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【編み方】マジックループで爪先から編む靴下 ゴム編みの止め方(伸縮性のある止め方)

2015年01月23日 | 無料編図
マジックループで爪先から編む靴下の編図を投稿していますが、
記号と文字だけでは、解りにくいので、技法別に写真付きで説明をしています。

既に、”作り目の方法”、”爪先の増目の方法”、”踵の編み方”を投稿して来ましたが、
今回は、最後の”ゴム編みの止め方”です。

通常の止め方ではなく、ゴム編みの伸縮性を保てる止め方です。
これは、重要で、しかも、最後の仕上げの部分ですから、とても大切です。
折角編んで来た靴下の履き口が小さかったら、履けません。
今まで編んで来た苦労を実にする為にも、履きやすい止め方で靴下を仕上げて下さい。

この方法は、見た目が、少しふんわりし過ぎなのが難点ですが、
簡単で早くて、糸を無駄にする事無く出来る方法なのでお勧めです。
編み針をそのまま使い、糸を切る事無くそのまま止める作業に入れます。
編みながら掛け目をし、伏目をして行くだけです。
1目ゴム編みでも、2目ゴム編みでも、簡単に止める事が出来ます。

では、説明に入ります。
写真の編地は、サンプルとして編んだ物ですが、
実際には、靴下の履き口の部分になります。



(左上の写真)
 2目ゴム編みの編地です。
 これから、止める作業に入ります。

【表編みの止め方(最初の1目)】
(上真中の写真)
 まず、表編みを編む前に、写真の様に掛け目をします。
 掛け目の仕方は、糸の手前下から上方向へかけます。
 ※表編みの場合と、裏編みの場合とでは、掛け方が違います。

(右上の写真)
 表編みを1つ編みました。



(左上)
 表編みを編んだら、その編んだ目に掛け目(段数リングが掛かっている目)を伏目します。

(上真中)
 左側の針を掛け目に差し込み、編んだ表編みに伏目をします。

(右上)
 伏せ目が出来ました。



【表編みの止め方】
(左上)
 では、次の目も止めて行きます。
 先程と同じ様に、編む前に掛け目をします。

(上真中)
 表編みが編めました。
 先程と違い、右の針には、3目掛かっています。
 今度は、掛け目と、最初に編んだ目の2目を今編んだ目に伏目します。
 一度に2目を伏目しても良いですが、先ずは、1目ずつ、伏せて行く方法を説明します。

(右上)
 段数リングの掛かっている目を左端の目(今編んだ目)に伏目します。



(左上)
 先ずは、掛け目から伏目します。
 写真の様に、掛け目に左側の針を差し込みます。

(上真中)
 掛け目が伏目出来ました。
 同じ様に、次は、右端の目(一番最初に編んだ目)を伏目します。

(右上)
 伏目が出来ました。



【裏編みの止め方】
(左上)
 先ず、掛け目をします。
 写真の様に、糸の向こう側下から上へ掛け目します。

(上真中)
 裏編みを編みました。

(右上)
 段数リングの掛かっている目(掛け目と、先程編んだ目)を
 今編んだ目に伏目します。
 先程と同様に、1目ずつ伏せてもいいし、2目同時に伏せても構いません。
 やりやすい方法で行って下さい。



(左上)
 伏せ目が出来ました。

この要領で、全部の目を止めて行きます。

(右上)
 全部の目を止めました。

次は、最後の糸の始末の方法です。



(左上)
 糸端を15cm程残して切り、写真の様に、編み針を引っ張り、糸端を出します。

(上真中)
 糸を綴じ針に通し、
 段数リングの掛かっている目(最初の伏目)に糸を通します。

(右上)
 編地の表側から裏側に向かって針を差し込みます。



(左上)
 次は、オレンジ色の段数リングが掛かった目(最後の伏目)に針を差し込みます。

(上真中)
 針を差し込むのは、目の真中です。
 手前から向こう側に向かって針を差し込みます。

(右上)
 これで、全部の伏目が繋がって見える状態になりました。
 この後は、編地の裏側へ糸を通して、糸を切って糸処理は終わりです。


以上です。


では、また明日。
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります様に…。
じゃなくて、
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります。
(それが必ず実現される為に、”祈り”ではなく、”そうである”と断言しました。)



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