スタッフデータ
みどころ
なるべくストーリーは書かないようにしていますが多少のネタバレはあります
さて、また間隔が空いてしまいましたが、どうにか頑張って再起動いたしました。決して作品への愛情や興味が失せたわけではないのです。でも愛情や興味というのは、決してひとところに留まるわけではなく、体調や精神状態、また当然ながら仕事もあったりするので、なかなかモチベーションの上がらない時期というのもあるんですね。私のレビューの場合、濃密に書きすぎという根本的な問題もございますが「やるならやらねば精神」が頭をもたげる性格なので仕方がありません。ウッチャンナンチャンとは関係ありません。(ちょっと古すぎ?)
今回のお話は、絵コンテを望月智充さんが担当しています。最近スピカってる自分としては、その点でも興味深い回でもあります。望月さんは各所で藤子ファンを公言されていますが、監督として携わった作品は、僅かに OVA「宇宙船製造法」「ミノタウロスの皿」「おれ、夕子」のみです。このシリーズは、絵柄がぎゃろっぷ風(キテレツ風)なのが、今ひとつSF短篇には合わない印象で、「ミノタウロスの皿」に関しては、主人公がモノローグを口を開けて喋ってしまう舞台劇風な演出が、私にはあまりしっくり来なかった記憶があります。「おれ、夕子」は、わりと良かったと思います。(手元にビデオがないので結構忘れちゃってますが・・・)
望月さんの藤子アニメでの仕事は、他に「ドラえもん」「チンプイ」「エスパー魔美」の絵コンテを少々といったところで、あまり本数は多くありません。「魔美」の第53話「恐怖のハイキング」では演出も担当されています。「魔美」に携わったのは、この2本のみです。本当は「魔法の天使クリィミーマミ」とか「きまぐれオレンジ☆ロード」などで非常に有名な人なんですが、そちら方面には詳しくありません。ジブリの「海がきこえる」の監督でもありますが、こちらは作品云々以前に、お話そのものが私の趣味には合いませんでした(^^);
閑話休題。ようやく「魔美」のお話に戻ります(笑)。
今回はコンポコが活躍するお話なのに、小粥さんのお名前がクレジットされてないミスが痛いですね(^^); あ・・・パパ役の増岡さんも・・・
今回の実質的な作画監督は堤さんです。
さて、ところ変わって魔美の家。高畑が、コンポコと仲良くなりたいと、あぶらげ持参で佐倉家を訪れます。コンポコは全然歓迎してくれません(^^);
皆様ご存じの通り、高畑は大変頭の良い少年です。記憶力も、法律の条文をスラスラと暗唱したり、教科書を一度ざっと眺めるだけで「しまいまで覚えた」と言ってしまうなど、もう殴りたくなるほどの脳味噌を持ってます(笑)。それなのに・・・コンポコの名前を覚えることだけは苦手なのです。
気を取り直して、高畑-コンポコ会談を再開。魔美は例のバイトのため部屋を出ます。(ボーイフレンドが遊びに来てる同じ屋根の下で、ヌードモデルを平然とやってしまうあたりが全く魔美らしい)
「マッチで火を点けるには、マッチ棒のほかにマッチ箱が要る。魔女にとってのマッチ箱がコウモリやヒキガエルだったんじゃないだろうか。動物たちから放射される一種のエネルギーがあって、これが超能力者に感応して、初めて力が目覚める!」
相変わらずの高畑理論はなるほどと思いますが、自分のことをコウモリやヒキガエルと同じという意味にとらえたコンポコは、やっぱり高畑にガブリ(笑)。
さて、魔美は「例のバイト」に戻ります。魔美パパ、ずっと待ちぼうけです(^^);
高畑は「神秘的な犬」とか、「君ほどの雑種は滅多に生まれるものじゃない」とか、コンポコをほめ殺しすることで、どうにかコンポコに、あぶらげを受け取ってもらうことに成功。
魔美も、もう面倒みきれないと、無視してモデル続行(^^);
この辺のやり取りが面白いもんで、つい画像を使いすぎてしまいました(^^);
字数制限も厳しくなってきたので、思いっきり端折らせて頂きます。
この後、地震が起きて、冒頭に出てきたほら穴が崩れます。たつ夫が生き埋めになったと母親が大慌て。魔美はその母親の思考波をキャッチ。コンポコと一緒に現場に向かい、ほら穴の中へテレポートして救出に向かいますが、たつ夫はトイレに行ってて無事。っていうかこの親子、人騒がせすぎ(^^);
魔美はたつ夫がいないので戻ろうとしますが、テレポート・ガンのビーズ切れでテレポートできない事態に・・・。
今回は、最後ものすごい端折り方をしてしまいましたが、いつも最初から最後までビッシリとレビューするから大変なわけで(^^);
その回の、私にとっての見所であったり、面白いところ、良いシーンなどをご紹介すれば、レビューとしての役割は果たせるかと思いますので、今後もそのように進めて行きたいと思います。
サブタイトル: | わが友コンポコ | ||||||||||||||||||||
原作: | コロコロ文庫(2) わが友・コンポコの巻 | ||||||||||||||||||||
脚本: | 富田祐弘 | ||||||||||||||||||||
演出: | パクキョンスン | ||||||||||||||||||||
絵コンテ: | 望月智充 | ||||||||||||||||||||
作画監督: | 富永貞義 堤 規至 | ||||||||||||||||||||
原画: | 亜細亜堂 中村 純/飯田宏儀/山崎鏡子/飯岡真理子 | ||||||||||||||||||||
声の出演: |
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地上波放送日: | 1987年 6月 2日(藤子不二雄ワイド枠内) | ||||||||||||||||||||
関連商品: (Amazon.co.jp) | コロコロ文庫 エスパー魔美 (2) (小学館) エスパー魔美 DVD-BOX 上巻 (ジェネオン エンタテインメント) | ||||||||||||||||||||
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みどころ
なるべくストーリーは書かないようにしていますが多少のネタバレはあります
さて、また間隔が空いてしまいましたが、どうにか頑張って再起動いたしました。決して作品への愛情や興味が失せたわけではないのです。でも愛情や興味というのは、決してひとところに留まるわけではなく、体調や精神状態、また当然ながら仕事もあったりするので、なかなかモチベーションの上がらない時期というのもあるんですね。私のレビューの場合、濃密に書きすぎという根本的な問題もございますが「やるならやらねば精神」が頭をもたげる性格なので仕方がありません。ウッチャンナンチャンとは関係ありません。(ちょっと古すぎ?)
