うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

天気予報の謎

2005-02-28 07:39:56 | その他いろいろ
ここ最近とても冷え込んでいます。
そして、今日は朝から雪が降っていました。
午後になって、今日こそ綺麗な結晶を写真に撮ろう、と外に出ましたが。
まるで吹雪のよう。
黒い帽子を置いて見たところ、あっという間に雪で覆われてしまい、敢えなく断念しました。
…やっぱりこういうのは写真家さんじゃないと駄目なのかな。

ところで。
私は日本にいたときからお天気予報が妙に気になる性分。
知ったからって、どうってことは全然ないけれど、
テレビやラジオで天気予報が流れる度に、慌てて走っていて、その前で耳を傾けてしまいます。
そんなに時々刻々と変わるものではないこともよくわかっているけれど、
天気予報を逃すと、何だか何かをやり残したような気分になる…。

こちらに来てもその癖が治らず、ついつい天気予報には注意してしまいます。
ただ、あまりテレビをつけていることがないので(テレビの映りが悪いので)
結局朝出かけるときなどにはネットでチェック。

でもねぇ、こちらのネットの天気予報、本当にどれもいい加減でホトホト呆れてしまいます。
毎回4つのサイトをチェックしているのですが、
どれもが全く当てにならない。
だいぶ前に、友達から、ヤフーの天気予報は結構まとも。と聞いたので、
それも朝のチェック項目にいれているのですが、
ハッキリ言って、投書したいくらいいい加減です。

例えば、最高気温0度、最低気温-8度、とかなっているのに
同時に示されているその時刻の気温が3度とかだったりする。
それだったら、最高気温0度を、せめて3度に直してほしいよな、と私は思うのです。

今日も昼間、懲りずにヤフーの天気予報をみたら、私の街は
最高気温-5度、最高気温-11度、現在気温-3度の表記。
しかも、朝からずっとしっかり雪が降って、吹雪のようでもあるのに、
今日の天気は「かなり曇りがち」(マークはお陽様に雲)なんですって…。

一体誰がこんな予報を出しているんでしょう。
ちゃんと時間ごとに変化させているみたいなんだけど、
当たらなければ何の役にも立たないのになぁ。
…まだテレビやラジオの予報のほうがずっとマトモな解説をしているような気がします。

全然関係ありませんが、今日の晩御飯は
焼き鳥に化ける筈だった鶏肉(当分鶏肉料理かも)と
これまた余った葱で肉団子を作り、ちゃんこ鍋にしました。
一人鍋は寂しいけど、ま、やっぱり寒い冬には鍋!ですね。
それにしても、いつになったら春が来るんでしょう?
当たらない天気予報では、来週いっぱい寒さが続くようです。
お雛様ももうすぐなのに、ね。

銀行カード

2005-02-27 21:31:51 | フランス(システム・制度)
こちらの銀行のシステムは、日本のそれよりずっといい、と思ってきました。

以前、少し触れましたが、
カードでお金を払い出すのに
24時間、いつでもどこでも(自分の契約の銀行でなくても)手数料なし(=無料)。

それに、日本でも今ではだいぶ普及しているのでしょうか?
所謂、フランスの銀行カードはかなり以前から、デビットカードの働きを持っています。
つまり、お買い物をしたとき銀行カードを出せば、直接自分の口座から引き落とされる。

…日本にいるときは、クレジットカードをあまり使いたくなかったし、
意外と小心者の私は、何かあったときのため、と、
常にお財布に2万円以上いれて持ち歩いていたものです。

それが。
この2つの利点のために、こちらに来てお金そのものをあまり持たなくなりました。
何しろ、手持ちがなくても、このカードがお金代わり。
もし小さなものを買うのに現金が必要となってもも、
どこでもすぐにキャッシュディスペンサーをみつけられるますから。
ふと、気がついたら、財布の中は20円くらいしかかなった、ということもたまにあります。

基本的に、通帳というものが存在しないので、
払い出しのときに、望めばその際の取引明細書(?なんて言うんでしたっけ?)が出てきます。
ただ、取引銀行であれば必ず残高も記されているのですが、
他行のキャッシュディスペンサーの場合、記されていない場合もあり、
私はただのペラ紙同様と思って、大抵の場合要求しません。

で。
今回ちょっと痛い目にあいました。
というのが、先日日本に帰ったとき(1月の半ば)に、
自分のフランスの口座に送金をしておきました。
何しろもう殆ど底をつきかけていたので…。

大概、4~5日で着金します。
だから、何も疑問に思わず、こちらに戻ってきてお金を使っていました。
それが。
先日、母からFAX。
T京M○銀行さんから
「先日の送金の件、間違いなく着金しているか確認してもらえますか」と電話があったとのこと。

慌ててネットで自分の口座を調べたところ、なんと!
着金されずに、既に残高がマイナス…。

他に預金がないので、まさかマイナスでお金を下ろすことができるなんてことは、想像もしていませんでした。
うっそぉ~!
このまま数日したら、連行されちゃうかしら(そんな訳ないですか?)。。。
がぁ~ん!
至急母に連絡し、着金してない旨は伝えましたが。

それから4~5日はドキドキ。
お金は使いませんでした。

そして、先ほど、ネットで口座を確認したところ、着金していてホッとしたのですが。
何と、残高がマイナスになった日から、
1日あたり11.5ユーロ(=約1500円!!!)も引かれているではないですか!
1日あたりって、それはあまりに高過ぎやしませんか。。。
まぁ預金も無いのに、お金を使えたから当たり前、なのかもしれませんが。

それにしても。
T京M○銀行さん、貴行のミスでこんなことになったんですよ!
貧乏学生の私は、憤懣やるかたないです。

始まる時間はいつも…

2005-02-26 08:00:05 | 日常生活の中で
昨日、今日と遊んでばかりいたので、ブログ更新ができませんでした(だらしないなぁ…)。
でも。
遊んでいたわりには、はぁ~っ、ちょっとお疲れです。

昨日は午前中の授業が終わった後、
クラスメートの家でのお昼ご飯に10人くらいの友達と一緒にお招ばれ。
そして夜は、フランス人のカップルの家に
彼らのパリのお友達が家に来て食事会するから、と声をかけてもらっていました。

お昼だしねぇ、ミュズルマン(イスラム教徒)の友達もいるから…と
手土産は、ケーキとチョコレート。
大学まで自転車で行ってしまったので(だって久しぶりに晴れてて嬉しかったんです)
慌てて家に戻り、バスに乗って、彼女のアパートに。
12時に来てね、というのに着いたのは12:40。
それでも、やっぱり早い方でした。
それに、招んでくれた彼女の指示に従って、女の子は料理のお手伝い。
結局食べ始めたのは、2:00を回ってました。

