うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

どうしてミラノ?

2009-07-31 16:40:19 | 旅行
先週末から今週の月曜日まで、ミラノを旅行してきました。

旅行記は、う~ん。。。
どうしよう?
この間みたいな、訳ワカラン長い顛末記にならないように気をつけて(苦笑)、備忘録として観光内容を、明日辺りに書こうかしらん?という気分…。






じゃ、その前振りとして。
どうして、ミラノに行くことにしたか、をチョコッと書いておきます。



一緒に仕事をしたことはないのですが、日本で勤めていたときに同じ会社にいたオジサマが、数年前にリタイヤされ。
今、イタリア・ペルージャの近くの語学学校に、留学をしているのです。

何しろ、夢は老後を奥様とイタリアで過ごす、という。
その実現に向けての過程ですね。


仕事絡みでご縁があったこともあり、私が会社を辞めても、ずっと細々連絡を保っていました。
それが、今回留学にあたって、イタリア&フランス=同じヨーロッパの隣国。
近い!
ということで。
電話などもいただき、それじゃ、留学期間中にイタリアで会いましょうか?
なぁんて話にトントンとまとまったのでした。



しかし、どこで落ち合うか。
私は、大好きなヴェニスか、1度も行ったことがないナポリか。と思ったのですが。
如何せん、赤貧学生。
交通費を 先んじて決定した日程で調べてみると。
ヴェニスもナポリも高い!(涙)

結局、フランスから一番近い都市・ミラノが飛行機のお手頃価格、というわけで、私の一方的決断によってミラノとなったのでした。



オジサマは、何処でもいいと言っていてくださったけど。
なんと、特に行きは、列車を3本乗り継いで、ほぼ8時間もかけてミラノに到着。
翻って、隣国からの私は、帰りのフライト時間はたった1時間。らくらくコース、で。
申し訳ない選択だったかなぁ?という感じです。


ミラノは、私自身、大昔(?!)に1度ユーレールパスでヨーロッパ旅行をした際に1日だけ寄った記憶があります。

しかし。
その時は、真冬。
しかも、ミラノに着いた時に風邪を引き、ものすご~く体調が悪くて。

フラフラになりながら、ドゥオモの辺りを歩き回ったものの、石畳のせいでシンシンと下から冷え込む寒さにブルブル震え。

全く街の魅力なんて感じられない状態で通り過ぎたのでありました。





そういう意味で、今回は夏!=見直すことができるかも。
という期待と。

やっぱり私、イタリア料理が好きなんですね~
イタリア料理だったら、多分毎日でもいい(フランス料理は、幾ら美味しくても、毎日はイヤっ!)…。

ま、欲を言えば、北イタリアより南イタリア料理の方が好きなんだけど。
今回は旅の道連れもいるし、イタリアワインも心置きなく飲めるわん(ニンマリ)。




今年の夏は「勉強一色」と思っていたけど(ポリポリ)。
まぁ、数日くらいはいいじゃない?と。
出かけてきた訳であります。





うんうん。
ホント、でも楽しかった。
旅はいいですね~、やっぱり。



ただ、ミラノったら、すっごく暑くて、休憩と称してビールばっかり飲んでたかも。
…おかげで、念願の本場、イタリアン・ジェラートも食べ損ねてしまいました~。(笑)

気分転換はやっぱり外出で

2009-07-30 16:41:10 | フランス(日常用品・日常生活)
昨日は、のんびりした1日を過ごしました。

そして。
気分転換に、久しぶりに映画でも観よう、と夕方出かけました。

その時、地下鉄駅構内で、なんとピアノを弾いているのに出くわしたのです!

ピアニスト

↑このボケボケ写真の中で、わかるかしらん?
対岸?のホームだったので、かなり遠く、ピントもあわず、見えにくいですが、3人ホームに背を向けて立っている人たちのむいているだろう視線の方向に、ピアニストがいるのですよ…。

この駅(=オデオン)は、しょっちゅう使っているものの(=研究室の最寄駅)、ピアノは初めて!
というか、こういった駅構内でピアノ演奏は初めてです。

因みにこの場所は、演奏が許された人(構内はちゃんと許可制)に、多分許可されている場所。
クラシック・ヴァイオリンの人が多いかな?

暫し心を洗われる思いで聴きいってしまいました。



そう。
しかも。
とても上手だったのです。(許可をもらっている人は皆、一定以上の水準ですけどね。)



思いがけないプレゼントをもらったようで、とても嬉しくなりました。
…本当なら、お金をあげるべきだったのでしょうが。

時間がなかったので、1曲だけ遠くから聞かせてもらって、その場を去りました。
あぁ、また会えるといいな。




しかし。
ピアノというのは珍しかったらしく(移動できる簡易のピアノがあるんですね。)聞きほれている人、お金を入れていく人も多かった…。




映画と共に、昨日は、お蔭でスッカリ癒されました。





なのに。
エヘヘ。
また、今朝は勉強おサボり。
…例の大嫌いな早朝行事=コイン・ランドリー行きをしてしまったから。
午前中は、家にいることにしました。

午後から活動し~ましょっ、っと

今日も勝手に夏休み♪

2009-07-29 19:17:30 | フランス(教育・学問・社会)
昨晩は急遽、お夕飯にお招ばれし、帰宅はやっぱり12:00をとっくに回っておりました、とさ。ポリポリ。


そう、でも本当にありがたかった…。

何しろ、前の晩、旅行から戻ってきて鍵が開かない!とパニクり、困り果てて、まず1番に電話をしたのが、実は、そのお宅だったのでした。

ところが。
奥様の携帯に電話をしちゃったんですね。
で、留守録サービスに繋がるんだけど。
何も吹き込まず、切ってしまい…。
他に、泊めてもらえそうな友達に電話をし、OKをもらったのでしたが。


その泊まるアパートに向かっている時に、最初電話をかけたお家の奥様から電話をいただき。
経緯は、話してあったのであります。

従って。
昨日の午後、心配して電話を下さり。
「それじゃあ、もしよかったら、今晩ご飯を食べに来ない?」と誘ってくださったのでした。



鍵は直っても、精神的なショックから、一人でご飯食べたくない!状態だった私は、前夜の寝不足と旅の疲れを省みることもせず。
「喜んで、伺います」と返事をして。
たらふくご馳走になり、気分もだいぶ癒され、深夜ご機嫌で帰宅したのでした♪





で。
今朝起きて。
今日の図書館行きは、中止に決定。
勝手にまた「安息日」とすることに…


そして。
9:30頃から、区の警察へ行ってきました。





そうなのです。
実は、帰ったら、鍵が壊れていた話。

多分、泥棒が鍵を開けようとしたんじゃないか、ということだったのです。



そう。
昨日のお昼頃、錠前屋さんを待っている間、家の前の道に座っていたのですが。
同じ建物に住んでいる7人家族の奥様が通りかかり、話しかけてきたのです。

すると、なんと、私の隣(←オニイチャンが引っ越しちゃって、今は空き部屋)の隣の部屋に、先週末、空き巣がはいったんだそうな!
で。
建物に入る際に必要なコード番号を近日中に換えてもらうことにした、と私に伝えるためでした。

そこで。
「実は…」と私の状況を話し、多分それも、空き巣が開けようと試みた、ということが考えられるね、ということになったのでした。



だから、警察に届出をしたら、ひょっとしたら保険によって、鍵の代金は多少戻ってくるかもしれない、という可能性にかけて。
錠前屋さんにも、書類を作ってもらったのです。






そして。
今日の午前中、早速、その書類を持って、区の管轄の警察署へ行ってきたというわけです。






いや~。
しかし、だいぶ気分も上向いてきました。


ホント、考えてみれば、不幸中の幸いばかりです。

まずは、家中が荒らされなくて良かったし。
…旅行から帰ったタイミングだったので、お泊りセットも持っていたし、夜もそれほど遅くなかったから、泊まることもお願いできたし。

結局、鍵を替えるだけで済んだ、ありがたい、と思うしかないですね!

怪我をしたわけでもない、怖い思いをしたわけでもない、失ったものは何もない!



それに。
7年近く滞在して、こういうことでお巡りさんに行ったのは、初めての経験で。
これもまた、いい勉強になったと思わなくっちゃな、と。



しかし、ですね。
やっぱりフランスは、手続きと書類の国だなぁ~というのが、初・警察体験からの感想です。(笑)

どうしてまた、こんな目に。。。クスン

2009-07-28 20:42:32 | フランス(日常用品・日常生活)
また、災難(涙)。。。。。。



実は、前触れもなく、週末から月曜日にかけて、イタリア・ミラノへ行って来ました。

そして。
楽しかった思いを胸に、昨晩、ルンルン心地よい疲れと共に帰宅♪
シャワーを浴びて、ビールでも飲みながら、ブログも更新しましょ、なぁんて思っていたのに。


最後の一歩手前で、全てが打ち壊されました。

なんと家のドアの、3つあるうちの1つの鍵が壊れて、どうしても開かない!


全ての楽しかった思いがガラガラ、音を立てて崩れ。
瞬時に、私は絶望の崖っぷち…。





結局、フランコ・ジャポネのお友達・1歳になったばかりの子供がいるのに、電話をして。
一晩、何とか泊めてくれるようにお願いし。
…再び、20キロ以上のキャリーバッグを引いて、彼らのアパートにガックリ肩を落として、向かったのでした。





で。
今日の午前中に、キャリーバッグを預けたまま、家の近くに戻り、錠前屋さんを探し当て。
鍵をあけてもらうことと、取り替えてもらうのを依頼しました。

来てくれるのは12:00~12:30の間。
3時間も時間がある!
何もする気もせず、向かった先は図書館。

しかし!
年間入場カードを万一落としても、と旅行前にバッグから抜いておいたから。
入場できず。(1日分のお金を払えば出来るけど。。。)

再び、地下鉄に乗ったり、ブラブラ町を彷徨い歩いて、時間を潰したのでした。




そして。
12:00に帰宅。

と言っても。家に入れるわけでもありませぬ。
只管、錠前屋さんが来てくれるのを、道の日陰に座って待つのみ。






待つこと30分。
漸く、若い錠前屋さんがバイクに乗って来てくれ。
15分もかかって鍵を壊し、何とかドアが壊れる前に鍵が開き(苦笑)…。

その鍵を新しいのに替えてくれて、お支払い。(←これって、私が結局負担させられちゃうのかしらん?涙。。。。。)



漸く、ホッと一息ついたとこ、であります。






これから、とりあえず、キャリーバッグを取りに出かけなければなりません。



…しかし。
精神的ダメージが大きくて。
ふぅ、未だ椅子から立ち上がる気すら起きないのが現状です…。


P.S. りこさん、コメントどうもありがとうございます!
すっかり遅れちゃっていますが、今度帰宅して、もう少しゆったり気分になってから、返事させていただきますね。

ツアーと一緒にフランス その7 古城ホテル

2009-07-25 20:12:01 | フランス(人)
古城ホテルに着いたら、友達が待っていてくれました。


そして。
予定の確認。




結局、翌日出発のパリ‐大阪の飛行機のチケットが買えたとのことで。
翌朝は、ハイヤーで古城ホテルを出発、途中、パリのホテルに寄り、置いてある荷物をとって、パリ北西のシャルル・ド・ゴール空港へ向かう。

ついては、私がそのお客様に同行し、飛行場では搭乗手続きをして、お客様を見送り、再びその車で古城ホテルに戻ってくる。
ということになりました。



だから。
お城の観光説明は、彼がやる、ということで。

…フランス語のガイドブックしか結局持ってなかったのですが。
何かの足しになるだろうから、と。
それらと、日本語のしおりなどを彼に渡しました。



しかし。
翌朝は、7:00にハイヤーを呼んであるという。
そうですか…。(シュ~ン。朝寝坊は、できないのね)





ハイヤー手配の確認などで、フロントに行くと、ホテルのマネージャーさんが
車の件はOK。心配ない、と保証してくれました。

そして、
「朝ご飯はどうしますか?」と。
「いや、無理ですものね」(7:00~と書いてある)と答えると。
「じゃ、二人分だけ6:30に用意させましょう」と頼もしいお返事をいただき、午前中のひもじさを心配しなくて良くなったのでした。





翻って、古城ホテルでは、何もすることはない。


早速、部屋の鍵をもらって、お夕飯までの間、お部屋で寛ぐことに。

今回は何しろ、一人部屋だし、ね。

それに、広いバスタブつきでありました。
わ~い♪



早速、ホテルにおいてあったシャワージェルを入れて、浴槽にお湯をはる。


極楽、極楽♪
と、お城のお姫様にでもなった気分で(←勘違いも甚だしい!)、アワアワのお湯に浸かる…。




さぁて、身体を洗って、シャワーを浴びて出ましょうか。
と思ったら、どういうわけだか、お湯がスゴクぬるい。

最高温度にあわせているんだけどなぁ、と思いながらも、とりあえず、満足気分でお風呂を出たのでした。






と。
それから、数分後。
友達から室内電話。

「お湯が、出なくないか?」
「う~ん、そう?確かにスゴクぬるいけど。山の中だし、フランスだし、そんなものかと思ったんだけど。…でも確かに変よね、4つ星のくせにねぇ…」
なんて暢気な返事をしていたのですが…。




…食事に降りて行った時に、皆さんからもそういう話が出て。
やっぱりホテル全体で、お湯が出なくなってる?