今回のお話は、絵コンテを望月智充さんが担当しています。最近スピカってる自分としては、その点でも興味深い回でもあります。望月さんは各所で藤子ファンを公言されていますが、監督として携わった作品は、僅かに OVA「宇宙船製造法」「ミノタウロスの皿」「おれ、夕子」のみです。このシリーズは、絵柄がぎゃろっぷ風(キテレツ風)なのが、今ひとつSF短篇には合わない印象で、「ミノタウロスの皿」に関しては、主人公がモノローグを口を開けて喋ってしまう舞台劇風な演出が、私にはあまりしっくり来なかった記憶があります。「おれ、夕子」は、わりと良かったと思います。(手元にビデオがないので結構忘れちゃってますが・・・)
望月さんの藤子アニメでの仕事は、他に「ドラえもん」「チンプイ」「エスパー魔美」の絵コンテを少々といったところで、あまり本数は多くありません。「魔美」の第53話「恐怖のハイキング」では演出も担当されています。「魔美」に携わったのは、この2本のみです。本当は「魔法の天使クリィミーマミ」とか「きまぐれオレンジ☆ロード」などで非常に有名な人なんですが、そちら方面には詳しくありません。ジブリの「海がきこえる」の監督でもありますが、こちらは作品云々以前に、お話そのものが私の趣味には合いませんでした(^^);
閑話休題。ようやく「魔美」のお話に戻ります(笑)。
今回はコンポコが活躍するお話なのに、小粥さんのお名前がクレジットされてないミスが痛いですね(^^); あ・・・パパ役の増岡さんも・・・
今回の実質的な作画監督は堤さんです。
この2人が今回のお話のお騒がせ親子です(笑)。青年の名前はたつ夫。戦国時代に作られたという、ほら穴にこもって勉強しています。「崩れて、生き埋めにでもなったらどうするの!」と母親は心配しますが、それが今回の伏線です。 | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
さて、ところ変わって魔美の家。高畑が、コンポコと仲良くなりたいと、あぶらげ持参で佐倉家を訪れます。コンポコは全然歓迎してくれません(^^);
「どうも君は以前から、ぼくに対していわれのない反感を持っているようだね。なぜだろう。何か君に悪いことでもしたかい?ひょっとして焼き餅か?魔美くんと親しくするぼくに対して、同じ男としての」 高畑は、じゅんじゅんと語りかけます・・・・・・犬に。 そうこうするうち魔美登場。そこで高畑さっそくカマしてくれます。 「ほら、お土産にあぶらげも持ってきたよ、ポコポコ」 ←もちろん結果はご覧の通り(^^); | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
皆様ご存じの通り、高畑は大変頭の良い少年です。記憶力も、法律の条文をスラスラと暗唱したり、教科書を一度ざっと眺めるだけで「しまいまで覚えた」と言ってしまうなど、もう殴りたくなるほどの脳味噌を持ってます(笑)。それなのに・・・コンポコの名前を覚えることだけは苦手なのです。
魔美の部屋に通された高畑は、 「男同士、ざっくばらんに話し合おうや・・・なぁ、ポンポコ」 と、またもやってくれます(^^); もちろん高畑はボコボコに・・・ 思わずみなもと太郎風(笑)になってしまった魔美いわく、 「こういうことには頭悪いのねぇ」 | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
気を取り直して、高畑-コンポコ会談を再開。魔美は例のバイトのため部屋を出ます。(ボーイフレンドが遊びに来てる同じ屋根の下で、ヌードモデルを平然とやってしまうあたりが全く魔美らしい)
「マッチで火を点けるには、マッチ棒のほかにマッチ箱が要る。魔女にとってのマッチ箱がコウモリやヒキガエルだったんじゃないだろうか。動物たちから放射される一種のエネルギーがあって、これが超能力者に感応して、初めて力が目覚める!」
相変わらずの高畑理論はなるほどと思いますが、自分のことをコウモリやヒキガエルと同じという意味にとらえたコンポコは、やっぱり高畑にガブリ(笑)。
