うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

SNCFのサービスにプンプン。

2005-07-29 18:38:54 | フランス(システム・制度)
日本からツアーで来た友達が、フリー滞在になったのに合わせてパリに来ました。
特に案内をする約束をしたわけでもないし暇かなと、思っていたのですが、意外と毎日あわただしく過ぎていきます。
それに、来てから、暑い夏の日ではあるのに強い俄か雨に見舞われるものだから、予定が狂っちゃう。
なんか本当に、今年は世界的にも異常気象みたいですよね。。。

…ということで、更新が思ったより遅れてしまいました。(全然言い訳になってない…
この3日くらいで、でも頭に来たことが結構あったんですよ~!
私って怒りんボウ?
そんなつもりはなかったのですが。
日本にいたときは喜怒哀楽の4感情のうち、怒が抜けている、ような人間だったのに。何故かしらん?
しかも、こちらに来て学んだことと言えば「忍耐」ってことなんですけどねぇ。。。

とりあえず、今日の話題、やっぱりフランスのサービスでむかついたことですぅ

SNCF(日本のJRに該当)の、電車切符購買と共に受けられる、3個限度の荷物宅配サービス。
土曜日に頼んだため、引き取りは火曜日になってしまい、火曜日早朝に発つのを変更しなければいけませんでした。
引き取り時間は8:00から15:00の間と、言われていたので、ギリギリに来ないことを祈りつつ、15:00ちょっと前に出る電車の切符に。

火曜日、運良く8:00に来てくれないかなぁ、なんて淡い期待を抱いていたのですが。
もちろん、来るわけなし。
それならせめて13:09出る直通TGVに変更できるよう、12:00くらいには来てくれないかしらん、という期待も、裏切られ。
諦めかけた12:20に屈強そうなオジサンが一人現れました。

微妙な時間だけど、今から即刻、駅に行けば切符を変える時間もあるはず。
よし!と思い立って、慌てて戸締りをし、簡易洋服ダンス(自分で運ぼうと思ってバラしてあった)の包みを両手に持ち、リュックを背負って(まるで昔の行商のオバサンのよう)ころげるように駅に向かいました。
大汗かいて駅に着いたのが12:40。
一瞬、機械で切符を変えようかと見回したのですが、3台ある機械は全部変更できない状態になっていたので、窓口に並びました。
15人くらいは並んでいたでしょうか。
それでも、窓口は3つあったので、まぁ10分も並べば…と思ったのが間違いの元でした。
列は一向に進まない。時計ばかりが気になります。
窓口の人は、のんびり嫌そうに対応しているのが見えます。
何人かの人が(残念なことに私の後ろの人)が怒鳴りながら、列を離れました。

私もよほど諦めようかと思いましたが、せめて13:04(13:09発なので)まで待とうと辛抱強く待ち続けました。
しかし。
13:04、前に1人。
そのまま変更せずに乗っちゃって係員さんに事情を話そうか、或いは予定通り1台後の乗り換え電車にしようかと迷い始めましたが。
もう1分。。。

13:06、漸く自分の番になりました。
喋る時間も勿体無く、「もう出発してしまうTGVの切符に急いで変えてください。」と頼んだら、
嫌な感じの窓口のオジサンは、おもむろに時計を見て
「だめだね。」
「そんなことないでしょう。後2分あるから早く!」

動作ののろいこと。。。13:08になっちゃうよぉ~!
出発のアナウンスが聞こえます。
「お願い!急いでください!」
「そんなこと言ったって、手続きが終わらないと」
と、のろのろ何やら書き写しています。

「ありがとうございますっ!」(←本当は全然言いたくない…)
切符をひったくるように手に取り、荷物を抱え、切符に刻印をし、ホームにダッシュ。
何両目だろう、と一瞬躊躇した私に、ホームにいた駅員さんが「一番近いところから乗りなさい!」と叫んだので、とりあえず列車に飛び乗りました…というか、乗ることはできたのですけどね。
閉まりかけたドアに挟まれました

いや~疲れた。
ホント、SNCFの人でももちろん、いい人もいるんですけど。
こういうことがあると、「SNCFってなってない!」って一括りに言いたくなってしまうんですよね。

それに。
宅配引取りのオジサンが置いていった紙を見ると、なんてことでしょう。
引き取りは8:00-12:00の午前。となっている。
それなのに。電話受付では15:00までは待てと言った…
それに。オジサンは12:00過ぎに来た。
∴結局遅れるのがわかっていて、そのために最初から長めの拘束時間を取っているんだわ!と結論した次第です。

プラスして、この宅配サービスへの文句。
昨日の午前中8:00-12:00に運んでくれるはずだったのに、やっぱり来たのは12:40。
しかも、運んできたオジサンは、1番軽いのだけ私の部屋まで運んできて、車があるから後は1階に置いてあるから自分で運べ!ですって。。。
嘘でしょう?だったら1番重いのを持ってきてよ

これじゃあ宅配も考えモノだなぁと思ってしまいました。
…新しく買った2つのスーツケース、しかもソフトタイプだからか、部分的に擦れてほころんだ箇所もありぃの、もう油染みつき、埃だらけで新品だったとは思えないような状態。
1つは鍵も外されてたんです。。。一体なんなのよぉ~!

おことわり。。。

2005-07-26 14:05:53 | Weblog
昨晩書くの忘れてました。
今日、スーツケースの引取りが来次第、パリに向かいます
まだパソコンを持っていかないので、ブログの更新は1~2日おきになると思います。
いつも見に来てくださる方がいらしたら、ゴメンなさい。
どうぞ忘れず時々覗きに来てくださいね

…それにしてもここ数日、肌寒くて、天気もよくなくて。
酷暑は嫌だけど、ホンモノの夏の日が恋しいです。

フランステレコム、嫌い!

