設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

これだけは!の宿題

2006年07月30日 16時24分08秒 | 独り言
夏休みが突入~
子供の夏休みの宿題に目くじらを立てるような
熱心な親じゃないので 我が家は毎度 子供の事は
ほーっぱらかし~~という感じなのだが 毎年
これだけはヤバイ!!というのがある・・・・

読書感想文というものだ。
これってなんで毎年あるのだろうと・・・・
でも白紙の原稿用紙と睨めっこしている子供達を見ると
やはり自分の小さい頃とダブル・・・・
そう、自分も低学年の頃までは ともかく苦手~~

一番やっちゃいけませんよ~という感じの感想文を
書いては 先生から愚痴愚痴言われたタイプである。
それは ひたすらあらすじを書き ここ数行で終りか!
というところで 一言
「面白かったです」で締めくくるパターンの感想文。

確かに・・・・感想文はあらすじじゃないのだけど・・
どう書いたらいいかわからん~~というのが実情で
あったのだ。
頭には 本に感動して共鳴して気持ちは盛り上がるものの
なぜか原稿用紙に向かうと 鉛筆が止まってしまうのだ。
あれは苦痛の時間だった。

考えれば 大昔は「書く」という行為は
ちょっと秘密めいたものが面白く 鍵付きの日記なんかも
流行ったし 女の子達は競って交換日記やらお手紙ごっこ
遊びに興じていた。
それが今ではメールへと発展して自分の日記までも
公開ブログにしている人も多い。
いつからか「書く」という行為がオープンになっている。

「感想文」と限られた題名から離れれば 結構
「書く」事が苦手という人は少なくなっているような
気がする。
やはり人は 誰もが主張したい、読んで欲しいという
欲求を持っているのかもしれない。

でも「感想文」という枠に入れば 今の自分も
やや苦手である。
そんな気弱な母の態度と比例するかのような 額に脂汗で
白紙の原稿用紙とにらめっこの子供達の夏休みは
まだ始まったばかりである。