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設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

弱いから変わる

2005年11月09日 09時56分00秒 | 独り言
小さい頃は本当に誤解ばかり受けていた。
なぜ誤解が生じたか?
今の自分にはよ~~く分析出来てしまう。
要は自分の意見をはっきり伝えられないから。
まあ、自業自得というか どうしようもない。

良く言えば大人しい。悪くいえばネクラ。
これが自分の幼少時代。

近所の人に話しかけられても無視だし 学校のクラスでも
発言なんておろか 先生に話しかけられてもただうつむき・・・
なーんてくっら~~~い女の子。〔一応)

いつから今になったのか(?)定かじゃないけど
自分の意見をはっきり伝えるって凄い事でもないんだという
発見がどこかであったような気もする。

だから あんまり我が子には強く出れないけど
昔の自分チックな部分を垣間見ると 無性に直したくなる。
なんとまあ、身勝手な親だと思うが・・・・
そういう身勝手が親というものである。(開きなおり!!)

今の時代はディベートの時代なんていうのもあって
人の前で自分をいかにアピールするかで決まる事もある。
黙っていては伝わらない。
何も伝えなかったら それでお終いという事もあるのである。

建築士というと とかく理系っぽい?とついアキバ系の
方々を思い浮かべてしまうが やはり一流と言われる
大御所の建築家と呼ばれる先生方は しゃべるしゃべる。
そしてクライアントに対しての押しの一手も物凄い。

確かにセンスやら その大先生が言うからというのも
あるけれど技術云々の前に 説法がやたら響く人が
確かに勝ちである。

クライアントとの打ち合わせでも建築士が だまーって
悶々としていたら仕事にはならず・・・・
当たり前だが率先して話し込むリード役も任される。
それは仕事が小さい大きいに関係なく どの場面でも
要求される。

そう考えると夫はどうじゃろか・・・・と少々不安にもなるが・・
一応この仕事で食べている我が家なので 苦手云々の前に
やっているようであるが・・・

大人になると時には自分を殺したり変えなくてはいけない
事もある。それがわかったのも つい最近のような。
根っこはまだまだ大昔の自分がいる。
だから毎日「あ~~やっちまった」という後悔事も多い。

思えば 誤解を受けたままでも変わらぬ自分を
貫いていた方が強き人間なのかもしれない。

自分にはそんな強さも勇気もない。
という事は 弱い人間ほど小さい頃とは様変わりするのか。
だから そういう人が多いのか。

なんていっても 人間自分も含めそうそうに強い人は
いそうもないから・・・