思えば思うほど、寝返りをうちたくなります。
…ホント、私って、お芝居向きじゃないんでしょうねぇ。。。



お客様がベッドに戻って、再び寝息が聞こえるまで、身体が硬直。



なぁんてことをしているから、実はその晩マンジリともしませんでした
お布団に潜って、音を潜め…とにかく、朝が来るのが待ち遠しい。

一人の方がセットした時計が鳴った瞬間、飛び起きました。

で。
「大変、申し訳ないのですが。先に洗面させていただいてよろしいでしょうか?」
…図々しいのはヒャクも承知だったのですが、朝ばっかりは、先に洗面所を使わせてもらいました。

そして。
そそくさと着替えて、荷物をまとめ。
「では、朝ごはんまでお散歩に行って来ます!」




と。
ホテルを後にしたものの、あは、実に行くところもなし。

何しろね、その朝、私はホテル前のバス停から9:30出発のバス。
十分時間があります。
勝手に一人で朝ご飯を食べようかともチラっと思ったけれど、一応皆さんと、団体客を避けた、遅めの8:40にお約束したしなぁ…。

1時間以上どこかに行かなければなりませぬ。

モン・サンミッシェルまで歩こうか…。
しかし。
往復で普通に歩いて1時間くらい?
…既に自分の体力に不安を感じ始めていたので、薄着で出てきた間抜けな私、寒さもあって、途中まで行っては、引き返すことに。


結局、隣村の方にむかって、ブラブラ歩き回り、8:30前にホテルに戻ってきちゃいました。
ロビーで新聞を読むこと暫し。


そして。
同じホテルに泊まっていた何人かが集まったところで、朝食へ。
団体客がはけた後で、皆さんとゆっくりお食事タイムを過ごしました。

皆さんは、その日、お昼前に島内に移動するのが最初の予定なので、時間はたっぷり。
歓談が続く中、私はバスに乗りそこなうわけにもいかないので、皆さんに挨拶をして、先に席を立ちました。



荷物をとりに部屋に戻ろうとしていたら、別のホテルに泊まっている友達から電話。
気をつけてパリに、という電話だったのですが。
その時に、ふと気になって、彼に聞きました。

今日の島内への移動、タクシーは予約してあるの?

ない、とのこと。
じゃ、出る前に予約しておくね、と電話をきり、フロントへ。


11:30に島内までタクシーを5台、予約していただけますか?


対応した若い女性は、そんな予約したことがないのか、電話番号を探して(苦笑)。


それじゃ私は、荷物を取って戻るので、よろしくお願いします、といい置いて、部屋に戻り。
確認のために、フロントへ寄りました。

すると。
年季の入ったお姉さんが出てきて、今日の昼のタクシーは無理、だと。


なんですって?
タクシーが無理???
どういういうこと?

つまり。
そこは、観光地とはいえ、観光客は基本的に車で来るため、タクシーの数はすごく少ない。
で。
その数少ないタクシーは既に、今日の予定が、レンヌの方で詰まっていて、こちらには来ない、とのことでありました。



そ、そんなぁ~。

いや、若い人のツアーならいいですよ。
お天気もよさそうだし、荷物を持っても、30分くらいなら何とか歩けるでしょう。

が。
熟年の皆様…。



何とかならないか、他の手段はないのか?
執拗に食い下がりました。
(そもそも、ホテルにバスはないのか?というのも、私は疑問だったし。)


返事は、普通の路線バスを利用するしか手段はない、と。

時刻表をもらうと、あっても1時間に1本。
ない時間帯もあります…。

11:00過ぎにでる1本の後は、15:00台しかない




…こういうときに限って、友達に電話をしてみるも、繋がらない。
ホテルの電話も誰も出ない!


自分のバスの時間も気になりつつ、大慌てで歓談している皆さんの場所に戻り、事情を話して、勝手に集合時間を早める旨を通達。
友達には留守録を残して、心配しつつも私は、バスに乗ることになったのでした…。





再び、バスに揺られること1時間半。
…昨日は全然見なかった車窓をボ~っと見ながら、いろいろが気がかりがあるせいか、眠ることも出来ず…。
レンヌの駅に着いたのでした。

前日と全く同じ行程の逆パターン。

レンヌ駅で、さほど待ち時間もなく、TGVに乗り、モンパルナス駅に到着。
…昼ご飯のことも考える気にもならず、家に辿りついたのは2:30でした。


ふぅ~っ。


仕事は夜です、一息つける…と。
思っていたんだけど。

ふと我にかえって考えてみると、時間が全くないことに気がつきます。


何しろ、家を出るのは5:30です。
しかも、帰宅は10:30近く。

それから晩御飯を食べて、翌日の荷造りなんて、とてもじゃないけど、できっこありません。

だって。
今回は、2泊だし、古城ホテルでしかもディナーつき。
洋服がない、とはいえ、靴にしても、着替えにしてもそれなりに持っていかなくてちゃなんないじゃん


2:30~5:30まで3時間。
昼ご飯を食べて、不在票が入ってそのままになっていた小包を郵便局まで取りに行って、仕事の準備をして…。
それ+夕飯の用意に、荷造り???

無理っ~!
こんな疲れモードで、そりゃ無理というもんです…。



荷物を取りに行った後、パソコンに向かいました。

そう翌日、また皆さんに合流するために出発するのですが、そのTGVの時間を遅らせようという魂胆。

というのも、夕飯までに古城ホテルに着けばいい、と友達にいわれていたのです。
つまり。
それなら、昼迄、寝ていて、それからパリを出発しても十分に間に合う。


それが。
切符を手配した頃は元気だったし、こんな状況読めてなかったし、次の日に控えている古城案内が気になっていたこともあり、朝一番で家を出て、お城を下見に行くことにしていたのでした。
…そのTGVに乗るためには、6:50に家を出なくちゃ=5:00台に起きる





交換不可能な安いチケットを買っていたんだけど。
もう、お金の問題じゃない。
それを無駄にしてでも、お昼過ぎの列車に乗ろう!




