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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (2)

2013-11-21 19:57:37 | 音楽!
早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

ステージに登場したポールに一斉に携帯カメラを向ける観客たち。ちなみに、残念ながら、私の座席からステージの彼を見るのはほぼ不可能でしたので、これから書くことは基本的にスクリーン上で観たことです。

まさに何かいいことが始まりそうなイントロで始まった1曲目は Eight Days a Week。ビートルズに夢中だった中学生の頃、何度カセットテープに合わせて歌ったかわからないこの曲をポールの生声に合わせて一緒に歌えるなんて感激としか言いようがありません。ポールは淡いビンク色のシャツに普通の71歳のおじいさんにはとても穿きこなせなさそうな黒い細身のパンツ。その上には黒い細身のコート。コートのシルエットがなんとなく Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band のジャケットで着ているコートに似ている気がしたのは私だけ? 手にはもちろんカール・へフナーのベース。

2曲目は Save Us。この曲、実はこのライブで初めて聴いたことはここだけの秘密です。ポールの左手にはキラリと光る指輪。それだけでなんとなく「ポール、きっと幸せなんだろうなぁ」と私まで幸せな気分に。Save Us が終わると明るい光に包まれるステージ上。ポールは「コンバンワ、トウキョウ! タダイマー!」といきなり日本語で挨拶。一気にテンションが上がるお客さんたち。

客席が完全に温まった中始まった3曲目は All My Loving。もちろん私もポールに合わせて一緒に歌いましたが、少し冷静さを取り戻し、他のメンバーにも目を向ける余裕が出てきました。ドラムは黒人のお兄さん、リードギターは白人で短めの黒髪のお兄さん、もう一人のギターで時々ベースも弾いていたのはちょっと長めの金髪のお兄さん、そして髪の毛が薄めのキーボードのお兄さん。意外に少人数な構成でした。

All My Loving が終わると、ポールは "All right" と小さな声でつぶやき、「Thank you! アリガトウ!」と客席に向かって挨拶。「Okay. コンバンモ ニホンゴデ ガンバリマス。デモ エイゴノホウガ トクイデス。」と軽くボケるポール。どんだけチャーミングな人やねん!

軽いボケで観客の心を鷲掴みにした後に始まった4曲目は Jet。「ジェット!」で拳を高く上げるお客さんたち。いやー、この中の一人になれたことが本当に幸せでした。ステージ中央の大きなスクリーンにはスピード感のある雲(空)の映像。曲が終わるとポールはベースを片手で逆さに持ち上げ、お客さんにスマイル。スタッフさんから渡された赤地に派手な模様が書かれたエレキギターに楽器交換。

「Thank you! アリガトウ! Great to be back in Japan. Great to be back in Tokyo!」とポール。この言葉に私は歓声を上げたのですが、なぜか私の周りは静か。Great to be back in Tokyo!が皮肉に聞こえたんですかね? ポールとしては素直に東京にまた来れたことを喜んでいるだけじゃないかと思ったのですが…。

5曲目は Let Me Roll It。いつの間にかポールは黒いコートを脱いでいて、ピンクのシャツの前立ての部分が薄いグレーになっていることに気がつきました。何ておしゃれ! 曲の途中では少しだけギターソロも披露。後ろを向いた時、後頭部もがっつりスクリーンに映し出されたのですが、ハゲてない! こんなにステキな71歳、そんなにいないですよ、奥さん!

曲が終わるとギターを高く上げて観客の歓声に応えるポール。今度は黄色っぽいギターにチェンジ。「Thank you! アリガトウ、ドウモアリガトウ!」と挨拶すると、今度は得意な(笑)英語でMC。正しく聞き取れているか自信がないのですが、こう言っていたのではないかと。"この曲の終盤はジミ・ヘンドリックスへのトリビュートだったんだ。I'm playing the guitar 60 (ギターの製品名?). If you don't understand me, you don't understand Japanese. Is it working?" 残念ながら客席からは微妙な反応。私は曲の終盤、曲調が変わって「あれ?」と思ってましたけどねw

6曲目はおなじみ Paperback Writer。舞台中央のスクリーンにはペーパーバックの表紙らしき映像。ギターを弾くポールが本当にかっこいい。曲の終盤、黒髪のリードギターのお兄さんがアイボリー色のギターを裏返しにして観客にアピール。そこに書いてあったのは ARIGATO というアルファベット。歓声を上げる客席。曲が終わり、手を振って挨拶するポール。

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (1)

2013-11-20 23:59:59 | 音楽!
いやー、行ってきましたよ、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)! もう最高でした!あれ以上に素晴らしいライブってありえないんじゃないかと。だってライブ中に「このまま死んでもいい!」って思ったくらいですもん。というわけで早速ライブのレポを。あ、今回のレポもすべて私のメモを元に書いていますので、見間違いや勘違い、記憶違いが少なからずあると思います。あらかじめご了承ください。

会場の東京ドームに私が到着したのは確か18時半過ぎ。各ゲートは入場待ちのお客さんで長蛇の列。私は11ゲートだったのですが、もちろんここもすごい行列。でも「もうすぐポールに会える!」と思えば待ち時間も何のその。実際10分ちょっとくらいで入場できました。東京ドームでのライブは2008年11月18日のビリー・ジョエルの "In Concert" 以来5年ぶり。ビリー・ジョエルのライブではスタンド席でしたが、今回はアリーナ! とは言っても私の席は舞台に向かって一番左端のB1ブロック。ステージはほとんど見えないだろうなぁとちょっとがっかりしながら着席。ちなみに私の席からステージを見るとこんな感じでした。



席でスマホをいじっていると会場内で結構なボリュームで音楽が流れ始めました。時間は18時50分。曲はビートルズの Besame Mucho。ボーカルはポール。会場内にある4つの縦長スクリーンにはポールの子供の頃の数々の写真(モノクロ)がフィルムのように上から下へ流れていました。スクリーンの中のポールはどんどん成長し、いつの間にか曲はビートルズの Money (That's What I Want)にチェンジ。まさかボーカルがジョンの曲をこのタイミングで聴くことになるとは思ってもいませんでした。白黒写真が中心だったスクリーンにはカラー写真や絵、動画もちらほら。曲はビートルズの I Wanna Be Your Man に。オリジナルはリンゴがボーカルですが、これはインストゥルメンタル。次の曲は Twist And Shout Disco Mix。でも、その前にもう1曲あったかもしれません。お次は エスター・フィリップスによる And I Love Her のカバーで And I Love Him。スクリーンにはポールだけでなく、彼と交流のあるアーティストの写真も映し出されていました。続いて Octopus Garden。でもこれもボーカルはリンゴのバージョンではなく、「ひょっとして何かの事情でリンゴがボーカルの歌は使えない?」と勘ぐってしまいました。