2005-07-26 03:53:49 | フランス(システム・制度)
あぁムカつく!フランステレコム(日本のNTTのような会社、と思ってください)のヤツ…
一度だって、満足したことがありません。
…というのに、多分、良い顧客の一人かも。。。ぐやじ~い

そう。2ヶ月ほど前に、パリに住いを見つけるために行くにあたって、自分のパソコンを持参・使わぬ訳にはいかぬ、とフランステレコムのオフィスに相談に行ったのでした。

私が知らないだけなのかもしれませんが。
フランスでは、自分の携帯を使ってネットに繋げるということやっていないのか。或いは全く一般的でない(に違いない)です。
日本にいるときには、自分の携帯を使って(高くつきますけど)どこからでも送受信できた…。
そんなことを6年くらい前から簡単にやっていたような気がするんですけど、ね。

なのに。
こちらのフランステレコムでは、もう1つ契約をしなければ駄目だ!と言われてしまいました。
つまり。
私は、家の電話番号でADSL・使いたい放題契約をしているのですが、外から繋いで自分が払うようにするには、時間制限ありのモデム接続契約を新たにしなくてはいけない!ということなのです。

そんな、不便な。と思ったのですが、背に腹は変えられない。
何としても、宿泊場所で自分のパソコンを使って、自分で支払うためには、と、新たにモデムの25時間契約とやらをしました。(1ヶ月、10ユーロなり)

ところがどっこい。
宿泊した場所は、館内使いたい放題分支払わなくてよかったのです。
勿論自分の回線は使わず、なんて無駄だったかしらん、と帰宅。
ま、それでも夏休み期間中これから外で自分のパソコンに繋げたいと思うかもしれない。とそのままにしておきました。

が、先日。
そのフランステレコムのサイトを丁寧に読んでいたら、自宅ADSL契約者が、何も新しい契約をしなくても、外から繋げられる方法がある!(当たり前でしょ!)という記事にでくわしました。
…この街の、あの店員、嘘つきぃ~!

というわけで、必要になっても、このモデム契約は意味なし。即刻解約!と思い、今日、またフランステレコムのオフィスを訪れたのでした。

月曜日のオープンは午後2:00から。
と思って、2:30頃に出向いたところ、60平方mくらいのショップは、どこにいようかと探すほどのたくさんの人。
それでも、フランスでかなり忍耐強くなった私は、不平そうな溜息すらつかず、順番待ちのノートに記名をし、かれこれ30分以上おとなしく待ち続けたのでした。

漸く、自分の番が来ました。
「この契約必要性が全く無いので、止めたいのですが」とお願いしたところ、
「あ。契約の取り消しはね、ここじゃできないんだ、電話するしかないんだよ」
「え?電話、ですか?こちらでやってもらえないんです?」
「そう。電話だけ。だから、この番号に電話してね!」
…とあっけなく、相手をしていた男性は次のお客様、にと去っていきました。

この待ち時間はなんだったんだろう。と思うと同時に、
「なぜ、フランスでは電話での受付しかだめな場合が多いのだろう!」とガックリしました。
(先日の、JRもどき、SNCFのスーツケース宅配も電話受付のみだったんです…)

というのが、この電話って、外人にとって、かなり曲者なんですね。
フランスに来た当初は(実を言えば、今でも時々あるんですぅ)その録音された早口の文章が聞き取れず、自分のやりたいことにどうしたって行き着かなかったり、するのであります。

まだ、相手が生の人間だったら、
「聞き取れませんでした。もう1回お願いします」とか、
「どういう意味ですか?外人なのでよくわかりませんでした」と聞きなおせるのですが。

そうは言っても、最近は何とでもなれ、なので、家に帰宅し、指示された電話にかけてみました。
すると。
結局は混雑していて、かからないのです。
しかも。料金はこちら持ち、と言いながら、何もアナウンスなしに待たせるだけ待たせる…
3分待って、切りました。
そして、今度はネットに繋げ、フランステレコムのサイトを隅から隅まで調べました。
で、契約停止の記事を漸く発見。

契約の取り消しは、郵便でのみ受け付ける。
…あ、そうだったの。
今日の店員は、電話だけ、って言ってたけど。

まぁ、郵便で送ればいいのね。
???ところが。住所がどこにも書いてない。
なんなのよ~

本当に、不親切の一言、です。
サービスは人。のはずが、全くできてないです。
…こういうときに、無性に日本のサービスが懐かしいですね。

ついでに、フランステレコムの悪口を書き加えると。
私はこれまでに4回引越しをし、その度に電話を移転しました。

ところが。
その1度だって、約束された日に繋がるようになった試しがありません。
友達に言われると、ついてない、ってこと。らしいですが…

でも。4度が4度とも、なんですよ!
私の恨み(?)がいかに深いか、お分かりですよね。
そのたびに、オフィスに出向いたり、また「電話のみの受付だけ」とイジワルいわれたり。
そして、電話したら、更にまたそれは使い方が悪いとかなじられたり。

本当に。いつだって、結局、フランステレコムのミスだったんですけどね。
…それなのに。どうして契約会社を変えないの?

それは、電話番号、E-mailアドレスを変えたくない。その一心でした。
(でも今度は電話番号は市外局番が変わるので、換えるしかありません。
知ってました?電話番号を変えないサービスが、なんと25ユーロくらいするんですよ!)
ほんと。そうじゃなければ、トックの昔に!電話会社を変えていたことでしょう…。

何もしなかった1日

2005-07-25 04:27:36 | 日常生活の中で
また夜になって、が降ってきました。
今日は、何ともパッとしない1日だったなぁ
朝から1歩も外に出ず、かと言って何もせず…
あぁ、とうとう、"オヤヂ"の聖域に足を踏み入れてしまった。。。

そうなのです。私は日本で勤めていた時、
「そんじょそこらのオヤヂを越す、オヤヂらしいOL」だったのです。

朝は誰よりも先に会社に行き(←ここだけはちょっと自慢)、
たった1時間の昼休みの週2回は「学生のときの友達と一緒」と偽り、走って、とあるビルのゴルフ打ち放しに。
休み無く2箱消化、帰り道にドトールで昼ごはんをかっこみ、オフィスに何食わぬ顔をして戻る。
(あぁ、でもゴルフはうまくなるまでに至りませんでした、後悔)

出張の帰りの待ち時間は勿論ビール。
新幹線の場合は、駅のデパチカで焼き鳥とビールのロング缶をゲットし、まったり読書の至福のお疲れさん帰り道。
土・日出勤もモノともせず、普段の残業9時、10時は当たり前。
その後、大抵は上司と一杯飲んで帰るか、
一人であれば家に帰って休日に冷凍した食材をチンしてビール、或いは行きつけの秘密定食屋で一杯。
疲れが溜まったなか、どうしても「踏ん張らねば」という時には、2000円以上のドリンク剤を朝の薬局でグイと立ち飲み。。。