しかし。
調べてみると。
その時買うと、チケットは60€もするではありませんか

う~ん。どうしよう。


結局、迷った挙句、自分が決めて買ったんだし。と、事前の予定を決行することにしました。
…果たして、起きられるんだろうか。行ったとしても、下見をできる体力があるんだろうか。と弱気になりながらも。






…家に着いてからのその3時間は、実にあっと言う間。
荷造りまでは行かず、仕事に向かうことになりました。


そして。
3時間のバイト。





そう。
たかが3時間。
そして、仕事には慣れてきたから、それほど大変じゃないと思っていたけれど。

…その夜、こういう状況でのこの仕事は、いかに大変に感じるか。
また、自分自身のモードを変えるにも相当のパワーが必要。
ということを、身を持って知ったのでした。

何しろね、3時間立ちっぱなしで、終始気を張り詰めなければ勤まらない…。





家に帰りついたときは、放心状態でありました。
…何もしたくない、何もできない。

しかも。
ふと現実を見ると、土曜日もまた同様のパターンが待っています。


こんなに無理して仕事をしても、稼げるお金は微々たるものなので、休みをとるべきだったか、とも思うのですが。
何しろ、その週が今年、最後のバイトだったのです。
9月から始まって、6月が締め括り。
…お金の問題じゃなく、自分として、最後を休むのはどうしても避けたかった。



まぁ、そんなことをツラツラ考えていても仕方がありません。
とりあえず、行動あるのみ!

ノソノソ動き出して、サンドウィッチを買いに行きました。
やっぱり、まずはエネルギー、でしょ!
…流石に、その日は自分で夕食を作って、片付ける元気は欠片もありませんでした。

それから。
荷造り。
そして、明日の具体的予定を立て。(←それまで、下見をするとだけ思っていて。何も考えていなかった…)
…ベッドに入ったのは、1:00をとっくに回っていたのでした








そして。翌朝。
5:30に何とか起き、シャワーを浴び、荷物を持って家を出る。
…途中で、クロワッサンとジュースを買い、モンパルナスの駅のベンチで食べました。


少し元気が戻ってくるも、TGVでは爆睡(笑)。

しかし。
パリから、ロワール古城めぐりの拠点になるトゥールまでって、近いんですね。
…全然きづいていませんでしたが。
たった、1時間ちょい、9:00には、着いてしまいました。
もっと、寝たかったのに。


で。
アンボワーズ城に行くことにしていたので、乗換え。
…前の日に調べて、切符も事前に買っておいてよかったです。
何しろ、乗換え時間がたった4分しかなく。
ホームに降り立つなり、次の電車を目指して、走ることが必要でした。。。。。












え~っと。
ポリポリ。また、長くなってきたので、今日はこの辺でやめます。

しかし。
このシリーズ、結局、旅行記では全くなく、顛末記になっちゃってますねぇ。
…今更、後戻りできないので(苦笑)、このテンポで進むことにします。
後、1回か2回で終わります、いえ、終わらせます、ハイ。
良かったら、今後も、おつきあいくださ~い。

ツアーと一緒にフランス その4 モン・サンミッシェル追加編

2009-07-17 15:03:50 | 旅行
…というわけで、漸く、モン・サンミッシェル行きのバスに乗り、やれやれ、これで一息つけるわ~と、思ったのであります。




さて。
バスはモン・サンミッシェルを目指して走り始めました。
最初のうちは、少しザワザワしていましたが、乗客の人それぞれ、朝早く出てきたのでしょう。
すぐに静かになって、殆どの人は車窓を眺めているというより、寝てしまったようでした。

私は、といえば、丁度、ツアーで一緒しているオジサマの隣。
オジサマが気を遣ってくれたのか、それとも結構元気で、その時分はお喋りをしたかっただけなのか(笑)。
結局、車中1時間半ばかり、車窓には殆ど目もくれず(私は最後部席の真ん中で、外はあまり見えなかった)話が続くことになったのでした。



と。
突然、近くに座っていた友達が
「あ。ホテルだ。降りますよ!」と。

そうなのです、1日目のホテルは、モン・サンミッシェル島内のホテルが取れず、対岸ホテルに泊まることになっていたのです。
つまり、終点の1駅前。

丁度、宿泊するホテルの1つ(メルキュール)の前に、バス停があって、そこでバスは停車しました。
1番に降りるなり、運転手さんを急かして、皆さんの荷物を取り出す。
取り残しはない?
と十分確認する前に、バスは発車していきました。


時間は、1:00近くです。
お腹も空いているでしょうが、とりあえずホテルへ。

が。
案の定というべきか、もう1時間ばかりしないとお部屋の準備ができない、とのことでチェックインできず。
とりあえず、大きな荷物を預けて、お昼ご飯を食べることになりました。

外に出て見回すも、レストランも、この1角に数軒あるのみ。
暑かったし、特に探すこともない、と、とりあえず、ホテル隣接のレストランへ入りました。

観光客がたくさんやってくるのでしょう、大きなテーブルが幾つもありますが。
かといって、私達全員が座れるほど大きいテーブルはない。
ということで、大きなテーブルと小さなテーブルに、また分かれることに。

日本人観光客も勿論多いので、日本語メニューもありますが。
…何だか知らないけど、私が説明して、注文をとる羽目に。(笑)


いずれにしても。
その日の午後は予定がない、ということで、食欲が既になくなっていた方もいたけれど、寛いだ雰囲気で、前菜とメイン、更には人に寄っては、デザートの食事をゆっくり楽しんだのでした。
…私には、やっぱり冷たいビールが一番、美味しかったぁ!(笑)



で。
最後まで、食事を楽しんでいらっしゃる方たちにお付き合いしている間、一方で自由行動を活用したい人も出てきたので。
時間も時間だしと、友達は、チェック・インをするためにホテルへと。

ホテルのロビーに戻ると、部屋番号を言われました。
「うさは、このホテルに、○○さんと一緒だから、ね。」



いや、確かに何となく聞いてはいたのですよ。
とにかく、モン・サンミッシェルの宿泊ホテルを押さえるのが大変だって。
(↑1日目は、だから対岸のホテル。しかも、2つのホテルに分泊。2日目は、幸い島内だけど、これまた2つのホテルに分泊。)

