ウリパパの日記

自由気ままに・・・

東京都高等学校トップブラスの響演「響き渡る」 2013.2.17

2013-02-17 19:15:22 | 音楽
昨夜から今朝にかけて冷え込みました。八王子の最低気温は-7.1℃まで下がり今冬一番の寒さです。八王子のAMEDAS(市役所)の最低気温が-7℃を下回ったのは、2001年の1月15日(-7.1℃)以来12年ぶりです。八王子では30年前までは今朝のような寒さは当たり前のことだったのですが、街全体の都市化が進んだことや、八王子の観測地が1983年に第4中学校の校庭からアスファルトの駐車場や市役所のビルに隣接する市役所の裏地に移転したことなど、様々な理由が考えられます。昔の記録を辿ってみると、昭和38年1月の日最低気温の月平均値は今日と同じ-7.1℃となっています。つまり毎日今朝のような寒さを経験していたことになります。

今朝の寒さは上空1500m付近に-12℃を下回るような冷たい空気に覆われたことが理由で、八王子では日付が変わる頃に風が弱まり急激に冷え込んだようです。周囲を農地に囲まれ放射冷却が効く青梅のAMEDAS観測点では逆に北西の風が強まり、予想したほどの寒さにはなっていません。冬の朝の気温はちょっとした風の吹き方や放射冷却の効き方に大きく左右されます。八王子では南西風のフェーン現象の影響も顕著に見られ、本ブログでも時々紹介しています。

標高の高い長野県方面は強烈な冷え込みで、軽井沢や松本、木曽福島など軒並み10℃を大きく下回っています。野辺山では風が弱まった昨夜に-23.1℃、今朝和は菅平高原で-20℃、原村で-17.6℃、大町で-16.2℃を記録しています。

さて、今日の午後はこの寒さを吹き飛ばすような熱い饗宴がオリンパスホールで繰り広げられました。今年が第1回ということらしく娘のクラブも出場するので、久しぶりに高校生の熱演を聞いてきました。

八王子高校、東海大学菅生高校、東海大付属高輪台高校、都立片倉高校とトップレベルの強豪校が揃い、各校共に約30分間、趣向を凝らした演奏を披露しました。定期演奏会のダイジェスト版を聞いているみたいで、音楽的にはどこもトップ校だけあって甲乙つけがたいですね。

トップバッターは八王子高校。エル・カミーノ・レアルに初めて挑戦したそうです。HEY PACHUCO! はキビキビした演奏にさらに磨きがかかってきました。プロブラムに無かったサックス8重奏(マイケルジャクソンばりのムーンウォーク!)、そしてお得意のマーチング、最後はダンスと多彩な演出と華やかな舞台に圧倒されました。娘が出ているので感想を書くのは禁止されていますが一言だけ。八王子高校はダントツの体育会系ですね。音楽的にも音程がピシッと合って、動作もキビキビしています。

続いては東海大学菅生高校。八王子高校のキビキビした演奏とは対照的に、暖かく丁寧な音楽が印象に残りました。一人一人の音色を大切にしてアンサンブルを作り上げていく吹奏楽の原点を感じる見事な演奏でした。最初に演奏された管楽8重奏は2月3日にも聞きましたが、繊細な音色がとても素晴らしい。SUGAO MIX Ⅳが終わって最後の合唱「空より高く」の準備中に、いきなり館内放送が入り「これから15分の休憩です」・・・これには興ざめですね。すかさず加島先生が舞台から「もう一曲やるよ・・」とやり返し、このあたりはさすがですね。一気に舞台が盛り上がりました。素晴らしい合唱が終わると、今度は「これから10分の休憩です」。5分短縮されましたね(笑)。


後半のトップは東海大付属高輪台高校。スケールの大きな音楽に圧倒されました。さすが全国トップ校です。ハチャトリアンのバレエ音楽ガイーヌ(剣の舞を含む5曲)には脱帽。畠田先生の音楽づくりでしょうか。乗りに乗っていました。今日は畠田先生の誕生日らしく、ラテンスペシャル21では様々な趣向が凝らされていました。畠田先生の名前と八王子の有名な場所をかけた謎かけは、本日の最優秀賞です(パチパチ)。最初に演奏された祈りの鐘は、昨年八王子高校も演奏していましたが、この曲に関しては八王子高校のほうが上だったかな? 最後に歌われた「風になりたい」は、娘の中学の吹奏楽部で最後に必ずアンコールで演奏されていたので、3年前までのことを思い出して何となく懐かしくなりました。そういえば中学のクラブの外部講師が高輪台高校吹奏楽部の講師を務めていたらしいので、もしかしたら関係あるのかもしれません。更に、娘が中学2年のとき、高輪台高校の吹奏楽部が娘の中学校にやってきてジョイントコンサートが開催されたことも思い出しました。本ブログでも2009年11月1日に紹介しましたが、畠田先生がやけに目立っていた記憶があります。今日もそんな感じでしたね。

最後は八王子が誇る片倉高校です。馬場先生と共にホスト役に徹していましたね。3年生が引退しして人数は少なかったけれど片倉サウンドは健在。高輪台高校のようにガンガン鳴らさなくても迫力あるサウンドが迫ってきます。ショスタコーヴィチ「祝典序曲」の途中で2階席の後ろから金管が鳴り響いたのには驚きました(笑)。続いて馬場先生の解説が入り、今年の1月に亡くなった藤田玄播さん作曲の行進曲「若人の心」が演奏されました。全日本吹奏楽コンクール課題曲になったことがあるそうです。その後は片倉の真骨頂発揮。最後はいつものようにノリノリのLet's Groove!です。

片倉高校の演奏が終わると指導者4名がステージに揃い、馬場先生の司会で漫才が始まります。馬場先生はこの一か月で10kg痩せたそうですが昨夜は4名でラーメン食べに行ったとか。リバウンドが怖いと言ってました。馬場先生の紹介コーナーには特技は大食い、趣味はダイエットと書いてあるのを見て納得です。会社に「趣味はダイエット、特技はリバウンド」という恰幅のよい女性の方がいるのをふと思い出してしまいました(笑)。
4人の話を聞いていると、大ボスが馬場先生、加島先生と畠田先生がそれに続き、若手の高梨先生がタジタジという印象ですね。食べ物のことが話題になっていて、高梨先生は嫌いな食べ物が無く、加島先生は肉団子が苦手とか。でもハンバーグが大好物だそうです。畠田先生はキャベツの千切りが苦手。青虫にトラウマがあるようです。そして畠田先生へケーキのプレゼントもありました。

そうこうするうち、4校の出演者全員がステージや通路に勢揃い。ビリーブを歌って締めとなりました。あっという間の3時間。コンクールとは違った雰囲気で各校の実力が思う存分発揮されたのではないでしょうか。素晴らしすぎる演奏会にブラボーです。

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