そんな私でも決して冒さなかった「オヤヂ」の聖域は、やっぱり休日の過ごし方でした。
たま~にとれた休みは、流石にOLらしく、都内のレディースプランや、コンサート等等。
家の中でゴロゴロ、する時間も気持ち的余裕もなかったのです。

ですから、折角取れた夏休み、家族の誰も構ってくれないからと
高校野球をテレビで見ながら、ノンベンダラリと昼間っからビールなんていうオヤヂ実態は、内心軽蔑していたのでした。

あぁ。それが…
今日ついにやってしまいました。
午後テレビをつけたら、トゥール・ド・フランス最終日の中継。
ゴールのシャンゼリゼに来たら、腰を落ち着けてテレビを見よう、と、ダラダラ久しぶりにアイロンかけなどをしていました。(涼しいから、漸くやる気になったのです

そして。
シャンゼリゼ到着のアナウンス!
…お恥ずかしいことに、実は私、トゥール・ド・フランスって、実際どういうものか知らなかったんですよね。
シャンゼリゼに入ってから、スプリントになるなんて!(すぐ終わるものだと思っていたんです…)
ついつい見入ってしまいました。
駅伝みたいに、ただ走っているだけなんだけど(好きな人、表現悪くてゴメンなさい)、グイグイ惹き込まれるんですよね。
しかも、駅伝はより一層「ドラマ」という感じで、こちらはホント「スリル」。
今日はお天気が悪く、滑ってしまう人も何人もいて、もうそのスピード感とハラハラ感で、たまらなくなって、ついビールを手に取ってしまった

しかもシャンゼリゼをグルグル回ってなかなか終わらない…
ポテトチップスをつまみに、4本もビールを空けてしまいました。(あ、でも1本250ccです)
アームストロング、7度目の総合優勝、やっぱりスゴイなぁ…。

そんな時間にビールとポテチでお腹をいっぱいにしてしまったので、流石の私も食欲が全くなし。
気温が低いので、何だかフグ雑炊くらいなら、という気分になり、(そんなものはモチロンありつけないので)、アスパラ&カニリゾットなどで夜ご飯をしめました。

ついに冒した聖域。
ま、でも今は全くオヤヂらしい生活はしてなくって、本物の貧乏学生生活なので、そのくらいオヤヂ色があってもいいよね?
という勝手な言い訳をしているうさたろうなのでした。
…とにかく。明日はもっと生産的な1日を送りましょっと。

この街もバーゲンいよいよ終盤

2005-07-24 04:31:50 | 日常生活の中で
あ~、夕飯食べ過ぎました、ちょっと苦しい。。。
気温も涼しいし、ご飯を消費しようと思い、今晩はカレーに。
でも、作り始めて気がつきました。
カレーにもち米なんて…あぁ、なんて間抜けなヤツ。使えないじゃない…

でも。自分ひとりなのに、サラダもちゃんと作り(切っただけじゃなく)、前菜もアボガド&海老でお洒落に(?)作り、満足、満足。
そして飲み物はワインに手が伸びそうだったのですが、ビールでガマン。
ブログを更新してから、飲み体制に入りましょ、という魂胆です。

今日の午前中は、洗濯とお買いもの。
バーゲン(ソルド)は期間4週間(と1日?)なので、パリは昨日でお終いになっている筈。
でも、ありがたいことにこの街は水曜日に始まっているので来週の水曜日までなんですよね。
それっまだ間に合う!と、スーツケースを2つ買ってきました。
サムソナイトのソフトタイプ(大型)で1つ66ユーロ。お安いでしょ?

折角火曜日にパリに行くので、引越しを自分でするなら、SNCF(日本のJR版)の荷物宅配サービスを利用しよう!と思い立ったからなんです。
このサービスは、電車の切符と一緒じゃないと受けられません。
そして、一人一度に3個まで受付可能。そして、重さは、1個30キロ以下。
1個目のスーツケースは25ユーロですが、2個目と3個目は11ユーロ。
従って、3個スーツケースを家から指定場所まで運んでもらって47ユーロ。
なんて素晴らしいサービスなの!と最初カンドーしたのですが。

考えてみれば、クロネコヤマトさんとかが発達している日本では、こんなサービスは全く必要ないのでしょうね。

何しろ、今日SNCFの窓口で金額を払って、家に帰って係りの窓口に電話をした(必ず電話でお願いするサービスなんです、なんて面倒くさい)ところ、今日は土曜日だから、荷物の引き取りは火曜日になる、なんてことを言われて、
切符を買うときに、月曜日に引き取りできますよね?と確かめたのに…。

そう。
このように、土・日や祝日は営業日として数えない、のがこちらのサービスの大概。
…日本のクロネコさんだったらねぇ。。。と、つい思ってしまいました。

ですから、仕方なくまた窓口に行って、夕方の電車に変えてもらって。なぁんてしていたら午前中は、あっと言う間に過ぎ。
…午後は、トゥールドフランス(←明日がシャンゼリゼ・ゴールの最終日。アームストロング、やっぱり強し)をテレビで見ながら、スーツケースの荷造りに専念。

いや~、スーツケース3個って結構入るんですね。
本類は全部小包で送るとして、この分だと、生活用品は2~3回の往復で何とかなりそう。
ベッドを持っていくのはもう諦めているのですが、その他の大き目の壊れやすいものだけ、友達に運んでもらえば何とかなりそう、と希望が見えてきました。
というわけで、これからゆったり気分で、カクテル片手に本でも読みましょ、と

自前引越しのために

2005-07-23 18:58:08 | うさたろうの食生活
ったくぅ!と、ブログを訪問してくださる方に呆れられそうですが。
写真を記録しているSDカードが悪いのか、gooのブログサイトとの相性が悪いのか、SDカードからPCに保存した写真をアップロードすると、グレーになって何も映し出されません。
これって何が悪いんでしょうねぇ。

今日も全く大した写真じゃないのですけど、私のお酒(?)のラインナップをお見せしようと思って。
実は昨晩、飲みながら撮ったんですが、アップできないので、記事を書くのも放棄。
(飲んじゃうと頑張る気が失せるんですよね…)
さっきまた写真を撮ってやってみたけど、何枚やってもグレーにしかならない。。。
とりあえずガックリ、諦めることにしました。

そう、急にやっぱり引越屋さんに頼むのはやめ、自分で出来る限り運び、残りはライトバンを借りて友達に運転をお願いしよう!と覚悟しつつあるので、昨日から急遽、整理整頓モードに入りました。
使えるものは全部使う、食べるもの・飲むものは全部消費!