…そういえば、その日の朝、一人部屋の希望の方さえ、二人部屋になるという確認をしていたのが耳に入ってました。



が。
まさか、私がお客様と同室になるなんてことは、全然考えてなかったのです。

それだったら、廊下とか?
屋根裏部屋とか?
或いは、ひょっとしたら、添乗の友達と同室でかもなぁ~、と。

ま。
でも、考えてみたら、それって日本の常識でありえないことなんでしょうね。
友達=男性、私、一応、女性(笑)。

日本人グループの中で、友達だからといって異性が同室なれば、たちまちスキャンダルになるのでしょう。

う~ん。。。
…そういう考え、すっかり頭の外、でした。
フランスだったら、そもそも男と女の関係じゃないんだから、実質を取ればいいのに。と絶対なるはず。



しかし。
ここはフランスとはいえ、対する相手は皆、日本人です。
幾ら、お客様じゃないから、と言って、タコ部屋(そんなものがホテルにあるのか?笑)に私を放り込むわけにも行かず。

結局、お客様と同室。




…私の立場では、ありがたいこと、なんでしょうけど。
内心大きく動揺、であります。

というのは、こうみえて、結構気を遣うんですよね、特に知らない人に。(苦笑)




何しろ、その日の午後は予定がなかったので、私としては、翌々日に控えている古城の案内を部屋でゆっくり覚えようと目論んでいたのに(涙)。




とにもかくにも、お客様と一緒では部屋になんかいられません。




とりあえず、荷物だけ部屋に入れ、既に部屋で寛いでいらした同室のお客様に、
「5時間ばかり、出かけてきます。もし、出かけられる時は、鍵をフロントに置いていって下さいね。」とだけ言い残し。
とにかく、どこかへ、出かけることにしました。




う~ん。どこに行こう?

何しろ、観光地だけど、ド・田舎です。
それしか、ないのです。
ブラブラするところは、ありません。


ま、とりあえず、スーパーが目の前にあったので。
暇つぶしに入ってみました。
所謂、キャンプ場のスーパーみたいで、モノは豊富。

しかし、お土産も必要なければ、何も買うものはない。
仕方がないので、ビールと水だけ買って、とりあえず部屋に戻りました。
お客様に詫びつつ、それらを冷蔵庫に入れ。
再び、出発。


そ。
妙案
フロントで自転車を借りることにしました。
しかし。
1時間で4€ナンボ(←忘れた。。。)。

結構高いよ~。
それに、1時間で帰ってくるつもりもない。

すると。半日で、8€ナンボ(←やっぱり忘れた。笑)でも借りれると。
じゃ、それにします。
と言うと。

フロントのお姉さんは、鍵とランプを持って来てくれた

あの、ランプは要りません。
だって。夏至を過ぎて何日か後。
夜の9:00だって、ランプ無しで全然OK。
幾らなんでも、そんな時間までふらつきませんよ。


それに。
鍵を見て、笑っちゃいました。
というか、若干不安に。
だって。
子供だましみたいな、ペンチで切れば切れそうな鍵。
…それの5倍くらい太い鍵をかけていて、パリ引越し3日目に自転車を盗まれた私としては。
こんなんで大丈夫なのかしらん?

お姉さんに、一応聞いてみたけど。
彼女曰く、自信を持って、「大丈夫」とのこと。
やっぱり田舎、なんですねぇ~。

そして。
地図をいただけますか?と聞いても
首を傾げて。
このまままっすぐ行けば、モン・サンミッシェルだから…。との返事。
そう。地図もないほど、なんです。(笑)



…一緒に外に出て、自転車を出してくれました。
「では、気をつけて。1日、このいい天気を楽しんでね」と笑顔で見送られ、とにかくモン・サンミッシェルまで行くことにしたのでした。



が。
この自転車、すっごく乗り心地が悪い。
整備が行き届いてないんですね。
ハンドルがぶれるのですよ。
だから。
島までの両側何もない車道路を走っていると、風も強くて、ちょっと不安になるくらい。
これは、自転車に慣れていない人だと、危険だなぁと思ったのでした。




ホテルから、歩けば、多分30分くらい?
自転車なので、途中写真を撮りながらでも、10分くらいで、島のふもとに。

自転車を駐輪し、島の中に入っていきました。



これまで来た時は、いつも時間に追われていた感じだったけど。
その日は、とにかく時間はたっぷり。
ブラブラと小道を入ったり、途中、木陰に座ったり、暫しのヴァカンス気分。




モン・サンミッシェル

しかし。
島は、本当に小さい。
あっというまに、歩きつくし、やることがなくなってしまいました。


それに。
小心者の私、気になるのは、古城の案内を覚えること(笑)。
一応、シュノンソー城のガイドブック(以前、このお城に行った時に買っていた本が家にあったのです♪)を持って来ていたので、カフェにでも入って勉強しよう、と、カフェに入りました。
cafe


が、こんな観光地、たった一人でカフェに入って、本を読む。
そんな時間の過ごし方で、粘れるのは1時間が限度。
…いたたまれなくなって、出てきちゃいました。


う~ん。何をしよう…。
お夕飯は、7:30集合。
時間は、まだまだあります。




もし、同室のお客様がお部屋にいらっしゃらなかったら、今のうちにシャワーを浴びて、それから、ホテルの近くのカフェでユックリ本を読もう。



再び自転車でホテルに戻りました。
すると、フロントにはさっきのお姉さん。

「こんないいお天気。まさか、もう帰ってきたのじゃないわよね?」
「あ。また出かけます、忘れ物したんです。」


あ~、私ってバカ。
こんなとこで、見栄はる必要なんてまるでないのに。
何で素直に言えないんだろ。
…しかし。
こう言ったからには、もう一度でかけなくちゃ。



部屋の鍵ももらって、部屋に戻るも。

そこで、また悩む。

う~ん。。。
ここで、先にシャワーなんて使ったら、お客様に失礼もいいとこよね。
と思い返し。

とりあえず、さっき冷蔵庫に入れたビールだけをクイッと飲み(笑)。
そそくさと、またホテルを後にすることになったのでした。

お姉さんに、笑顔で
「じゃ、また~」(内心、泣き顔。。。)



