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45歳、ブスだけど、27歳の彼氏に会いにロシアに行ってみた (7)

2014-02-04 20:22:08 | ロシア関連
早速ですが、「45歳、ブスだけど、27歳の彼氏に会いにロシアに行ってみた (6)」の続きを。

書き忘れていましたが、1月24日朝のサンクトペテルブルクの天気は雪。とは言っても、曇り空の下、小雪がちらついているだけ。気温は恐らくマイナス10度前後。傘を差している人は誰もおらず、みな帽子やコートのフードで凌いていました。私はジーパンの下に厚手のタイツを穿くつもりだったのですが、穿き忘れてしまい、結局下は普通のジーパン1枚。それでもたいして寒くはなく、歩いているうちにタイツを穿き忘れたことそのものを忘れてしまっていました。ニット帽も持ってきていたのですが、コートのフードで十分。なんならフードがなくても大丈夫なくらいでしたが、フードも帽子もかぶっていないと逆に目立ってしまうので、あえてフードをかぶっていました。

実は前の晩、「外は寒すぎて道を歩いている人はそんなにいないかも」なんて思っていたのですが、いやー、サンクトペテルブルクのみなさんは元気に歩いていました。しかもそれほど着膨れしていません。毛皮率も予想していたほど高くなく、若い女性のほとんどはウエストをベルトで締めるタイプのダウンコートですっきりしたシルエット。若い男性はコートよりジャンパー姿が目立ちました。だからこそ足の長さが際立っていたのも事実。日本人とはあまりに違いすぎる体型。「こんなに足が長いとかえって日常生活に支障をきたすんじゃないかしら?」と心配になったくらいです。逆にロシアの方々が日本に来たら「日本人はこんなに足が短いのにどうやって日常生活を送っているんだ?」と思うかもしれませんw

道すがら両替したり、写真を撮ったりしていたので、予定よりもさらに時間をロスしてしまい、エルミタージュ美術館の向かいにある宮殿広場に到着したのは10時45分ごろ。ここもハンパない広さです。



除雪車に引かれそうになりながらも、宮殿広場で写真を何枚か撮り、いよいよエルミタージュ美術館へ。



英語の表示にしたがい、中庭を抜けてチケット窓口に向かいます。事前にネット予約した際、バウチャーがメールの添付ファイルで送られてきたので、それを印刷したものとパスポートを窓口に提出。当日券に引き換えてもらい、入場しようとすると女性の係員に呼び止められました。コートは置いていかなければならないとのことで、地下のだだっぴろいクロークで係りの女性にコートとダウンジャケットを預けました。マフラーもお願いつもりだったのですが、なぜか女性が受け取ってくれず、仕方ないので手で持つことに。でも、時間が経つにつれて室内が寒く感じるようになり、このマフラーをショールがわりに使うことができたので、かえって良かったです。

というわけで、いよいよエルミタージュの探検に出発。美術については完全にど素人なので、「地球の歩き方」に掲載されていた順番で見学しました。中に展示されているのは、ど素人の私でも知っている名作の数々。すごいとしか言いようがありませんでした。ネットでチケットを購入すると、撮影許可(ただしフラッシュはNG)の料金も含まれるので、窓口でもらうカメラのマークのシールを服に貼っておく必要があります。もちろん私も何枚か撮りましたが、いかんせん撮影のセンスがまったくなく、オリジナルの美しさをまったく表現できず…。それでも何枚かご紹介させていただくと…

エルミタージュで一番印象に残った画。アンソニー・ヴァン・ダイクの「家族の肖像」。父親の目力がハンパなく、パッとこの画を見た時、本当に自分が見つめられているような気がして、思わず声を上げそうになりました。



あと、フランス・スナイデルスの「魚市場」。魚やカニだけでなく、アシカ(オットセイ? アザラシ?)がいたり、魚を狙っている猫まで描かれていて、ほほえましい(生々しい!?)なぁと。



私が一番ツボったのは、「騎士の間」。文字通り、当時の騎士がつけた甲冑はもちろん、武器も素晴らしい保存状態で展示されています。想像力の豊かな方なら、あっという間に当時の世界にタイムスリップできるのではw





エルミタージュ美術館でわかりにくいのが、3階へ上がる道順。英語があまり話せない学芸員さんでも質問するとちゃんと答えてくれます。ただし、学芸員さんにとっては3階ではなく2階なので、"Second floor" と言われます。3階もセザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャンやピカソなどの素晴らしい作品がありますので、時間がある方はぜひ見学していただきたいと思います。あと、エルミタージュはトイレやカフェが1階にしかないのが厄介なところ。私は3時間以上滞在しましたが、トイレにはエルミタージュを去る直前に行っただけ、昼食を摂るつもりだったカフェにも行けずじまいした。というわけで、預けたコートをクロークで受け取り、14時15分ごろ、エルミタージュを出ました。



来た時には曇っていた空がすっかり晴れ上がり、気温も上がって気分も上々。でも、お腹は死ぬほどすいていました。Aに今どこにいるのか、お昼ご飯をどうするのか聞くためにSMSメッセージを送り、ネフスキー大通り沿いをホテルに向かって歩き始めました。サブウェイを見つけたので、「Aから返事がないけど、ここでお昼にしよう」と思い、入店。2時半を過ぎているにもかかわらず、客席はかなり混んでいて、サンドイッチを注文する人も長蛇の列。「どのサンドイッチにしよう? そもそも英語通じるかしら?」などと考えていると、AからSMSメッセージが。ロシア語がほとんど読めない私は、いったんお店の外に出て、スマホの「設定」→「(無線とネットワーク)その他」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」にチェックを入れ、ネットに接続し、マイクロソフトトランスレーターでAのメッセージを英語に翻訳。「今ホテルに戻ってきたばかり。ケーキとヨーグルトを買ってきたので一緒に食べない?」とのことで、速攻「ありがとう。あと20分でホテルに戻ります」と英語でお返事(もちろんAはそれを自分のガラケー上でロシア語に訳すわけです)。サブウェイのサンドイッチはおあずけになってしまったわけですが、その後ロシア滞在中にサブウェイに行く機会は一度もなく、サンドイッチは食べずじまい。これも実はちょっと後悔しています。

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後ほど。
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