従って、お酒も全部飲まなくっちゃ!ということで
昨日は早速マティーニなんてお洒落バージョンも登場。

何しろ自分で買ったものだけでなく、知人からもらったものとかが何種類もあるのです。
それなのに、一人で飲むときは、食事のときはワインだし、それ以外は基本的にビールかウィスキー系の、所謂生のまま味わう蒸留酒。
だからそれ以外のもの-カクテル用のアルコール-って、なかなかなくならないのです。

これらのアルコール類はキッチンの棚に並べてあるのですが、私のアパートって玄関を入るとすぐ目の前が作り付けのカウンターバー。
そして、その奥がキッチンなので、カウンターの向こうにズラリと瓶が見えることになるのです。

だから、家に初めて来た友達は、ここはバーなのか?と一瞬疑います。
或いは、誰か常連さんでもいるの?って。…いえいえ、勿論一人でゴザイマス。。。

ところで、お酒も消費体制なのですが、食材も、です。
かなり残っている中で、一番手強そうなのは、もち米。
おこわご飯って好きなのですが、普段一人じゃ食べないんですよね。
…飲んじゃうとご飯まで行き着かないことも多いし。
それにパンも美味しいし、夏だから麺類もやっぱり食べたいし。となると毎日おこわご飯というわけには…。
と思うのですが、工夫してしっかり消費しよっと。
でも、引越しのために太ったってならないように気をつけまぁ~す。

昨日の、あれやこれや

2005-07-22 22:57:07 | 日常生活の中で
あぁ、何で休みのほうがバタバタしたり、こうも何かと不規則になってしまうんでしょう。
もうすぐ、日本の今日が終わっちゃう

何はともあれ、この街の天気は爽やか、お蔭さまでとっても気持ちいい数日です。
でも。
南のほうは暑さが結構厳しく、さらに乾燥が深刻になり、またしても山火事などのニュースが話題になっています。
…今週の月曜日に、消火活動中に亡くなられたボランティア消防士3人の方のお葬式が昨日執り行われました。
レジヨン・ドヌール勲章が授与されたらしいですけど、そんなことより生きていて欲しかった、その一言ですよね。

そして。昨日は、「パリ・プラージュ」(パリ砂浜?)がオープンしました。
今年の夏は4度目の開催らしいですが、要はセーヌ河沿いの車道を通行止めにし、パリを海岸もどきに見立てパリから出かけられない人もヴァカンス気分を楽しもう!というわけです。

去年の夏も、実はパリに1ヶ月いたのですが、1度も足を運びませんでした。
今年は、是非覗いて来ようと思っています。
何でも、年々盛況になっているそうで。

今年は、ブラジル年(←どうやってこういうのって決まるんでしょう?日本年ってないのかな?)なので、先日のキャトルズ・ジュイエの時もブラジル色に染まっていたらしいですが、「パリ・プラージュ」もブラジル・テイスト。
南米ラテン系の乗り、って私、結構好きなので、ブラブラするだけでも楽しいかな、なんて期待しています。
あ、勿論、私は間違っても水着姿で日光浴なんてしませんけど

そういえば、友達が日本からツアーでフランスに来ているので、来週26日(火)から私もパリに行きます。(ブログ、どうしよう…)
ホントにねぇ、「フランス」って言うと即刻「パリ」って直結したイメージを持つ人が多いんですよね。

交通費も馬鹿にならないのだけど
まぁ、今回は寝どころはあるので、その心配がないだけいいかな。
彼女は、パリでバレエのオープンレッスンに参加するのが目的。
というわけで、私は特にガイドをしなくて済むので気が楽。(何せまだやっぱり田舎モノでパリの街、よくわかってないんですよね。。。)
…おせんべと日本酒!(ウフッ)を頼んでます、楽しみ

引越し話につけたし。。。

2005-07-21 16:11:37 | 日常生活の中で
たまたま、先ほど母から電話が入った際に、引越し代があまりに高いので自分で何とかしようと思っている…
と話したら、「23万円くらい1回の引越しにかかって当たり前でしょ!」と一笑にふされました。

そうだったの…。
すっかり貧乏暮らしに慣れたせいか、とんでもなく高いように思えるのは私の錯覚?
でも、自分で何とかしたら、せいぜい高くて15万円くらいには収まると思うのです。
確かにそのための労力はかかるけど、その差8万円って、今の私にはすっごい金額だし、こんなことに使うのは勿体ないし馬鹿らしい、と思ってしまう。

確かに、日本で高給取りOLとして働いていたときだったら、何も考えずに払っちゃうのかもしれない。
痛い出費だな、と薄々思っても、高くてやめようなんて考えないだろうなぁ。
お金で、労力と気疲れを免れるなら、と仕方ないでしょう、って。

やっぱり諦めて、引越し屋さんに頼むべきなのかなぁ。
でもその後、お金やりくりできるかな…
勉強だけ続けていて、暮らしていかれるのかな。
私の将来、一体どうなっちゃうのかしら。セーヌ河の橋の下暮らし???

何だか、朝から、ボ~っと考えさせられているのでした。。。

問題は、引越し。。。

2005-07-21 14:41:00 | 日常生活の中で
引越し…って、大嫌いです。
それなのに、私はこの街に来て2年と9ヶ月の間、3回もしました。
つまり、当初のホテル暮らしから最初のアパートに移ったのをいれないとして、4箇所に移り住んだことになります。

辞書オタクの私は、フランスに来てフランスの本が安くてたくさんあるのに狂喜乱舞して(←フランスだから当たり前なんですけどね)、滞在当初から本を結構買い込んでしまったのでした。
それでも、最初の引越しは歩いて15分くらいの場所だったので、何とかなりました。
その次は、バスで移動する距離。バスを待ち、その乗り降りに手間取りながらも、何度かスーツケース片手に往復。(古かったスーツケースがその際壊れました…)

そして今のアパートに移るにあたっては…
それ以前の引越しでコリゴリしていた私、絶対2度とフランスでは引越しはしない!覚悟の中、いろいろ物を買ってしまっていたので、それはそれは大変でした。(やむをえない事情で引越ししたのです。)

それでも、その最後のときは友達がでいろいろ運んでくれたので、なんとかヤレヤレと、終わったものです。

そして。今回。パリに行かねばなりません。
…今のアパートは家具付きとは名ばかりだったので、結構たくさんのものを自分で揃えざる終えませんでした。結果、私は留学生にしてはかなりの物持ち。

しかしそうは言っても、今のアパート45平方mから、たった17平方mに移るわけで、かなりのものを諦めるつもりです。
それでも、人からもらったものとか(テレビ、ベッド、本箱)、パリのステュディオについていないもの(小さい本箱、簡易洋服ダンス、姿見、電子レンジ)などを、持っていきたい!