しかし。
これでまた、モン・サンミッシェルに行って、カフェに入るのもバカバカしい。
それじゃ、と。
反対を目指して、サイクリングをすることにしました。



が。
本当にっ!
何もない。
誰もいない。
たまに、車がスゴイ勢いで横を通り過ぎていく…。

隣村を過ぎたところで、何だか怖くなってきちゃいました。
こんなところで、車に轢かれてもきっと誰も気がつかないんだわ…。



そう思うといてもたってもいられなくなり、くるりと向きを変え、再度モン・サンミッシェルを目指すことにしました。



そして。
さっきのように、自転車を島のふもとで止め、島に入っていく。

が。
今度はカフェに入らず、外のベンチで、シュノンソーの本を読むことにしました。


気持ちいいなぁ~、と思っていたのも僅かな時間。
風が強くて、暑いにも関わらず、意外に寒く感じるのです。


こんなとこで体調崩してもイヤだなぁ、やっぱりカフェに入るべきか。。。




で。
思いついたのが、修道院に入ることでした。
そ。
翌日、私はパリに帰らなければいけないので、皆さんと一緒に修道院には入りません。
以前来たときは、勿論、入ったわけだけど。

もう、一生来ないかもしれないし。
折角だから、もう一度観光しておくのもいいかもしれない。



というわけで。
ガイド本の勉強は潔く諦め(笑)、自分の観光を楽しむことにしました。

既に6:00過ぎ。
観光バスは勿論全て去り、こんな時間にこんなとこ来る人は、ごく僅かです。

殆どどの場所も独り占め状態で、ユックリ見て回ることができました。
修道院

修道院

修道院


一通り見終わって、7:00前。
…これなら、ホテルのお姉さんも許してくれると思って(笑)、ホテルを目指したのでした。



そして。
ホテルに着いて、部屋に戻ると。
お部屋には、私と同室のお客様と、それまでのホテルで彼女と同室だったもう一人のお客様が歓談しているところでした。

と。
そのもう一人の方が、「ところで。うささんにお願いがあるんだけど。」と切り出されました。
「なんでしょう?」

「今晩、私、この部屋に一緒に泊まってもいいかしら?」

何でも、彼女がその日同室になった方は、一人部屋希望の方で。
とてもいい方なんだけど、他の人が部屋にいると、すごく気を遣われるタイプらしい。
だから、同室になった彼女は、一緒にいると却ってとても申し訳ない気分になるんだそうな。


幸い、この部屋には3人用のベッドがあるし。
それなら、どうぞどうぞ、ということで。
結局、3人部屋でその夜を過ごすことになりました。




彼女の荷物を部屋に入れている間に。そろそろ夕食の時間。

少し離れたところに泊まる4人も集まり、こちらのホテルの近くのレストラン・日本語メニューがあるところに連れ立って行きます。

すっごく大箱な店で、お客さんの割りに従業員が少ない?
或いは、調理人の数が足りない?

観光地の夜、何もすることがないのか、他のお客さんの食事時間の出足が早かったようで。
7:30過ぎに行った我々が、どうも最後のグループ。
注文してから、散々待たされてからの給仕。


食事が終わったのは、10:30頃でした…。


それから、ホテル、部屋に戻り。
お客様から、シャワーを浴びていただく。
待っている間は、ずっと話が続いて。
最後に私がシャワーを浴びて戻った時は、お二人はお休みでしたが。
既に、12:00をとっくに回っていたのでした。

ツアーと一緒にフランス その3 モン・サンミッシェル編

2009-07-16 09:20:00 | 旅行
昨日は祝日、エッフェル塔の花火は端から諦め、女子飲みで3軒行って帰宅は午前様と相成りました。
っていうか。
本当は食べに行ったんですけど、ね。
1軒目、評判を聞いて、遠いところだけど、すごく期待して行ったら。
それほど美味しくないうえに、高くて量が少ないっ!

そのまま食べ続ける気にならん!と満場一致で(といっても3人)仕切りなおしをすることに。

何処に行く?
でも、今日は祝日よね?
それなら、フランスの祝日にも絶対開いているだろう中華街にする?
安いし、美味しいしね!
ということで、お店の批判をしながら、地下鉄に揺られて13区の中華街へ。

お目当ての1軒目は、火曜日定休で休みでしたが。
2番目の候補で、たらふく食べて、飲んで、満足。

その後、お約束のカフェで、酔い覚ましの飲み(笑)で帰宅が遅くなったのでした。






さてさて。
やっぱり時間が経っちゃったせいで、続き旅行モノを書くつもりが、つい腰が折れちゃいますねぇ…。
ま、今日は「パリから離れて編」をチャチャッと書いておこうと思います。






というわけで。(参照
前の晩の疲れを残したまま、パリから離れる旅に入ることになりました。

まずは、モン・サンミッシェルで2泊。
そして、そのままロワール地方の古城ホテルで2泊。
つまり、4泊5日の小旅行であります。


…と言っても。
私は、途中バイトがあったので、まず、モン・サンミッシェルに1泊だけして、パリに帰宅。
翌日、古城ホテルにまた向かう、という予定でありました。

だから、幸い私の場合、まずは1泊だけだから、荷物は少ないし、用意にはそれほど時間がかからない。

しかし。
ツアーの皆さんは、4泊とはいえ、モン・サンミッシェルでのホテルの部屋が小さいこともあって、大きい荷物はパリのホテルに残し(戻ってきて、また同じホテルに泊まる予定)、ある程度まとめた別の小さめの荷物で出かける約束になっていました。


「あの時間のなかった日中に、ちゃんと荷造りできていればいいんだけど。」
…前日の晩の食事が結構遅くなり、チラと心配になったことでした。




ところで。
移動手段は、基本的には、前もって手配した貸切バスなのですが。
モン・サンミッシェル行きだけは、TGVと乗り継ぎバスという、公共機関を使って向かう計画なのです。

つまり。
いろんなフランスを見る、というのもこのツアーの目的の一つなのでしょうね。

しかし。
その分、心配事が増えることは確かだったのでした…。





TGVの出発は、朝9:05、モンパルナス駅。

勿論そこまでは、タクシーに分乗です。
前の晩、コンシェルジュに相談すると、14名なら大きいタクシー4台で行かれるとのことで、予め予約してもらいます。


しかし、問題なのは時間。
何しろ、不慣れな外国人団体なのに、各自が荷物を持って、構内を移動し、列車に乗らなくてはいけません。
(駅のみのポーター制度を友達に言われて事前に探しましたが。確実に利用できる、且つ、ニーズにあった制度は見つかりませんでした。)