ありえん!

そう。
中には、流そうとしたら、すっかり水になったお客様もいたらしく。
石鹸に覆われた身体をバスタオルで拭いたとか…。




「フロントに文句を言ってきて。」
ということになり。

フロントへ行くと。
「あぁ、ごめんなさい。今、ボイラーが壊れていて、出ないんです。」(←なら、前もって、お客さんに断れよっ!キィ~っ)
「いつになったら、使えるの?まさか、今晩中じゃないわよね?」
「今、直しているところだから。1時間以内にはまた使えるようになります。」




皆さんのところに戻り、その旨を伝えました。
「1時間と言っているけど。それ以上かかると思いますが。食事を終えて、お部屋に戻った時間には、流石に使えるはずです。」





そ。
古城ホテルの宿泊は、ディナーつき。
メニューは前もって決まっています。

ゆっくり食事が出来るぞ~♪

と思ったのも束の間。

お肉の焼き方具合、とか、ね。
飲み物の注文、とか、ね。


はたまた、病人がいるから、お部屋に食べれそうなものだけ運んで。
とお願いする、とか、ね。

…お客様との話題作り、とか、ね。

(病人部屋情報曰く)まだ、お湯にならない、という再苦情、とか、ね。




そんなことに気が取られて。

やっぱり落ち着いての食事は、この晩も無理だったのでした…。




ま。
翌日の晩こそ、漸く!
このツアー始まって以来!!!
穏やかな夜が迎えられることを展望しつつ、その日も終わっていったのでした。








で。
翌朝、5:30過ぎには起床。
例によって、お姫様気分でお風呂♪

6:30前には食堂に行き、その日帰られるお客様と朝食を摂りました。
そして。
7:00にはホテルの前。
…結局、タクシーBMWは15分くらいも遅れてきましたが(一応、ホテルには遅れる旨の電話あり)、それに乗りこみ、お客様と二人、パリへと向かったのでした。




途中、寝るつもりだったのですが。
気落ちされているだろうお客様と、なるだけ話したほうがいいかな、と思い。
…ほぼずっ~と道中喋り詰め。



結局、パリのホテルに置いてあるスーツケースは別便で送る手配をすることで、寄らないことに。


従って、ドライブインで1回休憩。
パリ近郊で、激しい雷雨にもあい、若干、朝の渋滞にも巻き込まれたものの、10:30には、空港に着きました。

時間は余裕です。良かった、良かった。






そして。
お客様の搭乗手続きのカウンターにも、付き添うことが出来。
少々待ったものの、無事完了。

最後の挨拶をかわし、彼女の背中が出国審査のゲートに見えなくなるまで見送り…。
さぁて、戻りますか。






実は、空港内で、幾つか買いたいものがあったのですが。

ハイヤーが待っている時間は、1分刻みで課金される、と聞いていたので。
私のせいで、お金をかけるわけにはいかない。
…一目散に、着いた時降りたところへ戻りました。



が。
そこには、乗ってきた車はいない。


そりゃそうですよね。
そんなとこに、ずっと止まってちゃいけないはずだもの。
でも。
運転手さんが、ここにいる、って言ったんだけどなぁ…。


途方に暮れて、付近をウロウロしてみても、目に止まらない。
念のためにと聞いておいた彼の電話に電話をしてみました。

…見回りが来たから、移動したところだけど、すぐに戻る、とのことで。
ほんの数分後には、再び車中の人になりました。



それからは、ダンマリ。



で。
ふと気がつきました。
私のお昼ご飯、どうするんだろ?(笑)


それに。
あんまり早く帰り過ぎちゃうようだったら、午後ツアーで行っているアンボワーズ城に向かうべき???
う~ん。あまり行きたくないんだけど…。

う~む…。
だんだん、心配になってきました。



そ、確かに私、何もしてないけど。
それまでの疲れで、このとき、クタクタだったんです…。
…お城に早めに着いて、一人でお昼寝でもしたい気分でした。



そこで、時間を計算してみる。
空港で約1時間半。

来るのに要したのが、3時間半弱。
同じだけかかるとすれば。
15:30にトゥール付近。


ツアーの皆は、午前シュノンソー。
お昼ご飯は、その中で摂った後、アンボワーズ城には14:00~16:00という予定だったのを思い出し。

内心、これなら、私はお城に行くことにはならないだろう、と安心したのでした。




が。
友達に電話をしてみる…。


すると。
予定がだいぶ遅れているんだそう。

後で聞いたところによると、お昼ご飯が日本人向きじゃなく、すごい量だった上、ワインがついていたのを、皆がしっかり飲んだものだから。
シュノンソー出発がとても遅くなってしまったらしい。(苦笑)



従って、アンボワーズに着くのは、3:00近くになりそうだ、と。




が~ん。。。。。


とりあえず、今のところ、何時に着くかは未だ全然分からないけど。と答えてみる。
じゃあ、分かったらまた連絡して、というのには適当にお茶を濁し(笑)。
お客様は無事に見送ってきたと、その報告に留めて、電話をきりました。





一応、運転手さんにも聞いてみる。
もしも、アンボワーズ城でおろしてもらうとしたら、何時ごろになりそうですか?

やっぱり「3:30頃かな」という返事。




もし今、3:30頃にホテルに着く、なんて友達に言っちゃったら。
私、やっぱりアンボワーズ城に行かなくちゃならなくなるのかしらん?



このまま電話をするのをやめようか、とも思ったけど。
電話をしてみました。
「今、どこ?」
「まだ、シュノンソー出てない。そっちは、何時になりそう?」
「3:00に、アンボワーズは、どうしても無理そうなの。残念だけど、ホテルに帰って待ってるわ。」
「そうだよね、疲れてるだろうし…。でも、こっちも遅れているから、3:00に着かないくらいなんだよ。3:30ぐらいだったら来れそう?」
「…でも。見学し終わったところに合流しても、何にもならないでしょう?」
「まぁ、そうだけど。皆も安心すると思うから。」


ホントは、「何で私を見て、一体、誰が安心するの?」と突っ込もうかと思ったのですが(苦笑)。
やっぱり私は自分の旅行で来ている人間じゃないし、出来るだけ行動を一緒にするのが本来なのかな、と諦め。
「わかったわ。じゃ、なるだけ急いでもらって、とりあえずアンボワーズに向かうことにするわ。」と言って電話を切り、運転手さんにホテルじゃなく、アンボワーズ城でおろしてもらうように頼みました。




そして。
着いたのが、見込んでいたより早くて(涙)、3:20。

友達に電話を入れたら、たった今、お城の坂を上って、入ったところだから、すぐにおいで、と。


ここでつい、友達には大変申し訳ないけど、我儘を言ってしまいました。
「お願い。お城には、もう入りたくないの。案内も出来そうにないし。外のカフェで待っててもいい?」

…そうなのです。
情けないけど、疲れきっていた私は、前日の気の強いガイドさんに顔なんかあわせたくない、という、子供のような気分になっていたのでした。。。。。



友達も、疲れているのを察してくれたのか、すんなり、それじゃあいいよ…とOKを。

私は、ホッと胸をなでおろして、お城前のカフェのテラスでビール(!)を飲みつつ、皆が降りてくるのをぼ~っと待っていたのでした。









30分ぐらい、経ったのでしょうか。
ツアーの皆が降りてきました。

今から何処へいくの?と友達に聞いたら、もう帰るだけでいい、と言う。

私はてっきり、街の散策でもするのかと思っていたんだけど。
…要は、お昼のアルコールもあって、皆さんヘロヘロだったらしいです(笑)。

何人かのお客様がお手洗いに行きたい、というので。
無料のお手洗いにお連れし。(前日、街を歩いていたお蔭♪)
飲むお水を買うという方たちとスーパーへ行き。

…待たせてあった大きな貸切バスに、今回初めて、皆さんと一緒に乗って。
ホテルへと戻ったのでした。


結局、バスだし、ホテルに戻ったのは、5:00を回ってたかなぁ。

でも。
直接、ホテルに戻れなかったにしても。
まだ、お夕食まで時間があります。


まず一番には、はい、そうです。
またまた、お姫様気分の風呂ですよん♪

その後、静かに部屋で読書でも…。
と思ったのだけど。
つい、ホテルのカフェ・テラスへ。

一人でビール♪
…寛いだ一時を満喫したのでした。


しかし。
お客様も、だいぶ、疲れていたのでしょうね。
…何方も、散歩に出てくる方がいらっしゃらないようでした。



そして。
2泊目のディナーは、レストランの場所も変わって、フルコース。

しかも。
友達が、フランスの様々な手配を頼んだ代理店に、昨晩お湯が出なかったことを早速報告していたらしく。
その代理店からは「ホテルに言って、その晩のワインはサービスで出させます。」と答えたらしい。

ここはフランスだし、どこまで約束が守られるかわからないよね、と言っていたけど。
ちゃんと、出てきましたよん♪

14人分で、4本。
ということで、赤と白と2本ずつにしてもらい。
…疲れた皆様に代わって、私は結構、いただくことができたのでした♪
(しかも。その日は、前日買っておいた白ワインも、その後部屋で飲んじゃいました~)




そして翌朝。
ツアーは、朝ホテルを出て、貸し切りバスでパリに戻る予定。

私もパリに戻るのですが、何しろ12:30には荷物を持って家を出ないと午後のバイトに間に合わない。
バスに乗って帰るのはあまりの賭けだったので。
TGVで一足先に帰るようにしていました。




だから、前日のうちに、フロントに駅までのタクシー1台を予約するよう、お願いをしていたところ。

その後別の件で、フロントに寄った際に、
時間を早めて、他の人が頼んだタクシーに一緒に乗っていかないかと提案を受け。
本当に乗れるのならそれでもいい、と答えておいたのでありました。




というわけで、8:15には3人のグループに混じって、一人でホテル出発。




しかしまた、ここで一悶着です…。

そ。
昨日のハイヤーの支払いは、その朝来るタクシーと同じ会社で。
その朝に現金で支払ってくれ、と言う話しだったのでした。

ところが。
その朝のタクシーの運ちゃんは、昨日と違うし(前日の空港まで連れて行ってくれた運ちゃんは、その会社の社長みたい)、そんなことは聞いてないと言う。

しかし、このタクシーも遅れて来てたし、他の3人は列車の時間に間に合うか気にしていたから、とにかく早く、駅に向かわなくちゃということで、タクシーはホテルを後にしたのでした。

支払うべき現金は私が預かったまま。。。



途中で、友達から電話が入ったかと思うと、突然、経緯を聞かされる前に、フランス語になります。
思わず聞いてしまいました。
「あなた、誰ですか?」(苦笑)

ホテルの人、でした。
彼はその時、タクシー会社の社長と同時に電話で話していたようで。

彼が言っていることを理解するまで、少々時間がかかりました。


私は答えました。
「そう。私が現金を持って、支払うつもりでいるんです。だって、今朝来るタクシーがそうだから、その人に払え、と言ったのは、貴方でしょ!」


何でも、ホテルでその朝のために、タクシーを2台呼んだらしいのですが。
結局は、その2台目の方に昨日の運ちゃん=社長が乗って来て、それで現金を受け取りたかったらしい。
…私が1台目に乗っていくのは、ホテルの人知っていたはずなのに。


とにかく、ホテルを未だ出発していない友達には現金がないこと。
それに、そもそも2台目の社長運ちゃんが来る前に、ツアーはホテルを出発すること。
そして。
昨夕までに、ホテルのフロントに送信すると言った、詳細請求書は今朝も未だ受け取っていないこと。

そしてまた。
私の列車まで、待ち時間が駅で1時間半以上もあることがわかって。

仲介に入った、ホテルのオニイチャンと商談(?)成立。
つまり、この会社の別な人間が、請求書を持って、駅(駅は会社の近く?)まで来る、と言うことで落ち着いたのでした。


ふぅ、やれやれ。
同乗のお客様に、詫びて一息入れたのも束の間。


乗っているタクシーの運ちゃんの携帯が鳴り。

それに出てくれと、渡されました。

それは、例の社長運ちゃん。


私はホテルの人と話がついたもんだとばかり思ったいたのに。
彼はまた、違うことをいいだした…。

僕は今から、ホテルに行くから、ホテルで、誰かが僕にお金を渡してくれ、と。

だ・か・ら。
現金は私が持っていて、しかも、貴方が着く時間までには誰もホテルに残っていない、ってこと。
そして、約束だった請求書をもらってないから、請求書なしでお金だけ置いていくことは無理だ、と。



で。
だいたい、ホテルの人と話して、誰かがちゃんとした請求書を持って駅に取りに来てくれるんじゃないの?!とキレかけて言ったら。

今度は、
それじゃあ、今私が乗っているタクシーの運ちゃんにお金を渡せと、のたまう。

いや、いいですけどね。
それじゃあ、請求書はどうなるの?