この街からパリまで500キロmくらいあります。
また、このアパートもパリのステュディオも、日本で言う3階にあり、ふる~い建物ですから、エレベーターなどはなく、狭い階段しかありません。

トラックを借りて、友達にお願いする、というのが多くの留学生の引越しパターンだと思うのですが、あまりに負荷が多い。
私は、引越し屋さんに頼もう、ととりあえず3社に見積もりを頼んであります。

そして。
昨日、1社が見積もりをFAXで送ってきました。
それを見て、呆然、1700ユーロなり。
つまり、大雑把に言って、今のレートで、23万円くらい、ですか。
高いことは覚悟していましたが、ここまでとは思わなかった。
日本に余裕で2回も1時帰国ができるじゃない!!!
…後の2社を待ちますが、きっとあんまり変わらないのでしょうね。

ということで、今、殆どすべての大きなものを諦めて、本もある程度捨て、鉄道で自分で何往復かしようかという案に傾きつつあります。
必要なものは、また買ったとしても、こんなに高くない!

幸いなことに、鉄道は、自分の切符を買う際に手続きをすれば、スーツケース3個まで家から家に運んでくれる、というサービスがあります。(勿論有料。)
自転車も電車に乗れるし。

そんなこんなを考えて、失望感に浸っているうさたろうでありました。。。

カヤックの翌日

2005-07-20 18:06:15 | フランス(余暇・習慣)
カヤックの翌日日曜日、お昼前から湖の近くにハイキングに行って、泳いだり…という案だったのですが。
そこはフランス人。予定はコロッと変わります。

11:00頃電話するから、家で用意して待っていて。
電話は11:30頃かかってきました。
皆起きてるけど、買い物に行ったり、或いは街中を滑りに行こうと(←インラインスケート)しているから、また12:30頃電話する。
OK!

そこで、私も日曜日午前中開いている、屋内マルシェに行きました。
朝からワインショップで試飲をして、ワインを2本ゲット。
と、一緒に行くはずの仲間の数人にバッタリ。
そう、彼らはリュクサンブールの人間なのです。
で、その日の夕方車で長旅して帰るわけですが、こんなに美味しいチーズはリュクサンブールでは買えないと、フロマージュリィーでチーズをしこたま買い込んでました。
また、果物などなど。
…それでは、後でね。
前日遅くまで私がシッカリ飲んでいたのを皆知っているのに、朝からワイン、というのがバレた。と内心決まり悪く思いつつ、その場を離れました。

そして、私も果物・野菜などを少し買い込んで、家に向かったところ。
暫くして、今度は別の仲間、ベルギーから来ていた家族と、ここの友達にバッタリ。
今からマルシェに行くの。一緒に行かない?
…別に急ぐこともないので、私は彼らと一緒にUターンして再びマルシェに。

私のワインをめざとくみつけ、重そうだね、と笑われてしまいました。
でも、ベビーカーの下に置きなよ。
というわけで、軽くなって助かった。。。

一通りマルシェで彼らの買い物が済み、カフェでお茶でもしようということになり、違う方向へ行って、カフェに落ち着こうとしたところ。
何と、先ほど出会った彼らが、そのカフェのテラスでお茶をしてる。
勿論合流しました。

既に時は13:00。
携帯電話を家に置いてきてしまった私は、12:30に電話すると言っていた友達のことが少し気になっていたのですが、大半のメンバーはここにいるわけだから、予定が決まるわけないだろうし。
とすっかりマッタリ、フランス人状態でおりました。

それではそろそろ戻ろう。
私は自分のアパートに戻らず、そのまま友達の家に一緒についていきました。
どうせ、そこで予定が決まるんだろうし、それから家に戻ってもいいかな、と思って。

皆が集合したところで、さぁどうしよう!という話。
リュクサンブールやベルギーに帰らなくちゃ行けないので、あまり遅くなりたくない。というのが前提条件。
この日行く予定だった、湖は田舎の方に向かってしかも行くのに1時間くらいかかる。
今からでは遅いでしょう…

すると、この街に住んでいる男性が提案。
もしよかったら僕の両親に電話するよ。
彼らは、この街の隣の村に住んでいて(5キロくらい)、プールもあるからそこに行かない?
皆大賛成。
予定が決まった、となると、私は大急ぎで家に戻って水着を持ってくることに。

走るようにして家に戻り、水着やタオルなどをもって、戻ると。。。
何人かがいない…
ピザが食べたいと、街中に行ったらしい。
…私もお腹空いているんだけど。と思ったけど、そこに残っている彼らも食べてないだろうし。
それに、1食抜いたからと言って我慢できないわけでもなし。
と他の皆のお喋りに加わって待つこと暫し。(後で分かったことですが、私が来る前に彼らは何か食べていたらしい。。。家で私も何かつまんでくればよかった…)

しかし、待てど暮らせど彼らは戻ってこない。
痺れを切らして、一人が迎えに行き、他の私たちは先に出発することに。

そして、隣村の友達の家に到着。
水着姿のご両親が私たちを暖かく迎えてくれました。
早速テラスで寛ぐ…
というわけで、写真はそこの家のプールです。
家の中には入らなかったけど(キッチンだけ入りました)、何とも素敵な庭も広い、大~きなお家。
屋根の下でバーベキューもできるようになっていて、そこにはカヌーも置いてあった。。。

特筆すべきプールは、ご両親がスキューバをやるとかで、小さいながらも(15m)水深は2m30のところも。
この写真には写っていませんが、ちゃんとした飛び込み台もあるんです。
私も学生のとき以来でしたが、お父さんに勧められて飛び込んでみました。
サイコー!
泳ぐのも久しぶりだったけど、ホント気持ちいい

その後はテラスで、ビール片手にダベリング。
暫くして、リュクサンブール組がまず帰宅の途に。
そして、ベルギー組も帰って行きました。
…最後に残った私たちも、ご両親とお喋りをひとしきりした後、お暇し、街に。

その後、またしても友達の家に寄り、私はアパートに8:00過ぎに帰ってきました。
お腹がすいていたのをスッカリ忘れていたけど、大盛りの冷やし中華を作ってビールと供に食し、太陽の陽射しに気持ちよく疲れた私は、シャワーを浴びて即刻眠りについたのでした。
やっぱりフランスの夏のヴァカンス時期って、楽しくっていいなぁ。。。




全然関係のない、またしてもボヤキ
…今日の写真も、本当は飛び込み台付きの画像にしたかったのですが。
いざ使おうとしたら、「描画できない」忠告が。
(撮って来た直後はPC上でもちゃんと見えたんです…)
これって、そもそもSDカードがイカレテイルのかしら?
それとも、このPCが何か悪さをSDカードに与えてしまった、とか?

