綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆重症化リスクの高い高齢者を守るため新型コロナのスクリーニング検査に市が助成へ

2020年08月27日 | 感染症の脅威とのたたかい

 このスクリーニング検査は、私が6月議会の一般質問で求めたものですが、その一部が実現することとなりました。

■70歳以上の死亡率は25%にも
 感染研の鈴木基・感染症疫学センター長の解析によると、6月1日~8月19日の感染者の死亡率は、70歳以上は25・9%、50~69歳は3・1%、50歳未満ではほぼゼロ。
 重症化の傾向には、男性であることや高齢化、糖尿病、脂質異常症などが関係しているとしています。
 そうしたことから、重症化リスクの高い人が多くいる病院や高齢者施設などで感染を広げないことがとても重要です。

■対象者は高齢者施設の職員など
 綾瀬市は、高齢者施設や障がい者施設が職員に対する抗原検査を実施する施設などへの助成をするとしていますが、病院、クリニックの関係者は対象となっていません。なぜでしょうか?(介護保険認定調査員は検査の対象としています)
 また、子どもは重症化リスクが低いとはいえ、教員、学童の指導員、保育園・幼稚園の関係者の事前検査も必要ではないでしょうか。

■綾瀬市はスクリーニング検査として
 「抗原検査」に助成を行います
 スクリーニング検査は、無症状の方を対象とする検査ですが、綾瀬市は、「PCR検査」ではなく「抗原検査」に対して助成するとしています。
 抗原検査には“定性検査”と“定量検査”があり、定量検査でないとPCR検査と同等の精度となりません。(定性検査は症状が出てから行う検査です。下の表の抗原検査の欄は、定性検査の内容です)


            ▲毎日新聞HPより


 早期発見、早期保護、そして感染拡大阻止となるよう、引き続き取り組みます。


※<抗原定量検査>について、厚生労働省のHPには次のように記されています。
 ・6月19日には、富士レビオ株式会社から新たな新型コロナウイルス抗原検出用キットである「ルミパルスSARS-CoV-2Ag」の薬事承認が得られ、6月25日から保険適用となりました。
 当該製品は、専用の測定機器を用いることにより、従来の抗原検出用キット(抗原定性検査)よりも感度が高く、抗原の定量的な測定が可能であることから、PCR検査と同様に、鼻咽頭ぬぐい液による検査は有症状者、無症状者問わず確定診断に用いることが可能です。
・また、唾液による検査は、当初、症状発症から9日以内の者については可能とされていましたが、7月17日より、PCR検査と同様、無症状の方に対しても、唾液を用いた検査を活用できることとなりました。

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◆綾瀬市の小学校の修学旅行などは、本年度は中止となりました

2020年08月27日 | 感染症の脅威とのたたかい

 本日、教育委員会から議員あてに「令和2年度小学校修学旅行・野外教育活動等宿泊を伴う行事の中止について」と題する文書が送られてきました。

 ※中学校の修学旅行は、現在のところ中止とはなっていません。

 その文書には「新型コロナウイルスの昨今の感染状況や今後も劇的に改善されるとは考えにくいこと、また、宿泊施設内の密集化や宿泊による感染の心配、現地での発熱等による対応等の解決が困難であることから、児童の安全を最優先に考え、市内小学校全校において、今年度の宿泊を伴う行事について」は中止とした、とのことです。

 教育委員会や教員のみなさんにとって、子どもたちの一生の思い出となる修学旅行などの中止を決断することは、本当につらいことだったと思います。

 コロナ禍において、感染拡大防止と社会活動を両立させるためには、無症状の方を含めより多くの方を検査し、感染が確認された方を保護し、感染拡大の連鎖を断ち切っていくことが重要ですが、今の日本政府はこのことに後ろ向きです。
参考:「PCR拡充 財政支援を  衆院内閣委 塩川議員 行政検査全額負担求める  自治体・医療の負担軽減が必要

 
 さて、今回の教育委員会の決定の内容を整理すると、以下のようになります。

 
●小学校修学旅行(6学年)
 → 中止とする

●小学校野外教育活動(5学年)
 → 1 泊ではなく日帰りで実施する

●小学校特別支援学級合同宿泊学習(4学年以上)
 → 中止とする

 なお、修学旅行の代替として「日帰りでの行事」を実施するそうですが、その内容はまだ決まっていないとのことです。

 最後に、最初の方にも記しましたが、“3月に延期を決定している「中学校の修学旅行」は、現段階では予定どおり実施予定”とのことですので、ご注意ください。

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◆綾瀬市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を受けての複数会派合同での情報交換会続いています

2020年08月09日 | 感染症の脅威とのたたかい

 私の過去記事「◆綾瀬市議有志が“新型コロナ対策”で“市職員と情報交換会”を連続開催」でお伝えした議員の情報交換会は、私たち共産党とあやせ未来会議、会派に属さない議員などが参加して続けられています。(当初参加していた「新政会(3名)」は「志政あやせ(6名)」と合流し「創政会(9名)」となり参加されなくなりました)

 市が行う“綾瀬市新型コロナウイルス感染症対策本部会議”は7月30日に第15回が行われ、私たち議員の情報交換会は8月4日に行いました。

 そこで確認できたことなど、一部をお伝えいたします。

●座間・綾瀬医師会が行っているPCR集合検査センターでの検査数は、5/18~7/24の間で173件。うち陽性者数は3人(綾瀬市民とは限りません)。

●コロナの影響による国保税や介護保険料の減免は、国保税が42件、介護保険料が5件で計約800万円。(あなたも減免の対象かもしれません。収入の減少した方はご相談ください)

●学校休校、ステイホームなどによるストレス蓄積で、児童虐待通報が倍増。学校に通えなくなっている児童も増。

●感染した綾瀬市民がどのように療養しているのかを確認しましたが、県保健所の管轄で綾瀬市は関知していないとのこと。自宅療養者の災害時の移送も県が行うとのこと。(管轄は違っても綾瀬市民が苦しんでいるのだから、もっと関わる必要があるのではないかと議論しました)

●災害時の避難所での感染対策と、陽性者が発生したときの対応の準備の必要性を議論。

●市役所入口などでの来庁者の体温測定体制を提案。(市は非接触型の体温計をたくさん所有していますので、実現は簡単です)

 
 みなさんのご意見、ご要望をお寄せください!!

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