私の席の周りは6:4で男性の方が多かったように思います。年齢層は40代、50代に見受けられる方が多かったですが、もちろんそれより上の人も下の人もたくさんいました。場内に流れる曲はポール・マッカートニー&ウイングスの Let 'Em In。そしてポールの No More Lonely Nights、続いて With A Little Luck、Goodnight Tonight。そして Silly Love Song では終盤がディスコ調に。それが合図なのか、19時18分、ざわつき始める場内。お客さんは徐々に立ち上がり、やがて総立ち状態に。もちろん私も立ち上がり、ステージを見るのですが、何も見えません。19時19分、突然暗くなる場内。観客からは歓声が。19時20分、ステージにだけ照明が照らされ、ポール登場!

ってライブが始まるまでしか書いていませんが、今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

Todd Rundgren's Official State Visit to Billboard Live Tokyo (3)

2013-08-27 22:42:28 | 音楽!
早速ですが、「Todd Rundgren's Official State Visit to Billboard Live Tokyo (2)」の続きを。

海の音とカモメの鳴き声で始まった11曲目は No World Order。トッドは "It's so hot, so let's take it to a little beach." とこのライブで初のMC(いや、MCではなく、歌の演出だったのかもしれません)。「やっとしゃべってくれた!」と私のテンションは急上昇! それにしてもこの曲でのトッドのパフォーマンスには完全にやられました。60代でこんなに手を抜かないアーティストっているのかと思うほど。ビルボードのような小さなハコで歌ってもらっているのを申し訳なく思いました。

曲の間奏でトッドは「熱くなってきたぞ!座ってる人も椅子のそばで踊って!」(もちろん英語で)とお客さんに呼びかけたものの、着席したお客さんのほとんどは座ったまま。そういう私も踊りたかったのですが、周りがみんな座っている中で一人立ち上がることはできず…orz。

12曲目は Party Liquor。トッドは両手をあげて何度もジャンプ。これだけトッドが盛り上げようとしているのに、客席全体のノリが悪いことをトッドに対して本当に申し訳なく思いました。

続いて13曲目の Worldwide Epiphany。この曲も初めて聴きましたが、非常に素晴らしかったです。歌詞に Tokyo が使われていて、テンション上がりました。トッドは Come on, come on! と叫んでいるのに、相変わらずノリの悪いお客さん…。

14曲目は雨の音で始まった Sir Reality。後ろを向いて汗を拭いてから、ギターを持つトッド。そしてギターソロ。この曲で珍しくはワンコーラスきっちり歌ってからギターを置いていました。間奏ではまるで家来のようにうやうやしく頭を下げるトッド。そして、8時15分、曲が終わり、一礼して舞台を去るトッド。他のメンバーも彼を追うように舞台から消えました。

「えーっ、もう終わり???」と思ったのですが、次のステージのことを考えると恐らく適切な時間なんだろうなと。もちろん客席からはアンコールの拍手。間もなく、キーボードからイントロが流れ、トッドがステージに。残りのミュージシャンが戻ってこないまま、トッドが歌い始めると、聴いたことのある歌詞! Can We Still Be Friends やん!「おぉ、アンコールは懐かしい曲を歌ってくれるのね!」とテンション再び急上昇! それにしてもアレンジが違いすぎてて同じアーティストの曲とは思えないほど。後でググってみると Disco Version とのこと。確かにめっちゃダンサブルでしたわ。トッドはステップを踏んだり、iPadで即興の効果音を入れたり、楽しそう。

アンコール2曲目は I Saw the Light。これももちろんディスコ風。歌いながらお客さんに手を振る無邪気なトッド。続いて待ってました、ディスコバージョンの Hello, It's Me。軽くステップを踏むトッド。そんなトッドを見ながら、「あー、この曲で最後だろうなぁ」とちょっと悲しくなった私。案の定、曲が終わると "Thank you, Tokyo!" と一礼するトッド。そして20時25分、大きな拍手の中、彼はステージを去って行きました。

本当に素晴らしいライブでしたが、何度も書いているとおり、トッドとお客さんの温度差がありすぎたのが残念でした。あと、私が一番聴きたかった A Dream Goes On Forever を演奏してくれなかったのもちょっとがっかり…。でも、あれだけ元気なトッドならきっとまた日本に来てくれると思うので、次のライブで昔の曲をたくさん歌ってくれるのを期待したいと思います。最後に今回のセットリストをつけておきますね。

1. Imagination
2. Truth
3. Smoke
4. Collide-A-Scope
5. Secret Society
6. Angry Bird
7. Future
8. Serious
9. Ping Me
10. Prime Time
11. No World Order
12. Party Liquor
13. Worldwide Epiphany
14. Sir Reality

アンコール
1. Can We Still Be Friends
2. I Saw the Light
3. Hello, It's Me

Todd Rundgren's Official State Visit to Billboard Live Tokyo (2)

2013-08-26 21:29:35 | 音楽!
早速ですが、「Todd Rundgren's Official State Visit to Billboard Live Tokyo (1)」の続きを。

イントロでトッドがギターを持った5曲目は Secret Society。トッド・ラングレンのソロが終わって歌を聴いていたら今までの歌い方と全然違うことに気がつきました。低くて野太い声。ふとステージ前のお客さんを見るとゴーグルをつけている女性が。「すごい、気合の入り方が違う!」と唸ってしまいました。再びトッドのギターソロ。自分のパートが終わると、ギターを置いて軽いステップでステージ上で踊るトッド。次の曲のキューももちろん自分で出していました。

6曲目 Angry Bird の冒頭、手を高く上げ、お客さんにも手拍子を求めるトッド。今度は非常に聴き取りにくい声。彼が手を大きく広げて歌っている時、その手の大きさに初めて気がつきました。歌詞の "look out" に合わせ、天を見上げるトッドとギタリスト。今度はそのギターを銃のように構え、客席に向かって撃つ真似。一方トッドは激しくダンス。曲が終わると照明が落ち、ステージは真っ暗に。