ついPCのせいにしてしまうのは。
実は一昨日、CDに記憶させた写真。その直後に確認したときは見られたのに、今日そのCDからいざ友達に送付しようとしたら…。
PCがそのCDを全く受付なくなってしまいました。
何度やっても、CDはガ~と音を立てて回るだけで、開くところまでいかない。
これは、CDが既におかしくなっちゃったんでしょうか?
それともやっぱりこのPCのせいなのかなぁ。。。
次から次へと、うさにしては重すぎる問題にぶつかる昨今です

週末のアヴァンチュール

2005-07-19 17:19:49 | フランス(余暇・習慣)
フランス語のアヴァンチュールという言葉の持つ意味の中には、日本語として多分訳しきれなかったであろう「アヴァンチュール(色恋沙汰?)」の意味もありますけど。
今日はそんなのではなく、この週末の私の本物(?)の冒険話を1つ。

そう。
土曜日午後、私は生まれて初めてカヤックなるものを体験したのでした。
日本では、シーカヤックとかって、結構流行ってたりするようですよね?
所謂ボートみたいなので、河を下ったり、海を航行するスポーツ。

この街で、私にとてもよくしてくれるフランス人の友達カップルが企画した、彼らの友達グループのレクリエーションに、またしても誘ってもらってました。
やったことないのに、いきなりできるもの?と不安もありましたが、この田舎町でこそ楽しめるスポーツ、と思って、参加の即答をしてました。

で、午後1:00に彼らの家に行き、なんだかんだしている間に2:00近く。
そして、車で出発。
この街から1時間くらいで、そのスポットにつきました、大勢の人がいます。

カヤックだか、カヌーだかよくわからないのですが(何でも、オールの種類で違いがあるそうですね)、とにかく、一人で漕ぐか、二人で漕ぐか。
私たちは、大人が9人+子供1人だったので、二人漕ぎ用を3つ、一人用を3つ借りることにしました。

まず、救命道具というか浮遊着(???)と、オールを貸してもらうところで、問題発生。
子供というのかまだ2歳だったので、カヤックには危ないから乗せてはいけないと言われてしまったのです。
傍目には大丈夫じゃないの?という気もしましたが、何かあってからじゃ遅いものね、と、子供連れのカップルはその近くで、ボートに乗ることになりました。

で、カヤック組は暫しそこで待たされます。
というのが、結局バスで上流のスタート地点まで連れて行かれ、そこから、そのスポットまでカヤックで漕いでくる、というわけなんですね。
丁度混んでいた時間のようで、30分近く待った後、スタート地点へ。

とても緩やかで綺麗な川なので、これなら大丈夫ね、と安心。
それに、見ている限りでは結構簡単そうなんですよね。
一人で漕いでみたかったなぁ、ともチョコッと思いました。

で、いよいよカヤックに乗り込むときになって、カメラを手にしていた私に友達が、防水サックの中にカメラをしまいなよ、と言う。
えぇ?だって折角だから写真を撮りたいんだもん、まず普通にしていたら水の中になんて落ちないんでしょ?
と言ってみました。
ところが、落ちる可能性もある、防水カメラじゃないのなら仕舞いなさいと再度たしなめられ、しぶしぶ写真を撮ることを断念。(なのでお見せするものがないんです…でも。結果的にはこれで救われました、私のカメラ。。。)

私は二人漕ぎの前方に、シングルバドル(って言うんですか?)を持って乗り込みました。
後ろには、女の子の友達が、ダブルバドルを持って…。
いざ出陣。

わぉ~、気持ちいい
それに簡単に進むのねぇ。これなら、ずっ~と疲れず漕いで行かれそう…。
実はボートも漕いだことがなかったので、それもあって心配していたのですが。

病みつきになりそう、というくらい、川面を滑っていく感覚が爽快です。
気温は相変わらずとても暑かったけれど、川の上を動いていくと、水温13度のせいか、とっても涼しい。
だから、水をちょっと浴びると、結構冷たくてギョッ。
水の中に落ちることがありませんように

初心者でもできるような場所ですから、川はとてもなだらかですが、たまに、段差というか瀬になっているところを通過しなければなりません。
きちんと良い場所を選ぶことができれば、気持ちい~!そのものなのですが、うまくコントロールできず、岩に乗り上げて進まなくなったり、早くて荒い瀬にはまり込んで水をもろとも浴びてしまったり。。。
なんてことを何度もやってしまいました、でもそれも楽しい。

そうやって漕いでいるうちに、何だか知らないけど、後ろから来た一人乗りカヤックの男の子たち3人組の標的に。水はかけられるは、樹の茂みの下に追い立てられるは…
ミニ海賊に出会ったようでした。でも、何で知らない私たちを???

簡単に漕げるのですが、やっぱり慣れてないので、1時間30分もしてきた頃には、少し疲れもでてきました。
更には、あんなにお天気がよかったのに、真っ黒な雲が見え始め、雷、否妻が…。
雨が降り出す前に、戻りたいと思った頃でした。
後100mくらいで到着、という時。
いきなり大粒の雨が降ってきて、あれ?と思う間に、何だかスゴイ痛いものが…。
よくわからないうちに、後ろに乗っていた彼女が、降りて川岸に寄せよう、と切羽詰まった声で叫ぶと同時に水の中に。
私も慌てて落ちるように水の中に入りました。
丁度背が立つくらいの深さだったので、歩いて、カヤックを二人で持ち、川岸に寄せようとした途端。
その降ってきたものが、ドンドン大きくなり、痛いなんてものじゃない
これは頭が危ない!ということで、慌てて、川岸につかまり、カヤックをひっくり返し、防御体勢。

そう、降ってきたのは、大きな、大きな雹だったんです。
直径が2cmくらいはありそうな…。

係りの人たちが走ってきて、私たちを引き上げようとしましたが、とにかく雹にあたるほうが危険なのでこのまま我慢する、と。
すると、彼らはまた走って去っていきました。

ところが暫くして、私は、あまりの水中の寒さに足がつりそうになり、このまま降り止まなかったら、私おかしくなっちゃうかもしれない、と思うようになってきました。

でも、大粒の雹は、相変わらずすごい勢いで降っています。
失望感に捉われながらも祈る気持ちでカヤックの重さに耐えていたところ、係りの人たちがヘルメットを持って、引き上げに来てくれました。
あぁ、助かった。
ヘルメットを慌ててつけ、カヤックを彼らに渡し、一番近くの東屋まで彼女と手を繋いで走りました。
あぁ、でも手や足がなんて痛いの!