始発駅なので、早ければ30分前に列車が来ているだろう、と予測。
それじゃ、8:30には、ホームにいることを推定。

う~ん。でも。
モンパルナスの駅って、広いのよね…。
列車の番号が判って移動するのにも時間かかるし。
8:20には、確実に駅に着いていたい。


一方、ホテルから駅まで、普通に考えて、タクシーで10~15分。
しかし。
8:00台、渋滞が始まっている時間でもあり。
どこかで、万一、事故でもあったりしたら時間がかかる…と思うと。

結局、時間の余裕を、大幅に見て、7:40ホテル出発を計画したのでした。




…私も、7:00には家を出発。
ホテルに向かい、そこで、友達に聞いてみれば、朝はちゃんと皆起きていたそう。(6:30モーニングコールという、可哀想な状態。。。)

流石にホテルで予約してくれていたから、タクシーも同じ会社から時間前に4台到着。
同じ場所に下ろしてくれるように、4人のタクシーの運転手さんに依頼しました。
…何しろそれが、結構心配だったんですよね。

しかし。
これも、ちゃんとしたタクシー(?)ということで、リーダー格の運転手さんが他の3人に指示。
…タクシーは予約するに限る、と思ったのでした。


で。
集合時間間近、皆さんが三々五々降りてきます。
殆ど全員集まったところで、友達が、部屋のチェックアウトやら、荷物の確認を指示。

ところが。
お二人が、なかなか降りてきません。

う~む。。。

どうしましょ。
友達と話して、道中何があるかわからないから、いる人だけで先に駅に行ってもらうことにしました。



で。
一人残って、ロビーのエスカレーター前で、暫く待つも…。
誰も降りてこない。。。

結局、フロントで電話を借りて、部屋に電話してみると。
「え?集合時間、過ぎてますか?本当に?…えぇ、勿論、用意はできているのですぐ降ります」との返事。

ひとまずホッとして、お二人を待ちました。
「ゴメンなさい。時間を間違えていました。時間はたくさんあって、ズッと待っていたんですよ…」という慌てふためいたお二人にチェックアウトを促して、最後のタクシーに乗りました。


それでも。
結構飛ばしてくれたのか、駅に着いた時は、他のタクシーも丁度、着いたところですぐに合流できたのでした。あ~、良かった。


が。
実は、私、この駅のその場所に来たことがなかった…。


キョロキョロ。



案内板に従って、とりあえず列車ホーム階へ行きます。

そして。
列車の発車時刻看板を見るも。
まだ、ホーム番号が表示されていない状態。

つまり、早すぎたんですね。ポリポリ。
だって、まだ8:00過ぎでしたから…。
後1時間も時間があります。

お客様、怒ってないかしら…と、また不安になりながら、待合室で待っていてもらうようお願いしました。



と。
一人のお客様が、
「ごめんなさいね、ちょっとお願いが。」と寄っていらっしゃいました。

「…探せばどこかにあるのかもと思うのだけど。ひょっとしたら、スーツケースの鍵をベッドの上に置き放しで来ちゃったかもしれないの…。ホテルの人に、もしも探してあったら、取って置いてもらうようにお願いできないかしら?」


よく聞くと、ホテルに置いて来たほうのスーツケースの鍵なんだそうで。
思い違いかもしれないから、あまり強く頼まないで、という依頼のもと(笑)、ホテルに早速電話。
とりあえず、お願いしました。


で。
暫くすると。
また違うお客様。
「両替したいんだけど。どこかにない?」

案内所に聞いて、もう開いているだろう、とのことだったので、友達に断って、一緒に両替所に向かいます。
…待合室から結構遠い。

両替所に行ったのは、丁度8:30でしたが。
閉まってる!

そして。
貼ってあるオープン時間の表を見れば、8:30~と書いてある。

ま、フランス時間だものね…。

お客様と二人で、ちょっと離れたベンチに座って5分ばかり待つことにしました。

が、再び行っても、まだ、閉まってた…。

だから強硬手段!
中に人の気配がするので、シャッターのこちら側のガラスを叩いて、開けてもらいました。(笑)



また二人で歩いて、待合所に戻る…。
8:45。
なのに、列車のホーム番号は表示されてない。
…また暫く待つことになったのでした。




お客様の退屈そうな、眠そうな顔を見るのがしのびなく。(笑)
待合室から出て、電光表示板の前で待つ私…。


結局、ホームがわかったのは、出発する10分ばかり前のことでした。

となると、大慌て。
というのは、待ちかねていた他のお客さんも一斉にその列車に向かって移動していきます。

幸い、待合室からすぐの階段を降りたところが、乗る車両だったので。
それぞれ荷物を持ちながらの階段でしたが、それほど時間もかからず、乗り込むことが出来ました。

しかし。
旅行が確定した時点ですぐに切符は買ってあったのですが、同じ車両は取れず。
2車両に分かれて乗ることになっていたので、まずは、7名の席の案内をし、荷物を荷台に乗せて…。
次に、待っていたお客さんを、他の車両の席にご案内して…。


そんなことをしている間に時間がドンドン経つのが判ります。

困った~、時間が足りないっ!
まずは、席を案内するために、友達に渡していた切符を、大慌てで回収。

というのが、列車が確定してから、まとめて私が改札スタンプを押そうと思っていたのが、案内を優先してしまったために、押せてなかったんですね。

…ホームにあるはずと思った、スタンプの機械がなく、階段を走って上る。

で、大慌てで機械に切符を1枚ずついれました。

が、そこはまたフランスの機械。
切符を入れても受け付けないことが多々あるんですよ(苦笑)。
(↑その場合、切符を逆様にしたり、入れる方向を逆にしたり、何度かやると作動する)

それを14枚分ですからねぇ…。
列車が発車しないか気が気じゃありませんでした。

階段をころがるように駆け下りて。
列車に乗り込んだのは、出発1分前、でありました…。
はぁ~、やれやれ。





まぁ、でも列車に乗ってしまえば、後はやることはありません。

…団体客用の向かい合わせのシートで7名。
たまたま半端な席に、相席も無く、ツアーの皆様とずっとお話しながら、約2時間があっという間に過ぎて行ったのでした。






そして。
11:08 レンヌ駅到着。

無事、荷物と共に全員降りたけど…ふむ。
バス乗り場は一体、どこに?




