設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

働くって・・・

2011年06月06日 21時54分03秒 | 独り言
今、自分が住んでいるマンションは
調度大規模修繕の時期になっており
マンションには外壁修理の為の足場が
繭のようにマンション全体をおおっている。
だから必然的に、多くの職人さん達が
マンション内をウロウロとしている。

高い場所とかマンションの外壁の
足場をひょいひょいと歩いて
つくづく、この仕事は、高所恐怖症とか
運動音痴系な方は、無理だろうなあと
感心してしまう。。
若い人もいれば、それなりの方。
多分、超プロって感じの方もいれば
昨日今日いきなりじゃないけど、まだ
経験がないような方もいるような・・・
そんな中には、うちの長男と変わらないような
まだ顔に、にきびがポツポツとあるような
あどけないというか若々しいというか
そんな年ごろの青年職人さんもいる。
「働いているなあ、頑張れ~」なんて
心でつい応援してしまう。。

子供生むと、つい同じ年頃の子供を
見てしまう癖がついた。
長男は、高校生。
早い子供は、もう社会人。
朝から夜まで昼休みだけを除いた時間を
労働に費やす、そしてその対価をもらう。
働くって大変だ。
時間を拘束される、自分を拘束される事。
その時間の拘束が拘束とは思えないほど
「楽しい!生き甲斐!」と思えれば天職だが
世の中そんなに甘くない。
皆が好き嫌いを除いて「働かなくては」という
義務感で働き続ける。

あの にきび青年の職人さんは、もう
そんな世界にいるんだなあと思うと
それに比べ・・・とつい、長男に小言が多くなる。
しっかし、わかってない~
当たり前なのだが、この世代、自分も
世界は自分と同じ物が回っていると思っていたし。。。

もうすぐ大規模修繕も終わるらしい。
繭のような足場がとれるのは嬉しいが
窓の外をひょいひょいと華麗な足取りで
行き来する職人さん見学も、もう終わりである。。