屋根の下にたどり着いたとき、ホント嬉しかった。。。
皆心配そうに見てました。
大丈夫、大丈夫、と言ったものの。
実は寒くて死にそう。
乾いたタオルで全身しっかり拭いたのですが、歯はガチガチ、体はブルブル。止めたくてもとまらない…。

雹は降り続きます。
生まれて初めて、雹というものをみました。
そして、それが丸くて白くて、本当に硬い、ということも、初めて知りました。
自然って恐ろしい…
雹によって、ぶどうの木が駄目になったとか、車がボコボコになる、というのもよくわかりました。

暫くして、人心地がつき、ぼ~っとしていたときに、自分の腕に大きな赤い斑点がいくつかついているのをみつけました。
ボコっとして、腫れています。
漕いでいるときにやぶ蚊にでも刺されたのかなぁ?でも痒くない。
あ、水の中で、何かに刺されたのだろう…
数秒後に気づきました、そうじゃない、これって雹の当たった跡なんだ

ある程度の時間、雹は降っていたと思います。
そして、漸く降り止んだか、と思うと、すぐに太陽が。
太陽ありがたや~
でも、体の震えはとまらず。
更衣室に駆け込んで、中学生くらいの男の子とたちが着替えているのも気にせず、とにかく乾いたものに着替えました。
乾いた衣服って、なんて気持ちいいのでしょう。。。

その後も、ずっと体の震えはとれませんでしたが、それからまた1時間くらい車に乗って、山小屋のレストランに行き、囲炉裏の前でワインとともにオニオンスープを飲み始めた頃にはすっかり元気も回復。
振り返ったら、楽しかったなぁ…としみじみ思う、ちょっとした冒険をした気分の1日、でした。

ゴミの収集

2005-07-18 20:27:43 | フランス(システム・制度)
月曜日と木曜日が、この界隈の一般ゴミ収集日です。
ホント、ゴミの収集に関しては、フランスってありがたいなぁといつも思う…
どうして?って。
そう、収集日は決まっているのですが、24時間365日、いつ捨ててもいいのです。
…日本から来たときには、感動しましたねぇ。
旅行行く時なんてありがたいばかり。
特にまた日本では、ロンドンのテロ以降、地下鉄の駅からゴミ箱が撤去されたと聞いて…。
(だって最後の収集日から数日間溜まった生ゴミなど、どうしろっていうんでしょうね?)

つまり、一般住宅・集合住宅には、それぞれ見合った大きさのプラスチック移動ゴミ収集箱が設置してあり、そこに皆が捨てるようになっているのです。
で、収集日には、まず市の収集車の人たちがそれぞれの置き場所から箱を道まで運び、収集が終わったらまた設置場所に戻してくれる、ということになっているのです。
勿論、だから、衛生や管理の問題で住民同士がゴチャゴチャするとか、カラスの被害とかもないのですよ…。

リサイクル一般ゴミ(新聞紙・ダンボール・プラスチック容器など)とリサイクルガラスゴミ(但し、割れたコップとか電球とかは駄目。ビールやワインの瓶などのこと)は、街中にところどころに設置してある、共通の大きなゴミ収集箱に投げ込みます。

そう、このリサイクルごみの収集の仕方を、ブログを始めた時からいつか紹介しようと思っていたのですが。
最近、この街でのシステムが変わってきて、以前の方法のが見当たらなくなり、写真に撮れなかったことが残念。
というのも、以前の方法というのを見たとき、私これまた実に感動したものです。
ホッホ~、よく出来てる、と。

その街中にある大きなゴミ箱の設置留め金を外し、クレーンがついた収集車が、そのまま持ち上げる。
そして、ゴミ箱の底を押すと内部に折りたためるようになっていて、その脇からゴミが落ちてくる、という仕組みなのです。
(こんな文章でわかるのでしょうか???要は、ひっくり返すわけではなく、持ち上げて、底を抜くことでゴミを空にする、ということです。)
今は、ゴミ箱設置場所の地下を掘って、そこに溜まったのを定期的に収集する方式になってしまいました。

こういったゴミ収集のシステムは、日本でもやってほしいと思うけど、ゴミがあまりに多過ぎる日本では、更に人件費もかかるので、実現は不可能でしょう。
そう、こちらではゴミを漁っても何も出てこないので(多分…)ゴミを漁る人はいないし、そもそも過剰包装なんかありえないので、ゴミの量もかなり違うと思うのです。
(ホント、日本の過剰包装の実態は、こちらに来て改めて悲しく思いました。過ぎたるは及ばざるが如し。と私は思うのですが…)

但し、こちらのゴミに関しても、疑問に思うことがあります。
まだまだリサイクルの概念がきちんと浸透してないことと、リサイクルできないもので、一般ゴミにできない物を捨てる場所がとても限られているということ。
そのために、一般ゴミに何でも捨てるということがかなり横行しているように思えます。
以前、電球はどこに捨てるの?とフランス人の友達に聞いたら、普通のゴミだろ?って。。。

かなり遠くに行かないと捨てる場所がないので(車でしかアクセスできない)、私はこちらに住み始めた時から、ずっと切れた電池、電球、割ったガラスなどは家の中に溜めたままです。
勿論、今度の引越し前に、友達に連れていってもらうつもりですけど。

あぁ、そうそう。もう1つ、ゴミに関してフランスのほうがすばらしいことを書き忘れました。
粗大ゴミに高いお金を払わなくてすむ、ということ。
勿論、取りに来てもらうこともできるのですが(お金払うのかなぁ?調べたことないです。少なくとも東京みたいに馬鹿げた値段を払うシステムじゃないことは確か)、テレビなど、こっそり道に置いておけば、すぐに誰かが引き取ってくれるのですよ。
だから、今回引っ越し前に売れなくて、持っていく気もないものは、私もこっそり道に出そうと思っています

