月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

中国后醍醐ふたたび!?

2006年11月22日 18時43分13秒 | 音楽(あーや以外)
サンスポにてこのような記事を発見しました。

山田さんと中国の関係は深い。「ガンダーラ」「モンキーマジック」で一世を風靡したゴダイゴをプロデュースした際、1985(昭和55)年10月に天津で公演を成功させた。この時の実績から当時の無錫市観光局長、憑恵群氏に観光誘致の曲を依頼された。

「実は、来年の日中国交正常化35周年を記念したイベントをゴダイゴで依頼されています」とビッグプランも明かした。ただし、メンバー5人のうち、スティーブ・フォックス(53)とトミー・スナイダー(53)は海外在住のため、日程の調整に頭を痛めそうだ。


ええええ!?(@_@) これが実現すればスゴイです。

ゴダイゴは、「ガンダーラ」のヒットなどもあって、昔のアイドルグループか何かのように思われるフシがありますが、とんでもないです。日本が誇るべき伝説のロックバンドで、その音楽の先進性は、今聴いても古さを全く感じさせないほどです。タケカワユキヒデさんミッキー吉野さんの2人が、ガッチリと手を組み、生み出した数々の珠玉のメロディは、そのデビューアルバム「新創世記」の段階から光り輝いていますし、浅野孝已さんのギター、スティーヴ・フォックスのベース、トミー・スナイダーのドラムと合わさって、他の追随を許さないゴダイゴ・サウンドを実現しています。特に1970年代のゴダイゴは素晴らしいです。アルバム「DEAD END」「MAGIC MONKEY」「OUR DECADE」の完成度の高さは特筆すべきものがあります。

・・・思わず熱く語ってしまいました(^^);

さて、そのゴダイゴは、なんとロックを世界で初めて中国に(公式に)持ち込んだグループです。1980年10月23~24日に開催された「第一回中日友好音楽祭」に出演し、そのときの模様は「中国后醍醐」というライブアルバムに収められています。

といっても当時5歳だった私がリアルタイムで知るはずもないのですが(笑)、アメリカで1950年代に生まれ、西洋の若者音楽の代表格であったロックが、あの文革直後の中国に入ったということが、いかに画期的なことであったかは想像に難くありません。その大役を担ったのが、ビートルズでもローリング・ストーンズでもなく、日本の、それも私の大好きなゴダイゴであったことは、とても嬉しく、誇りに思っています。CD「中国后醍醐」を聴くと、当時の中国の人々の、戸惑いにも似た拍手や「ビューティフル・ネーム」のコーラス部分など、雰囲気が少し感じ取れて興味深いです。

この公演は、ちょうどゴダイゴの人気が全盛期の頃だったのですが、スティーブ・フォックスの脱退もあり、人気に少し翳りが見えていた頃でもありました。つまり、このときの中国公演には、スティーブは参加していないのです。来年の中国公演が実現すれば、27年ぶりに、スティーブの参加も実現することになるわけです。これは観たいです。さすがに中国にまで簡単には行けませんが、ぜひDVDでも出して欲しいですね。当時の映像も収録してくれれば、なおさらグッジョブです。まずは実現すれば、の話ですけど(^^);

今の中国では、別にロックなど珍しくもないとは思いますが、あの当時「第一回中日友好音楽祭」を観に来ていた方々・・・当時20歳としても47歳になっているわけですが、彼らにもぜひ再びゴダイゴの音楽を聴いてもらいたいし、色々と関係が冷え込みがちな日中ですが、民間レベルでの友好のキッカケの一つになってくれれば、ゴダイゴファンとして、こんなに嬉しいことはありません。

山田廣作さん、頑張ってください

中国后醍醐
ゴダイゴ
コロムビアミュージックエンタテインメント
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