大丈夫だ、ちゃんと請求書も彼が書いて渡すから。



私はモノスゴイ半信半疑でした。
だって。
話が全然わかっていないこの運ちゃんに、詳細請求書がかけるはずはない。と思ったんだもの。


しかし、私もどうでもよくなってきていました。

で、一体、幾らなの?と聞いてみたら。
大体このぐらいだ、とホテルの人が言っていた料金そのもの。

その時、納得しました。

要は、ふっかけ値段なんだってこと。

結局、距離で幾らとか、待ち時間1分幾らで課金なんて計っちゃいない。(前日気にした自分がバカだった。。。)



本当にちゃんとした請求書なの?と再度確認し。
絶対大丈夫だ、という彼の言葉に、半ば諦め、多分友達も事情はわかってくれるだろう、と思い、電話を運ちゃんに返したのでした。




そして。
駅に着く。

とりあえずは、3人のグループが慌てて、お金を払って去って行くのを見送り。
運ちゃんとゆっくり対話。

今日の分のタクシー代。
はい。とお金を渡すと、それと引き換えに、手書きの領収書をくれる。
まさか?と思ったけど。

やっぱり、そうでした。
同じ書式の領収書に、一応確かめるから、と、再度社長運ちゃんに電話をし。
書いたことは、日付と、行程(ホテル~空港。空港~アンボワーズ)と金額。


ホントにやくざな仕事やってるなぁ…と内心呆れつつ、笑顔でお金を払い、バイバイしたのでした。




あ~、朝から、ワカランチン相手で疲れた…。

普段だったら入らないけど、駅のカフェに入って。
コーヒーを飲んで、一息いれたのでありました。





そして。
漸く来た、予定のTGVでパリ・モンパルナス駅へ。



乗っている時間は、1時間ちょっと。
なのに、若干遅れて到着。
大慌てでメトロに乗換え、家に辿りついたら、12:20。

勿論、シャワーを浴びる暇がないだけじゃなく、お昼ご飯も食べられず。
水を飲んだだけで、家を飛び出したのでした。


仕事場に向かうメトロの中で、必死に自分の頭の「モード」切替。
…仕事が終わった時は、本当にヘトヘトになっていました、とさ。













ほ~っ。
やったぁ~!!!!!

漸く、ツアーシリーズ、書き終えた、のかな?
まぁ、書き足りてないこともあるけれど。
とりあえず、この後の顛末は、これより随分前に、その日の日誌で書いてきたし、ね。



う~ん。
しかし、それにしても。
時間を置くと駄目ですね。
タダでさえ支離滅裂なのに、一層、まとまりがなくなっちゃう…。

二度とこんな日誌は書かないことを誓いつつ。
とりあえず、ちょっと安堵感?!


もしも、全部最後まで読んでくださった方がいらしたら、どうもありがとうございます!深く感謝、です

平凡な忙しい一日

2009-07-24 03:03:14 | フランス(食べ物・飲み物)
(やっと今、「ツアーと一緒にフランスシリーズ その6」を 2日前の場所に投稿しました~


涼しいんだか、肌寒いんだか…。
何だか相変わらず冴えないお天気のパリです。

しかし。
ホント、巷はヴァカンスだ~♪

シャッターを閉めているお店が結構目につきます。

そういえば。
パリ・プラージュも知らぬ間に始まってた…。
8月になったら、ブラブラ散歩でもしてきます。



やりたいことと、やらなきゃいけないことが山になってきました。
…そんなジレンマで、ヴァカンス雰囲気をよそ目に、ちょいとキリキリしています。

そういう時は、美味しいものでも作って食べましょ~♪







さてさて。
今日は、研究室にチョコッと顔を出して。
後は、本屋や、スーパーにお買い物。

銀行に手続きに行ったり、頼まれものの洗濯物を取りに行ったり、郵便物を郵便局に取りに行っている間に、あっという間に時間が過ぎていきました。


こういう一日を過ごすと、主婦って忙しいんだろうなぁ、と想像がつきます。
ホント、何だか日常の細々したことって1つ1つが時間かかるのですよね。

働きながら、主婦&子育てを完璧にこなせる人は、尊敬しちゃうな~。





それでも。
食べることだけは、私も勤勉です、ハイ。

しかし。
最近、お金を使いすぎて、一人で食べるものも切り詰めなくちゃいけないかなぁ~という感じ。
ホントはね、飲み物を減らせば、いいんでしょうけど。
むぅ。
こればっかりは…。
しかも。
最近、ドンドン我儘になってきて、最低値段のソコソコ飲めるワインじゃ物足りなくなってきた。
たまには(勿論、毎日じゃありません!)ちょこっと奮発した美味しいワインが飲みたくて。
予算が少しずつ上がってくる傾向。





しかしね。
ちょっと、ショックだったこと。
長々書いているツアーの後、例の友達から電話があったときに。

ツアーに参加した人が、うささんは飲み過ぎね、気をつけるように。言ってちょうだい!
と言われたんだそうな。


う~む。そうかなぁ?
特にツアー中は、グッと抑えていたんだけど、な。


まぁ普段飲まない家庭で過ごしている人から見ればね、かなり飲む部類に入っちゃうのかもしれない。






そんなことをツラツラ考えながら。
うふふ、今日はいただきものの、所謂グラン・ワイン、グラーヴを開けるつもりなのです。
勿体ないし、その後頭を使ってやることが控えているので、勿論、半分くらいでやめておきますよん♪

さぁ、それではお食事の用意に入りま~す!

夕方、俄か雨…

2009-07-23 02:04:27 | Weblog
え~っと。。。ポリポリ…

この日常日誌をアップする前に、ツアー顛末記を遡ってアップする!






はず。
だったのですが…。
未だ、出来ていません


そして。
暑さの方は、たった1日半続いただけで。
昨日に比べて、すっごく過ごしやすいんですけどねぇ…。
どういうわけだか、やる気なさなさモードが、依然続いております




しかし。反面。
嬉しいニュースもあったりして。




つまりは、です(キッパリ

緩急両方からの心への攻撃で、全体としては気が緩みきったせい(???。ということにしておきましょ、)で、思いっきりボケボケの時間が過ぎていく数日です…。







ところで。来週から。
というか。
今週末からヴァカンスに入る人は、更にぐ~んと増えるようで。
…私の数少ない友人・周囲からも、ここ2~3日で、どんどん、パリを離れていきます。




フランスから日本に旅立つ友達・知り合いは、日本人もフランス人も含めて、今晩・明日・明後日に集中しています。

なんだか一人ぽっち、取り残された気分。




ま。
でも、いいのです。
今年の夏は、自ら「積極的に」こちらで過ごすつもりだったのだから。

しかし。
実は、1年以上、日本に帰らないのは初めて、なのであります。



そ。
最後に帰ったのは。去年の夏。
8月のこと…。




それまでは、そぅ、基本的には、冬の一時帰国ばかり、でした。


贅沢と言われるかもしれませんが。
1年に1度以上、日本に帰国してたなぁ。(←遠い目)
特に。
来た年は、慌てて渡仏したがために、後処理(?)のために、たった2週間ばかりの滞在だけど、3回も日本に帰ったっけ。


ま、それだけ「金持ち」だったのかしらん(←更に遠い目…苦笑)













でも。
とにかく、夏は、日本にそれほど帰りたくないのが現状です。

この日の長さ♪
ヴァカンス、ヴァカンスした雰囲気
地球温暖化のせいで「暑い」とたまに泣き言がでるものの、湿気のない過ごしやすさ…etc.




しかし、翻って、冬は、「日本に帰りたぁ~い!!!!!」





とりわけ、東京っ子の私としては、気温のことより、青空の見える冬
何物にも変え難い。
(↑従って。私自身が「住む」にはパリが北限だ、結論しています、ハイ)


そ。
ブログにもよく愚痴ってましたが、グレーグレーが日々続く冬は「ツライ」の一言なのです。(←現実として、精神的におかしくなる人もスゴク多いのです。)


あ~、肩までお風呂に浸かってみたい。
色んなお魚三昧した~い。
お炬燵でヌクヌク「鍋に熱燗♪」仕上げに「アイスクリーム♪」etc.




ほぉんと。
冬の東京の良さは、挙げればきりがないです。(私にとって)







ま、とにかく。
自分で選んだ「夏の過ごし方」。
勉強がどこまで進むか見もの!なのでありま~す。

って。
8月に入ったら、ボチボチ、頑張ろっか?



どうぞ神様、1ヵ月後に、明るくいられますように

一昨日と昨日のお話

2009-07-22 04:16:31 | フランス(食べ物・飲み物)
暑いよ~ん!グッタリ…。

また、いきなり暑くなるものだから。
何もやる気がおきません。


それに。
暑さに参ったというだけでなく。
特に理由なく、精神的にもやる気なさなさモード大全開であります。(苦笑)
バイオリズム、かな?




う~む。


こういう時は、無理に何かをするのじゃなく。
思い切って、無駄な時間を過ごすことが大切。というのが私の信条(?!)。

今から、数時間テレビでも、ぼ~っと見て過ごそうかな、と思っています。


途切れている(ポリポリ)ツアー顛末記も。
昨晩更新できなかったところに、また明日にでも、更新時間操作をして放り込んでおこう、と目論んでいるわけであります



だから。
この日誌は、一昨日と昨晩のお話を少しばかり。



一昨日、日曜日・午後は、ブログのお蔭で知り合ったR子さんが、お仕事でパリにいらしているのに数時間、お付き合いさせていただきました。


待ち合わせ場所は、「狩猟美術館」。




実に、そんな美術館がパリにあることも知りませんでした。

まぁ、弱虫な私向きじゃないかもしれませんが。(笑)
狩猟と自然の美術館。

自分一人じゃ行く発想がないだろうから、また、面白い発見があるかも、と。
喜んで、ご一緒することに。




いや。
ところどころ、怖かったけど(苦笑)、でも。
確かに、怖いの抜きにしたら、とっても面白かったです。

それに。
…静かで、人もあまりいない、こじんまりとした美術館。
心行くまで、自分のペースで楽しめるのが、良かったなぁ~。



その後、お仕事の打ち合わせという場所にも、ノコノコ着いて行き。
自分の普段見ない世界を少しだけ、勉強させていただきました。



でも。
日曜日の夜は、こちらに住んでいるフランコ・ジャポネの家族のご招待を、前から約束していたので。
…途中で失礼をさせていただいたのでした。







そして。
お夕飯のお招ばれ先は、ある意味、私の食べ・飲みっぷりを期待されているお宅なので。(笑)

容赦なく、これでもか、と言うくらい、たくさんいただき、併せて、遠慮なくワインもコクコク飲んで。
お腹をパンパンに膨らませて、12時近くに、帰宅をしたのであります







で。
昨日・月曜日は、そういうわけで前日、ご一緒に食事が出来なかったR子さんとお夕飯を食べる約束をしていました。



その前に行かれているところがその辺り、ということで、リュクサンブール公園で待ち合わせ。



まだ日が長い夏だし、ヴァカンスシーズンで。
待ち合わせの7:00過ぎでも、公園にはたくさんの人。

途中、公園の中で、お喋りをしながらベンチに座ったり。
公園近くのレストランへ入ったのは、8:00過ぎ、でした。




そのレストランは、ミシュランのパリ本で、「リーズナブルで、且つ美味しいマーク」がついていたので、そこそこ期待していたのですが。

お昼をたくさん食べたとおっしゃるR子さんには、ちょっと重い料理で、レストランの選択を間違ったかな、と。
後から反省、です…。



それでも。
お店の雰囲気は、とってもよくって、お料理そっちのけに、お喋りに花が咲くほどで。
気がついたら、最後の客



大慌てで、デザートをオーダーして、お店を後にしたのでした。











で。
また、今晩は、勿論一人ご飯。。。

何を作ろうか…。
もう10:00だというのに、
全くアイデアが浮ばない。
何しろ。食欲は衰えないのに、暑くて、料理する気がおきません。

サラダに、皿うどんかなぁ?????(笑)
あ。
でも、冷えたビールがない。。。
赤ワインにあう食べ物…

冷蔵庫の中と、睨めっこをしてきま~す!

ツアーと一緒にフランス その6 一人で古城観光

2009-07-21 15:41:25 | 旅行
トゥールで乗り換えて、ローカル列車で約20分。
アンボワーズ城のある、アンボワーズにやってきました。

駅を出て、キョロキョロ。
街の中までどうやっていくんだろ?

