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映画「遺体~明日への十日間」の試写会にきています。
3月9日の本上映の前売りチケット預かりました。
みなさんにお勧めいたします(^_^)ゞ
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綾瀬市では、地区災害対策本部と避難所運営委員会のメンバーが参加する「避難所運営ゲーム」が行われました。私が市議会質問で求めていたものでしたが、今年度と来年度で市内6ブロックに分けて行われます。この写真は二回目のものです。
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2012(平成24)年9月議会での私の質問の一節。
「静岡県地震防災センターが開発したゲームですが、私も静岡県に行って研修を受けてきました。今、綾瀬災害ボランティアネットワークの方々もこのゲームを習得したいと研修に励んでおりますけれども、このゲームを各避難所運営委員会の中で行うことを考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。」
これが実現いたしました。
そしてその質問の中で、私は「 避難所運営委員会で行うにしても、地区対策本部のメンバーが理解していないとできませんので、ぜひその方向でよろしくお願いいたします。この避難所運営ゲームを行いますと、避難所を運営する上で考えなければならないこと、現場で混乱しそうなことなどがとてもよく見えてきます。私はそこで見えてきた課題について、避難所運営委員会で話し合うことがとても大切ではないかと思っています。例えば、ゲームをすると、まず受付をどこにするのか悩みます。さらに、体育館の中には通路を確保しなければなりませんが、どのように確保するのが一番よいのか悩みます。次々に送られてくる支援物資をどこに置くのがいいのか、子どもだけで避難してきたときにはどうするのか、認知症の方はどうするのか、トイレが使用禁止のときはどうするのか、まだまだいろいろな課題が見えてきます。こうした課題を明確にして、運営委員会でそれぞれ話し合っていただくことがとても大切だと思いますが、そうした運営委員会の運営の仕方というものを考えていただけないでしょうか。いかがでしょうか。」と実施をもとめていました。
なお、“避難所運営ゲーム”についての私のブログは、ここをクリックしてごらんください(下にスクロールしていくと順に過去ブログがでてきます。)。
あやせ災害ボランティアネットワークも11回目の総会を迎え、創立10周年となりました。
それを記念して、釜石市から災害対策の第一線で活動されていた方をお招きしての記念講演会を開催しました。
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市長や社会福祉協議会の会長も最後まで講演をきいてくださり、会場一杯の参加者で大成功でした。
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台風26号接近中。4月の豪雨で大きな被害のでた早園小学校北側や虚空蔵橋など数カ所を見回ってきました。
前回、車が水没してしまった地域の方は学校の敷地などに避難を完了させていますが、これ以上雨が激しくならないでほしい…!
【災害警戒本部設置】
綾瀬市に台風26号による災害の発生が予想されるため、10月16日(水)2時55分に綾瀬市災害警戒本部が設置され、情報収集や事前対応を実施しています。今後の情報に十分注意してください。
午前5時言前後の巡回での情報です。目久尻川の水位はあと2m強。小園団地の調整池は底の草の穂が見える程度。早園小の校庭は薄く水の膜が引かれた程度。問題の早園小北側は、市の職員が昨夜から交代で張り付いて警戒態勢で、今のところ溢水はなし。ポイント予報の降水量予測が減っているのが希望!
まだ風がとても強いので安心できませんが、きれいな虹に感激ヽ(^。^)丿"@yuuki826: 今日は夜からなのでゆっくり過ごせる。起きて外の様子を伺うと風は強いがきれいな虹がかかっていた。
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台風26号の被害は、広範囲に広がっていますが、幸いなことに綾瀬市においては顕著な被害の報告はいまのところありません。道路冠水が5カ所程度で、実害はなかったようです。農作物に少し被害がありそうですが、まだ詳細が不明です。
綾瀬市でも市の総合防災訓練が行われました。
今年は土棚小学校のメイン訓練のほかに5地区で避難所運営訓練が行われました。
私は地元の早園小学校の会場で、写真のような避難所スペース確認訓練を指揮しました。150人以上が横になりました。
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防災訓練の参加者がグループに分かれて、簡易ベッド、非常用トイレ、間仕切りボードの組み立ても行いました。
体育館のなかは、36.5度になっていました(@_@)
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間仕切りボードはしっかり立てると約6畳の広さ。4人の生活スペースになるそうです。
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非常用トイレは三種類組み立てました。これはその一つ。
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組み立てられた簡易ベッドです。
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今日は、蓼川の老人クラブからの依頼で、あやせ災害ボランティアネットワークが「防災講演」を行いました。副会長が急きょお休みになったため、顧問の私が全体を仕切りました。DVDの再生や音声で最初トラブり、冷や汗びっしょりでした。