7曲目 Future のイントロが始まる中、水を飲むトッド。しばらく歌い、間奏で再び水分補給。ふと客席を眺めると、外国人のお客さんがとても少ないことに気がつきました。今まで見たビルボードライブは外国人のお客さんがたくさんいるというイメージでしたが、こんなに少ないのは私にとっては初めてかも。ステージに視線を戻すと、"Future!" と叫びながら、両手を上げるトッド。彼の動きに合わせて一緒に両手をあげるステージ前のお客さん。トッドが人差し指を立てて陸上のウサイン・ボルト選手風にポーズを取ると、同じくボルトになりきる、ノリのいいステージ前のお客さんたち。

激しいギターのイントロで始まった8曲目は Serious。この曲でもトッドは歌い方を少し変え、間奏では力強くステップ。ギターもイコライザーを使ってか、かなり変わった音。トッドは身ぶり手ぶりでお客さんに手拍子の強さを指示。小さな手拍子から大きくクレッシェンドしていく様子は迫力がありました。

9曲目が始まる前、ステージ前のスタンディングのお客さんの中に白いシャツに黒いパンツのシンプルな服装の白人のかっこいい人物を発見。肩よりも少し長い髪を後ろで一つくくりにしていて、男性なのか女性なのか判断できず…orz。ちなみに9曲目は Ping Me。トッドが時々ファルセットで歌うのが印象的。歌い終わるとマイクよりも少し後ろで横を向き、サングラスをはずして、顔を拭くトッド。残念ながらまたサングラスをかけたので、素顔は見られず残念。

10曲目は The Tubes のカバーで Prime Time。この曲で驚いたのはトッドの声量。 御歳65歳というのが本当に信じられませんでした。この曲、初めて聴いたのですが、途中でラップのような歌い方になるところとか、かなり私好み。気がつくと、ステージ前のお客さんの数がだいぶ増えていました。

今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。

Todd Rundgren's Official State Visit to Billboard Live Tokyo (1)

2013-08-23 23:34:54 | 音楽!
いやー、昨日行ってきましたよ、トッド・ラングレンのライブ! ビルボードライブ東京で19時スタートの公演です。私の座席はもちろんいつものカジュアルシート。18時52分に着席。舞台後ろのカーテンはまだ開いていて、ステージの前にはスタンディングのお客さんが20人弱くらいいました。

19時、舞台後ろのカーテンが閉まり、客席からパラパラと拍手。まず聞こえてきたのはキーボードの音。そして頭にヘッドフォンとゴーグルをつけ、その上サングラスまでかけた(ツッコミどころ満載の)ギターの男性が登場。ドラムの男性はゴーグルがサングラス代わり!? そして19時1分にトッド・ラングレンが舞台に! えっ、たったの3人で演奏するの!?

1曲目は4月に発売されたアルバム State から Imagination。トッドは黄緑色のサイケデリックなロンTに濃い紫色のパンツを着用。靴は黒いスニーカー。もちろん顔にはゴーグル。スタンドマイクではなく、古い型(!?)の吊りマイクを使用し、激しく手を動かしたり、ステップを踏んだり。途中できれいな緑色のギターを持ち、短い間プレイしたと思ったら、ギターを置いて今度は舞台上に置いてある iPad らしきものを操作。

この1曲だけで私が勝手にイメージしていた、「ギターを弾きながら静かに歌うトッド」像を完全にぶち壊され、正直びっくりしました。65歳にもかかわらず、めちゃくちゃエネルギッシュ。まったく手を抜いていない。いや、そこらへんの若いアーティストよりよっぽど「とんがってる」! 私は彼の "I Saw the Light", "Hello, It's Me" や "A Dream Goes On Forever" などの70年代の曲が大好きで、彼が東京でライブをやると聞いてすぐにチケットを購入したのですが、今回のライブが新曲中心だということぐらいは事前に把握し、新しいアルバムもちゃんと聴いておくべきでした。猛省。

いつの間にか舞台の前のスタンディングのお客さんの人数も増え、2曲目 Truth に突入。お客さんにも手拍子を要求するかのように、両手を上げて手拍子するトッド。どうやら1曲目の終わりにゴーグルをはずしたようで、この時にはサングラスをかけていました。それにしても声が若い。っていうか、お腹は出ているけれど、足も細いし、とにかく元気。間奏ではジャンプしながらダンス。底知れないパワーを感じました。

3曲目は Smoke。この曲の途中でドラムの人が近くにいたお客さんに何かを渡しているのを目撃。あれ、何だったんだろう…。さらにはお客さんが彼をうちわであおぐ場面も。一方トッドは歌詞に合わせ、何かを求めているかのように天に向かって手を上げ、手繰り寄せるような手振り。ちなみにトッドの髪型は黒い短めのワンレン(言葉、古っ!)に頭の上の方だけ白いメッシュを入れているスタイル。あれ、白髪じゃないですよね…?

ギターとドラムのワイルドなイントロで始まった4曲目は Collide-A-Scope。暗闇の中、トッドに真っ赤なピンスポットが当てられた照明が印象的。ふとステージ前方を見ると、3つのうちわが置かれていたけれど、これはお客さんがトッドやミュージシャンをあおいであげるため…? トッドは歌詞に合わせて何かを探している仕草をしたかと思えば、今度は何かから隠れようとしている身振り。ただ歌うだけではなくて、全身全霊で一人芝居をやっているかのよう。そんなトッドを見ながら私は「すごいな。でも、この様子だと今回のライブでは "Hello, It's Me" は歌わないな」と予想していました。

とりあえず今回はこの辺で。続きは来週書かせていただくつもりです。

The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (4)

2013-04-01 17:48:46 | 音楽!
早速ですが、ビルボードライブ東京でのザ・ビーチ・ボーイズのライブ、3月27日2回目の公演のレポ「The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (3)」の続きを。

ライブはいよいよクライマックスという感じで、21曲目はみんなが大好きな California Girls。盛り上がらないわけがありません。California を Japanese と歌い替えてくれないかな、と思っていたのですが、さすがにそれはありませんでした。終盤は全員で楽器なしのアカペラを披露。いつまでもこの歌を聴いていたかったです。曲が終わると "Thank you very much!" とマイク。22曲目の Good Vibrations はクリスチャンがリード。I'm pickin up good vibrations... の低音はマイク。暗めのステージを小刻みに色を変えてフラッシュするスポットライト。スコットの高音も聴けて満足度の高い1曲でした。

