背丈ぬかされ

とうとう　というか当たり前の如く
長男に背丈をぬかされた。

確か　去年の今ころは
「うう、こいつ　目線がほぼ一緒じゃ」とびびったが
それが一ヶ月もしないうちに　数センチだが目線が
追いつき　追い越され・・・・
一年たった今では　目線は完全にこっちが見上げている。

ともかく家の中が狭い！と感じ　ウロウロされると
「うざい！でかい！」と叫びたくなる。

洗う洗濯物は主人の物と変わらなくなり
かわいらしかった靴下やパンツは
あっという間に「親父化」している。

なんだかなあ～～と　寂しくもなり嬉しくもなり・・

小さくなっていくのは困るけど　この急激の成長に
子供の威力さを感じるのだ。
大人にとっての１０年と　この年ごろの１０年では
まるで違う。

だから最近　外でうーーんと小さい　お子様を
余計目で追ってしまう。
もう婆の心境。

まーるい　ほっぺに　小さなおテテ。
それだけで　きゃー可愛い！ってなってしまう。

一時なんだよねえと思う。
あの可愛いけど厄介な時期。

そう思うと今も一時。
背丈を追い越された時期を　振り返る時期も
今に来るのかもしれない。

人間　毎度　その今一時の大切さを
忘れがちである。