そ。大抵、フランスでは鉄道の駅って、街中の中心から離れたところにあるものなのです。

地図を見つけて、とりあえず道を確認。
1キロくらいあるのかなぁ…。
本当に歩けるのかしらん?



ふと見回すと、駅で一緒に降りたはずの子供達の団体もさっさとどこかへ行ってしまったらしく。
駅の周辺にはだぁれもいない。
ただ、タクシーが1台、「コイツは乗るだろう」と思って見ている?


乗りませんよ~!
…毅然とした態度で歩き出しました。




が。
歩いているうちに、段々心配に。
本当にこの道でいいのかしらん?

だって。
あまりにフツーの何もない住宅街なんだもの。


心配しながら、歩くこと暫し。
追いついた土地のおばあさんらしき人に、聞いてみる。
「アンボワーズ城に行きたいんですけど。この道でいいでしょうか?」

「いいですよ。」
そして、重そうな荷物を下に下ろすこともなく、丁寧に道順を教えてくれました。

お礼を言って、先を急ぐ。




10分くらいしっかり歩いたところで、ロワール河にかかる橋が見えてきました。
と。
河の向こうに、アンボワーズ城も見えます。

あぁ、そうだった!こういう街並みだったんだ。





そ。
実は、私、今回ツアーで行くシュノンソー城とアンボワーズ城は、5年くらい前に来たことがあるのです。
しかし。
その時と言うのは、車で、いくつもの古城を一度に巡るために連れてきてもらったので、お城のみの印象しかないのですよね。

そして。
その翌日、ツアーでお城を訪れる際には簡単な説明をすることを引き受けた、というのは何度か書きましたが。

その一度訪れた時に、シュノンソーについては、ちゃんとした(?)本も買っていたので、まぁ、事前に行かなくてもいいかな。と。

でも。
このアンボワーズ城は、街が気に入った覚えはあったのだけど。
お城自体についての本などは、何も買ってなかったし。
ネットで探しても、なかなかお城での説明につながりそうなヒントがなかったものだから。
実際にもう一度見て街を把握し、ガイド本を買ってオベンキョーしよう、と。
そういう心算だったのであります。





しかし。
観光客らしい人が、意外にいないもんだなぁ…。
ちょっと訝しく思いつつ、橋を渡って、街中に入りました。


早速、お城のまん前に入り込む。

城下のお店もまだ開店準備中。
観光客なんて殆どいない。
それでも。
1台だけ、日本人用の観光バスが着いたようで、お城に向かって団体さんが歩いていくのが見えました。



う~ん。どうしよう。


まぁ、ほぼ1日、アンボワーズで時間を割くことに決めたのだから、ちゃんと自分のための観光もしよう!

そう思って、観光案内所に先ずは行くことにしました。


しかし。
観光案内所が何処にあるんだろ?

開店の用意をしていたオネエサンに聞いてみる。
ここでも親切に教えてもらいました。


が。
ありがとう、とお礼を言って、振り返りつつ歩き出した途端に。
相変わらず寝ぼけていた目に入らなかった車止めのオブジェに、思いっきり左足腿をぶつけてしまった。

あまりの痛さに、しっかり目が覚めました(苦笑。…青痣が残ってしまいました。)


暫く痛さに身悶え…。
ソロソロと、案内所に向かって歩き始めました。


所詮小さい街だし、観光所の係りの人は一人。
先客だったインド人ご夫妻との対応が終わるまで、気長にお土産などを眺めながら待ちます。

そして、私の順番。
「今日1日、ここで過ごすつもりなんですけど。何処を観光したらいいですか?」

でも。
結局、お城とクロ・リュセ(晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチの住まい)くらいしかないらしく。
とりあえずは、地図とレストランガイド(笑)をもらい、その2箇所の入場券を買い。
お薦め通り、先ずはお城の見学へと向かったのでした。





お城に入る際に、翌日のために日本語のパンフレットを14枚もらい、背中の荷物を預けました。

は~、ヤレヤレ。
これで心置きなく、お城を見て回れるわ!



入口を通って、更に上ると、お城の庭に出ました。

と。
なにやら、ガイドツアーの看板が目につきました。
次のガイドツアーは、いつなんだろう?と、その看板の周りをうろうろしていたら。
近くにいた、多分係りのオバサマが、
「今さっき始まったばかりのガイドツアーが、お城に入ったところよ。未だ間に合うわよ。」と教えてくれたので、お庭の見学は後にすることにして。
ガイドツアーを慌てて追いました。



そ。
こういうところ、フランスの観光地っていいなぁ、と思うのです。
勿論、全部の観光地でやっているわけではないけれど。
無料のガイドツアーというのが、結構あるのですよね。

そして。
無料だからと言って、説明が手抜きなんかではなく、ちゃんと面白いことを色々話してくれる。
だから、私は時間がある時は、必ず参加させてもらうようにしています。





小走りにお城の中に入ると。
あぁ、いました、いました。
ガイドのオネエサンが、約20名くらいの人にアンボワーズ城の歴史を語っているところでした。



ふむふむ。
そうか…。


で。
思いつきました。
そうだ、明日のために、少しメモをしておこう!
本より、面白い話が出来るかも。


…部屋を移動しては、すぐに説明が始まるし、人も写り込んでしまうから、私は写真も撮らず。
とにかく、他の人の邪魔にならないよう端っこの方で、真剣に聞いて、覚書をメモ帳に。



ところが、です。
4部屋目くらいだったでしょうか。

私が一番最初に、ガイドさんの後について、次の部屋に入りました。
すると、彼女が聞いてくるのです。

「どうして、貴方はメモをしているの?」
私は正直に答えました。
「明日またここに、友達と何人かの日本人で来る予定なんだけど。説明も少ししてほしいといわれているから、事前に来てみたんです。」


と。
彼女は、いきなり怒り出しました。
「一体、何?あなた、私の説明をメモして、それでガイドをするって言うの?」

私は、そんな反応が返ってくると思っていなかったので、吃驚りしてしまいました。
「いえ、だから、ガイドなんてことは、そもそもしませんよ。ただの素人ですから。つれてきて、ちょっと説明するだけです。」

しかし。それが更に怒りを買ったようで。
「本物のガイドなら、まだわかるけど。素人が、そんなことをやるなんて、更に悪いわ!私達ガイドの仕事を取らないで欲しいっ!しかも。他人の説明を使って、ガイドなんて!」

私は呆気に取られて、
「そんなたった1回、説明を聞いたからって、私がガイドの代わりになれるわけもないし…そんなつもりもないです」
と言いかけても。
もう聞く耳持たず。

他のお客さんもその部屋に入ってきて、不思議そうに二人のやりとりを見始めたので、私は黙りました。
そして。
それ以降、一切、メモを取るのをやめ、静かに聞くだけにしました。
…勿論、写真も撮りません。

しかし。
彼女は、私の方は一切無視。
ただ、たまに面白い話をしかけると、私の方を憎憎しげな視線でチラッと見る。


…折角、純粋に自分の興味から、このお城の話を聞きたかった気持ちもすっかり失せてしまいました。



一通りガイドツアーが終わって、皆は三々五々離れていく。
…どうしようかな、と思ったけど。
フツーこういうガイドさんには、最後心づけで、2€くらい渡すようにしているので。(←渡す人と、渡さない人がいます。)
近づいていって、ありがとう、と言って、渡しました。
彼女は私の顔を見ないで、何も言わず、お金だけ受け取りました…。

何だか、サビシイ人だなぁ…。



私は気を取り直して、もう1度、お城を見直そうかと思いましたが。
所詮、とっても小さいお城。
ガイドブックを買ったほうが効率的かなと。

未だその日、歩き回っていなかったお庭を散歩することにしました。
小さなチャペル。


そこに、レオナルド・ダ・ヴィンチが眠っています…。



ひとしきり、散策し、お城のブティックで、適当と思われるお城のガイドブックを
買いました。

それから、入口に戻り、荷物を引き取り。
明日、又来て、彼女に顔合わせるのはいやだなぁ、と思いつつ、お城の坂を下りてていきました。



さぁて。
これからどうしましょ?
時計を見ると、まだ11:00前です。

クロ・リュセは、以前来たとき、とっても面白かった覚えがあるので、どうせ今日は時間があるから、ゆっくり見たい。

かと言って。
今、お昼ご飯を食べるには、幾らなんでも早すぎる。。。

実は、起きたのが朝早かったし、結局食べたのクロワッサン1個だけだったし。既にお腹が空き始めていたんですけど、ね(笑)。




で。
結局、お腹には我慢してもらうことにして。
それから、クロ・リュセを見に行くことにしました。


。。。。。
しかし、意外にクロ・リュセまでがお城から遠い。

って。
全然、遠くないのですが、何しろ、その日は暑くて、既に午前中から暑くなり始めてた…。
さらに。ナンと言っても、背中の荷物の重みが、ズシリと。

お昼ご飯とまでは行かなくても、街中でお茶でもしてくれば良かった。。。
そう思っても後の祭り。

何もお店のない通りを、目的に向かって汗をカキカキ、ノソノソ歩きました。



ふぅ~っ、やっと着いた!
入口のところで、「荷物を預けたいんですけど」
と言うと。


「ここは、預からないんですよ。」との返事。


一気に体中の力が抜けた気が…。



とりあえず、すぐに入るのは止めて、庭の木陰に座り込みました。
汗をふきふき、荷物をマジマジ。

むぅ。これ持って、観て回るのかぁ…
となると。
庭の散策は出来そうにないなぁ。。。


そう。
ここは、お庭が結構広くて楽しいのです。
何しろ、ダ・ヴィンチの発明したモノの体験道具がそこそこに配置されているのですから。




庭を見れないと、結局、時間も余るかも。

…ま、そうなったらお昼ご飯をゆっくり食べて、どこかのカフェでお茶もして。
明日の説明の準備でもすればいいや。




よし、それじゃ、とりあえず内部だけでも見学しよう。
と立ち上がり、再び入口へ。

彼の住んでいたという建物に入りました。
ところが。
中は、引率の先生に連れられた子供達の団体がそこここに。


どうも、夏休み前で、社会科見学のようなことを行う学校が多いようです。
確かに。
お城なんかより、子供達にはこういうところのほうが遥かに興味深いでしょうし、ね。


静かに見て回れると思ったのも、肩透かし。
まぁ、でも、うるさいところ(失礼)は、そこそこに観て。
一番、お目当てだった、彼の発明した数々の道具・機械などの模型と説明の場所をゆっくり見ることにしました。



その時です、携帯が振動しました。
慌てて外に出て、電話に出ると。
ツアーを連れて来た、その時分、モン・サンミッシェルにいる友達でした。

「明日の古城案内は、よろしくね。ひょっとしたら、僕はお城に行かれないかもしれないから。」
「え?どういうこと?」


で。
その時、聞いたのが(既に書きましたが)、
ツアーのお客様の一人が、
お母様の危篤のニュースで、すぐに日本に帰りたい、ということらしい。

未だその時には、飛行機のチケットなど手配中で、いつ帰れるかも確定じゃないけど。
という話で。一報を連絡してきてくれたのでした。



私は頭が混乱して、電話を切って、庭のベンチに腰掛けました。

私がツアーを引き連れて、古城を回る?




いや、確かに、前々から、私がお城の説明をする、ことは請け負っていました。
でも。
彼がいなくて、私が全てを引き受けて案内する?????

それは、どう考えても無理です。


確かに。
恐らく、問題は起こらないでしょう。
特に、余裕のあるスケジュールだし、たかが2つお城を見るだけ。
しかも、移動は全て、貸切バスです。

でも。
万一、何か不測の事態が起きたときに、4人くらいのグループとか、人数多くても友達関係なら、何とかなります。
が。
12人…。

日本への連絡先やら、フランス現地でのやりとりも全く知らないだけでなく、とにかくノウハウというものがない私に、それはどうしたって無理!




友達に電話をすることにしました。
「私一人では、何かあったときにどうしても無理。古城の説明は前々から引き受けていたのに申し訳ないけど、私が、彼女を送りに飛行場まで行くから!」


そう。
お願いではなく、なんとしてもそうしてもらうつもりで、話をしました。

でも、私の言わんとしていることは、彼もわかってくれたようで、
「わかった。じゃ、もし、明日、パリから飛行機に乗ることになったら、うさが、そっちについていく方向で考える。」と言ってくれました。


あ~、良かった!
…一時はどうなることか、と思った。




が。
ん、ん?
私ったら、何で今日、わざわざアンボワーズに朝早く起きて、来たんだろう?
と思うと。
また、ドッと疲れが出るのを感じたのでした。




照りつける太陽の下で、殆ど無気力状態になってベンチに暫し座って。


…漸く力が湧いてきました。
そうよ!今日は、自分自身の観光のための一日よ!!!
何もかも忘れて、楽しまなくっちゃ!



