今日は久しぶりに東京都心に出かけてきました。午前中は奥さんのお供で、西新宿にあるリフォームのショールームを見学。1時間30分ほど説明を聞いていたらお昼になってしまいました。新宿のレストランでランチをしてから早稲田まで歩き、東京さくらトラム(都電荒川線)に乗って三ノ輪橋まで乗ってみることにしました。
早稲田駅まで新宿から歩いて45分。ここから出発します。
路線図です。大塚駅前、王子駅前、荒川車庫前、熊野前、町屋駅前を経由して終点三ノ輪橋まで12.2km。駅数は30もあります。
都電荒川線に乗るのは2回目です。前回は2011年の10月1日、創業100年を記念して運行された花電車を乗りに行って以来です。13年前は大塚駅から荒川車庫前まで一部に乗車、今回は早稲田から三ノ輪橋まで全線走破が目標です。
8800系が入線してきました。祭日なので日の丸を掲げています。車内で一日乗車券を400円で購入(Suicaにチャージ)
車内は劇込み。運転手横の窓から前方を眺めます。同じ8800系とすれ違います。江ノ電と違って全線複線なのですね。軌間は1372mm。これは京王線と同じです。電圧は直流600Vです(京王線は直流1500V)。
向原駅で色違いの8800系とすれ違い。そのすぐ後ろに青色の8800系が迫っています。
車内の大混雑から逃れるため、飛鳥山で途中下車して、飛鳥山公園に寄り道します。信号待ち中の8800系。この車両に早稲田から乗車してきました。
飛鳥山公園に初めて訪れました。公園には都電として活躍していた6000系が展示されています。
この都電6080系は昭和53年4月まで荒川線を走っていました。戦後初めての新造車で昭和24円製造です。
車内の様子。木の床でつり革はありません。
都電に隣接してD51が展示されていました。
昭和18年製造。昭和47年まで活躍していました。
貫禄のデゴイチ。その大きさを実感できます。運転台に入ることができました。
飛鳥山公園は高台にあり、新幹線を見下ろすことができます。京浜東北線とすれ違います。
おーっ! 「やまびこ」と「こまち」の連結。プラレールではなくて本物です!
大満足して、飛鳥山から再び都電に乗車。王子駅前から先は直線区間が多くなります。前からやってきたのはオレンジ色の8800系。
昔、花電車を見た荒川車庫前で下車。都電おもいで広場をちょこっと見学。5501系が展示されています。昭和29年製造。アメリカの技術を導入してつくられた車両で、独特の流線型の車体と低騒音・高加速の高性能を持ち、通称「PCCカー」と呼ばれたそうです。
車内にはヘッドマークの展示。
いろいろありました。ところで、5月1日から都電ばら号のヘッドマーク車(8501系)が運行開始したそうですが、今日は見かけませんでした。
こちらは旧7500系。昭和37年製造で都電としては珍しい2つ目のライトが特徴です。引退前の数年間は主に朝ラッシュ時の通学輸送に活躍し、「学園号」の愛称で親しまれたそうです。
車内の様子。レトロな扇風機と長いつり革が懐かしいです。
荒川車庫で待機する8800系と7700系。
8900系がやってきました
荒川車庫前から終点三ノ輪橋へ向かいます。7700系とすれ違います。荒川線沿線はバラが綺麗です。
終点三ノ輪に到着。駅はバラが満開。
三ノ輪駅は関東の駅百選に認定されています
バラの中を折り返し出発する8800系
見事なバラです
三ノ輪橋駅の入り口。道路の真ん中にある早稲田駅と違い、静かな下町の住宅街に佇みます
少し駅周辺を散策。「都電屋」、これはカフェのようです。近くに同じ名前のホテルの案内がありました。
少し進むと、アーケード商店街が続きます。
駅の入り口近くには都営交通案内所
バラの中で出発を待つ8900系
駅構内の路線図
十分満足したので、三ノ輪橋を出発
最後部から眺めを楽しみます。黄色い8800系の背後に東京スカイツリー。
町屋駅前では京成線と交差。微妙なタイミングでスカイライナーが通過しました。
9000系とすれ違います。
東京さくらトラムのマスコットキャラクタ「とらあん」が描かれています。
バラに彩られた東京さくらトラム
ん? これは? 王子駅の先で都バスと並走する国旗を運転席の鏡から映してみました。
運転席の座席にも「とあらん」が登場していました(笑)
帰りは大塚駅で下車。山手線に乗り換え自宅へ戻ってきました。2時間30分の都電の旅、なかなか充実して楽しかったです。都電ばら号のヘッドマーク車に出会えなかったのは残念。
私は飛鳥山公園を初めて訪れました。8代将軍吉宗が桜の名所として整備したそうですね。
高台にあって見晴らしも良さそうですね。昭和40年代は周囲に高層ビルもなかったので
公園から富士山が見えたのではないでしょうか。
時間が無くて、渋沢資料館には訪れることができませんでした。
そのうち、ゆっくりと訪れてみたいと思います。