料理は、セイシェル料理。
というのは、アパート提供者はフランス人ですが、
食事会をやると計画したのは、友達のセイシェル人、だから。

サフランライスに、オーブンで焼いたポテト、牛肉の煮込み、ツナ団子トマトソース添え。
それに、クェート人のミュズルマンの子が、彼ら用に、と作ってきた鶏肉のパスタ。

集まり自体は、とても楽しかったけど、
はっきり言っちゃうと、食事は…ううう~む。という感じでした。
不味いわけでは決してないのですが、「美味しい!」というには結構無理がある、みたいな。
それにね、やっぱりアルコールがなかったのが物足りなかった、です、ハイ。

そうはいっても。
中国人の男の子が買ってきてくれたビールが、食事の後漸く出てきました。
喜んでいただいたのは言うまでもありません。

で、この集まり、昼ごはん、と言っていたので、
せいぜい5時には帰れるだろう、と思っていたのが甘かった。
4時、5時、6時…誰も帰ろうとはしません。
(その間音楽をかけて踊ったり…)
夜の約束が8時だったので、言い出し辛かったけど7時30分に一人でお暇してきました。
(今日、道で友達に会って聞いたところによると、
皆で夜ご飯も食べて、すっごく遅くなったそうです。。。)

その後家に戻り、慌てて、ワイン屋にワインを買いに行き、一息ついて
フランス人カップルの家に。
既に8:30になっていましたが、1番乗りでした、ハイ。
…最後じゃないとは思ったのですが、1番だとは予想外。

皆が集まったのは9:00過ぎ。
アペリティフでひとしきり談笑、9:30頃から食事を始めました。

実は、「この日はパスタ、イタリアンだからね。」と予告されてました。
以前ご馳走になった、彼のピザ(いつも彼のほうが作る)は、ちゃんと美味しかったんですけど。
パスタ、はどうなんだろう…と密かに心配してました。
例の、ゆですぎのパスタが出てきたら困るなぁ…
お腹もあまり空いていないのに。と。

で。
ハイ、何とか大丈夫、いけました。
というのが、スパゲティじゃなく、ラザニアみたいなのと、ラビオリだったので。
(でも、やっぱり。正直、ゆですぎでした…)
デザートも勿論イタリアンのお菓子が用意されていて、
ワインも今度こそとばかりにたっぷり堪能して、夜遅く帰宅しました。

そして。今日は、というと。
金曜日は授業がないので、ゆったり。なはずですが。
「インドネシアの夕べ」(津波の寄付目的)のために、
ボランティアで焼き鳥を作ることにしていたので、
午前中は家の片付け・洗濯、例の小包の受取、買い物とバタバタ。

漸く、2:00から焼き鳥作りに専念できました。
…簡単な料理?ですが、時間かかるんですよね、意外と。
とりあえず100本を目標。
5:30には家を出ないといけないので、正味3時間。

情けないことに、実は60本が精一杯でした。
というのも、炭火などは勿論ないので、
ガスオーブンで焼くのですが、これが時間がかかるんです。

1度に15本しか焼けないし、
扱いがラクだからとささみにしてしまったので
ジューシーさと味の沁み込みを狙って、お酒を吹きかけたり
タレにつけ直していたり、としていると、1ラウンドが40分もかかる。

5:30には残りの一切を諦め、
背中にイワタニのカセットコンロ、魚焼き器、瓶にいれたタレ、などなど。
風呂敷に焼き鳥を包んで、息を切らしながら、会場に向かったのでした。

会場までは、私の家から15分くらい。
…金曜日のそんな時間だからか…。
着くまでの間に、何と5人の友達に会ってしまいました。
その度に、立ち止まって、両頬キスの挨拶…。

これだから、小さい街は、面倒くさいんですよね。
まぁ、反面、寂しいときはありがたいんですけど。

6:00始まりが、やっぱり始まりは6:20くらい。
…しかも、宣伝をしてなかったらしく、集まってきたのは40人くらい。
あ~あ、このオルガニゼーションの悪さは、やっぱりフランスなのよねぇ。と
最初っから密かに溜息をついてしまったのでした。

料金は、2本で1ユーロかなぁ、と思っていたのに、1本1ユーロ。
そういうわけで、終わったときには、
少なかったかなと思っていた焼き鳥も余ってしまいました。
…それも疲れた原因の1つ。。。

まぁ、何人かの人に、「すっごく美味しい!」といわれたのがせめてもの慰めです。
どうやって作るのか教えて、と知らない人に言われ、今度教えることになりました。
ということでは、成功したうちかな…。と無理にでも思い込みたいです。

だって、やっぱり疲れた
冷蔵庫の30本以上ある生の焼き鳥?、どうしようかなぁ。

大学の先生

2005-02-24 09:31:12 | フランス(教育・学問・社会)
日本の大学も、以前に比べて最近はかなりいろいろなタイプの先生がいらっしゃるようですね。
やっぱりそれでも、「大学の先生」というと、一定の枠があるような気がします。
…教え方(内容的なこと)については、いずれの機会に言及するとして。

今日の私の2時間目(10:00-12:00)は応用実習「言葉と文化の多様性」でした。
(因みに私は言語学生部生です)

担当の先生は、まだ博士課程が終わったばかりの「先生」というには、
見た目もかわいい女性。
性格も気取ってなくて好感がもてます。

でも。
喋り方自体がオバサンくさいのと(ズーズー伸びてモノトーン)、
それなのに、言葉遣いが先生らしくないこと
(「スーパーアンテレッソン」(=超おもしろい)といった表現で説明するんです。
一応言葉の勉強をする学部なんですが…)
生徒にわかってもらおうという意識がとても希薄、
授業内容がおもしろくない。
などなどの理由で(かなり辛辣?)、
サボっちゃいたいなと思う授業の1つでもあります。

ところで。
そう、今日こそは、しっかり先生を観察してきました。
(大学に行って何をしているんだか…)
というのが、少し遠くから見ていると、下唇の下に時々何か光るモノが見えるんですよね。
それがすごく気になって。
最初は、よだれ(?)かなぁ(時々、常に口角沫を飛ばす風に喋る人いるじゃないですか)と
思っていたのですが。

ハイ、しっかり確認してきました、それはピアスです。

ふ~む。
唇の下にピアス、って、日本じゃかなりイッテいる人の部類に入ると思うのですが。
それがこちらではレッキとした大学の先生、なんですよね。
おぉ!違うなぁと思うわけです。