でも、たくさんの方がご参加くださり、好評だったようです。
東日本大震災を受け、最新の地震予測などや災害に対する日頃からの備えについてわかりやすく解説したDVDを上映したり、簡易トイレの作り方、非常用持ち出し袋の作り方、非常用炊飯袋などの実演紹介など、盛りだくさんの防災講演でした。
私は、上記のDVDのほか、阪神淡路大震災を再現したCG動画も用意していたのですが、残念ながらうまく再生ができず断念しました。どこかに技術的な問題があるのでしょうが、まだ不明です・・・。
あやせ災害ボランティアネットワークでは、随時こうした依頼にお応えしています。どうぞお気軽にお申し出ください。クロスロードゲームや避難所運営ゲーム(HUG)などにも対応できますのでお問合せください。
昨年は、遠く埼玉県草加市にまでHUGを伝授にお伺いいたしました。(参考に → ◆埼玉県草加市の青年会議所の依頼で、「避難所運営ゲーム」を伝授してきました )
釜石&綾瀬 夏の交流まつりの会場(天神町仮設住宅)に着き、なれないながらもみんなテキパキと準備にかかっています(^_^)/
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キャンドルロード、縁日、バーベキューなどなど準備は順調です。けれど、非情な雨がときおり激しく打ちつけます(*_*)
ところで、写真の手前の丸いのは近年復活した綾瀬市特産の高座スイカです。すごく美味しいよ~
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うわ~(*_*) どしゃ降りだあ(@_@) あとで聞いた話では、大雨警戒注意報が出ていたそうな・・・。しかも時間雨量110ミリとか・・・
バケツをひっくり返したような雨です(@_@)
これが続いたらせっかくの夏祭りが開催できません(*_*)
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釜石の奇跡が再び!
あれほどの豪雨が祭り開催のギリギリであがりました。
いよいよオープニング。釜石の子どもたちがキッズダンスで綾瀬の私たちに歓迎の気持ちを表してくださいました!
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祭りが始まりました! 私は焼きそばの担当です。このあと三時間焼き続けました。焼きそばを待つ列が途切れることはありませんでした。
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焼きそばの担当から突然花火の担当になり、子どもたちと花火を楽しみました!
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20時すぎ、祭りのフィナーレのあと釜石の皆さんが片づけを手伝ってくださいました!
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ところが、午前中のボランティア作業が草刈りなので、みんなが着替えをしている間に、けっこうな雨降りとなってしまいました。でも、せっかく来たので作業は行われる予定です(^_^)/
草取り作業中は時折激しく雨が降りましたが、参加者みんなカッパを着て、黙々と草を取り続けました。雨が小康状態になったときに、私もパチリとしてもらいました。
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10時間以上かけて、綾瀬市から岩手県釜石市に災害ボランティア(7月26日夜~28日夜)に行ってきました。
この企画は、綾瀬市社会福祉協議会が中心に、私も参加しているあやせ災害ボランティアネットワークなどのいくつかの団体がプロジェクトチームとして参加して行われています。私の参加は、昨年に続いて3回目になります。
今年度は、神奈川県のボランティアの拠点だった遠野市の「金太郎ハウス」が閉鎖されてしまったので、私たちのバスでの行程もタイトとなり体力的に厳しくなっています。
以下、道中つぶやいた記録を元に、3回に分けてブログ化いたします。
綾瀬発・釜石応援プロジェクトに出発しました。今回の被災地ボランティアの目的は、仮設住宅での夏祭りのお手伝いです。
天気予報がかんばしくないので、ちょっと心配です……
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東北道はけっこうスゴい雷雨です。サービスエリアですがトイレに行くのもたいへん(@_@)
国見サービスエリアでひと休み。トラックだらけです。また霧が発生していて少し肌寒さも。
しかしバスで寝るのはムリですね(*_*) みんな、お尻が痛くて寝られない、と嘆いています。
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前沢サービスエリアで朝食。私はサバ味噌定食550円をいただきました。ご飯が大盛で女性の方は残していました。
ネムイです。(-_-)zzz
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道の駅「遠野風の丘」で最後のトイレ休憩。昨年来たときは壊れていた風車が復活していました。この風車、スパイラルなんとかというやつで、低周波騒音もなく強風でも使用可能というふれこみなので私は注目しています。今朝は風がなく動いていません。
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綾瀬市社会福祉協議会の綾瀬発・応援プロジェクトが今年も第1回ボランティア隊を今日夜10時に綾瀬市役所から派遣しました。
当初、私も参加の意向でしたが、諸般の事情で断念。今回は、見送り組みとしてバスに手を振りました。7月の第2回ボランティア隊にはなんとか志願したいと思っています。