…というのが。
私、モン・サンミッシェルは今までに3回行ったことはあるものの、列車で来たのは初めて。
レンヌで降りたのも初めてなのです。

まずは、駅員さんに聞いて…。
駅の外に出てみました。

が。
バス乗り場。
バスがありすぎる?

というか。
てっきり大きな看板でもあるのか、と思ったのだけど。
見渡す限りにはない。

皆さんを外に待たせて、もう一度、駅の中に入り、案内所で詳しく聞いてみました。
対応した人は、「駅をでて、右。1分くらい。すぐ判る。」と言うばっかりだけど。
…1分ってことは駅から離れているの?と、一抹の不安をいだいたまま、皆のところに行きかけました。

すると。
ツアーの皆さんのうち何人かが、こちらに向かっていらっしゃる。


「トイレに行きたいんですけど。どこですか?」






ほんと、私って旅の付き添いに慣れていませんね…。

バスへの乗換え時間は、電車が到着して22分あるのですが。
降りるのにも相応の時間がかかっているし、今からバス停までも歩いて荷物を持っていかなくちゃいけない。
もうギリギリに近い時間なのです。



…自分が、移動する時というのは、なるべくトイレに行かないように朝から水分を取らないとか、行きたくなりそうだったら乗換えの前に行くとか、無意識に実行していて。
他の人もそれを実行しているものと、知らぬ間に思い込んでいたんでしょうね。


列車の中で、
「バスの乗換え時間があまりないから、行きたい人は前もって、行ってください。」と言っておくべきだった…。

と後悔しても遅いです。
こればっかりは、生理的現象ですものねぇ、これから1時間半ばかりの間、我慢してくださいとは言えない。

駅の中を、走りました。
だって、トイレの場所も知らないもの…。

一番奥に見つけたっ!

しかし。有料…。

とにかく、また走って戻り、皆さんを急かして、トイレに入ってもらう。
でも。
小銭を持ってない人もいるし…。
入るのにも、一手間。
あぁ、時間ばかりが過ぎていく。。。。。



外で、他のお客さんと待っている友達も心配して、電話をしてくるんだけど。
そんなこと言ったって…。

有料トイレだから、私は外にいたのですが。
外から、中に向かって叫ぶ。
「申し訳ないですけど、早く出てきていただけますかぁっ?」

バラバラと出てくる人に
「とにかく、早く皆のところに戻ってください。」と方向を示して。
最後の人が出てくるのを待つ。

あ~ん、バスが行っちゃったらどうしよう。。。

…最後の二人が出てきたら、「私の後、ついてきてくださいね」と言い残して、私はダッシュで駅を出て。
駅の外に残された彼女達の荷物を大慌てで掴み、既にバスの方へと歩き出した皆に小走りで合流。





バス停に着きました。。。。。はぁ~、良かった。間に合いそうだ。

それに。
何しろ、バスに乗り込むのに結構時間がかかっていて。
置いていかれる、という心配はなくなりました。

が。
果たしてバスを待っている人間全員が、1台のバスに乗れるのか?
というのが、段々心配になってきました。


ツアーの人は皆無事に乗り込んだあと。
私は、荷物を積み込んでいたので、列の最後に暢気に並んでた…。



チケットを乗り込むときに売らないで、
前もって切符を予約した人をまず優先して乗せるべきだよ~、
と内心、やきもき思って見ていたところ、
バスの中の友達から、また電話が入る。
「絶対、同じバスに乗るように。」

はい、勿論ですとも。


ところが。
私の数人前で、人数が収容出来ないことがわかり、やっぱり2台で出発することを決めたらしい。
運転手さんは「後ろのバスに乗ってください!」とのたまう。

…補助席でも、最悪、立ってでも、同じバスに乗るつもりだったので、
運転手さんに強引にお願い。
まだ2つ空いていた席があったので、同じバスに乗せてもらうことが出来ました。



漸く、心から安堵の溜息。。。。。










って。
…ホント、私の日誌って、時間が経って余計、支離滅裂度が増したのかしらん?
まだ、モン・サンミッシェルにさえ行き着いてないじゃん!
でも。
長過ぎ、ですよねぇ。。。。。ふぅ~。

まぁ、いいや。
所詮、自分の備忘録として始めたことだから、好きなように書きます。
ということで。
中途半端だけど、今日はもうここで止めて。
明日、続きをサラッと(?!)書くことにします。
それだって、まだ続きがあって、一体後何回で終わるの?という感じですが(ポリポリ)。

ま、たま~にしか旅行しない、ってことで。
1回の話が長くなること、お許しくださ~い!

ツアーと一緒にフランス その2・パリ食事編

2009-07-13 02:40:23 | 旅行
そ。続きです。


ツアー到着、パリ2日目。
お昼ごはんをご馳走になった後、私は午後、研究室へ。

教授に、何とか会って、恐る恐る、その週の研究会にはでられないお断りをし。
「まぁ、仕方ないなぁ」と許してくれたので、ちょっと心の荷がおりました。

そして。
仲間の一人にも、「数日来ないけど、もし何か緊急のことがあったら連絡してね。」とお願いして。

…暫し、勉強に専念。


ところが。
やっぱり気になる。
何がって、その日のお夕食のことです。


その晩は、ツアーのお客様のリクエストがあったビストロに皆で行くことになっていたんですが。
ホテルからは、結構遠め。
つまり。
どうしたって、地下鉄に乗らなくてはいけません。
(帰りはタクシーの予定。)

そして。
そのレストランがある場所というのは、私が殆ど足を踏み入れたことのない界隈で。
あまり土地勘がないんですよね~。

しかも。
ちょこっと外れると、結構危ない地区でもあったりするのがちょっとばかり気になる…。


それに。
ツアーのお客様の中には、足が少し弱い方もいらっしゃるのが判って。
なるだけ、負担のならないように行かなくっちゃ…。




やっぱり、行く前にレストラン付近を事前に見て来よう!

