本ブログでも取り上げた二本松新築マンション汚染問題。
マンションの1階部から0.9-1.24マイクロ・シーベルト/毎時の
放射線量が検出された。
フクイチ近くの置き場に事故当時あった砕石が汚染されていて、それを使ったコンクリートが
原因とされている。
先週後半、RD1706というロシア製の簡単なガイガーカウンターを持って東北を旅行してきた。
精度についてはよくわからないが傾向値はわかるのではないか。
単4電池2本で500時間連続使用可能という本機。
たった2日間だが終日ONにしておいた。
測るのは空間線量だけにした。
初日は一ノ関を目指したが東北新幹線の郡山の辺りから線量が上がった。
郡山ー福島間で0.6マイクロ・シーベルトにまで上がった(世田谷では0.06-0.15位)。
二本松の当りだったのかもしれない。
二日目、新幹線で一ノ関から郡山に移動。
郡山のトヨタレンタカーで0.6。
駅付近では0.3。
飯舘村を目指したが二本松辺りで0.7位まで上がった。
その後下がったが、飯舘村に入ると上昇、役場前が1.32。
その後南相馬に向かう山中で1.55というのが最高値だった。
フクイチ20キロ圏は立入禁止なので引き返した。
帰り道も南相馬ー飯舘の同じ地点で線量が上がった。
そして一旦、平常の線量に戻ったが再び二本松付近で1.0を超える数字が出た。
クルマから降りて測ったわけでもなく、又、計器も簡便な家庭用計測器。
結論がましいことを言う気はないが、何か変だな、新築アパート問題。
関係者が続々出てきてあっさりしたお詫びをする映像が流れた。
市長は住民、オーナー、コンクリート業者を補償しろと言った。
枝野は東電に補償するよう指示したとテレビで言っていた。
予定調和の臭いがする。
市内の108カ所で同じコンクリートが使われた。
しかし他の現場で高線量が計測されたという話は私は聞いていない。
枝野は採石業者も含め誰にも責任はないという。
最初のブログで不自然だといったのは記事に
「放射線量は屋外では毎時0・7~1・0マイクロシーベルトのところ、1階は0・90~1・24マイクロシーベルト」
とあったためだ。
元々高いんじゃん、この辺。
私の計測器だとこのくらいの差は通常の誤差範囲。
問題なのは屋外の線量じゃないんだろうか。
三月中旬のあの呪わしき日に悪い風が二本松市方向に吹いていたのか。
飯舘村と同じなのか。
そうすると地域一帯が全て汚染されているのかもしれない。
二本松、いや福島の汚染を砕石に矮小化しようとしているようにも取れる砕石問題。
やりかねないな、あいつらなら。
そしてメディアは相変わらず大本営発表を考えもせずに垂れ流す。
ジャーナリズムはどこかに行ってしまった。
それが一番の問題だ。