見終わってなかった展示を見るために建物に戻りました。

それから、庭も頑張って散策。



汗ダクダクになって、2:00近く、街の中心地に戻ってきた時は、お腹がペコペコでした。


そ、今日は自分のヴァカンスなんだから。
贅沢しちゃうもんね♪

ん?
でも。
夕飯は、古城ホテルのディナー。だなぁ…
むぅ、どうしましょ?




何軒かのメニューを丹念に見た挙句(笑)、ワインレストラン・バーに入ることにしました。
「前菜を2品でもいいですか?」
「もちろんです。」

その言葉に、レストランの中に入って、席に座りました。
「ツナ・サラダと、キッシュをお願いします。そして、先ずビール!!!!!そして、その後、ロワールの赤ワインを一杯。」



うふふ。
普段は、レストランでサラダを取ることは、まず、ない私。
だって。
サラダなんて家で、幾らでも食べられるますからね。
折角、お金出すからには、何が何でも調理してあるもの。
なるだけ、家で作らないもの。と考えるわけですが。

その日は、あまりの暑さに、新鮮な緑の野菜がどうしても欲しかったのでした。

それに。
ワインバーだから、グラスワインを飲む気だったけど。
何を置いてもビール♪…という状態だったのであります。



ビールが運ばれて来るなり、クィ~っ!

プハ~っ、美味しいっ♪


殆ど一気飲み状態で。
続いてやってきた、サラダとキッシュを食べ始めました。

選んだ赤ワインも運ばれて。


うふ、しあわせ~っ!



時間を気にすることなく、ゆっくり昼食を堪能♪




さぁて、これから何をしよう?



炎天下の中、荷物を背中に歩き回る気はすっかり失せて。
…トゥール行きの電車までには時間がありすぎたものの、とりあえず駅に戻って、近くのカフェで、さっき買ったガイドブックでも読んで過ごそう、と思いつきました。


重い腰を上げて、駅を目指して歩き出す。
…途中、寄ってみたい場所を見つけたけど、あまりの暑さに行きかけて断念。

とにかく駅に着いた時は、再び汗ビッショリ、ヘトヘトでありました。




キョロキョロ。
しかし、そうでした。
駅の周りは、お店がなかった…。

でも。
幾らなんでもカフェの1軒くらいはあるよね、と思ったのが間違いだった?


申し訳ないけど、切符の窓口にいる人に聞いてみることにしました。
が。
その前に、


なんと、アンボワーズの駅に、小さいながらコインロッカーがあるのに気がつきました。

なんてことでしょう!
それさえ使っていれば、その日一日の疲れは、だいぶ軽減されていただろうに。。。



でもね、まさか、この駅にコインロッカーがあるなんて、考えもつかなかったのです。
というのは。
基本的に、フランスの鉄道駅にコインロッカーはない。(少なくとも、私がよく旅行をしていた2004年頃までは、主要駅にもなかった…)
それに。
私の持っていた古い「地球の歩き方」(2002年版)に、トゥールの駅にはコインロッカーがないという記述があり。
トゥールにさえなければ、アンボワーズにあるわけがない、と端から思い込んでいたんだもの…。




ふぅうううう。




気を取り直して、駅員さんにカフェがあるかと聞いてみました。
駅前に1軒、カフェはある、という。

その言葉を信じて行って見ると。
そ、確かに駅側からは見えないけれど、裏側に回ると、カフェらしい看板がある。

良かった~!


というわけで、お店に入るも無人。。。

でも、勝手にテーブルについて、扇子で煽いでいたら、お店のママさんが出てきました。
「ビールをお願いします」(←またビールかい?という突っ込みはなしでお願いします、ペコリ。)

私の様子があまりに暑そうだったのでしょう。
ママさんは、お店の天井に付いている扇風機を作動させて、ビールを注いで、持って来てくれました。


わざわざすみません、と言うと。
「そうね、今日はとっても暑いものね。でも、私達は慣れているから、普段は滅多につけないのよ。」と。



そして。
扇風機で送られてくるユルユルした風と、窓からの外気との流れが出来、私の汗も次第にひいていくのでした…。



只管、ぼ~っ…。
なんと、のどかな時間でしょう。




…電車まで、まだ時間もあるし。
と、結局、もう1杯ビールをいただいて。カフェを後にしました。



ホームに行くと、既に何人かのお客さんが待っていました。
五分位してから、定刻どおり、私の待っていた列車が入線。

その頃には、夕立が来そうな雲行きになっていました…。

そして。
電車に乗り込み、すぐに発車。
窓側にすわり、ボ~っとしていたら、スゴイ勢いで雨が降ってきたのでした。
…良かった、雨に合わなくて。




20分というのはあっという間で。
しかし、豪雨は、僻地的通り雨、だったのでしょう。

トゥールも少し雨が降っていましたが、豪雨はすっかり通り過ぎた後でした。


小雨の中、駅を出て、以前一度来たことがある観光案内所に行って、市内地図をもらい。
目当ての古城ホテルに行くには、タクシーしかない、という確認をもらい。
駅近くのスーパーで、部屋で飲むためのワインを1本とスナックを買い。(笑)
タクシー乗り場へ急いだのであります。



タクシーの運転手さん曰く、50分くらい。
確かに。
あまり飛ばさなかったせいもあり、小一時間で到着。

ツアーの皆さんも、数十分前に、モン・サンミッシェルから貸し切りバスで着いたということで。
皆のチェックインを済ませた友達が、そこに待っていてくれました…。












え~っと。
…例によって、あまりに長くなったので。
やっぱり、ここで区切ることにします。

ハイ、今度こそ!
最終回にして。終わりたいものであります…。

ツアーと一緒にフランス その5 一人でパリへ

2009-07-20 03:48:35 | 旅行
お客様二人と同室での一晩。


私が、お客様に迷惑をかける訳にはいかない!

飲みすぎたらイビキをかく可能性もあるかも(笑)と思い、その晩はグンと飲みも控えめ。

どうぞ、たま~に言うといわれている、寝言も言いませんように。
…なぁんて考えているとナカナカ眠りにつかれませんでした。




しかも、お客様が寝る前に
「トイレが近いから、夜中に行って起こしちゃうかもしれないわね。」
と心配されていたので。
「全然、大丈夫ですよ~。気がつかないで寝てますから。」と強気の発言をしていた私。

だから。
お客様が起きて、トイレに行かれると緊張します。
寝たふり、寝たふり(苦笑)。

寝返りをうたないように。と思えば思うほど、寝返りをうちたくなります。
…ホント、私って、お芝居向きじゃないんでしょうねぇ。。。



お客様がベッドに戻って、再び寝息が聞こえるまで、身体が硬直。



なぁんてことをしているから、実はその晩マンジリともしませんでした
お布団に潜って、音を潜め…とにかく、朝が来るのが待ち遠しい。

一人の方がセットした時計が鳴った瞬間、飛び起きました。

で。
「大変、申し訳ないのですが。先に洗面させていただいてよろしいでしょうか?」
…図々しいのはヒャクも承知だったのですが、朝ばっかりは、先に洗面所を使わせてもらいました。

そして。
そそくさと着替えて、荷物をまとめ。
「では、朝ごはんまでお散歩に行って来ます!」




と。
ホテルを後にしたものの、あは、実に行くところもなし。

何しろね、その朝、私はホテル前のバス停から9:30出発のバス。
十分時間があります。
勝手に一人で朝ご飯を食べようかともチラっと思ったけれど、一応皆さんと、団体客を避けた、遅めの8:40にお約束したしなぁ…。

1時間以上どこかに行かなければなりませぬ。

モン・サンミッシェルまで歩こうか…。
しかし。
往復で普通に歩いて1時間くらい?
…既に自分の体力に不安を感じ始めていたので、薄着で出てきた間抜けな私、寒さもあって、途中まで行っては、引き返すことに。


結局、隣村の方にむかって、ブラブラ歩き回り、8:30前にホテルに戻ってきちゃいました。
ロビーで新聞を読むこと暫し。


そして。
同じホテルに泊まっていた何人かが集まったところで、朝食へ。
団体客がはけた後で、皆さんとゆっくりお食事タイムを過ごしました。

皆さんは、その日、お昼前に島内に移動するのが最初の予定なので、時間はたっぷり。
歓談が続く中、私はバスに乗りそこなうわけにもいかないので、皆さんに挨拶をして、先に席を立ちました。



荷物をとりに部屋に戻ろうとしていたら、別のホテルに泊まっている友達から電話。
気をつけてパリに、という電話だったのですが。
その時に、ふと気になって、彼に聞きました。

今日の島内への移動、タクシーは予約してあるの?

ない、とのこと。
じゃ、出る前に予約しておくね、と電話をきり、フロントへ。


11:30に島内までタクシーを5台、予約していただけますか?


対応した若い女性は、そんな予約したことがないのか、電話番号を探して(苦笑)。


それじゃ私は、荷物を取って戻るので、よろしくお願いします、といい置いて、部屋に戻り。
確認のために、フロントへ寄りました。

すると。
年季の入ったお姉さんが出てきて、今日の昼のタクシーは無理、だと。


なんですって?
タクシーが無理???
どういういうこと?

つまり。
そこは、観光地とはいえ、観光客は基本的に車で来るため、タクシーの数はすごく少ない。
で。
その数少ないタクシーは既に、今日の予定が、レンヌの方で詰まっていて、こちらには来ない、とのことでありました。



そ、そんなぁ~。

いや、若い人のツアーならいいですよ。
お天気もよさそうだし、荷物を持っても、30分くらいなら何とか歩けるでしょう。

が。
熟年の皆様…。



何とかならないか、他の手段はないのか?
執拗に食い下がりました。
(そもそも、ホテルにバスはないのか?というのも、私は疑問だったし。)


返事は、普通の路線バスを利用するしか手段はない、と。

時刻表をもらうと、あっても1時間に1本。
ない時間帯もあります…。

11:00過ぎにでる1本の後は、15:00台しかない




…こういうときに限って、友達に電話をしてみるも、繋がらない。
ホテルの電話も誰も出ない!


自分のバスの時間も気になりつつ、大慌てで歓談している皆さんの場所に戻り、事情を話して、勝手に集合時間を早める旨を通達。
友達には留守録を残して、心配しつつも私は、バスに乗ることになったのでした…。





再び、バスに揺られること1時間半。
…昨日は全然見なかった車窓をボ~っと見ながら、いろいろが気がかりがあるせいか、眠ることも出来ず…。
レンヌの駅に着いたのでした。

前日と全く同じ行程の逆パターン。

レンヌ駅で、さほど待ち時間もなく、TGVに乗り、モンパルナス駅に到着。
…昼ご飯のことも考える気にもならず、家に辿りついたのは2:30でした。


ふぅ~っ。


仕事は夜です、一息つける…と。
思っていたんだけど。

ふと我にかえって考えてみると、時間が全くないことに気がつきます。


何しろ、家を出るのは5:30です。
しかも、帰宅は10:30近く。

それから晩御飯を食べて、翌日の荷造りなんて、とてもじゃないけど、できっこありません。

だって。
今回は、2泊だし、古城ホテルでしかもディナーつき。
洋服がない、とはいえ、靴にしても、着替えにしてもそれなりに持っていかなくてちゃなんないじゃん


2:30~5:30まで3時間。
昼ご飯を食べて、不在票が入ってそのままになっていた小包を郵便局まで取りに行って、仕事の準備をして…。
それ+夕飯の用意に、荷造り???

無理っ~!
こんな疲れモードで、そりゃ無理というもんです…。



荷物を取りに行った後、パソコンに向かいました。

そう翌日、また皆さんに合流するために出発するのですが、そのTGVの時間を遅らせようという魂胆。

というのも、夕飯までに古城ホテルに着けばいい、と友達にいわれていたのです。
つまり。
それなら、昼迄、寝ていて、それからパリを出発しても十分に間に合う。


それが。
切符を手配した頃は元気だったし、こんな状況読めてなかったし、次の日に控えている古城案内が気になっていたこともあり、朝一番で家を出て、お城を下見に行くことにしていたのでした。
…そのTGVに乗るためには、6:50に家を出なくちゃ=5:00台に起きる





交換不可能な安いチケットを買っていたんだけど。
もう、お金の問題じゃない。
それを無駄にしてでも、お昼過ぎの列車に乗ろう!