だいたい、40~50歳くらいの女性の教授の中にも、
教えながら机に乗っちゃう(立ってですよ!勿論土足…)とかもいるし、
机に足を組んで座るなどは、当たり前。

また、派手な人だと、かなり洋服もイッチャってます。
黒板に書くとき後ろを向くと、
ピチピチTシャツの下からお肌と、Tバックが見えたりする先生も。

ファッションなんて人の自由だし、教えることには関係ないからいいんですけどね、
何だかやっぱり、価値観が一時代前なのか、私はどうもこういうのがイマヒャク、です。
あんまり見たくないなぁ…。

やっぱり、ちょっと違うこと

2005-02-23 08:36:53 | 日常生活の中で
…ホントは、写真を撮ってから。と思っていたんですけど。
なかなか自然に撮るチャンスに恵まれなくって。
(冬だから?外にいる時間が短い???言い訳かなぁ…)

そう。
子供のことについて、ちょっと触れたいなぁと思っているんですけど。
ま、今日は写真がなくても理解ができるようなことで、
例によって、他愛もない私の素朴な感想を1つ書こうと思います。

こちらに来て、結構驚いたことの1つ。
小さい頃から、子供の育て方が全く違うような気がする。
(と言っても、私は子供がいない、
というか旦那様もまだ(?今後も???)みつけてないし。。。
姉夫婦にも子供がいないので、素人発言続出かもしれませんが。お許しください)

というのは、あるフランス人家庭に泊りに行ったときのこと。
(夫婦は30代半ば、子供は14歳を筆頭に4人。犬が2匹、猫が1匹。)
私は、学生だし、皆のお友達としてお邪魔したので、
2番目の子供(11歳女の子)の部屋(+ベッド)を使わせてくれました。
(その日彼女は、8歳の妹の部屋で寝ました。)

で。
1番下の男の子というのは、3歳にもなってなかったのですが、
彼もなんと一人部屋。ということで、かなり驚きました。

…私の感覚だと、
そんな小さいのに一人っきりで孤立した部屋(10畳くらい)に夜寝かせておく、
という発想がそもそもありませんでした。
まぁ、ご両親の寝室と同じ階(2階)ではありますが、決して隣の部屋でもない。。。

「こんなに小さいのに一人で夜中寝てられるの?」
とお父さんに聞いてみました。
「勿論。みんなそうだよ。」
。。。。。
まぁ、眠りにつくときはお母さんが側にいてあげますけどね。

この一番下の子供は、食事時間も大人と一緒です。
で、驚くのが彼の夕食
フツーのフランス人家庭より若干、夕飯の時刻は早め。
とはいえ、7:00過ぎくらいになります…
そして、食べるものといったら、必ず毎夕食、
フライドポテト(勿論自家製ですが)と、ヨーグルトを3つ。

飽きないのかなぁ、太らないのかなぁ…なんて
その家に行くたびに一人で心配してしまいますが。
まぁ、この食事の内容については、フランス人の一般傾向について、
他の家庭でも検証する余地はあると思っています。

でも…本当に小さい頃から1人部屋。
家の広さに起因するところもあるでしょうけど。
…こんなところから、ある意味自立心が、早くから芽生えるのかもしれません。

ま。でもそんな一方で。
先日も書きましたが。おしゃぶりに対する態度は、何だかフシギです。
ずっと離せなくても親は全然気にしないみたい。
とにかく子供が寝るときは、
おしゃぶりでなくても「ヌヌルス」と呼ぶ所謂ぬいぐるみの「くまちゃん」ですね、
あれを皆しゃぶってます。
というか、自分の指をしゃぶって、片手にその「くまちゃん」を持っている、
というスタイルかなぁ。
小学生でも、です。男の子でも、です。
そうして、30台の男性が、寝るとき指をしゃぶって寝るくせが残ったりするみたいです、どうも。

それにね。おしゃぶり…。
一人の子供にいろんなのが取り揃えてあったりして。
旅行に行くときとか、全部その子のお気に入りのおしゃぶりがキーホルダーにくっついているのを持っていったりするんです。
(どういうことか想像できますか?下手な説明でごめんなさい。)
日本の教育からは、なんだかねぇ…と思ってしまう風景の1つです。

クロネコさんが恋しい

2005-02-22 06:34:49 | 日常生活の中で
日本って便利です…すごっく便利
…時々羨ましくなります。

先週の金曜日、家にいた時間なのに!
小包の不在配達票。
また!です。
もう4回目なんです。
家にいた時間帯が記されているのに、不在配達票…

私だって、学生なんだから、確かに基本的に日中家にいません。
でも、たまたまいるときだって結構あるんです。
昼ごはんを食べには必ず帰ってくるし、1日びっちり授業がある日ばかりじゃなし、
それに、休講になることだってあるし。

うちのアパートはご多聞に漏れず、古い建物で
土台はしっかりしているんでしょうけど、
例えば階段とか、って、誰かが上ってくればすぐ分かるし。
私のアパート自体、そんなに広くないので、
呼び鈴が鳴れば(実は階段の音で、鳴らなくてもわかるのです)誰か来たことくらい
すぐに気がつくんです。

絶対に
小包配達の人は、私のアパートまで足を運んでいません。
でも。
それを証明することって、できないんですよね

私だって、こんなに怒りたくないんです。
もし、日本のクロネコヤマトみたいな至れり尽くせりのサービスさえあれば…。

こちらにはそんなものは無い!
…ことに、こんな小さな街にそんなサービスの欠片すら期待できるわけもない。

小包は、郵便局から届きます。
でも、もし不在配達票がはいっていれば、
「電話1本、再配達!」なんてシステムはなく、
自分で街から少し離れた荷物センターみたいなところに取りにいかなくてはならないんです。

ただ、一応、最寄の郵便局に行って、
「たまたま」親切な人にあたって、そして「ラッキーであれば」
その最寄の郵便局まで届けておいてくれるようにしてくれるときもあります。

私は基本的に自分で取りに行きます。
だって、2度手間なうえ、それ以上待たされたくないので。

…誰から送られた、どんな荷物かも不在票には書いてない。。。
車を持っていない私は、大き目の袋と、
念のためにカッター(箱をその場で開封するため)と折り畳みキャリーまで持って、
バスに乗って取りにいくんです。

忍耐強い日本人とはいえ、今日、取りに行ったときに
「誰が配達したか知りたいんですけど」と聞いてみました。
すると。。。
「配達人は、郵便局員でないからわからない。相談センターに電話してくれ。」
とのことでした。

勿論、そんなもんでラチがあくわけない。
その回答を聞いた途端そんな気は失せています。

あぁ、クロネコさんが懐かしい。。。

お天気一題

2005-02-21 05:58:27 | その他いろいろ
こちらに来て、が大嫌いです。

日本にいるときは、雨もまた一興、
大切なおでかけの用事でもない限りは、結構好きでした。
雨の風情、っていうのかな、楽しめた気がするんです。

でも。
何でかよくわからないけど、こちらで雨が降ると一気に気分は直滑降。
ブルー入って、早く天気にならないかなぁと空を見て溜息ばかり。

そんな私でも、はトコトン大好き!
幸せで、はちきれそうになります。

ですから、ここ数日、雪の散らつく毎日、イマイチ体調はのりきれませんが
外に出たら一人ではしゃいぎまわっています。
何故か?