23曲目は Help Me, Rhonda。あのイントロ、たまりませんわー。この歌をリードしたのはドラムのジョン。Help me Rhonda, Help, help me rhonda... のサビの部分ではマイク(ブルースだったかも)が "Come on Billboard!" とお客さんに一緒に歌うことを促し、お客さんが歌詞を知らないことを察したスコットが "The words are ..." と急遽歌詞のコーチ。最後はステージと客席で Help me Rhonda, Help, help me rhonda を大合唱し、マイクが Get her out of my heart と歌ってフィニッシュ! さらにマイクは観客にジョンを紹介。24曲目は Rock And Roll Music。リードはもちろんマイク。終盤マイクは客席に向かって指揮をするような仕草。ブルースもお客さんに手拍子を求め、客席を盛り上げました。そのブルースがリードした25曲目は Do You Wanna Dance?。1階の客席でノリノリに踊るお客さんたち。Billboard Live Tokyo は外国人のお客さんも結構多いイメージでしたが、このライブは圧倒的に日本人が多かったです。ちなみにこの曲でもスコットがかっこよくギターソロをキメていました。

イントロなしで Ba ba ba と始まった26曲目はもちろん Barbara Ann。ランデルのファルセットが心地良かったです。マイクはステージの近くにいるお客さんたちと握手。ずーっとキーボードの後ろにいたブルースが、曲の終盤、ステージの中央にやって来て、「何が始まるの!?」と思ったら、なんとマイクと二人でダンス! 男性に対してこんなことを書くのは失礼かもしれませんが、かわいさMAXでしたw 27曲目はギターのイントロでおなじみの Surfin' U.S.A.。1階のお客さんは総立ち。マイクはステージに近寄って来たお客さんの手にタッチ。いいなぁ、1階にいたお客さん。歌が終わるとマイクは "Thank you, thank you, thank you!" とお礼。時計を見ると22時48分。「うわー、あっと言う間だったけれど、もうこんな時間か!」と驚きました。

ブルースが「あと2曲やるよ」と言って始まったのは Kokomo。マイクは低音を担当、高音は彼の息子クリスチャン。曲の中盤からブルネットの女性がステージの中央に来てゆっくりとダンス。最後まで彼女が誰なのかわかりませんでしたが、歌の終わりにマイクとキスしていたのを私は見逃しませんでした。マイクの奥さんなんですかね? 最後の曲は Fun, Fun, Fun。この曲、ファルセットで ooh ooh ooh ooh ooh ooh ooh ooh と歌うパートがあるのですが、これを担当していたのはブルース。一方、マイクはサインを求めるお客さんの対応で大変そうでした。歌が終わり、再びマイクが "Thank you, thank you, thank you!" とお礼。時間は22時56分。お客さんは相変わらずステージに押しかけていましたが、キリのいいところでメンバーたちがステージの中央で肩を組み、お辞儀。お客さんに手を振りながらステージを去って行きました。

ふー、レポは以上です。本当に大満足のライブでしたが、一つだけ不満を言えば、私が大好きな Darlin' をやってくれなかったことが残念でした。でも、次に彼らが来日する時にはきっと歌ってくれると信じています! 最後に今回のセットリストをつけておきます。長い間おつきあいいただき、ありがとうございました!

1. Do It Again
2. Little Honda
3. Catch A Wave
4. Hawaii
5. Surf City
6. Surfin' Safari
7. Surfer Girl
8. Wendy
9. Don't Worry Baby
10. Little Deuce Coupe
11. 409
12. Shut Down
13. I Get Around
14. Isn't It Time
15. Getcha Back
16. God Only Knows
17. California Dreamin'
18. Sloop John B
19. Wouldn't It Be Nice
20. Dance, Dance, Dance
21. California Girls
22. Good Vibrations
23. Help Me, Rhonda
24. Rock And Roll Music
25. Do You Wanna Dance?
26. Barbara Ann
27. Surfin' U.S.A.
28. Kokomo
29. Fun, Fun, Fun

The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (3)

2013-03-30 01:47:07 | 音楽!
早速ですが、ビルボードライブ東京でのザ・ビーチ・ボーイズのライブ、3月27日2回目の公演のレポ「The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (2)」の続きを。

スローな曲が続いた後で "How about we have hot rock?" というマイクの言葉で始まった10曲目は Little Deuce Coupe。黄色い照明の中、マイクの右手は指輪だらけだと気がつきました。10曲目から11曲目の入りは再びメドレーのようにシームレス。曲はイントロなしで歌から始まる 409。この曲でスコットはかっこいいギターソロを披露。12曲目はさらにテンポがアップして、Shut Down。この曲でもスコットのギターソロを堪能。13曲目はついに来ました、I Get Around! この頃にはランデルのファルセットに私もすっかり慣れて、彼らの歌を聴きながら自分もがっつり歌う始末。もちろんこの曲もスコットのギターソロあり。客席は大いに盛り上がり、大きな拍手に包まれました。

I Get Around を歌い終わるとマイクは "What a great crowd!" とお客さんに社交辞令!? そのままマイクは "We'd like to do a new song..." と次の曲を紹介。That's Why God Made the Radio のアルバムに収録されている曲、と聞いてもピンとこなかった私でしたが、Isn't It Time と聞いて「ああ、あれか!」とやっと理解。アコースティックギターに持ち替えたスコットがまずはリードボーカルを担当。オリジナルは非常にシンプルなアレンジでしたが、このライブではいい感じにドラムの効いたロックになっていて、非常に良かったです。リードはその後ブルース、マイクにスイッチ。終盤リズムギターのお兄さんが演奏の途中で水を飲んでいて、大丈夫かと心配になりました。

15曲目の Getcha Back は、なんとついさっき水を飲んでいたお兄さんがボーカルを担当。このお兄さん、私の記憶が正しければ、ライブの最後まで名前を紹介されることがなかったのですが、ライブ後にググってみたところ、マイクの息子クリスチャン・ラブ(Christian Love)であることが判明。マイクよりはむしろカール・ウイルソンを思い出させる伸びのある素晴らしい声でした。16曲目はそのカールがオリジナルのボーカルを担当した名曲、God Only Knows。ご存知のとおりカールは他界しているので、今回のボーカルを務めたのはブルース。カールの生の声を聴ければ最高でしたが、曲の素晴らしさだけで十分泣けました。っていうか私、このライブのあまりの楽しさに、それまでにもあった泣きどころを全部忘れていたことに初めて気が付きました。