土曜午前中のお買い物。

2005-07-17 17:06:35 | 日常生活の中で
今日と明日のブログは、慌て状態で短くなります。
明後日から、またきちんと書きたいです…

昨日の朝1番、と言ってもお店が開くのが9:30なのでそれに合わせて、バスに乗りました。
折角、その郊外の家電屋さん(所謂、こちらでいうとヨドバシカメラとかビックカメラみたいな感じのお店)に行ったのに。
え~ん、パソコンを冷やすものなんて置いてないんです。。。
どこで買えると思われますか?と、店員さんに聞いたところ、多分街の小さなパソコン専門ショップにあるのでは?と。

わざわざ、バスに乗ってやってきたのに。
街中にあったの???う~ん、でも一体その類のお店をこの街で見かけたことがない気がする。
普段気にしてないだけなのかな?

ホントは、そのまますぐに街に戻り、買いに走ればよかったのですが。
昨日は午後、生まれて初めてのカヤック体験をする予定だったのでした。
1:00に友達の家に集合。
そういえば、カヤックするときって、何か特別なものがいるのかしらん?
とふと心配になり、慌てて、そのままその郊外のショップセンターの一角にあるスポーツ専門店に行きました。

…混んでいるんですね、この時期。
皆、ヴァカンスに出かけるから。
とにかく、そんなに迷わず、要りそうなものだけを買いました。
濡れてもすぐに乾くTシャツと短パン、マリンサンダル、サングラスチェーン、ゴーグル(←これは結局必要なかった…)。

そして、バスに2本乗り継いで家に辿り着いたら、もう12:30でありました。
バスに乗っている時間は、そんなに長くないのですが、土曜日で本数が少ないうえに、乗り換えなんてするからホント、半日仕事。

家に帰るなり、慌てて昼ごはんを齧り、用意をし、出かけてきました。
(そして家に帰ってきたのは朝の3:00なり…)

このカヤック体験は、是非書きたいので、明後日、きちんと報告したいと思っています。
そう。
何しろ、そういうわけで、パソコンを冷やすものが買えてないのです。
多分そのせいではない、という説に賛成なのですが、今は少しでもパソコンさんの機嫌をとっておきたいのであります。怖いんです…いきなり使えなくなったら。

今日は日曜日なので、勿論、お店は開いてないし。
明日も、月曜日だから開いてない確率は高いけど(特に午前中は街中のお店の8割がた閉まっているような感じです)買うことができれば、と思っています。
そして、余裕をもってブログを書けるようになりますように

今日は、これからハイキングに行ってきます。日焼けしないようにしなくっちゃ。

はたまたピンチ

2005-07-16 07:30:22 | Weblog
何度、このブログで訴えちゃったか分かりませんが。
(いろいろご助言くださった方、本当にありがとうございます!)

なのに。
さっき、気持ちよくブログを書いていた途中で、久しぶりにフリーズ。

他のプログラムは一切使ってない。
しかも、パソコンをブログのために立ち上げたばかり…

仕方が無いから、勿論電源をブッチしました。
そして、パソコンの裏を触ってみて吃驚り。
いつも以上に熱い!
そんな気がするだけでしょうか???
いえ、本当に触れないくらい(ちょっと大袈裟?)熱いんです。

明日朝1番、バスに乗って(行かないとお店がない…)、パソコンを冷やすもの(があると聞いたのですが)を買ってこようと思います。
それが効きますように

…爆発したらどうしよう?
そんなことはないでしょうね???
とにかく不安でいっぱい。
今日は、これでパソコンを休ませようと思います。
何とも情けない日誌でゴメンなさい。

国家祝日(ル・キャトルズ・ジュイエ)、花火の日。

2005-07-15 06:28:19 | フランス(余暇・習慣)
先ほど、大~好きな花火を見て帰ってきたところです
私の家のすぐ近くが打ち上げ場所。
花火開始時刻(=10:30。日本と違って、今時分はこのくらいにならないと真っ暗にならないのです)3分くらい前にアパートを後にし、場所を決めたと思った途端に打ち上げが始まりました。
フランスにしては珍しい(?)定刻スタート。

近くなので、音も身体に響くほど大きいし、火薬の臭いもするし、暗闇に残る白煙の跡も見える…
確かにたくさんの人が集まっていますが、花火が見える視界には何も邪魔モノはなし。
たった15分ばかりですが、心行くまで堪能してきました。
あぁ、花火!大好き。毎日でも見たい…

確かに、日本の花火に比べたら単純だし、規模もこの小さな街に見合って大きくないですけど。
やっぱりスゴク綺麗です、感動します。
…何だか知らないけど、花火を見るといろんな思いが胸に去来し、脈絡も無くたくさんのことをボ~っと霞をかけた向こうで考えさせられます。
花火を見ながらこんな想いに捉われるのは私だけでしょうか?

そういえば。私の住んでいた下町、浅草・隅田川の花火大会ももうじきですね。
7月の最終土曜日。
残念ながら、私のボロアパートからは見えず、運良く友達が誘ってくれたらその家で観賞ビア大会。
そうでなければ、家からは近い、花火からは遠い歩道橋の上で見るか、テレビでじっと鑑賞してましたっけ。
…テレビで花火!なんて邪道と言われるかもしれませんが、一方通行の人ごみの中で垣間みるより、いいこともあります。

ホント、とにかくそうでもしてまで、花火は見たい!んです。
でも。一番好きな花火は…勿論、本物で、近くて、座って見られて。
且つ、水の近く!
どういうことか、というと、例えば湖でとか、河の付近で、というようにな場所。
空に開く本物の花火と、水面に反射するそれとが相俟って、美しさを倍増させます。
日本で言うと北海道の洞爺湖畔でみた花火、こちらではアヌシー湖畔で見た花火が、最高でした。

あぁ、そういえば、アヌシー(フランス南東部?スイス・イタリアに近い観光地です)の花火大会は、この7月14日だけじゃないんだ。
恒例で、確か8月初旬の土曜日だったような?
…行ってみようかな。たった一人だけど。
思い立ったが吉日。と、今俄かに列車時刻表(+料金表)と睨めっこです。
学生って、自由。。。お蔭さまで…