そう。
うまく写真に撮れなかったんですけどね(ゴメンナサイ!)
こんな雪が降ってくるんですよ。

…昔(?)雪印っていう食品会社があって、そのマーク覚えてません?
ホント、そのマークそのもの、
いえいえそれよりもっと綺麗なんですぅ、本物の雪の結晶、って。
それが、そのまんま!降ってくるんです、もう感激以上の何モノでもありません。

ね?
わかるでしょ、私の気持ち。
もう、最初に見たときは、気も狂わんばかりでした。
初めてだったんです、そんな雪をみたの。

(ひょっとして、北海道とかでは見られるのかしら?
…でも、私は見たことないんです。)

この街で降る雪は、いつも全部こんな雪。
肉眼で、この可愛さを愛でられるのです。

初めて見たとき、狂喜乱舞していたら、
当時同じ語学学校に通っていた大学3年生の男の子に、
「雪より、うささん、貴方が可愛いよ!」なんてヌカされました。

くそぉ~、子供のアータにそんなこと言って欲しくないよ~っだ。
べぇ~っだ!

と一瞬しらけましたが。
それでも。はしゃぐのが止められず。
その後も雪の日になるたびに、一人で外で踊りはねています(???)

…本当は、もっと綺麗な写真をお見せしたかったんですけど
昼間、結構暖かくて(多分1度以上あったんだと思う)落ちてくるなり溶けちゃって。
今度、もっとキュンと冷えた日に写真を撮って、うまくとれたらまたごらんにいれまぁ~す!

でも。
ホント、降ってくる雪が、全部こんななんですよ!!!

フランス語の中の日本語

2005-02-20 07:43:21 | その他いろいろ
唐突な話題ですが、今日は日本語について。

日本人というのは、外来語が入ってくるのには無頓着というより
却って、オシャレ・ハイカラ(?)としてすんなり(喜んで?)受け止め、
日本語訳をするより、無理矢理日本風の発音対応カタカナで、
その言葉もどきを使うことが多いですよね。

ぶどう酒、とはもう誰も言わないでしょ?ワイン、ですね、勿論。
カフェ・オ・レ
あえて訳しても英語、ミルクコーヒー、にしかなりませんか…。

こちらフランスは、アカデミー・フランセーズという教育機関というか、
専門家で構成された厳格な協会が昔からあり(既にその歴史は古く、17世紀から続いています)
フランス語の保存と普及に対して、大きな影響力を持っているのです。

外来語に対しては、基本的に、そのまま取り入れるのは嫌がる傾向にあり
(特に英語に対して…と思います)
コンピューターという言葉に対応して、オルディナトゥール、とフランス語を発案したり、
イー・メールもわざわざクゥリエ・エレクトロニック(電子の郵便)と言い換えます。

とはいえ、あまりに文化の違うもので言い換えられないもの、
例えば、寿司、とか、蕎麦とか、相撲とかは、
そのまま、「ル スシ」「ル ソバ」「ル スモウ」として親しまれているわけです。
(「ル」は男性名詞を表します。日本語が入ってきた場合、大抵男性名詞として扱われています。)

で、何が言いたかったか、って言うと、私がフランスに来て
すっごいショックを受けたことの1つに、
日本語の「神風」がフランス語の一部として(=ル カミカゼ)
頻繁に耳にはいってきたこと。

日本にいたとき、「神風」という言葉は、歴史の教科書で習ったときにしか聞いたことがなかった。
それなのに…
例えば、バグダッドとかで自爆テロ、とかあると、すぐさまそれは「ル カミカゼ」が行われたという報道をされるわけ。

…考えすぎ、神経質過ぎるのかもしれませんが、
「神風」という言葉の裏に、私はどうしても、
本当は嫌なのに、少なくとも、もっと生きたかったでしょうに、
そんなことは一言も、誰にも、口に出せなかった、
どんな場合でもお国のため、と嘯いて、
お祝いして出発しなければならなかった若者たちの悲しみや切なさを思い浮かべてしまうのです。

バグダッドなどの自爆テロとは全然違う
最初、ラジオでこの言葉を聞いたとき、耳を疑ったし、悲しかったし。
やめて!と思ったものです。

でも。
あるとき、パリ在住30年以上の、私の尊敬する日本人の方にその話をしたら、
彼は、こう言いました。
「近代史上、特攻を始めたのが日本。
当時類を見ない戦い方に世界が強い印象を受けて、それが戦い方の「代名詞」になって、今使われているだけ。
その言葉の中から「日本」という意味合いは消えていると解釈するから、僕は気にならないよ。」

そんなもんかなぁ、と思いましたが。
それでも、やっぱり私はこの言葉を聞くたびに勝手に一人で胸を痛めてます。

そういえば、津波も「ル ツナミ」です。
…日本で遭遇したことはないけれど、
津波の恐ろしさ、日本人の私たちが忘れてはいけないなぁと思ったりします。
来週、インドネシアの助け合い基金の小さな集会があるのですが、
私は日本料理(と言っても例によって焼き鳥のつもり)をボランティア出品して、
集まったお金を寄付するつもりです。
さてさて、うまくいくかな。早く風邪全快させなくっちゃ!

パソコンにかかりっきりなので…

2005-02-19 08:31:54 | 日常生活の中で
今日、FAXのインクを買いに郊外の電化スーパーに行ったところ…
見つけてしまいました、ヴァージョンアップ版でない、完全版(?)ウィンドウズ!