しかし。
調べてみると。
その時買うと、チケットは60€もするではありませんか

う~ん。どうしよう。


結局、迷った挙句、自分が決めて買ったんだし。と、事前の予定を決行することにしました。
…果たして、起きられるんだろうか。行ったとしても、下見をできる体力があるんだろうか。と弱気になりながらも。






…家に着いてからのその3時間は、実にあっと言う間。
荷造りまでは行かず、仕事に向かうことになりました。


そして。
3時間のバイト。





そう。
たかが3時間。
そして、仕事には慣れてきたから、それほど大変じゃないと思っていたけれど。

…その夜、こういう状況でのこの仕事は、いかに大変に感じるか。
また、自分自身のモードを変えるにも相当のパワーが必要。
ということを、身を持って知ったのでした。

何しろね、3時間立ちっぱなしで、終始気を張り詰めなければ勤まらない…。





家に帰りついたときは、放心状態でありました。
…何もしたくない、何もできない。

しかも。
ふと現実を見ると、土曜日もまた同様のパターンが待っています。


こんなに無理して仕事をしても、稼げるお金は微々たるものなので、休みをとるべきだったか、とも思うのですが。
何しろ、その週が今年、最後のバイトだったのです。
9月から始まって、6月が締め括り。
…お金の問題じゃなく、自分として、最後を休むのはどうしても避けたかった。



まぁ、そんなことをツラツラ考えていても仕方がありません。
とりあえず、行動あるのみ!

ノソノソ動き出して、サンドウィッチを買いに行きました。
やっぱり、まずはエネルギー、でしょ!
…流石に、その日は自分で夕食を作って、片付ける元気は欠片もありませんでした。

それから。
荷造り。
そして、明日の具体的予定を立て。(←それまで、下見をするとだけ思っていて。何も考えていなかった…)
…ベッドに入ったのは、1:00をとっくに回っていたのでした








そして。翌朝。
5:30に何とか起き、シャワーを浴び、荷物を持って家を出る。
…途中で、クロワッサンとジュースを買い、モンパルナスの駅のベンチで食べました。


少し元気が戻ってくるも、TGVでは爆睡(笑)。

しかし。
パリから、ロワール古城めぐりの拠点になるトゥールまでって、近いんですね。
…全然きづいていませんでしたが。
たった、1時間ちょい、9:00には、着いてしまいました。
もっと、寝たかったのに。


で。
アンボワーズ城に行くことにしていたので、乗換え。
…前の日に調べて、切符も事前に買っておいてよかったです。
何しろ、乗換え時間がたった4分しかなく。
ホームに降り立つなり、次の電車を目指して、走ることが必要でした。。。。。












え~っと。
ポリポリ。また、長くなってきたので、今日はこの辺でやめます。

しかし。
このシリーズ、結局、旅行記では全くなく、顛末記になっちゃってますねぇ。
…今更、後戻りできないので(苦笑)、このテンポで進むことにします。
後、1回か2回で終わります、いえ、終わらせます、ハイ。
良かったら、今後も、おつきあいくださ~い。

寂しさヒタ感じる土曜日。。。。。

2009-07-19 05:11:59 | 日常生活の中で
涙。
なのであります…。





ブログに書いてはいませんでしたが。







あんなによくしてくれた隣人のオニイチャン。
今日が、お引越し。なのでありました。。。。。。




実に急なことで。
一ヶ月くらい前のこと。

引越しするニュースを聞きました。







ありえ~ん!!!!!!!



…私が日本に帰るほうが先。
だと信じていたのに。

そうですか、彼が何処かに行ってしまう。。。。。




実に。
想像したこともありませんでした…。





でも。
所詮彼が決めたこと。
私が口だせるはずもありませぬ。






そもそもは。
一人で暮らすより、同居人がいたほうがいい。


そんな話は、以前から聞いていました。





でも。
でも…こんなに早く決まる、とは。











彼自身の話を後から聞いたところによると。

決して。
いい条件じゃなかったらしい…。
(後日。気分が乗れば、ブログに更新する。つもりですが…)






バタバタっと、この1ヶ月くらいの間に決まってしまった…。







ま。
いずれにしても。
彼が越して行ってしまったのは現実のことで。

今までと変わらない。
と言っては、くれるものの。

変わるに決まってますよね。



隣に住んでいたようには決して行かないってこと。
判ってます。



だから。
うぇ~ん。悲しい。。。。。。。。。









ま。
だからこそ。
思いっきり忘れ物もしたらしく。


私が引き取りました。。。(笑)



顛末話。
また、機会があれば綴ってみたいものです、ね。







そんな悲しい気持ちを胸に。
…今日はそこそこに、眠りにつきたいと思っておりますが。

何はともあれ。
皆様は、どうぞ素敵な週末をお過ごしください!

平日昼間のピクニック♪

2009-07-18 02:39:51 | フランス(余暇・習慣)
また、シリーズ日誌を書いていたのに、中断しちゃいましたね~



…更新時間の操作は、先日の1回っきりで、もうしないつもりだったけど。
モン・サンミッシェル追加編は、今晩か明日コッソリ、この前に追加しておきたいと思っております、ハイ。
(追記:今、追加終了~♪珍しく複数写真いれました








昨日はですね、勝手に終日休暇にしてしまいました~。

というのは。
朝、起きてニュースを見ていたら、夜が雷雨警報とのこと。



実は、夕方から、エッフェル塔の足元の公園、シャン・ド・マルスで、壮行会ピクニックをすることにしていたのでした。

しかし。
雷雨は、19:00~始まるとのこと。

当たらないかもしれないけど。
警報だものねぇ。
ピクニックを折角始めたところで、雨。
というのだけは避けたい。
う~む。。。






そもそも、ピクニックは、急遽私が計画したことでありました。

2年の任期でフランスから遠い南国へ行ってしまうお友達、フランコ・ジャポネのカップルに、先日、任国へ持っていけないワインを格安で譲ってもらったのですが。
そのお礼を兼ねて、何本かのワインを飲みながらピクニック壮行会をしよう、と思ったのです。

そして。
それじゃあ、転勤前に彼女をお家に招ぼうと思っていたという、やっぱりフランコ・ジャポネのカップルも一緒に参加する、ということになって…。
5人の小規模ピクニック♪

万一、雨の場合は、おもてなし側のカップルの家で、お料理はそのピクニック料理のままで、開催。ということにはしていたけれど。

折角、日中は、いかにも夏!のピクニック日和みたいだし。




暫しニュースを見て考えた末。
朝一番で、二家族に、ピクニックを16:00~開催にしてもらえないか?と打診してみました。


幸い、転勤前でお仕事免除という主役カップルからは、OKの返事。
おもてなし側のカップルも、旦那様は自由なお仕事だし、そういうことなら16:00からにしましょう、と返事をもらい。
私も勉強はしない日、にすることを決めました。(笑)







しかし。
ふと逆算してみる…。
4:00ということは、3:00に家を出るつもり。(←荷物が多い。)
お買い物を全然していなかったので、それに2時間、お料理と用意に2時間。
∴11:00から用意を始めなくっちゃ!ということに気がつきました。

つまり。
全然、朝から遊んでらんない!




ま、といっても。
ピクニックだから、そんなに大したものを用意するつもりもなかったけど。

せめて、美味しいチーズとサラミ類は取り揃えて。
だとするとパンも、あのパン屋に行くべき、ね。
紙コップ・食器類も未だ買ってなかったし…。


というわけで。
読み通り、お買い物が済んだのが1:00前。
製氷室に発砲ワインを冷やし。
…仕舞いこんでいたレジャーシートを取り出したり、保冷バッグを探したり。
サラダ類と、パテ類(というか。ツナペーストとかディップに出来そうなもの)を作って。


まるでホームレスのような格好で(背中にリュック。斜め前にお財布バッグ。両肩に大きいバッグ。。。)、ヨタヨタ家をでたのは、これまた予定通り、15:10でした。



しかし。
…自分のバカさ(←こんなにも荷物が重くなってしまったこと)と、体力の無い自分に腹立たしくなります。

久々に相当重いものを持って、最寄駅から炎天下の公園内を歩くこと10分ばかり。
背中の筋肉が攣ってしまいました…。




約束した場所に、早めに着いたものの。
何もする気が起こらず。

しかも。
火曜日の午前中にロケハンをして、ピクニック場所を確定したのですが。
その日って、例の花火の日。
普段とは全然違っていたのですよ…。

まさか、選んだ場所が、ペタンクやお年寄りの井戸端会議の場所になっているとは。
それに。
その花火のセレモニーのステージ撤去とかで、埃っぽいこと。



結局、どちらかのカップルが来たら、場所を移動することを提案しよう!
…暫しボ~っと、エッフェル塔を見ながら、攣った背中の痛みを感じていたのでした。。。。。




で。
主役のカップルが到着。
そうだね、ということで、塔からは少し離れた、人通りの少ない木陰のある一角に移動。
もう1カップルもすぐに着いて、ピクニックは始まったのでした。




手ぶらで来て、と言っておいたのに。
シャンパンを持参してくれたカップル。
まずは、それで乾杯~♪

昼間、青空の下の冷えたシャンパンのなんて美味しいことでしょう!

あっという間にシャンパンの瓶は空き、次は私の持ってきた発砲ワイン。
シャンパンに較べると劣るけど。
ちゃんと冷やしてきたから、これも好評。

その後、先日いただいた赤ワインを2本持って来ていたのですが。
それも空き。
万一のためにと、おもてなし側カップルが持って来てくれた赤ワインも飲み。
都合、5本飲んじゃいました~。
(因みに。一応、公園内アルコール禁止(笑)。)



お料理も、おもてなし側カップルが、お米のサラダとフライをたくさん、作ってきてくれていたので。
私が用意したものとあわせて、結構バラエティに富んだまずまず豪勢なピクニックご飯。



16:00から、なんと結局21:00近くまで、只管飲んで食べて喋って…。
ワインも飲み干したことだし、ということで、重い腰を上げて、お開きになったのでした。




しかし。
この帰る頃だって、まだ、お天気はいいまま。
早めの集合をかけた私は、皆様に恐縮しきりだったのであります…。ポリポリ。




が。
この後、私は、おもてなし側カップルの家にお邪魔して、更に飲むことに




そこでまた、旦那様と一緒に赤ワインを飲みつつ、お二人の最近の旅行の写真など見て、お喋り。


すると。
ボトボトっと、音がしたか、と思うと。
バンバンバンバン!


そう、まさに、天気予報通り。
雷雨、そして、雹がスゴイ勢いで降って来ました。

こんなときに、外なんていたら、ひとたまりもなく濡れてしまうだけじゃなく。
危険そのもの…。

無事に家にいたことを喜ぶことが出来ました!





結局、雷雨が行き過ぎて、すっかり気温が低くなり。
11:30頃、お宅を後にしたのであります。




結局1日中、遊んでいた計算。
帰宅したら疲れて、シャワーを浴びてすぐ寝たのは、言うまでもありません。

しかし。
私が帰宅してシャワーを浴びている時もまた、弱めの雷雨。




そのせいで、今日はすっかり肌寒い、まるで秋のようなパリ、でありました、とさ。

ツアーと一緒にフランス その4 モン・サンミッシェル追加編

2009-07-17 15:03:50 | 旅行
…というわけで、漸く、モン・サンミッシェル行きのバスに乗り、やれやれ、これで一息つけるわ~と、思ったのであります。




さて。
バスはモン・サンミッシェルを目指して走り始めました。
最初のうちは、少しザワザワしていましたが、乗客の人それぞれ、朝早く出てきたのでしょう。
すぐに静かになって、殆どの人は車窓を眺めているというより、寝てしまったようでした。

私は、といえば、丁度、ツアーで一緒しているオジサマの隣。
オジサマが気を遣ってくれたのか、それとも結構元気で、その時分はお喋りをしたかっただけなのか(笑)。
結局、車中1時間半ばかり、車窓には殆ど目もくれず(私は最後部席の真ん中で、外はあまり見えなかった)話が続くことになったのでした。



と。
突然、近くに座っていた友達が
「あ。ホテルだ。降りますよ!」と。

そうなのです、1日目のホテルは、モン・サンミッシェル島内のホテルが取れず、対岸ホテルに泊まることになっていたのです。
つまり、終点の1駅前。

丁度、宿泊するホテルの1つ(メルキュール)の前に、バス停があって、そこでバスは停車しました。
1番に降りるなり、運転手さんを急かして、皆さんの荷物を取り出す。
取り残しはない?
と十分確認する前に、バスは発車していきました。


時間は、1:00近くです。
お腹も空いているでしょうが、とりあえずホテルへ。

が。
案の定というべきか、もう1時間ばかりしないとお部屋の準備ができない、とのことでチェックインできず。
とりあえず、大きな荷物を預けて、お昼ご飯を食べることになりました。

外に出て見回すも、レストランも、この1角に数軒あるのみ。
暑かったし、特に探すこともない、と、とりあえず、ホテル隣接のレストランへ入りました。

観光客がたくさんやってくるのでしょう、大きなテーブルが幾つもありますが。
かといって、私達全員が座れるほど大きいテーブルはない。
ということで、大きなテーブルと小さなテーブルに、また分かれることに。

日本人観光客も勿論多いので、日本語メニューもありますが。
…何だか知らないけど、私が説明して、注文をとる羽目に。(笑)