さて、今回の部隊は、バス組27名、ゆるキャラ・ブタッコリ~組4名、の総勢31名が元気に釜石に向かいました。ボランティアは、下のチラシで告知しているような炊き出しや、浜辺の再生のような清掃作業に従事するようです。
昨年の活動については、2012年9月27日のブログ「◆再び岩手県釜石市に災害応援ボランティアに行ってきました」をご覧ください。
東日本大震災の被災地支援活動「綾瀬発・釜石応援プロジェクト」は、綾瀬市社会福祉協議会が主催し、綾瀬市内のいくつかのボランティア団体がプロジェクトメンバーとして参加している支援事業です。私が顧問とつとめるあやせ災害ボランティアネットワークもその一員です。
この支援事業は今年で3年目。昨年は私も2回参加しましたので、過去ログもご覧ください。
↓
さて、今年の支援日程は、
・第1期 平成25年 6月21日(金)~23日(日)
・第2期 平成25年 7月26日(金)~28日(日)
・第3期 平成25年 9月20日(金)~22日(日)
・第4期 平成25年10月11日(金)~13日(日)
です。
6月の支援内容は、次のようになっています。
①「釜とらちゃんの青空給食」の実施(一般の募集は行いません)
仮設団地を中心に150食程度の給食提供及びイベントを企画し提供する。
②親子(中学生以上)被災地ボランティア体験ツアー及び一般参加者によるボランティア支援活動(一般募集)
生活ご安心センターに寄せられたニーズ及びB1プロジェクト(東日本大震災の津波によって被災した、岩手県釜石市にある片岸海岸の清掃や環境整備を行い、海の近くに住む子ども達が安心して遊べるような砂浜を取り戻す5ヶ年計画の活動)への協力を行う。
③「青空講演会」の開催(参加者全員)
津波の被害を受けた場所において、被災者の方による講演会を開催する。
支援バスは2泊3日の日程で、金曜夜に綾瀬市役所を出発し車中泊、土曜日にボランティアを行い、日曜朝に現地発、夜市役所に到着予定です。
6月の募集期間は5月24日(金)までです。
まだ間に合いますので、申し込んでみませんか!
詳細は市社協HP【URL】http://www.ayase-shakyo.or.jp/、問合せは【電話】0467・77・8166へ。
静岡県が開発した「避難所運営ゲーム・HUG(ハグ)」を、あやせ災害ボランティアネットワーク主催で実施しました。昨年4月に私が静岡県で講習を受け、その後綾瀬市内で繰り返し行い、災ボラのメンバーに伝授してきました。
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昨年の8月には埼玉県草加市の青年会議所に乞われ、草加市でもハグの訓練のやり方をお伝えしてきました。今年は、秋から来年にかけ、綾瀬市内の避難所運営委員会のメンバーなどを対象にしてハグを行うことが、市の要請で決まっています。
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4月6日深夜の大雨洪水被害の状況の全体像が綾瀬市によってまとめられました。上の写真は、早園小学校北側で地域一体が水没している写真です(写真提供Aさん、ありがとうございます)。
その概要の要約をお伝えします。
なお、この市のまとめには入っていませんが、城山公園内のホタル生息地である元わさび田でもがけが崩れ、土砂がホタルの幼虫を生き埋めにしてしまいました。今年のホタルの成育が心配です。
4月6日から7日にかけての総降雨量は、177ミリであり、時間雨量は、9時台で24.5ミリ、10時台で57ミリ、11時台で32.5ミリを記録しています。
被害の状況は、次のとおりです。
1 床上浸水 16棟
①小園(早園小学校北側)13棟
②大上(9丁目北西部) 2棟
③蓼川(東名高速道路北側)1棟(工場)
2 床下浸水 11棟
①小園(早園小学校北側) 7棟
②小園(小園橋付近) 1棟
③小園(小園公園付近) 1棟
④上土棚中(6丁目東南部)1棟
⑤寺尾西(3丁目南西部) 1棟
3 車両等浸水 車35台 バイク4台 物置2棟
①小園(早園小学校北側)車33台 バイク3台
②小園(小園公園付近) 車 2台 バイク1台 物置1棟
③大上(9丁目北西部)物置 1棟
4 土砂崩れ
①小園(お伊勢宮の森付近)1箇所
②蓼川(東名高速道路北側)1箇所
5 河川・下水施設
①比留川(スポーツセンター向かい)護岸の崩れ 1箇所
②小園(小園橋付近)マンホールのふた破損 1件
6 自主避難者数
①大上(9丁目北西部) 1世帯
②小園(お伊勢宮の森付近)1世帯
7 道路冠水 多数
綾瀬市主催の「こども防災教室」が始まりました。第3回めの開催です。
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WASEND(早稲田大学防災教育支援会)のみなさんが、人形劇で防災の大切さをこどもたちに訴えています。
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「体験講座 地盤から考える安全な家づくり」では、液状化の実験もしました。
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家の耐震補強のしくみも実験で、わかりやすい。
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「体験講座 踏んだら危険!ガラスの飛散模擬体験」。身を守る工夫や道具を学んでいます。
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「体験講座 部屋の配置を考えよう!!」では、模型の部屋を使って地震の被害の有り様を実験し、どこに危険が潜んでいるのか理解しています。
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東日本大震災で、安否情報や生活情報を伝える地域のFM放送局(コミュニティーFM局)が大きな役割を果たしたことをご存知でしょうか?