パリ・モンパルナスのフナックにもなかったのに
というわけで、大奮発で早速購入。
友達からもらったパソコンにインストールしました。

インストールは、勿論うまく行ったんですけどね…。
ネットに繋ぐと、いろいろ不具合が。
なんででしょ…。

しかも。
アウトルックの設定変更方法がわからない、という情けない状態に陥って、ただいま半狂乱?状態。

アウトルックでメールを取得しても、元のサーバーにメールを残すように設定するのって
どこでやるんだっけ???
いろんなところをあけてみたけど、どこに設定項目があるのかさっぱり思い出せない。
日本のパソコンでも探してみたけど、わからない。
う~、こんな簡単なことが。。。

とにかく大困り、パソコンと只管睨めっこ…
今日の予定は、こんなはずじゃなかったのに。
時間ばかりが経っていく。
というわけで、今からもう暫く、苦し紛れに奮闘予定です。

あ、因みに夕飯もすごく手抜きになりました。
親子丼にお味噌汁、という何とも昼ごはんのような。
(ん、でも純米吟醸浦霞つきですからね!)
それに。こちらの卵、マルシェで買うと美味しいの。
こんな簡単日本食ながらも、やっぱりフランスは農業国だなぁと思い知らされる食事であります。

それでは、今日はソソクサと、この辺で。

停電

2005-02-18 21:15:24 | フランス(システム・制度)
東京に住んでいたお蔭か、私は生まれてこのかた停電なるものに遭遇したことはありませんでした。
…時々電気の使いすぎで、ヒューズが飛ぶことはあっても。

それが。
フランスに来て、初めて経験しました。
しかも、実は何度も、なんです、最近はふ~また…ヤレヤレという気持ち。

そう、昨晩ブログを更新して、お風呂に入ろうと思っていたのに停電。
どうせ2時間もしないうちに通電するだろうことはわかっていたのですが、
暗闇の中で待つのも嫌だし…と寝てしまいました。
ハイ、怠慢です。。。

ホント、でもこの停電、何とかしてほしいなぁと思うことに1つです。
…家の電話がその度に初期化され、日時をあわせなくちゃならなくて。
あわせないままでもいいけど、赤ランプがチカチカするから目障りだし。
だいたい、こちらなんてガスがない家が多く、
全ての生活用エネルギーが(料理コンロ、ストーブ、アパートの扉とかも)電気なんですから。
不便このうえないこと。

それなのに。
皆おおらかなんですよね…考えられない。

停電の原因が、何らかの不測のアクシデントなら、まだいいんです。
でも、そうじゃないことが多い。

私が停電を最初に経験したのは、フランスではまずありえない地震があったときのこと。
たった1回小さくグラり、とともに、ガリッ、と音がしたので、
私はてっきり隣のアパートに工事が始まったのかと思ったのですが。

その途端に、電気が消え。。。
嘘でしょ?今の地震???と思いつくまで実はいくらかの時間を要しました。

一応アパートのヒューズを見にいったものの、どうも、他の家も消えているらしい。
暫く、家の中で待ちましたが、時は夕方。
暗くなる一方で、私はこれは困った
懐中電灯でも買ってこなくっちゃ、とお店に向かったのでした。

でも。
道が全部暗い、どのお店も全部真っ暗。
余計怖くなって、私は家に戻ってしまいました。
…せめて、ろうそくを買っておくべきだった。。。
真っ暗な中で、なす術も無く、やることもなく、
復旧の見通しもわからないまま、辛い時間を過ごしたものです。
結局、覚悟していたより短く、2時間くらいで電気が通り、胸をなでおろしました。
勿論、翌日すぐに懐中電灯とろうそく、ライターを買ったのはいうまでもありません。

怖いことで、やっぱりその暗闇のドサクサに紛れて、
スーパーとかには、スリとか泥棒が横行していたらしいです、
翌日のニュースで知り、お店にいなくて良かったと思いました。

さて。
これくらいは天災だから仕方ない、
地震のない国だから、こうなることもあるでしょう…なのですが。

それから暫く経った昼間、また突然停電に見舞われました。
何の異変もなかったのに…。
一体どうしたのかしら?と慌てて外に出たものの、誰もいない。
私のアパートだけ?
とりあえず道に出てみると、お店の店内も確かに暗い。。。
暫くキョロキョロとして、アパートに戻ったところで近所のオバサンに遭遇。
「どうしたんでしょう?」
「あぁ、きっと今ストだから、消えたんでしょう?」
「…?ストって?」
「EDF(電力会社)がずっとストやっているでしょ。だからだと思うわよ。」
「で、いつ点くんですか?」
「さぁ。まぁ待っていればそのうち点くわよ。」

確かに、1時間30分後に点くようになりました。
でも!考えられませんよね。
電気なんて生活ラインでしょ?
ストの一環として、前触れもなく止めるなんて。
…私は、結構憤りました。
一体この国は何なの?
いくらなんでも他の手段で、闘うべきでしょう
関係の無い一般庶民の生活の基礎を請け負うという自覚が無いの?????

フランス人には、でもそんなふうには考えません。
会社側が無理難題な経営方針で社員を働かせるなら、社員は断固闘わなければならない。
それを社会にもわかってもらうためにも、ストをするのは当たり前。
態度にださなければいけない。
そして。
ガス会社だから、ガスを止めてるのもまぁ仕方ない、そんな感じなんです。
だから、迷惑を蒙る側に立ってても、
困るけどさ、頑張って彼らは戦うべきなんだよ。
で終わるのです。

考え方の違いなんでしょうね…。
いくらそういうふうな理論を展開されても、私にはやっぱり
ガス会社や、交通機関のストを一般庶民に影響させるのは絶対反対派です。
どれだけ困るか…他の手段に訴えるのが当たり前、と信じています。

でも、ここはフランス。
SNCF・エアフランスのストにあえば予定は大幅に狂い…
その度に怒っていても、疲れるだけ
仕方ないと自分に言い聞かせ、只管ガマンです。

ま、最近しばしば起こる停電は、どうもこの近くのアパートの改装工事に伴っているよう。
でも、何故夜中に???という疑問が解けませんが。
イチイチ、何故?と思うのもやっぱり疲れだけなので、なるがまま。。。であります。

ホカロン一考

2005-02-17 06:00:27 | 日常生活の中で
今日も引き続き、の散らつく寒い1日でした。
なのに、朝一番の授業は、例の恐怖の暖房なし大階段教室。。。
ここで流感に甘い顔をみせてぶり返させてはいけない!と私は究極の完全防備で挑んだのでした。

そう。
厚手のセーターの下に長袖のTシャツを2枚、皮のパンツの下にはタイツ2枚重ね。
マフラーで首を覆い、パンダのぬいぐるみのような裏付きフード付きミドル丈のコート。
(カザフスタン人の友達に、エスキモーのようだ、と言われてしまいました)
でも。ふふっ、それだけじゃないんです、
見えないだけで、
背中に、貼るホカロンを2つ、ブーツの中には靴底用ホカロンも敷いちゃった!