いずれにしても。
その日の午後は予定がない、ということで、食欲が既になくなっていた方もいたけれど、寛いだ雰囲気で、前菜とメイン、更には人に寄っては、デザートの食事をゆっくり楽しんだのでした。
…私には、やっぱり冷たいビールが一番、美味しかったぁ!(笑)



で。
最後まで、食事を楽しんでいらっしゃる方たちにお付き合いしている間、一方で自由行動を活用したい人も出てきたので。
時間も時間だしと、友達は、チェック・インをするためにホテルへと。

ホテルのロビーに戻ると、部屋番号を言われました。
「うさは、このホテルに、○○さんと一緒だから、ね。」



いや、確かに何となく聞いてはいたのですよ。
とにかく、モン・サンミッシェルの宿泊ホテルを押さえるのが大変だって。
(↑1日目は、だから対岸のホテル。しかも、2つのホテルに分泊。2日目は、幸い島内だけど、これまた2つのホテルに分泊。)

…そういえば、その日の朝、一人部屋の希望の方さえ、二人部屋になるという確認をしていたのが耳に入ってました。



が。
まさか、私がお客様と同室になるなんてことは、全然考えてなかったのです。

それだったら、廊下とか?
屋根裏部屋とか?
或いは、ひょっとしたら、添乗の友達と同室でかもなぁ~、と。

ま。
でも、考えてみたら、それって日本の常識でありえないことなんでしょうね。
友達=男性、私、一応、女性(笑)。

日本人グループの中で、友達だからといって異性が同室なれば、たちまちスキャンダルになるのでしょう。

う~ん。。。
…そういう考え、すっかり頭の外、でした。
フランスだったら、そもそも男と女の関係じゃないんだから、実質を取ればいいのに。と絶対なるはず。



しかし。
ここはフランスとはいえ、対する相手は皆、日本人です。
幾ら、お客様じゃないから、と言って、タコ部屋(そんなものがホテルにあるのか?笑)に私を放り込むわけにも行かず。

結局、お客様と同室。




…私の立場では、ありがたいこと、なんでしょうけど。
内心大きく動揺、であります。

というのは、こうみえて、結構気を遣うんですよね、特に知らない人に。(苦笑)




何しろ、その日の午後は予定がなかったので、私としては、翌々日に控えている古城の案内を部屋でゆっくり覚えようと目論んでいたのに(涙)。




とにもかくにも、お客様と一緒では部屋になんかいられません。




とりあえず、荷物だけ部屋に入れ、既に部屋で寛いでいらした同室のお客様に、
「5時間ばかり、出かけてきます。もし、出かけられる時は、鍵をフロントに置いていって下さいね。」とだけ言い残し。
とにかく、どこかへ、出かけることにしました。




う~ん。どこに行こう?

何しろ、観光地だけど、ド・田舎です。
それしか、ないのです。
ブラブラするところは、ありません。


ま、とりあえず、スーパーが目の前にあったので。
暇つぶしに入ってみました。
所謂、キャンプ場のスーパーみたいで、モノは豊富。

しかし、お土産も必要なければ、何も買うものはない。
仕方がないので、ビールと水だけ買って、とりあえず部屋に戻りました。
お客様に詫びつつ、それらを冷蔵庫に入れ。
再び、出発。


そ。
妙案
フロントで自転車を借りることにしました。
しかし。
1時間で4€ナンボ(←忘れた。。。)。

結構高いよ~。
それに、1時間で帰ってくるつもりもない。

すると。半日で、8€ナンボ(←やっぱり忘れた。笑)でも借りれると。
じゃ、それにします。
と言うと。

フロントのお姉さんは、鍵とランプを持って来てくれた

あの、ランプは要りません。
だって。夏至を過ぎて何日か後。
夜の9:00だって、ランプ無しで全然OK。
幾らなんでも、そんな時間までふらつきませんよ。


それに。
鍵を見て、笑っちゃいました。
というか、若干不安に。
だって。
子供だましみたいな、ペンチで切れば切れそうな鍵。
…それの5倍くらい太い鍵をかけていて、パリ引越し3日目に自転車を盗まれた私としては。
こんなんで大丈夫なのかしらん?

お姉さんに、一応聞いてみたけど。
彼女曰く、自信を持って、「大丈夫」とのこと。
やっぱり田舎、なんですねぇ~。

そして。
地図をいただけますか?と聞いても
首を傾げて。
このまままっすぐ行けば、モン・サンミッシェルだから…。との返事。
そう。地図もないほど、なんです。(笑)



…一緒に外に出て、自転車を出してくれました。
「では、気をつけて。1日、このいい天気を楽しんでね」と笑顔で見送られ、とにかくモン・サンミッシェルまで行くことにしたのでした。



が。
この自転車、すっごく乗り心地が悪い。
整備が行き届いてないんですね。
ハンドルがぶれるのですよ。
だから。
島までの両側何もない車道路を走っていると、風も強くて、ちょっと不安になるくらい。
これは、自転車に慣れていない人だと、危険だなぁと思ったのでした。




ホテルから、歩けば、多分30分くらい?
自転車なので、途中写真を撮りながらでも、10分くらいで、島のふもとに。

自転車を駐輪し、島の中に入っていきました。



これまで来た時は、いつも時間に追われていた感じだったけど。
その日は、とにかく時間はたっぷり。
ブラブラと小道を入ったり、途中、木陰に座ったり、暫しのヴァカンス気分。




モン・サンミッシェル

しかし。
島は、本当に小さい。
あっというまに、歩きつくし、やることがなくなってしまいました。


それに。
小心者の私、気になるのは、古城の案内を覚えること(笑)。
一応、シュノンソー城のガイドブック(以前、このお城に行った時に買っていた本が家にあったのです♪)を持って来ていたので、カフェにでも入って勉強しよう、と、カフェに入りました。
cafe


が、こんな観光地、たった一人でカフェに入って、本を読む。
そんな時間の過ごし方で、粘れるのは1時間が限度。
…いたたまれなくなって、出てきちゃいました。


う~ん。何をしよう…。
お夕飯は、7:30集合。
時間は、まだまだあります。




もし、同室のお客様がお部屋にいらっしゃらなかったら、今のうちにシャワーを浴びて、それから、ホテルの近くのカフェでユックリ本を読もう。



再び自転車でホテルに戻りました。
すると、フロントにはさっきのお姉さん。

「こんないいお天気。まさか、もう帰ってきたのじゃないわよね?」
「あ。また出かけます、忘れ物したんです。」


あ~、私ってバカ。
こんなとこで、見栄はる必要なんてまるでないのに。
何で素直に言えないんだろ。
…しかし。
こう言ったからには、もう一度でかけなくちゃ。



部屋の鍵ももらって、部屋に戻るも。

そこで、また悩む。

う~ん。。。
ここで、先にシャワーなんて使ったら、お客様に失礼もいいとこよね。
と思い返し。

とりあえず、さっき冷蔵庫に入れたビールだけをクイッと飲み(笑)。
そそくさと、またホテルを後にすることになったのでした。

お姉さんに、笑顔で
「じゃ、また~」(内心、泣き顔。。。)



しかし。
これでまた、モン・サンミッシェルに行って、カフェに入るのもバカバカしい。
それじゃ、と。
反対を目指して、サイクリングをすることにしました。



が。
本当にっ!
何もない。
誰もいない。
たまに、車がスゴイ勢いで横を通り過ぎていく…。

隣村を過ぎたところで、何だか怖くなってきちゃいました。
こんなところで、車に轢かれてもきっと誰も気がつかないんだわ…。



そう思うといてもたってもいられなくなり、くるりと向きを変え、再度モン・サンミッシェルを目指すことにしました。



そして。
さっきのように、自転車を島のふもとで止め、島に入っていく。

が。
今度はカフェに入らず、外のベンチで、シュノンソーの本を読むことにしました。


気持ちいいなぁ~、と思っていたのも僅かな時間。
風が強くて、暑いにも関わらず、意外に寒く感じるのです。


こんなとこで体調崩してもイヤだなぁ、やっぱりカフェに入るべきか。。。




で。
思いついたのが、修道院に入ることでした。
そ。
翌日、私はパリに帰らなければいけないので、皆さんと一緒に修道院には入りません。
以前来たときは、勿論、入ったわけだけど。

もう、一生来ないかもしれないし。
折角だから、もう一度観光しておくのもいいかもしれない。



というわけで。
ガイド本の勉強は潔く諦め(笑)、自分の観光を楽しむことにしました。

既に6:00過ぎ。
観光バスは勿論全て去り、こんな時間にこんなとこ来る人は、ごく僅かです。

殆どどの場所も独り占め状態で、ユックリ見て回ることができました。
修道院

修道院

修道院


一通り見終わって、7:00前。
…これなら、ホテルのお姉さんも許してくれると思って(笑)、ホテルを目指したのでした。



そして。
ホテルに着いて、部屋に戻ると。
お部屋には、私と同室のお客様と、それまでのホテルで彼女と同室だったもう一人のお客様が歓談しているところでした。

と。
そのもう一人の方が、「ところで。うささんにお願いがあるんだけど。」と切り出されました。
「なんでしょう?」

「今晩、私、この部屋に一緒に泊まってもいいかしら?」

何でも、彼女がその日同室になった方は、一人部屋希望の方で。
とてもいい方なんだけど、他の人が部屋にいると、すごく気を遣われるタイプらしい。
だから、同室になった彼女は、一緒にいると却ってとても申し訳ない気分になるんだそうな。


幸い、この部屋には3人用のベッドがあるし。
それなら、どうぞどうぞ、ということで。
結局、3人部屋でその夜を過ごすことになりました。




彼女の荷物を部屋に入れている間に。そろそろ夕食の時間。

少し離れたところに泊まる4人も集まり、こちらのホテルの近くのレストラン・日本語メニューがあるところに連れ立って行きます。

すっごく大箱な店で、お客さんの割りに従業員が少ない?
或いは、調理人の数が足りない?

観光地の夜、何もすることがないのか、他のお客さんの食事時間の出足が早かったようで。
7:30過ぎに行った我々が、どうも最後のグループ。
注文してから、散々待たされてからの給仕。


食事が終わったのは、10:30頃でした…。


それから、ホテル、部屋に戻り。
お客様から、シャワーを浴びていただく。
待っている間は、ずっと話が続いて。
最後に私がシャワーを浴びて戻った時は、お二人はお休みでしたが。
既に、12:00をとっくに回っていたのでした。

ツアーと一緒にフランス その3 モン・サンミッシェル編

2009-07-16 09:20:00 | 旅行
昨日は祝日、エッフェル塔の花火は端から諦め、女子飲みで3軒行って帰宅は午前様と相成りました。
っていうか。
本当は食べに行ったんですけど、ね。
1軒目、評判を聞いて、遠いところだけど、すごく期待して行ったら。
それほど美味しくないうえに、高くて量が少ないっ!

そのまま食べ続ける気にならん!と満場一致で(といっても3人)仕切りなおしをすることに。

何処に行く?
でも、今日は祝日よね?
それなら、フランスの祝日にも絶対開いているだろう中華街にする?
安いし、美味しいしね!
ということで、お店の批判をしながら、地下鉄に揺られて13区の中華街へ。

お目当ての1軒目は、火曜日定休で休みでしたが。
2番目の候補で、たらふく食べて、飲んで、満足。

その後、お約束のカフェで、酔い覚ましの飲み(笑)で帰宅が遅くなったのでした。






さてさて。
やっぱり時間が経っちゃったせいで、続き旅行モノを書くつもりが、つい腰が折れちゃいますねぇ…。
ま、今日は「パリから離れて編」をチャチャッと書いておこうと思います。






というわけで。(参照
前の晩の疲れを残したまま、パリから離れる旅に入ることになりました。

まずは、モン・サンミッシェルで2泊。
そして、そのままロワール地方の古城ホテルで2泊。
つまり、4泊5日の小旅行であります。


…と言っても。
私は、途中バイトがあったので、まず、モン・サンミッシェルに1泊だけして、パリに帰宅。
翌日、古城ホテルにまた向かう、という予定でありました。

だから、幸い私の場合、まずは1泊だけだから、荷物は少ないし、用意にはそれほど時間がかからない。

しかし。
ツアーの皆さんは、4泊とはいえ、モン・サンミッシェルでのホテルの部屋が小さいこともあって、大きい荷物はパリのホテルに残し(戻ってきて、また同じホテルに泊まる予定)、ある程度まとめた別の小さめの荷物で出かける約束になっていました。


「あの時間のなかった日中に、ちゃんと荷造りできていればいいんだけど。」
…前日の晩の食事が結構遅くなり、チラと心配になったことでした。




ところで。
移動手段は、基本的には、前もって手配した貸切バスなのですが。
モン・サンミッシェル行きだけは、TGVと乗り継ぎバスという、公共機関を使って向かう計画なのです。