17曲目のイントロでなぜかガクッと下がる客席のテンション。ママス&パパスの名曲 California Dreamin' だったのですが、カバー曲だったのがお客さんはお気に召さなかったのでしょうか? この曲でボーカルを担当したのはドラムのジョン・カウシル(John Cowsill)。歌声もなかなか素敵。ボーカルは途中でクリスチャン、スコットにも変わり、なかなか聴きごたえがありました。初っ端から客席から歓声が上がった18曲目は Sloop John B。この曲ではブルース、スコット、マイクが次々とリード。終盤一生懸命客席を盛り上げようとするブルースがいじらしかったです。

19曲目は待ってました、Wouldn't It Be Nice! 私のメモが正しければ、序盤は全員がユニゾンで歌い、途中でランデルがリード、Maybe if we think... からマイクにチェンジ。曲の終盤の Sleep tight のところで、何かを胸で抱きしめるような仕草をしたマイクが印象的でした。20曲目は Dance, Dance, Dance。この歌ではスコットがリード。歌が終わるやいなや、ちょっと辛そうに一瞬かがんだマイク。いや、72歳で20曲ぶっとおしで歌ったらしゃがみこみたくなるのは当然だけど、もうちょっとだけ頑張って、マイク!と応援したくなったのは私だけではないはず。

ふー、とりあえず今回はこの辺で。引っ張って申し訳ありませんが、あと1回だけ書かせてください。

The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (2)

2013-03-29 10:23:02 | 音楽!
早速ですが、ビルボードライブ東京でのザ・ビーチ・ボーイズのライブ、3月27日2回目の公演のレポ「The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (1)」の続きを。

3曲目の Catch A Wave、前回のレポで書き忘れていたのですが、曲の途中でマイクがキーボードのティム・ボノーム(Tim Bonhomme)をカナダ出身、ギターで音楽監督のスコット・トッテン(Scott Totten)をなぜか鹿児島出身(!?)と紹介。Catch A Wave が終わったかと思いきや、まるでメドレーのようにシームレスに4曲目の Hawaii がスタート。リードボーカルはもちろんマイク。彼はこの時点では何の楽器も手にしていませんでした。

4曲目から5曲目への入りもスムースで Surf City がスタート。実はこの曲、初めて聴いたのですが、いくらなんでも Two girls for every boy って歌詞はめちゃくちゃでしょ!とツッコミたくなりました。6曲目の Surfin' Safari ではそれまで定位置にいたマイクがステージ上をゆっくりと歩き、スコットのギターソロの後には、マイクとスコットでくるっと回るという演出も。

怒涛のように続いた6曲が終わり、マイクが「ドウモアリガトウゴザイマス!」と挨拶。その後、ライブに来てくれてありがとう、全公演に来てくれた人もいるね、今度はスローな曲を演奏するよ、などと英語でMC。Ladies に捧げるよ、という紹介で始まったのはもちろん Surfer Girl。オリジナルはブライアンのファルセットが素晴らしいのですが、今回はもちろんランデルが担当。頭上で両手をゆっくり振るマイク。We could ride the surf together の箇所ではブルースがボーカル。ブルーの照明が幻想的でした。歌の最後にマイクが "For the ladies!" と女性客に再度アピール。

続いて始まった8曲目は Wendy。今度はピンクの照明で、マイクの右手にはタンバリン。この曲でもブルースが活躍し、曲の最後にはマイクが客席に向かってブルースを紹介。9曲目はファルセット曲(そんなジャンルないですかねw)の真髄、Don't Worry Baby。ランデルの高音を聴きながらも「やっぱりブライアンのが…」と我儘な私。この曲の終わりでマイクが観客にあらためてランデルを紹介。

ふー、今回も長くは書けませんでしたが、とりあえずこの辺で。続きはまた後ほど。

The Beach Boys at Billboard Live Tokyo (1)

2013-03-28 14:19:56 | 音楽!
突然ですが、今回の記事は「映画『クラウド アトラス』のここがおかしい、よくわからない(要注意:ネタバレしまくりです) (3)」の続きと思われた方、大変申し訳ありません! 昨日観たザ・ビーチ・ボーイズのビルボードライブ東京での公演について記憶が新鮮なうちにまとめておきたいと思い、今回はそのライブのレポを書かせていただきます。「今回は」と書きましたが、恐らく数回シリーズになると思います。「映画『クラウド アトラス』のここがおかしい、よくわからない(要注意:ネタバレしまくりです) (3)」の続きが書けるのはしばらく先になると思いますので、何とぞご了承ください。

今回私が観たのは3月27日21時30分開演の2回目の公演。会場に到着し、チケットを発券してもらって、ドリンクをオーダーするためにそのままバーにやって来たのが21時13分。ちょうどその時ステージの後ろのカーテンが閉まり、外の景色が見えなくなりました。オレンジ・ジュースをもらって、カジュアルシート4Aの自分の席に着席。21時30分、女性の声で、間もなく開演という旨のアナウンス。21時32分、スタッフと思われる男性がステージ上でギターのチェック。

そして21時34分、ドラムの男性(今考えるとこれもスタッフさんだったかも)が登場、ほどなくして客席から拍手が起こり、ミュージシャンたちがバラバラとステージに。そして始まるある曲のイントロらしき音楽。「おぉ、1曲目はこれか!」と興奮する私の目に飛び込んで来たのは観客に手を振りながら、舞台上手のキーボードに向かうブルース・ジョンストン(Bruce Johnston)。頭には黒い野球帽。さらに大きな拍手の中、登場したのはマイク・ラブ(Mike Love)。鮮やかなエメラルド・グリーンの柄もののシャツに黒いパンツ、そして彼の頭にも野球帽が。「あれ、アル・ジャーディンは?」と思ったのですが、今回のライブには参加しておらず、残念! 切れの良いところでちゃんとしたイントロになった1曲目は Do It Again! 客席は一気に盛り上がり、私もノリながら歌詞を口ずさみました。リード・ボーカルのマイクは大きく動いたりはしないものの、歌いながら手でお客さんにアピール。それにしても声が若い。72歳のおじいさんの声には聞こえませんでした。