でも。実はそれでも寒かったんです、病み上がりには。
…授業中に、何度か咳の発作に見舞われ、涙涙の苦しさとバトル。

何でかしらないけど、咳、って抑えようとすると、余計でるんですよね。。。
もう最後には、気管支が壊れちゃうんじゃないかって思うくらい苦しくて、
なのに、飴ばっかり舐めてるもんだから、口の中は口内炎までできてるし…。
もうこんなのいやだぁ~!と、昼休みに街の薬屋さんに駆け込んだのでした。

こっちの薬も、そう捨てたもんじゃないです、モノによっては。
咳止めにはシロップ、そしてその他にホメオパシー(同毒療法とか訳されている)の薬を勧められ。
…私、体質的に、このタイプの薬、結構適しているみたいなので
(夏に蜂に刺されたとき、知人にもらったホメオパシーの薬、結構効きました。)
それを服用したら、何だかスルスルっと身体に馴染んだ気がします、
というわけで、今はかなり良好気分になりつつあります。
ちょっと希望が見えてきました…。

で。
話が戻りますが、ホカロン。
勿論、こちらにそんなものはありません。
全部日本から持ってきたものです。

靴用ホカロンは、アキレス腱断裂も経験し、根っからの末端冷え性の私にとって、
冬には何をおいても欠かせないものだったのですよね。
だから、こちらに来るにあたっても、どうしても持ってきたかった…。
ただ、重いんですよね、それに、1日で1個も減っちゃうし。
というわけで、無くなったら、親にねだって送ってもらおうとセコイ考えの下、とりあえず30個くらい持ってきたものでした。

ところが。です。
東京で買った靴は、機能的にはできてなくて、滑りやすい、ということから、
冬になる前、滑りにくい冬用のショートブーツを大奮発で買ったところ…
これが大当たり!
私の足でも、ホカロンなしで十分真冬が暮らせるのです、いやもう大感激の1品ですね、私にとって。
だから、帰国するときは、例えお金がなくても、冬用の靴だけは何足か買って帰ろうと思っているくらいです。

やっぱり生活品は、その地域で買うのがやっぱりいいようで
と私はしみじみ思ったものでした。

というわけで、靴用のホカロンは、そのまんま1回も使わず残っていたのですが。
それを今日初めて使った次第。

そして、背中に貼るホカロンの方も結局、数回使ったかな、くらいなもので今のところ何とか間に合っています。

でもね、これがまたフシギなことに…。
1度、屋外のイベント(1月に行われるサンヴァンソンのお祭り(ワインのお祭り))にクラスの皆で参加する際、
今日こそ、このホカロンは、絶対の必需品!と、
こんな便利なものを知らない皆様がたに商品価値を試させてあげましょ。と3個ばかり持って行ったことがあります。

ところがですね…。
お祭りの行われる村に行くバスの中で、私が
これこれこういうものだけど、誰かためしてみたいひといなぁい?と聞いたら、何と返事なし。
ええっ?何故?(私はせめてアフリカ人とかがすぐに手を出すと思ったのに、それもなし。)

暖かいのよ、これ。ほんと!
あると、寒さの中、ホントありがたいんだから。
という私の言葉に、押されて、一人のフランス人女性と、スペイン人女性、セイシェル人男性が恐る恐る受け取りました。

これはね、肌に直接貼ってはいけないの…云々。
説明して、まずはスペイン人の女性の腰に貼ってあげました。
続いて、フランス人の女性に。
セイシェル人の男性は、今はいいや、とポケットの中にしまっていました。

暫くして、バスの中。
スペイン人の彼女は、気持ちがよくなくなったらしく、ずっと静かにしておりました。
ははぁ~、ゴメンナサイ。

慣れないもの、というのは、どんなにいいものでも駄目なんでしょうねぇ。
それに。
きっと、日本人以外は、そんなもの必要にできてないのでしょう。

必要だから開発する、必要と思わないから開発しない、使わない。。。
モノなんてそうなんでしょうね、もともと。

だから、コンビニなんて(あんなに便利なのに!!!)
この国では発達しないんだろうなぁ。なんて納得した私でした。
とにかく。
フランス相手にホカロン輸出で一儲け、というのは考えないほうがいいです、きっと。

去年のバレンタインデーの思い出から

2005-02-16 03:45:30 | フランス(人)
今日は、学校をとうとう丸1日休んでしまいました。

6:30の目覚ましで起きたところ、昨晩より遥かによい感じ。
でもここでぶり返したら、また暫く立ち直れないかも(大袈裟?)と思って、
薬をもう1服飲み、即効ベッドに潜りなおしました。

…薬のせいか、その後も只管昏々と眠り続け、
途中、何度かトイレに行ったり、水を飲んだりしたものの、いつのまにか夕方。

なんとなく正気に戻ったような気がして、やおらちょっと起きてみることにしました。
外は曇り、時々雪が散らついている…。
今日は、夜のお稽古は当然のことながらお休みしないといけないし。

ネットでニュースでもチェックしようかと、繋いだついでに、自分のブログに立ち寄り、
優しいコメントを発見!
とても勇気づけられて、夕飯の支度をし始めたところです。
ブログを始めていてよかった…どうもありがとうございます!!!

で。今日はずっと寝ていたので、あまりネタがないのですが。
昨日、ベッドに横になりながら、そういえば、昨年もバレンタインデー情けなかったんだなぁということを思い出したのでした。
1日、遅い(日本時間だと2日?)けど、今日はその話題で。

日本のバレンタインデーは、専ら女性から男性への告白の日として、
また贈り物はチョコレート、と、商業ベースに乗せられた形が定着していますよね。

でも、こちらはそんな限定?は全くなし。
好きな人同士が愛を確かめる日、ということで、
男性から女性に、も当たり前にプレゼント。
更に、贈り物はチョコレートに限らず、何でもありなんですね。
バレンタインデーを口実に贈り物をあげる日、みたいな感じです、どっちかっていうと。
それに+して、外でご飯を食べる、みたいなことも多い気がします。