5:00頃には、勉強をさっさと放って
レストランにホテルから行くべき行程を辿ってみました。


え~っと。
この地下鉄の駅で、この辺に乗って。

ふむふむ。

…結構長めに乗るけど、幸い、乗換えは、なし。と。



改札を出て地上に出て。
とりあえず、レストランまで一番近いだろう、と思われる道を選んで歩いてみる。
…駅からは、ゆっくり目に歩いて5分くらい。



ところがねぇ。
駅からは、どうしたって坂、なんですね。
しかも。
珍しく、上り階段がある道。

これは、違う道じゃないとマズイ。

というわけで、迂回路になり、且つそれほど遠くならない道を探して、その辺グルグル歩き回りました。

で。
どうにかこの道なら、まぁ許される範囲だろう。
…今晩は、これで安心して皆さんにご一緒できる、と思って、ホテルに向かったのでした





ところが、ホテルの待ち合わせ時間少し前に行くと。
午後皆さんはどうしてた?なんて話の後で、友達が
「レストランまで、タクシーで行ったほうがいいかなぁと思って。」
…。





まぁね、判ります。
着いた翌日の朝早くから、エッフェル塔に並び、上り。
既に疲れが出始めた中、午後は、ルーヴル美術館。
実際、結構歩いていらっしゃるだろうし、ね。




でも。
そんなの想定してないよ~!
観光地や大きなホテルなら、場所の名前を告げるだけで、タクシーは絶対、間違いなく行ってくれるけど。
小さなレストランに住所だけで、勿論、問題なく運転してくれるのがタクシーとはいえ。
万が一、迷ったり、着かなかったりしたら、どうすればいいの?と。

そんなこと全く予想してなかったから、お店の地図も持って来てない…。





不安バクバクの中、集まった皆さんに、
「タクシーの運転手さんにちゃんと説明しますが、万一の場合を考えて、住所を言います。お手数ですが、メモしていただけますか?」



しかし。
早速焦りまくったのか、口から出てくるアルファベットは英語読みでなく、フランス語読み。
お客様に、「え?何ですか、ちゃんと言ってください」と言われる始末

そして。
「一応、念のために地図をお持ちでしたら、見ていただけますか?」
と言ったところで。

「何で、そんなことしなくちゃいけないの」とお怒りの言葉が…。
そう。
何しろツアーは熟年の皆様ばかりだったので、老眼で細かいものが見づらい方も多かったようで。
「大体ね、地図なんて見て行け、なんて何考えているの。無理に決まっているでしょ!」

「申し訳ありません。万が一の場合に、ということなので…」と言うことしか出来ませんでした。。。





が。救いの手。
友達は、お店をグーグルマップで探した地図を持っていたんですね。
で、「これをホテルの人にコピーしてもらって、1台毎に渡そう」と。

ホテルでコピーなんてすぐ取ってくれるもの?
…何しろ、私は自分が泊まるときに、そんなことを考えたこともなかったので。
咄嗟に思い浮かんだのは、とってもバカな質問、でありました…。



ま、一呼吸置いたら、そりゃ4つ星ホテルだもの。
そのぐらいやってくれるよね、と納得。
コンシェルジュに頼むと。
「わかりました。」と言って、他の部下(?)に頼む。
…それも。
当たり前のことなんだけど。
ホテルでそんな依頼をしたこともなかったので、ホテルの仕組みとやらに、秘かになるほど、と感心したりしたのでした。



で、とにかく。5台に分乗するから、4枚コピー。




そして。
次の問題はタクシーです。
街中のホテルなので、車寄せとかなくタクシーは常駐していない。
前もって頼んでなかったしなぁ…。

とにかく、ドアボーイさんに5台、タクシーを止めてもらうようにお願いしました。

1台止めてもらうごとに、3人乗れるか4人乗れるかで、お客様に乗ってもらい。
タクシーの運転手さんに、地図を見せて、住所と目印との位置関係を一応説明する…。

3台目にやっと止まったタクシーの運転手さんは、すっごいお年を召してて意地悪だったようで。
地図を見せて、説明しても、
「ふん。そんなとこ知らない。」と言って、ダンマリ。
結局、そのタクシーには乗らないことにして。

再び、3台目…。

最後の5台目に、自分も乗り込んで、レストランに向かったのでした。
…皆が無事着いていますように。と願いながら。



で。
我々の乗った最終組が、お店の前に到着。
すると、未だ1台着いてないことが判明。

一瞬ヒヤッとしましたが、それから程なくして着きました。
ヤレヤレ。(…文句を言ったお客様が乗っていたので、余計ヒヤヒヤでした。)
これで、一息いれられる。





で。
彼らが降りてくるのを待ちながら、他の皆さんにお店に入ってください、と声をかけました。


すると。
今度は、何やらお店の中で、もめている様子。

どうしたの?


先導で入った友達曰く、
予約が、その日ではなく、来週の月曜日になっている、とお店の人が言っている、と。

そこで、私は、そんな、バカなっ!!!!!といきり立ち。
お店に入るなり、思わず抗議してしまいました。

絶対ありえない!
予約したのはこの私で、日程のことが特に心配だったから、2度最初に確認をしたし、切る時ももう一度、日にちと時間、人数を復唱した!
とまくしたてました。

そうすると、「電話を受けたのは私だ」という女性が出て来て。
「絶対、貴方は来週の日にちを言った」と言い張る。
…私は、呆れてしまいました。

しかし。
「どっちがこう言った」と言ってても、結局、埒の明かない話なだけで。
かといって。
ここで、じゃあ、と引き返せる状態じゃないわけでもなく…。




目の前が真っ暗状態になりながら、
とにかく、今日ここで食べる予定を変えるわけにはいかない、ことを言うのみでした。



まぁ、幸い、そのお店には地下にも、幾つかテーブルがあり。
そこなら、14人、受け入れられると、向こうも折れてきて。

漸く安堵の溜息をそっとついたのであります。





が。
苦難(笑)は、まだ続きました…。

というのも。
既に時間は、予定していた8:00を過ぎているし、翌日は朝早い出発(モン・サンミッシェルまで列車)というのが気になるので。
なるべく早く注文をお願いするしかない。

(↑そもそも。このお店は、テーブルごとに調理する人が決まっているとのことで。14人一度には無理と、予約の時断られそうになったのでした。
そして、粘った結果、人数を2グループに分けるなら、OKと。
つまり。
同じタイミングで、料理を出すのが無理という判断なんでしょうね。
そして。
お料理には、当然のことながら相当な時間がそれぞれかかる、ということでもあるんだろうな…)



