設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

変わらなくていいもの

2004年11月12日 09時18分17秒 | 独り言
パソコンでメールをやり始めてから とんと漢字が書けなくなった。
携帯に 知り合い達の電話番号を登録してから 電話番号が全く
覚えられなくなった・・・・・
脳は「使わなくていいよ」という指令を受けると どんどん
いろいろな機能をシャットアウトしていくようだ。
それに加えて 年々 脳は老化していくから たまらない。

最近多いのが 買い物などに行って ちょっと見た事がある知り合いに
ばったり出会う。
大体は 子供絡みのママ様達。それは わかっている・・・・
でも その後が続かない・・・・多分 長男の園時代で一緒だった・・・
決定的な名前が出てこない!困惑している脳とは勝手に
「久しぶりですね~~」
そんな お言葉を相手のママ様から かけられ・・・しかも自分の名前を
しっかりと言われたりすると 今更 散々 こんなに親しげに話しておいて
「え~~~と え~~と 失礼ですが お名前は・・・???」
なんて聞けない!しかも超失礼!
一応 顔に笑み浮かべ 話のほつれから相手のママ様の名前を 
笑み顔とは裏腹に必死に探っている脳みそ・・・
悲しいかな・・・こういう場面では結局出てこない。

探し物が なかなか見つからない苛立たしさと同じくらい こういう事は
なんとも気持ち悪いものだが 人の名前が出てこない現象は
以前より増えた気もする。

この先 もっと世の中が便利になっていくと 自分の脳は一体
どのくらい機能を閉じていくのか・・・・
ちょっと怖くもなる。

「便利だから 早いから」 
ひたすら楽さに甘えていると 自分のような人間は危ないのかもしれない。
今更 大昔の生活には戻れないが 世の中が進歩した 進化したと
小躍りで喜んでいる単純な自分とは反対に 実はどんどんと自分の脳は
遅れをとってきているのかもしれないと個人的には感じてしまう。

世の中には「変わっていいもの 常に変わらなくていいもの」
この二つが どんな時代にもあると思うが きっと今は
どれが「変わらなくていいもの」なのか 全くわからなくなっている時
なのかもしれない。
せめて各個人が「脳」を「変わらなくていいもの」にしておかなければ
いけないのかもしれない。

脳の活性化には 手先を動かす事も大事なようで・・・・
最近 ちょっと意識的にビーズ手芸にも震える超ぶきっちょ手で挑戦している。
こんなショボイ考えしか思い浮かばないようだから 自分の脳は
本当に遅れをとりはじめているようだ・・・・