というわけで。
去年も、当日までバレンタインデーのことをすっかり忘れていて
(何しろこちらに来て以来、彼なんていないので…)その日に痛い目にあったのでした。

語学学校で知り合った日本人の大学生、女の子と一緒に久しぶりにご飯をすることにしてたんです。
8:00に待ち合わせ、二人だから、とたかをくくっていたのが大間違い。

こんな小さな街でも、それなりにレストランの数はある筈なのに。
それなのに…
どこのお店にも断られる。
つまり。皆予約でいっぱい、なんです。
ありえない!!!
しかも、お店に寄っては、バレンタインのセットしかなく、結構この街にしては高い値段が設定されている…。

どこでもいいから入れれば、という状況になるくらい歩き回りました。
30軒は優に断られたでしょう…。
寒い中、お腹はすくし、そんなことを考えなかった自分にも腹が立ち、途方にくれていたのでした。

で。漸く、予約以外のお客様に幾つかのテーブルも取ってあったレストランをみつけ、
あんまり食指は動かなかったけど、お願いします!と入ったのでした。

席に着こうと、テーブルセッティングを見てちょっと引きました
というのが、テーブルの上は既にハートだらけ。
紙ナプキンはハート模様だし、ろうそくもしかり。
テーブルのお皿の下には、金色のラメみたいな小さなハートがばらまかれているし。

ま。でも、とりあえず食べられるからいっか。
と、何も考えずにオーダーし、話に夢中になっていたところ。
ふとした沈黙の中に、怖い考えが浮かんできました。

ひょっとして、周りの皆は私たち二人がレズだと思っているのではないか、と。
…お店の人も、そんな感じでみているような気がする。。。
考えすぎなのかもしれませんが、何だかいきなり居心地が悪くなりました。

こちらは、本当に同性愛者が多いんですよね。
そのことに対して、私は何も言う気はありません。
やっぱり、自然な感情で好きなった人を好きというのは当たり前ですからね。
…とにかく、日本に比べて進んでいる?フランスなので、
こんな小さな街にだって、ホモが集まるバーが幾つもありますし、
レズが集まるバーもちゃぁんとあります。(レズバーは行ったことありません…)

ただ、私自身は所謂「好き」という感情を抱くのは男の人しか考えられない人間なので、
自分のことを、レズとか、にはあまり思われたくないなぁというのが正直なところで。

なのに。ですね。
フランスというのは、フシギなところでありまして。
…つきあう、というのがとても簡単に始まる?みたいな気がします。
(とっても主観的な意見かもしれませんが。)

というわけで、実は、ですね。
こちらに来て、半年、彼氏ができてなかっただけで(と私は結論しています)、
私は二人のフランス人男性から(勿論別々な機会に)、
マジに「君はレズなの?」と聞かれたことがあります。
冗談でしょ!
…そんなオーラは私にはでてない筈。
と最初聞かれたときは呆然としましたが。(2度目はちょっと悲しくなりました…)

更にはこういう会話も。
「どうして彼氏作らないの?日本に置いてきたの?」
「ううん、別れて来た…それに別にいいの、今全然欲しくないもん」
(今の私には勉強だけ!…うそうそ。フランス文化(食べる・飲む)で十二分!)
「でもさ。折角フランスに来たんだから、それを利用するべきだよ!」

…これはどういう意味なんでしょうね。
男遊び?をしたからといって、帰国しても日本人の友達には分からないよ。
という意味なんでしょうか。
未だに意味は取りかねていますが。
少なくとも、フランスにいることを「わざわざ利用」して彼氏を作る気にはなりません、ハイ。

と、病気にしては、かなり挑戦的な話題になってしまいましたが。
…この話の続きは、また後日まとめて書きたいと思っています。

もう、だいぶ元気そうでしょ?
お騒がせしました。
今から、煮込みうどんで、日本酒をちょこっと舐めて、もう1服薬を飲んで、また朝まで寝込むことにします。

すみません、情けなし…

2005-02-15 02:53:17 | その他いろいろ
昨夕、急に寒気に襲われて。
夕飯を軽く済ませて一眠り、のつもりが朝まで寝こけましたが…。

なんと、目が覚めると風邪(流感?)3度目のぶり返しの気配。
長く生きてきましたが?、生まれてこのかたこんなシンドイ風邪ひいたの初めて。
苦しんでおります。。。朦朧。。。

必死の思いで授業には行って、たった今帰ってきましたが。
流石食欲の塊の私も、夕飯さえ作る気力なし…。
とりあえず、薬を飲んで寝てみます、
明朝8:00からの授業、だめかも。。。

世の中はバレンタインデーといって、愛が飛び交っているのに。
彼がいないだけでなく。
異国で、ひとりぽっちで。
近くには家族もいなくて…
愛がゼロ。うぇ~ん、悲しすぎる。

ちょっと愚痴ってみました。
この後にきっといいことがあると信じて。
おやすみなさい。

やっぱり彼らは強い。。。

2005-02-13 22:19:21 | フランス(人)
昨晩帰ってきて、書こうと思っていたのに、またパソコンの調子が悪くて駄目でした。
早くもらったパソコンに乗り換えたいのですが、OSもはいってないので…。
(誤って、通販でバージョンアップ版のウィンドウズを買ってしまいました。
パリのフナックでも、ず~っと品切れ状態なんだそうです。
でも、来週入ると言われましたが…。予約は受け付けてもらえず。
今度パリに出て行くときまで、果たして残っているんだろうかとちょっと心配です。)

昨晩は、M子さんの家、というか彼のアパートに食事に招ばれて来ました。
(どうでもいいことですが。以前、書いたM子さんの歳、間違えていました。
28歳。彼は16違いの44歳、モロッコ人)
彼とは、初めてお会いしたのですが、とても楽しい心遣いの優しい人で、
二人の仲良しさがとても微笑ましかったです。

モロッコ人だからモロッコ料理、というわけではないのですが、
私が昨夏、モロッコに旅行に行ったのに、現地で胃痙攣に陥り、モロッコ料理が食べられなかった!
と悔しがっているというのを知ったので、モロッコ料理を振舞ってくれたのでした。
それが、この写真。
大きく写さなかったので、よくわからないかもしれませんが、
メインは、ケフタという牛のひき肉団子みたいなものです。
それをトマトベースのよく煮込んだスープとともに食べるのですが。
とても美味しかった!