2曲目は Little Honda。マイクは歌詞の First gear, Second Gear, Third Gear の時に指で1, 2, 3とカウント。MCがないまま始まった3曲目は Catch A Wave。この曲、オリジナルはブライアン・ウィルソンのファルセットが非常に印象的なのですが、今回ファルセットを担当したのはベース担当のランデル・キルシュ(Randell Kirsch)。ベージュ色の気取らないスーツにカウボーイハットを深くかぶり、表情はほとんど見えませんでしたが、帽子の下にかろうじて確認できる顔半分とメガネからは知的でかっこいいイメージ。帽子がないとどんな感じなのか、興味がある方はググってみてください。あ、ランデルのファルセットも悪くはないのですが、私としてはやっぱりブライアンのを生で聴いてみたかったです。叶わぬ夢ですね…(T_T)。

ひゃー、まだ3曲しか書けていませんが、とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後ほど。

Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (4)

2013-03-21 22:54:15 | 音楽!
またお待たせしてしまいましたが、ビルボードライブ東京でのギルバート・オサリバンのライブ、3月16日1回目の公演のレポ「Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (3)」の続きを。

15曲目が終わるとギルバートは大声で「ドウモ!」。そのまま "2, 3, 4!" のカウントで始まったのは、私が大好きな What's In A Kiss?。サックス・フルートのかっこいいお兄さんはこの曲ではシェイカーを担当。アコースティックギターのソロが素晴らしく、またしても涙。曲が終わるとギルバートは立ち上がり、客席に向かって丁寧にお辞儀。「えー、もう終わりー?」と恐らくすべてのお客さんががっかりしている中、他のミュージシャンも同様にお辞儀。観客からの大きな拍手の中、ギルバートはステージから去っていきました。

他のミュージシャンはステージでスタンバイしたままだったので、アンコールがあることは明らか。それでもお客さんは大きな拍手でアンコールを要求。ドラムのお兄さんもバスドラムを鳴らしながら待機。楽屋のドアが開き、ギルバート登場! ステージに上がると自分で指を口に入れていて口笛! ずいぶんはしゃいでいるように見えました。

キーボードに向かい、始まったアンコール1曲目は Alone Again。ステージの後ろのカーテンが開き、夜景をバックにしっとりと演奏。私にできることはたださめざめと泣くだけ。この歌に対する私の思いをうまく表現してくれる言葉などありません。

静かに流れた Alone Again と打って変わって、アンコール2曲はサンバ調の Matrimony。盛り上がる客席とは裏腹に、私は Alone Again の余韻を引きずったまま、あいかわらずさめざめと涙。間奏でサックスのお兄さんがステージの上手に来た時、やっと頭を切り替え、曲にノることができました。この曲は最後に結婚式の司式者の語りのような言葉があるのですが、それもギルバートがちゃんと言っていました。ただ、全部は聞き取れなかったのですが、オリジナルの歌とは違うことを言っていたような気もします。

Matrimony の興奮覚めやらぬまま始まったのは Get Down。この曲で印象的だったのが、歌の途中の

Once upon a time I drank a little wine
Was as happy as could be, happy as could be
Now I'm just like a cat on a hot tin roof
Baby what do you think you're doin' to me

のところで、ギルバートが歌うのをいったんお休みし、バンドとお客さんに歌わせたこと。曲の終盤ではギルバートが椅子の上に立ち、マイクスタンドを持って熱唱。お客さんに歌わせることも、ギルバートが椅子の上に立つことも、前回のライブではなかったと思うので、ずいぶん演出が変わったなぁと思いました。ステージも客席も大いに盛り上がり、Get Down は終了。ギルバートは楽器を置いた他のメンバーたち全員と肩を組んでお辞儀。観客の大きな拍手と歓声の中、ステージを去っていきました。

本当に素晴らしいライブだったのですが、個人的に残念だったことが1つだけ。私が一番好きな Ooh Wakka Doo Wakka Day を歌ってくれなかったこと。この曲をもう一度聴くためにも、彼の次の来日公演にも絶対行かなくては! あと、私の隣に座っていた女性二人組が興奮気味にライブを「すごかった!すごかった!」と評価していて、自分が褒められているわけでもないのに、妙にうれしかったです。

というわけで、4回に亘ってお送りしたレポは以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました!

Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (3)

2013-03-20 02:05:25 | 音楽!
お待たせしましたが、ビルボードライブ東京でのギルバート・オサリバンのライブ、3月16日1回目の公演のレポ「Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (2)」の続きを。

11曲目の Clair が終わると、ギルバートはキーボードの右側に置いてあったエビアンを飲んで一息。そのまま "2, 3, 4!" のカウントで始まったのは The Niceness Of It All。この曲も初めて聴きましたが、ロマンチックなラブソングという感じ。フルートの音色も素晴らしく、ギターソロでは思わず泣きそうになりました。

12曲目が終わると、ギルバートは椅子から立ち上がり、ミュージシャンを一人ずつ紹介。ドラムは Rod Quinn、ベースは Nick Scott、ギターは Bill Shanley、サックス・フルート・ハーモニカは Julian Webster Greaves、コーラスの女性陣は Nina Ferro、Niamh McNally、そしてキーボードが Mick Parker。男性にはちゃんと Mr. をつけて名前を言っていたのが印象的でした。

13曲目は You Are You。恥ずかしながらこの曲も初めて聴いたのですが、歌詞がめちゃくちゃ素敵! これも早く買わなくちゃ! で、印象的だったのが、歌っている途中でコーラスの女性に話しかけて、彼女も返事をしているところ。ライブ上の演出だと思いますが、どの歌詞のあたりだったかわからなくなって残念。あと、歌の最後の You are, you are, you are you という歌詞で、お客さんを何回か指さす演出も良かったです。

照明が暗くなり、キーボードだけのイントロで始まった14曲目は Or So They Say。これまであまり動きのなかったコーラスの女性陣ですが、この曲では軽くダンス。サビの部分では丸の中に十字が入ったちょっと変わったスポットライトがいくつも揺れて、曲を盛り上げていました。

