ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

暇つぶし

2007-01-04 08:33:59 | 読書
入院と決まった時から、かなり本が読めるぞと期待に胸を膨らませて、なかなか買えないでいた小説十八史略5・6巻を手に入れて、張り切って入院したのでありました。

延々と続く中国5千年の歴史ですが、紀元前1500年頃の殷の話から始まり、周・秦・漢・隋・唐・宋と最後に近づくにつれ、話が詳しくなってきます。
漢の時代に紙が発明され、多くの書物も書かれたことでしょうが、なにせ戦争の多かった中国の話ですから、焼き尽くされたものも多かったことでしょう。

お話は今のモンゴル辺りに住んでいた遊牧民族、旧の呼び名で匈奴→鮮卑→突厥→契丹→蒙古と蔑視されていた部族が建てた国=元が宋を滅ぼすところで終わっていますが、西暦1300年より少し前のこと、この元も明によって滅ぼされ、明に取って代った清も世界の列強諸国から略奪を受けて沈んでいったのでした。

この清朝の最後を描いたのが『蒼穹の昴』、私はこの浅田次郎の小説から中国史に興味を抱き、宮城谷昌光『香乱記』などを経て、陳舜臣のこの長い本を手にしたのでした。

歴代王朝の栄枯盛衰の2800年が描かれていますが、栄勢の部分より滅ぼし滅ぼされる戦争・政争の部分が多く、戦さの度に農民が略奪され、焦土と成り果ててしまう記述に、王権を求めるが故の戦争の愚かさ、悲惨さを訴えているものを感じています。

さて、入院と同時に長男夫婦が買ってきたのが、このパズル本。

          

この手の本には興味がなかった私でしたが、持って行った本を読んでしまってからは、ヒマを持て余したのでパズルに挑戦したのですが、やり始めたからには全部と・・・かなりプレッシャーと闘いながら4~5日かかって全問解いたのでした。
中には私の苦手な『数独』もあったのですが、案外簡単でした。

全問解いたからには、プレゼントを頂きたく、封書1通、はがき8枚に解答を記し、毎日朝・昼1回づつ寒い中を松葉杖をつきつつ、病院外のポストに5日がかりで全部投函したのでした。
全部まとめて出すより、バラバラに出した方が当選し易いと思ったから・・・甘いかな?

そやけど・・・何故病院の中にポストを付けておいてくれへんねやろ?
しかもポストへの近道にある出入口は自動ドアではなく、松葉杖の者にとっては非常に出入りしにくい!
切手やはがきは売店で売ってるのに。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