モロッコは、殆どの人がイスラム教徒なので、本来ならアルコールなし、の筈なのですが。
そこは外国暮らし。
(厳格に守っている人も多いですけどね…)
私につきあって?、アペリティフにポルト(白)で始まり、
その後はブルゴーニュの赤ワインを2本用意してくれていたのでした。

そう。モロッコ。で話が飛びます。
去年の7月、私は、夏休みでパリに来た日本の友達と行って来たのでした。
贅沢そうでしょ?
いえいえ、すっごく安いのです、フランスから行くと。
何しろ、7泊8日で200ユーロちょっと!
しかもホテルは四つ星のクラブ系ホテル。
つまり、朝・夕飯つき、なんです!
これを見たとき、貧乏学生と雖も、行くっきゃない。と私は思ったのでした、ハイ。
(但し、インターネットのみの受付、且つフランス在住でないと申し込めません。
というわけで、そのツアーには、見る限りフランス人しかいませんでした。)

でも。
暑すぎました、日本人の私には。
というか、日本の友達が来る前、両親がパリに来ていたのにつきあったり、
またその日本の友達が、いい子なんですが、自分で何もあまりしない子なので、
いろいろ気づかれしてた、ということもあって、
モロッコに着いて2日目に、5年ぶりくらいに胃痙攣に陥り…。

そんなこんなで、すっかり体力が消耗していたせいもあるのかもしれませんが。
日中気温が40度、町を歩きながら友達と会話をするのも億劫。
口が半開きになって、暑さにうだった犬のような自分だなぁと思いながら、
ひたすら冷房のあるマクドナルドに入ることだけが救いだった、みたいな。

いくら安くたって、夏に行くもんじゃありませんね!
としみじみ反省しました。
が、フランス人、彼らは強い!
その炎天下のなか、ホテルの屋外プールでアクアビクス、ならまだ許せる。
芝生の上で、エアロビクス、ミニゴルフ、サッカー!!!!!
考えられん!見ただけで卒倒しそうでした…。

TGV(最速列車?=フランス新幹線)雑感

2005-02-12 06:49:05 | その他いろいろ
…今日、諸事情で、田舎のうさたろうは、
急遽、日帰りでパリさ行って来ました、だ。

(朝6時過ぎに家を出て、戻ってきたのは夜の10時。
思ったより疲れました…。というのは、パリ日帰り、初経験なんです。
ま、日本だと東京ー大阪、日帰り出張なんて当たり前だった筈。
仕事じゃなくなると自分に甘くなるのかなぁ…。)

ということで、電車に乗ったので、TGVの話題を。

TGVはよく日本の新幹線と比較されます。
まぁ、大雑把に言えば、似たようなもの。かもしれませんが。

違う点は…
まず。
料金が、ちょっと安い。
というか日本の新幹線(交通費)高すぎ!
…私の個人的感覚では、距離に比して半額、とまではいきませんが、
6割くらいの料金のような気がします。
それに。
各種割引がすばらしい。

特に、「最後の瞬間切符?」というのがあって、
毎週火曜日に、それからの1週間分で、あまり売れてない路線を半額以下で売り出すのです。
たまたま行きたいところがそうだったら、もう本当にお得!。


それに学生割引、シニア割引は勿論のこと、26歳以上60歳未満の
本当なら何の恩恵にも浴せ無いような人にも、
年間いくらか払えば、全ての列車が25%割引になるようなシステムもあるし。

…因みに私は、車を持ってないし、田舎だし。
それに何と言っても、折角のフランス滞在を満喫するべく、
贅沢にも1年間フランス国中の列車が半額になるパスを買っています。
(結構高いです。だからセッセと旅行してます。
フランス国中でなく、出発先と行き先が決まったパスもあり、そっちのほうが割安です。)

そして。
第二に違う点は…。
一応、フランス人?はTGVはしっかりした運行をしている、と認めているらしいのですが。
日本人の私としては、全然そんなことない。
すぐ遅れる。
本当です。
(今日も私の乗ったTGVは20分遅れました。…たまに3分くらい早く着くこともありますが。)
ストも結構やるので、急に乗るつもりの列車がなくなったりして、大困りになることもあります。
…日本の新幹線なんて、余程のことがない限り遅れないのに、ね。

私の感覚だと、贔屓目に見て、30%くらいの割合で、時間が多かれ少なかれずれる気がします。
…去年の夏、アヌシーという観光地に行った私は、帰りのTGVが故障で動かず。
普通列車での乗換駅が分からず、降り損ねた結果、
夜の無人駅に取り残され、泣きそうになったこともあります。

3点目。
フランス人のほうが体が絶対大きいのに、その割りに通路が狭い!
座席間も狭い、です。
…フランス人は、でもそんなことあまり気にしないので、ガンガンぶつかって通ります。
人との距離感が、日本人と違うんですよね~。。。
(これも一度書きたい話題の1つ。)

ま、でも良い点は、ワンちゃんや猫ちゃんが大人しく、
飼い主と一緒に乗っていたり…ということですか。

あ。それで思い出しました。
TGVで驚いたことの1つ。
…丁度お昼時に乗っていたときのこと。
(因みに、車内販売はありません、
でもカフェテリア(大したものは無い)は一応連結されています。)

こちらでは、日本でいうお弁当の代わりは、サンドゥィッチと相場が決まっています。
駅の売店でも売ってますし、おにぎりのように、アルミホイルに包んで自宅から持参派も多いです。

あ、でもサンドゥィッチ。
くれぐれも、日本のそれを思い浮かべないでくださいね。
パンは必ずといっていいほど、バゲットです。
それを縦に半分に切り、バターを薄く塗って、ハードチーズとハムを挟んだもの。が定番です。
(バゲット半分が一人分の量です。切れ目なんてないです。
最初見たときたまげましたが。
今は、私も平気でペロリと食べられます…)

どんなお年寄り夫妻でも、そんなものを12時過ぎになると
バッグから取り出して、それを黙々と食べています。
飲み物は水。
(アルコールなんて飲んでいる人は全くいません、これも違う点ですよね。)
…歯が丈夫なんだろうな、といつも感心します。

で。前置きがだいぶ長くなったのですが。
何に驚いたって、あるとき、隣に座っていた、小さい子供連れのお母さんがだしたお弁当もまさにそれ。
3歳くらいの子供に、ですよ。
半分のバゲットのサンドゥィッチと水を渡していたのでした…子供は当たり前のように受け取り、
それを不器用にあけ、舐めるようにして、時間はかかりましたが、全部食べ終わりましたとさ。

日本だったら、子供には細心の注意。
子供用の、柔らかい、子供が喜びそうなものをあげますよね。

…そんな配慮は全くしない。
子供も、大人と一緒。気に入らなければ食べなければいい。
それを垣い間みた気がしました。

私に言わせると、日本は過保護に育てすぎているんだろうな、って。
こうして小さい頃から、バゲットを噛むことに慣れていれば、
顎も発達するだろうし、歯も丈夫に育つ、と思うのは考えすぎでしょうか。