高畑の思考波で魔美が戻ってくると、怒って飛び出したコンポコは木登り中。それを見た高畑は 「へぇー、木登りするなんて、まるでネコだねぇ」 と、またもコンポコの逆鱗に触れる一言を放ちます(^^); 「もう!どうしてコンポコの気に障ることばっかり言うのよ!」 魔美が怒るのももっともです(^^); このとき、ベランダの手すりに二人が手を置くことで、導体テレパシーを偶然に発見します。魔美は皮膚電流から相手の考えを読み取れるのです。実はこれもラストへの伏線になってます。 | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
さて、魔美は「例のバイト」に戻ります。魔美パパ、ずっと待ちぼうけです(^^);
高畑は「神秘的な犬」とか、「君ほどの雑種は滅多に生まれるものじゃない」とか、コンポコをほめ殺しすることで、どうにかコンポコに、あぶらげを受け取ってもらうことに成功。
・・・あぁ、それなのに・・・ 「これからは、ずっと親友になろうな、チン○○!(自主規制)」 うわぁやってもーた・・・男子小学生は大喜び(笑)。 コンポコ怒髪天を衝いた!! | |
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魔美も、もう面倒みきれないと、無視してモデル続行(^^);
仕事が終わって外に出ると、高畑がぼんやり考え込んでいます。 「なに考えてんのかな?」 こともあろうに魔美は、この多感な男子中学生の心の中を、こっそり覗いてしまいます。すると高畑は、よりによって魔美のヌードを想像中・・・ありゃりゃ~(´▽`); 「へぇー驚いた!高畑さんでも女の子の裸なんか想像するの!?」 そんな指までさして言われた日にゃ(しかも、その裸を想像してた相手に・・・)、一体どう答えて良いやらわからんでしょうね(^^); 「そ、そんな!ぼくはただ!!」 もうダメっす。高畑、完全に狼狽しちゃってます └(´_`)┘ 普通の女の子なら、ボーイフレンドが、自分の裸なんぞを勝手に想像しくさってた日にゃ(笑)、たぶん怒るでしょう。魔美は違います。完全に感心してます(^_^); 「いいのよ別に。ただあんまり意外だっただけ。ふーん、高畑さんでもねぇ~。へぇ~」 からかわれた高畑は、まさかの逆ギレ風に叫びます。 「いきなり人の心を覗くなんて!プライバシーの侵害だ!!」 「そんなに照れなくてもいいわよ。あなたぐらいの年頃の男子が、女子に好奇心をもつのは自然なことだって、少女雑誌の悩み相談室に書いてあったわ」 魔美、落ち着きすぎ・・・ちょっと言動がオバサン化してます(笑)。 高畑?最後まで話を聞かずに出て行ってしまいました。そりゃそうだ(^^); | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
この辺のやり取りが面白いもんで、つい画像を使いすぎてしまいました(^^);
字数制限も厳しくなってきたので、思いっきり端折らせて頂きます。
この後、地震が起きて、冒頭に出てきたほら穴が崩れます。たつ夫が生き埋めになったと母親が大慌て。魔美はその母親の思考波をキャッチ。コンポコと一緒に現場に向かい、ほら穴の中へテレポートして救出に向かいますが、たつ夫はトイレに行ってて無事。っていうかこの親子、人騒がせすぎ(^^);
魔美はたつ夫がいないので戻ろうとしますが、テレポート・ガンのビーズ切れでテレポートできない事態に・・・。
この後、コンポコのSOSに駆けつけた高畑は、魔美を見事に救出します。協力して魔美を助けた高畑とコンポコには、左のように強い絆が・・・ どういう展開をたどるかは、作品をご覧下さい(^^); 導体テレパシーの伏線が見事に生きています。 | |
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館 |
今回は、最後ものすごい端折り方をしてしまいましたが、いつも最初から最後までビッシリとレビューするから大変なわけで(^^);
その回の、私にとっての見所であったり、面白いところ、良いシーンなどをご紹介すれば、レビューとしての役割は果たせるかと思いますので、今後もそのように進めて行きたいと思います。
アニメは大昔にちらっと見た記憶しかないんですが、そうそう…こんな話だったな~と思い出しながら読みました。
記述も、とても分かりやすく簡潔ながらポイントを押さえていて、語り方も軽妙で楽しいです。
短編の藤子漫画の話題なども交えてあって、読んでいて少しニヤリとする
部分もありました。
全て書き起こすのは、なかなか大変な作業のような気がするんですが…
私は期待してます!
ご自身のモチベーションにあわせ、ぜひ頑張って下さいね。