しかし。
何が困るって。
料理の翻訳

料理の専門家じゃないし、フランス料理はあまり食べに行けない(←行かない、ではない、笑)から、判らない単語が結構あるんですよね。。。

しかも。
このレストラン、所謂プリフィックス形式で、前菜・メイン・デザートからそれぞれ1種類ずつ選ぶんだけど。
選択肢が、それぞれに10種類以上ある…。



非常に大雑把な(わからない単語は、すっ飛ばし)状態で、でも全部のメニューを、1テーブル目の皆さんに説明。

それが終わると、半分は聞き取れなかったということで、2つ目のテーブルの皆さんに、怒涛のようにいい加減な説明を。

そして。
1つ目のテーブルの皆さんの選択を伺い、お店の人に伝え。
2つ目のテーブルに戻って、同じこと…。


…挙句、自分で食べるものなんて、どうでもよくなって、
注文する際に、お店の人にお薦めはと聞いて、言われたがままに頼んでしまいました。(ちょっと失敗、笑)


でねぇ、それがまた席の座り方が。
私の前は友達、で、端っこ。

友達と話してられればいいけれど、そんなことしてたら、やっぱり駄目でしょう。

というわけで。
友達とはなるべく話さないように試みて、未だ慣れない、お客様と話を続ける…。



私は結構お喋りなほうなんでしょうけど。
それでも、こういうのは気疲れしますねぇ~。
…この日の夕方は、短時間でホント、ヘトヘトになったのでありました。





ま。
それでも唯一、この晩が良かったのは。

気を遣ってくれた友達がワインをそれなりに飲ませてくれたのと。
お客さんの中で頼まれたワインが、こちらにも回ってきて、お食事に見合う分飲めたかなぁ、ということかな(爆)。



…途中、またデザートの注文で、どれを頼んだ、頼まない、と問題が発生したけど。
もう、半分切れかけていた私。
っていうか。
それは、お店の人が正しいと思ったから。
「ゴメンなさい。
このデザートは間違いだったから、私がお金を払って持って帰ります。ただ、追加で、違う○○を持って来て下さい」と頼んでしまいました。(結局は、友達が払ったことになるんですけど、ね。笑)




まぁ、それでも何とかそれなりに和やかに楽しそうに、皆さんお食事をされていて。
結果的には、あ~、良かった!という感想です。


ただその後も。
タクシーがタクシー乗り場ですぐにつかまるか。ということと。
明日の朝、ちゃんと皆起きてこれるか、の2点が気になっていたんですけど、ね。




とにもかくにも、こうして2日目の夜がやっとの思いで終わったのでありました。







って。あらら。
私の日誌、食事そのものの話じゃなくって、結局、ただの旅行中の顛末記になってしまってますね。
反省。。。。。。



が。
それでも強行軍です!


取りとめがないですが…。
後2晩分(というか、最終日の晩の話は、既に書いたので、1食分かな?)パリのお夕食の話を書いて、このテーマはおわりにしようと思います。





そ。
その後は、結局、皆さんとパリで食事したのは、古城ホテルから戻ってきた晩と、最終日の夜のあわせて2回、です。


古城ホテルから戻ってきた日は、そう、私は午後に仕事があった土曜日なので。
朝、一足先に電車でパリに戻り。
夜ご飯のみ、合流したのでした。







その間、病人が出たり、日本にお帰りになった人がいたり。
元気な人も、それなりに旅行の疲れが溜まってきた頃。

ひょっとしたら、ちゃんとした和食かな?
だとしたら、土曜日の夜に、予約なん今更大丈夫かなぁ?と思っていたのだけど。




夕方、友達に電話で聞くと、昼ご飯に国虎屋(=おうどんやさん)に行ったし、何人行くかもはっきりしないから、もう予約する必要はない。とのこと。



ちょっと拍子抜けでしたが(笑)
…自分も、疲れがピークの頃だったので。
これ幸いとお気楽気分で、待ち合わせ時間にあわせて、ホテルに行ったのでした。



で結局、ホテルから近くて、フレンチじゃないもの。
ということで、初日に行った中華にまた行くことに。

…電話番号をウッカリ置いてきてしまったので、皆さんが集まって来る前に、直接行って、人数分の席を予約しました。

そして。
再びホテルに戻って、集まった皆さんと一緒に中華レストラン♪


今回は、前回食べる時より人数が減っているせいもあって、円卓のみでOK。
そして、旅行の予定も、後はパリに滞在という安心感もあって、皆一緒に和気藹々、食べることが出来たのでした。


で。
疲れてきた女性陣は、ラーメンだけでいいわ~!
とおっしゃっていたのですが。
折角だからと、皆で料理を分け合う、ちゃんとした中華ご飯♪

…大人数の中華は、いろいろ食べられるのが、とっても嬉しいです。


でも。
その中には「蛙のてんぷら」が…!。

実は、人生初体験の「蛙」で、非常に恐る恐る、だったのですが。
うん。
これが、なかなかイケる!

そう。
よく言われるように、鶏肉みたい。
ただ、やっぱり歯切れ、感触が微妙に違います。
まぁ、それと、塩味がきいていたので、泥臭さなど全く感じず、酒のつまみとして、美味しくいただけたのかなぁ…。







で。
初日のところにも書いたけど、このレストラン、有名な割りに、それほど美味しいというわけじゃない。

ただ。
中華は疲れたときにありがたいのと、本格和食より気楽だし、ホテルから至近距離だってことで、ツアー中に2回も足を運ぶことになりました。


でも。
多分、プライベートではもう行かない。

だって。
お店の給仕担当の男性(中国人)、一見行儀良さそうだし、日本語も喋るんだけど、態度が意地悪なんだもの。

私に対してではないけれど。
一生懸命頼んでいるオジサマの言い方がはっきりしない、って。
スゴイ、いらいらした感じの受け答えで。
とっても、感じ悪~ぅ!
…この旅行で、人に文句言う感覚が麻痺してきた私は(笑)オーナーに言いつけようかとまで、思っちゃいましたよ~。

あ~、やだやだ。
「口うるさい変なオバサン」に成長しないよう、気をつけなくっちゃ、ね!(笑)




ま、とにかく。
この場で、結局、翌日、私は件のロンドン日帰りに行くことに決まって、翌朝の起床と体力を内心心配をしながら、この晩も暮れていった、のでありました。チャンチャン!






ということで。
…その2を終わります。
あ~、取り留めなさ過ぎ。。。お許しくださいませ~