設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

この時期。。。

2012年02月02日 11時46分21秒 | 独り言
とうとう「この時期」到来である。
この時期・・・・??
我が家は、とんと関係ないのだが
昨日の2月1日より都内私立中学の受験が
始まっている。
そして2月3日は都立中高一貫校の入試。
2月の半ばあたりからは、高校入試がどんどん
始まる。そして大学入試もセンター終わり
私立も始まりつつある・・・・

我が家は、長男、ラッキーというべきか
非常に「まさかの合格」中学受検だったので
親も一番本人が実感も感動も感激もない
この時期であったが(それに既にこの時期は合格していた)
次男は、2月1日私立中学受験、3日は都立中学受検
したので、やはりこの時期になると親の自分だけが
あーーー今頃だったなあと変に感慨深くなってしまう。
当の本人は、なーーーんも感動なしっぽいが・・・

ともかく中学受験いうのは異質な世界でもある。
あれほど「親」が試される受験はない。
本人が小学生というのも厄介。
模試、学校説明会、諸々の日常の管理も親がかり・・・
向いてないなあ~~と何度この母性欠落の自分は
嘆いた事か・・・でも、普通の公立中学を探しても
「でもしか公務員センセイ」達しか出会えなく・・・
本人も受験すると意味もわからずのたまわっていたので
どうせやるなら絶対合格!!!と気持ちだけは思っていた。

2月1日の朝、あの頃、次男は自分より身長低く
雑踏に隠れるように、でも案外落ち着いてスタスタ試験会場に
向かう後ろ姿見送って、あーーー終わったあ~~
という変な安堵感があったのは覚えている。
もうここからは、親の出番なしである。

そして来年、今度はというか今度こそというべき
長男の受験が来る。
今度の受験は、やはりというか当たり前のように
もう既に親の出番はない。
予備校決めから模試の準備から当然学校選びから
当日の試験に行くのも、全部自分がやる。
こっちはATMの役割のみ。
それはそれで、どうなるのかなあと不安もあるが・・・
親がどうのこうのと騒ぐ年でもない。

人は何度選ばれる経験をするのだろうか。

こんなに努力してきた、こんなにやったという過程は
たったの「不合格」でゼロになる。
意味のないものはないけど、ともかく選ばれないと
合格しないと先に進めない現実もある。
苛酷だなあとつくづく・・・

社会に出ればこんな理不尽は山ほどあり
受験なんて甘いものだけど、あの雑踏に消えた
次男の小さい背中を思い出す度
苛酷な現実は、まだ知らないで良い年なんだろうなと
思ってしまうのだ。

ともかく全ての受験生達、頑張ってほしいなあと
陰ながら応援してしまう時期到来である。


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