経験のお福分け

先日 右半身に障害のある方のマッサージを担当致しました



ギュッと握られた右手



旦那さまのマッサージについて来られて自分は普段リハビリマッサージを受けているから短い時間で良いと仰られてましたが めちゃくちゃ気持ち良い！と「夜 寝ていると時々 手の平が開くの」と話しながら時間の延長を申し出て下さいました



しばらくすると「手が開いた 見て！」



私はシーツを退けて その方の手を見ました



手は開かれていませんでした



指は曲がったままでした



でも ご本人は 瞼を閉じたまま 「こんなこと初めて」と凄く嬉しそうなんです



私はなんだか胸が締め付けられるような気持ちで 直に手を包もうと指に触れたら そしたら手が開いたんです



最初に触れた時は硬直していた指が完全に弛緩していました



自分では 開くことは出来なくなってはいるけれど その方は確かな感覚として自分の手の平が開いたことを感じたんです



内側からの感覚



目に見える変化より確かなもの



つい目に見えるものに反応して 確かなものを不確かなものしてしまいがちですが



例えば身体の機能であったり感情であったり 何かを失った代償として得るものが不確かなものを確かに感じる感性って あるのかもしれない



こうして お仕事でもプライベートでも色々な人と出逢って想うのですが



人が一度の人生で経験できることは限られているけれど 色々な人と出逢うことにより その人の経験から小さな経験をお福分けしてもらえることができるさじゃないかな



昨年の秋に立ち上がって来た小さな波が だんだん大きくなってきて



この大きな波を超えることができたら 私はずっと行きたかった場所へ流れ着くことができるのではないかと想っています



もーこーなったら波にもまれたり流されたりしながら 波に削られて丸くなるガラスの破片や小石みたいになってやろう



Yoga Houseでも昨日は朝のクラスの後に紹介で来られて整体を受けて下さった方がおられます



身体は雄弁



身体は嘘をつかない 身体は その持ち主の全てを受け切っている




だから 身体に触れることは その人の人生に触れることだと想ってる



こちらの方も60分を途中で90分に延長



最近ふと想う



私のマッサージって どんな感じなんだろ？



受けてみたい



そんな感じで内側の世界と外側の世界を自由に行き来しつつリアルに毎日を生きています










ホームページもちょこちょこ更新しております






八尾市の隠れ家的少人数制ヨーガスペース
Yao Yoga House
Yuj∞


↑クリックしていただくとホームページに繋がります