現在でも、被災地4県で21局が災害FM局として放送中です。
災害FM局(臨時災害放送局)というのは、地震や水害などの災害時に「臨時かつ一時のための放送」として、自治体が国に免許を申請して開設するものです。
私は、東日本大震災への災害ボランティアとして活動する中で、このコミュニティーFM局が果たした役割に注目し、綾瀬市でも災害時に“あやせ災害FM局”が開局できるように、今から準備しておく必要があると考え、一昨年(2011年)の6月議会の一般質問の中で取り上げました。
この私の提案に対して、市長は「これは非常に大切なことと私も認識をしているところでもございます」、「行政の職員がそういうものができるかどうか、あるいは、第三者の方々がやっていただけるかどうか、いろいろ検討していく」との答弁をいただいています。
この問題、その後の進展を確認しておかなければなりませんね。
さて、このコミュニティーFMについて、昨年の12月3日の「しんぶん赤旗」にコミュニティーFMの課題が掲載されていましたので、下記にご紹介いたします。
震災で大きな役割 コミュニティーFMの課題
---苦しい経営も、広がる理解を力に
東日本大震災で、安否情報や生活情報を伝える地域のFM放送局が大きな役割を果たしました。現在、被災地4県で21局が災害FM局として放送中です。各地で防災機能の一つとして注目を集めるコミュニティーFM局の課題は何か、「日本コミュニティ放送協会」(JCBA)の荻野喜美雄会長に聞きました。 (萩原真里)
JCBA 荻野喜美雄会長に聞く
コミュニティーFM局(CFM)は、市町村単位を放送エリアにきめ細かな情報を届けています。大震災後は、被災地のCFMが災害FM局に移行したり、CFMがない地域では市民や自治体が新たに開局するなど、史上最多の29局の災害FM局が誕生しました。
進まない復興に
全国202局のCFMが加盟するJCBAは、6台の送信機を被災地の局に貸し出し、全国から集めたラジオを配布しました。今も被災地の局を訪ね歩く荻野会長は「震災直後から使命感を持って放送してきたスタッフの心が、なえてきてしまっている」と心配します。
「復興が進まず被災者の閉塞(へいそく)感が高まるなか、復興予算の流用問題が起きました。スタッフは被災者の不満や悩みを聞くだけで、『頑張れ』と言えない。無力さを感じてしまうのです」
災害FMの免許期間は「日常生活が安定するまでの間」と放送法で規定されていますが、被災規模の大きな東日本大震災では、2、3年が区切り。しかし、新たに開局した災害FM局が、CFMに移行するには大きな壁があると言います。
「当初、災害FM局にはCMが認められておらず、自治体がお金を出していました。CFMになるとそのお金が打ち切られます。もともと、もうけ目的の事業ではないので、どこも経営は赤字か赤字ぎりぎりです」
被災地ではスポンサーとなる地元企業も大きな被害を受けました。放送の出力も、災害FMは100ワットまで認められていますが、CFMは20ワット。聞こえる範囲は半径20キロ程度と狭くなります。
国の支援が必要
一方、CFMへの理解が広がっていることを喜びます。荻野会長は消防庁の「地方公共団体における災害情報等の伝達のあり方等に係る検討会」にオブザーバーとして出席しました。「いままで住民への情報提供は防災無線が主役で、CFMは呼ばれたことがなかっ
た。それが8月の中間取りまとめで、初めてCFMの文字が書き込まれました」
「入間ケーブルテレビ」(埼玉県入間市)の社長を務める荻野会長は、1997年にCFMの「FM茶笛(エフエム・チャッピー)」を立ち上げました。きっかけは、阪神・淡路大震災で目にした「ケーブルテレビの電柱が倒壊して、何の役にも立っていなかった」光景でした。すぐにCFMの設立を市長や議会に呼び掛けたといいます。
JCBAが設立された94年当時、わずか9局だったCFMは、「阪神・淡路」を機に、グンと数を伸ばします。FM茶笛でも、地震に強い設備を独自に整備。地域住民ヘの3日分の食料から、“パンクしない自転車”も用意しています。子ども向けの防災訓練や、高齢者へのラジオの配布などを通じて、「何があっても災害FMを放送する」決意を固めています。
荻野会長は「次に大きな災害があった時、災害FM局に手を挙げる人がいなくならないためにも、国はCFMの役割に見合った支援をしてほしい」と訴えています。