15曲目が始まる前、ギルバートは「次の曲はオリジナルからアレンジを変えてみたんだけど、新しい曲みたいになってるよ」などとかなり長めの曲紹介。2011年10月のライブの時も同じことを言っていたので、どの歌か私はすぐにわかりました。そして始まったのはレゲエ調の Why, Oh Why, Oh Why。ただ裏打ちしているだけでなく、前回よりもロックっぽくなっていたような気がしました。

ふー、とりあえず今回はこの辺で。引っ張って申し訳ありませんが、まだ終わりません。というわけで、続きはまた後ほど。

Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (2)

2013-03-18 23:19:18 | 音楽!
早速ですが、ビルボードライブ東京でのギルバート・オサリバンのライブ、3月16日1回目の公演のレポ「Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (1)」の続きを。

4曲目の後、ギルバートが「次の曲は・・・」と紅茶の話をし始めたので、5曲目は Where Would We Be (Without Tea) だな、と。美しくて情緒豊かな歌ですが、今回は日本公演ということで、歌詞を Tea ではなく Green Tea に変えて歌ってくれました。この曲を聞いて無性に紅茶が飲みたくなった私は、ライブ後も寄り道せずに帰宅して速攻ミルクティーをいただきました。

6曲目の No Matter How I Try もギルバートの "2, 3, 4!" のカウントでスタート。エメラルドブルーの照明が印象的でした。6曲目が終わるとギルバートは立ち上がり、舞台の上手にいたキーボードの男性がギルバートのキーボードの後ろに。キーボードのみの伴奏で始まった7曲目は Who Was It。右手にマイクスタンド 、左手にマイクを持ち、立ったまま軽く体でリズムを取りながら歌うギルバート。間奏では舞台の上手に移動し、牛や犬の鳴き声をキーボードで鳴らしていたのですが、歌詞には関係ないと思うので、つまりはただの悪ふざけだったんですかね?

8曲目はギターソロでスタート。歌は You Got Me Going。黄色い照明の中、右足でリズムを取りながらキーボードを弾き、歌うギルバート。サックスのソロがかっこよかったです。CDのオリジナルよりもテンポは遅い気がしましたが、逆にロック感が強調されていました。8曲目が終わると「ドウモアリガトウ!」と再び日本語。でも、すぐに "Next Song is ..." と英語にスイッチ。古い曲だけれど、日本で演奏するのは初めてという紹介で始まったのは Houdini Said。実は私も初めて聴く曲でした。序盤は右手だけでキーボードを弾くギルバート。途中でテンポや曲調が何度も変わり、個人的にはバート・バカラックによる70年代の映画音楽に似ているような気がしました。

10曲目も ギルバートの "2, 3, 4!" でスタート。歌は Here's Why。この曲も私は聴いたことがなかったのですが、歌詞がとても印象的。曲調はまさにスローなブギ。もう一度聴きたいので、CD、買ってしまうかもしれません。曲が終わるとギルバートが「ドウモアリガトウ」と一言。そのまま始まったイントロで観客からはすでに拍手が。それもそのはず、11曲目は名曲 Clair。オリジナルよりちょっとアップテンポな気がしましたが、生でこの曲を再び聴けただけで大満足。もちろん客席からも大拍手でした。

時間がないので、今回はこの辺で。続きはまた後ほど。

Gilbert O'Sullivan at Billboard Live Tokyo 2013 (1)

2013-03-17 21:57:25 | 音楽!
行ってきました、ギルバート・オサリバンのビルボードライブ東京でのライブ! 彼のライブは2011年10月7日に行って以来二度目。今回私が観たのは3月16日18時開演の1回目の公演。というわけで、早速ですが、ライブのレポを。

私が会場に着いたのが17時50分ごろ。バーでオーダーしたオレンジジュースを持ってカジュアルシートのC列に着席。ステージの後ろのカーテンはまだ開いている状態。まだ日は暮れていなくて、外は曇り空。17時58分、ミュージシャンが早くも登場?かと思いきや、スタッフさんだったようで、ほんの短い間サウンドチェックして早々と撤収。18時ちょうど、女性の声で間もなく開演する旨のアナウンス。客席を見まわすとやはり中高年が中心で、男女比は半々くらい。

18時5分、ステージの後ろのカーテンが閉まり、暗くなる場内。観客からの拍手の中、バックミュージシャンたちが登場。さらに拍手が大きくなり、ついにギルバート・オサリバンがステージに! 舞台中央のキーボードの後ろに座り、そのまま音楽がスタート! 1曲目は Thunder And Lightning。ギルバートは身頃と袖口がブルーで袖と襟が濃いピンクのシャツに黒いパンツを着用。私の席は彼の横顔と体の左半分がよく見える位置で、キーボード上の彼の指の動きだけでなく、左手の薬指に光る指輪までもはっきり見えました。ちなみにキーボードにはその日のセットリストらしきメモが貼ってあるのも確認できました。あ、肝心の曲ですが、サックスとギターのソロがかっこよかったです。

1曲目が終わるとそのまま2曲目 I Wanna Know がスタート。この曲、初めて聴いたのですが、彼の他の曲よりも低音のメロディーで、「あれ、前よりも声低くなった?」とちょっと心配に。ローランドのキーボード上の指の動きを見ていると、左手はキーを小刻みに軽く空手チョップしているような感じ。たぶんベース音を単音で弾いているのかなと。曲の終わり、ステージに向かって一番右にいるキーボードの男性が終わりのタイミングの指示を出していて、この人がバンドのリーダーであることに気がつきました。

2曲目が終わると、ギルバートが「ドーモアリガトウ! コンバンワ! ヨーコソ!」と日本語で挨拶。その後、一昨年10月にここ(ビルボードライブ東京)に来た、見覚えのあるお客さんもいる、また戻ってこれてうれしい、などと英語でトーク。そして「Enjoy! カンパイ!」と軽く景気づけして3曲目がスタート、と思いきや曲が始まってすぐにバンドに演奏を止めさせるギルバート。何が起こったの?と思ったら、エレクトリックピアノの設定を変え忘れていたとのこと。「こんなことあるんだー」と私はちょっとトクした気分になりました。

というわけで、気を取り直して私が大好きな Nothing Rhymed がスタート。1曲目サックスを吹いていた長身のお兄さんは今回はフルートを演奏。黒いノースリーブのワンピースを着たブルネットの女性コーラス二人はスツールに腰掛け待機。私は涙ぐみながら名曲をただ聴くのみでした。ギルバートの "2, 3, 4!" のカウントで始まった4曲目は Out Of The Question。リズムは軽快ですが、歌詞はかなり切ない内容で、私はまた涙。この曲ではちょっと早口で続けざまに歌うブリッジがあるのですが、そこはギルバートではなく女性コーラスが担当していました。