つまり。
いろんなフランスを見る、というのもこのツアーの目的の一つなのでしょうね。

しかし。
その分、心配事が増えることは確かだったのでした…。





TGVの出発は、朝9:05、モンパルナス駅。

勿論そこまでは、タクシーに分乗です。
前の晩、コンシェルジュに相談すると、14名なら大きいタクシー4台で行かれるとのことで、予め予約してもらいます。


しかし、問題なのは時間。
何しろ、不慣れな外国人団体なのに、各自が荷物を持って、構内を移動し、列車に乗らなくてはいけません。
(駅のみのポーター制度を友達に言われて事前に探しましたが。確実に利用できる、且つ、ニーズにあった制度は見つかりませんでした。)

始発駅なので、早ければ30分前に列車が来ているだろう、と予測。
それじゃ、8:30には、ホームにいることを推定。

う~ん。でも。
モンパルナスの駅って、広いのよね…。
列車の番号が判って移動するのにも時間かかるし。
8:20には、確実に駅に着いていたい。


一方、ホテルから駅まで、普通に考えて、タクシーで10~15分。
しかし。
8:00台、渋滞が始まっている時間でもあり。
どこかで、万一、事故でもあったりしたら時間がかかる…と思うと。

結局、時間の余裕を、大幅に見て、7:40ホテル出発を計画したのでした。




…私も、7:00には家を出発。
ホテルに向かい、そこで、友達に聞いてみれば、朝はちゃんと皆起きていたそう。(6:30モーニングコールという、可哀想な状態。。。)

流石にホテルで予約してくれていたから、タクシーも同じ会社から時間前に4台到着。
同じ場所に下ろしてくれるように、4人のタクシーの運転手さんに依頼しました。
…何しろそれが、結構心配だったんですよね。

しかし。
これも、ちゃんとしたタクシー(?)ということで、リーダー格の運転手さんが他の3人に指示。
…タクシーは予約するに限る、と思ったのでした。


で。
集合時間間近、皆さんが三々五々降りてきます。
殆ど全員集まったところで、友達が、部屋のチェックアウトやら、荷物の確認を指示。

ところが。
お二人が、なかなか降りてきません。

う~む。。。

どうしましょ。
友達と話して、道中何があるかわからないから、いる人だけで先に駅に行ってもらうことにしました。



で。
一人残って、ロビーのエスカレーター前で、暫く待つも…。
誰も降りてこない。。。

結局、フロントで電話を借りて、部屋に電話してみると。
「え?集合時間、過ぎてますか?本当に?…えぇ、勿論、用意はできているのですぐ降ります」との返事。

ひとまずホッとして、お二人を待ちました。
「ゴメンなさい。時間を間違えていました。時間はたくさんあって、ズッと待っていたんですよ…」という慌てふためいたお二人にチェックアウトを促して、最後のタクシーに乗りました。


それでも。
結構飛ばしてくれたのか、駅に着いた時は、他のタクシーも丁度、着いたところですぐに合流できたのでした。あ~、良かった。


が。
実は、私、この駅のその場所に来たことがなかった…。


キョロキョロ。



案内板に従って、とりあえず列車ホーム階へ行きます。

そして。
列車の発車時刻看板を見るも。
まだ、ホーム番号が表示されていない状態。

つまり、早すぎたんですね。ポリポリ。
だって、まだ8:00過ぎでしたから…。
後1時間も時間があります。

お客様、怒ってないかしら…と、また不安になりながら、待合室で待っていてもらうようお願いしました。



と。
一人のお客様が、
「ごめんなさいね、ちょっとお願いが。」と寄っていらっしゃいました。

「…探せばどこかにあるのかもと思うのだけど。ひょっとしたら、スーツケースの鍵をベッドの上に置き放しで来ちゃったかもしれないの…。ホテルの人に、もしも探してあったら、取って置いてもらうようにお願いできないかしら?」


よく聞くと、ホテルに置いて来たほうのスーツケースの鍵なんだそうで。
思い違いかもしれないから、あまり強く頼まないで、という依頼のもと(笑)、ホテルに早速電話。
とりあえず、お願いしました。


で。
暫くすると。
また違うお客様。
「両替したいんだけど。どこかにない?」

案内所に聞いて、もう開いているだろう、とのことだったので、友達に断って、一緒に両替所に向かいます。
…待合室から結構遠い。

両替所に行ったのは、丁度8:30でしたが。
閉まってる!

そして。
貼ってあるオープン時間の表を見れば、8:30~と書いてある。

ま、フランス時間だものね…。

お客様と二人で、ちょっと離れたベンチに座って5分ばかり待つことにしました。

が、再び行っても、まだ、閉まってた…。

だから強硬手段!
中に人の気配がするので、シャッターのこちら側のガラスを叩いて、開けてもらいました。(笑)



また二人で歩いて、待合所に戻る…。
8:45。
なのに、列車のホーム番号は表示されてない。
…また暫く待つことになったのでした。




お客様の退屈そうな、眠そうな顔を見るのがしのびなく。(笑)
待合室から出て、電光表示板の前で待つ私…。


結局、ホームがわかったのは、出発する10分ばかり前のことでした。

となると、大慌て。
というのは、待ちかねていた他のお客さんも一斉にその列車に向かって移動していきます。

幸い、待合室からすぐの階段を降りたところが、乗る車両だったので。
それぞれ荷物を持ちながらの階段でしたが、それほど時間もかからず、乗り込むことが出来ました。

しかし。
旅行が確定した時点ですぐに切符は買ってあったのですが、同じ車両は取れず。
2車両に分かれて乗ることになっていたので、まずは、7名の席の案内をし、荷物を荷台に乗せて…。
次に、待っていたお客さんを、他の車両の席にご案内して…。


そんなことをしている間に時間がドンドン経つのが判ります。

困った~、時間が足りないっ!
まずは、席を案内するために、友達に渡していた切符を、大慌てで回収。

というのが、列車が確定してから、まとめて私が改札スタンプを押そうと思っていたのが、案内を優先してしまったために、押せてなかったんですね。

…ホームにあるはずと思った、スタンプの機械がなく、階段を走って上る。

で、大慌てで機械に切符を1枚ずついれました。

が、そこはまたフランスの機械。
切符を入れても受け付けないことが多々あるんですよ(苦笑)。
(↑その場合、切符を逆様にしたり、入れる方向を逆にしたり、何度かやると作動する)

それを14枚分ですからねぇ…。
列車が発車しないか気が気じゃありませんでした。

階段をころがるように駆け下りて。
列車に乗り込んだのは、出発1分前、でありました…。
はぁ~、やれやれ。





まぁ、でも列車に乗ってしまえば、後はやることはありません。

…団体客用の向かい合わせのシートで7名。
たまたま半端な席に、相席も無く、ツアーの皆様とずっとお話しながら、約2時間があっという間に過ぎて行ったのでした。






そして。
11:08 レンヌ駅到着。

無事、荷物と共に全員降りたけど…ふむ。
バス乗り場は一体、どこに?




…というのが。
私、モン・サンミッシェルは今までに3回行ったことはあるものの、列車で来たのは初めて。
レンヌで降りたのも初めてなのです。

まずは、駅員さんに聞いて…。
駅の外に出てみました。

が。
バス乗り場。
バスがありすぎる?

というか。
てっきり大きな看板でもあるのか、と思ったのだけど。
見渡す限りにはない。

皆さんを外に待たせて、もう一度、駅の中に入り、案内所で詳しく聞いてみました。
対応した人は、「駅をでて、右。1分くらい。すぐ判る。」と言うばっかりだけど。
…1分ってことは駅から離れているの?と、一抹の不安をいだいたまま、皆のところに行きかけました。

すると。
ツアーの皆さんのうち何人かが、こちらに向かっていらっしゃる。


「トイレに行きたいんですけど。どこですか?」






ほんと、私って旅の付き添いに慣れていませんね…。

バスへの乗換え時間は、電車が到着して22分あるのですが。
降りるのにも相応の時間がかかっているし、今からバス停までも歩いて荷物を持っていかなくちゃいけない。
もうギリギリに近い時間なのです。



…自分が、移動する時というのは、なるべくトイレに行かないように朝から水分を取らないとか、行きたくなりそうだったら乗換えの前に行くとか、無意識に実行していて。
他の人もそれを実行しているものと、知らぬ間に思い込んでいたんでしょうね。


列車の中で、
「バスの乗換え時間があまりないから、行きたい人は前もって、行ってください。」と言っておくべきだった…。

と後悔しても遅いです。
こればっかりは、生理的現象ですものねぇ、これから1時間半ばかりの間、我慢してくださいとは言えない。

駅の中を、走りました。
だって、トイレの場所も知らないもの…。

一番奥に見つけたっ!

しかし。有料…。

とにかく、また走って戻り、皆さんを急かして、トイレに入ってもらう。
でも。
小銭を持ってない人もいるし…。
入るのにも、一手間。
あぁ、時間ばかりが過ぎていく。。。。。



外で、他のお客さんと待っている友達も心配して、電話をしてくるんだけど。
そんなこと言ったって…。

有料トイレだから、私は外にいたのですが。
外から、中に向かって叫ぶ。
「申し訳ないですけど、早く出てきていただけますかぁっ?」

バラバラと出てくる人に
「とにかく、早く皆のところに戻ってください。」と方向を示して。
最後の人が出てくるのを待つ。

あ~ん、バスが行っちゃったらどうしよう。。。

…最後の二人が出てきたら、「私の後、ついてきてくださいね」と言い残して、私はダッシュで駅を出て。
駅の外に残された彼女達の荷物を大慌てで掴み、既にバスの方へと歩き出した皆に小走りで合流。





バス停に着きました。。。。。はぁ~、良かった。間に合いそうだ。

それに。
何しろ、バスに乗り込むのに結構時間がかかっていて。
置いていかれる、という心配はなくなりました。

が。
果たしてバスを待っている人間全員が、1台のバスに乗れるのか?
というのが、段々心配になってきました。


ツアーの人は皆無事に乗り込んだあと。
私は、荷物を積み込んでいたので、列の最後に暢気に並んでた…。



チケットを乗り込むときに売らないで、
前もって切符を予約した人をまず優先して乗せるべきだよ~、
と内心、やきもき思って見ていたところ、
バスの中の友達から、また電話が入る。
「絶対、同じバスに乗るように。」

はい、勿論ですとも。


ところが。
私の数人前で、人数が収容出来ないことがわかり、やっぱり2台で出発することを決めたらしい。
運転手さんは「後ろのバスに乗ってください!」とのたまう。

…補助席でも、最悪、立ってでも、同じバスに乗るつもりだったので、
運転手さんに強引にお願い。
まだ2つ空いていた席があったので、同じバスに乗せてもらうことが出来ました。



漸く、心から安堵の溜息。。。。。










って。
…ホント、私の日誌って、時間が経って余計、支離滅裂度が増したのかしらん?
まだ、モン・サンミッシェルにさえ行き着いてないじゃん!
でも。
長過ぎ、ですよねぇ。。。。。ふぅ~。

まぁ、いいや。
所詮、自分の備忘録として始めたことだから、好きなように書きます。
ということで。
中途半端だけど、今日はもうここで止めて。
明日、続きをサラッと(?!)書くことにします。
それだって、まだ続きがあって、一体後何回で終わるの?という感じですが(ポリポリ)。

ま、たま~にしか旅行しない、ってことで。
1回の話が長くなること、お許しくださ~い!

花火のあがる祝日、予報に反して晴天なり!

2009-07-14 18:37:15 | Weblog
今は、祝日「キャトルズ・ジュイエ(=7月14日。日本は勝手に"パリ祭"と名づけている)」のお昼間です。

空でブンブン(?)ヘリコプターが飛んでいる音がしています(←セレモニー中継のため)
…私もさっきまで、シャンゼリゼ通りの軍隊行進の中継をテレビで見てました。
でも。
そろそろ行動しなくっちゃ!
と重い腰をあげたところ。

で。何をするかって。
街中サイクリング散歩。
別に義務じゃ、勿論無いけど。
朝起きて、行こう!と思ったら、勉強をさしおいてでも行きたくなる私。。。


戻ってきたら。
昨日の分のブログをズルして書くつもりです。(追記:はい、今書いて投稿しました~!)
…今まで、遡って日誌を入れることは一度もしたことがないけど。
例のツアー日誌、たった1回書いて、途切れちゃったものねぇ…。



そ。
一昨日の晩は、パソコンの調子がよくなくて(というより。ソフトの喧嘩?)、ネットには繋げられなかったので、根性無しにすぐ断念。

昨晩は。
最終上映時間の映画(終わったのは0:15)を見て、それから隣のオニイチャンの部屋で、彼の友達と3人で3:00まで飲んでいたので。。。
…とても、更新はできませんでした、ポリポリ。


今朝、それでも9:00には起きたけど。
ブランチらしきものを食べながら、テレビをボ~っと。


ま。
とりあえずは、出かけて、身体に酸素と「活」を入れてきま~す。