ふー、とりあえず今回はこの辺で。続きは後日書きたいと思います。

くるりワンマンライブツアー2012~国民の性欲が第一~ at 中野サンプラザ (5)

2012-12-06 08:55:29 | 音楽!
お待たせしましたが、「くるりワンマンライブツアー2012~国民の性欲が第一~」@中野サンプラザ1日目のレポの続きを。

いよいよアンコールの演奏。楽器を持ってスタンバイすると、「何曲かやらせて下さい」と岸田さん。「敦賀市長からの賄賂のカニを食うなという英語の歌」という紹介で始まった1曲目は「crab, reactor, future」。私、ずっとこの歌の歌詞変だなーと思っていたのですが、そんな意図があったなんて初めて知りました。歌が始まった時はお客さんはみな着席していたのですが、そのうちポツポツ立ち始め、私も前の席の人が立ったタイミングで立ち上がりました。

お次は岸田さんの「旅に出る理由はね、特にないじゃないですか。出てみると、「ああ、こういうことやったんか」って気づくことあるよね。そういう歌ですね」という紹介で始まったのは、言うまでもなく「ハイウェイ」。この時にはお客さんはほぼ全員立っていました。アンコール2曲目が終わると、岸田さんが「くるり、17年ぐらいやってるんですけど・・・」と言い始めるも、突然「眉毛も茶色いなぁ、ええなぁ」と佐藤さんに向かってコメント。佐藤さんはこの日のために髪の毛に合わせて眉毛も染めた(脱色した?)ようです。「男性メンバーのそういうのに気付くオレって・・・」と岸田さんは若干複雑な心境だったようですがw

「僕たち東京から京都に帰っちゃったんですけど」と岸田さん。そんなことはまったく知らなかった私は驚愕。「東京でこれを演奏するのは格別なものがあります」と始まったのはもちろん「東京」。私も泣きそうになりながら一緒に歌いました。演奏が終わり切らないうちに水を飲み、「ありがとう」と岸田さん。

「東京」がアンコール最後の曲になるかと思いきや、「もうあれやな、クリスマスやな」とトークを始める岸田さん。突然のクリスマスの話題に客席からはうっすら笑い声。「もう今年も終わりやな。来年も元気でな」で始まったのは「宿はなし」。そうか、ついにこれで最後かと感慨深く歌に聴き入りました。最後は「ありがとう!」と5人でおじぎ。時計を見ると21時13分でした。

というわけで、ライブのレポは以上です。最後にセットリストを書いておきますね。

1. ワンダーフォーゲル
2. everybody feels the same
3. chili pepper japones
4. argentina
5. dancing shoes
6. bumblebee
7. シャツを洗えば
8. 春風
9. soma
10. white out (heavy metal)
11. 惑星づくり
12. jumbo
13. トレイン・ロック・フェスティバル
14. すけべな女の子
15. コンチネンタル
16. ブレーメン
17. glory days
18. ロックンロール

アンコール
1. crab, reactor, future
2. ハイウェイ
3. 東京
4. 宿はなし

以上、全22曲でした!

くるりワンマンライブツアー2012~国民の性欲が第一~ at 中野サンプラザ (4)

2012-12-04 23:00:00 | 音楽!
早速ですが、「くるりワンマンライブツアー2012~国民の性欲が第一~」@中野サンプラザ1日目のレポの続きを。

17曲目が終わり、岸田さんが「最後の曲になっちゃった。早いなぁ」とポツリ。客席からは「えー!?」とガッカリした声。「俺、もうちょっと(やれる)って感じやわ。最後にボカッといきます!」と頼もしい言葉を残し、始まったのは「ロックンロール」。いや、そら泣きますわ。ファンファンさんの手にはタンバリン。舞台奥のスクリーンは薄暗い橙色。演奏が終わると岸田さんは「ありがとう!」と軽く礼をして、佐藤さん、吉田さん、ファンファンさんたちと舞台を去っていきました。

時計を見ると20時39分。私はひとまず着席。客席からはもちろんアンコールの拍手。最初はバラバラだったのが、だんだん手拍子のように聞こえるようになったものの、レゲエのリズムのように裏打ち(いや、音楽ではないから裏も表もないはずなんですが)している人もいて、妙におもしろい会場内。

その手拍子がだんだん揃ってきた20時41分、照明が点灯。ステージにやって来たのは佐藤社長と吉田さん。吉田さんはシャツを着替えた模様。佐藤さんは「ありがとうございます」とお客さんにお礼。「立ってくれてる方、お座りください」と気遣いを見せる吉田さん。ここしばらくライブでの物販の紹介をしていなかったらしく、佐藤さんは「久しぶり、3回ぶりくらいやなー」と感慨深げ。

まずは「ツアーと言えばTシャツ!」と佐藤さんが最初の品を紹介。ちなみに性欲Tシャツにうさぎが描かれているのは「哺乳類で一番性欲が強いのはうさぎ」(ホントですかね?)だからとのこと。お次のマグカップの時、吉田さんはなぜかオネエ言葉とレスポンス。ポーチセットは「入れるものは自分で工夫してください」と放置プレイ!? コインケースは佐藤さんが「キーホルダーとして使ってほしい」と提案。自転車の鍵を入れるのにぴったりだそうですよ。

そしてチャリティーCD「石巻復興節」も紹介。製作費はすでにペイできたとのことで、売り上げはすべて仮設住宅の生活支援等に使われるそうです。また「HOW TO GO」はくるりが旅した街を紹介する「旅冊子」とのこと。第一弾の今回は福島の浜通りが掲載されているそうです。

ひととおり物販紹介が終わった20時50分、岸田さんたちがステージに登場。きちんと着席したお客さんたちを見て、「あー、いいですね、座ると。壮観ですね」とコメント。これには観客も悪い気はしなかったはずです。「お客さん、ええ奴やなー、オーディエンスはミュージシャンに似るっていいますからね」と今度は自画自賛!?

うわー、今回で終わらせるつもりなんですが、書ききれずにすみません。最終回は次回ということで。