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月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

桶谷顕さん死去

2007年06月25日 15時13分41秒 | 藤子不二雄
「ドラえもん」「チンプイ」「エスパー魔美」「パーマン」「21エモン」など、数々の藤子アニメで脚本を担当された桶谷顕さんが、24日亡くなられたそうです。48歳という若さでした。(ミクシィの桶谷さんご本人のページにおいて、ご友人の方が書かれた日記が、現在のところ唯一の情報元です)

私がアニメ作品を語るとき、個人的な趣向から、どうしても演出や作画方面に偏りがちなのですが、言うまでもなく面白い作品というものは、優れた脚本があるからこそ成り立つもので、桶谷さんはいわばその作品の骨格を築いてこられた方です。アニメ「エスパー魔美」は、原作のないオリジナル作品を含めて、傑作が多いとファンから評価されていますが、脚本とシリーズ構成を担当された桶谷さんの功績は非常に大きいと思います。私の大好きな作品「チンプイ」でも、第1話から最終話、劇場版に至るまで、桶谷さんが中心となって手がけてくださいました。

今年に入ってから、桶谷さんが数年にわたり末期ガンでご闘病中であるという話を聞いてはいましたが、きっと克服して、また「ドラえもん」などに携わってくれる日が来ると信じていました。本当に残念でなりません。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

関連ブログ: はなバルーンblogさん桶谷顕氏、死去

ジョニー・デップさんがドラえもんに

2007年06月15日 14時05分16秒 | 藤子不二雄
デップ様がドラえもんに出演!!

なんじゃそりゃ

記事を読む限り、楠葉総監督による公私混同の気配も漂ったりしていますが(笑)

デップさんといえば「パイレーツ・オブ・カリビアン」が大人気なわけですが、このシリーズを観てない私にとっては、「チャーリーとチョコレート工場」とか、古くは「シザーハンズ」などの方がピンと来たりします。

いわゆるハリウッドスターが「ドラえもん」に登場するということで、それを「すげー」と見る向きもあるかもしれませんが、私としては、もうそんなことはどうでもいいから、フツーに「ドラえもん」をやってよ~…と思います。

とりあえず「パイレーツ…」を全く観てないもんだから、海賊の姿で…と言われても全くピンと来ません(笑)。先にレンタル&劇場で1から観てみようかな…

風船が届けた手紙

2007年06月01日 04時40分45秒 | 藤子不二雄
4歳少年が風船で文通相手探し、届いた先は英女王(ロイター) - goo ニュース

ものすご~く、どっかで聞いたようなお話…(^^);

即座に、てんとう虫コミックス「ドラえもん」第39巻に収録されている「風船が届けた手紙」を思い出した藤子ファンは多いと思います。しずちゃんが風船に手紙をくっつけて飛ばしたところ、たまたま来日していたリトルシュタイン公国のアドルフ殿下が拾ったというものです。この殿下は、おそらくルルロフ・レピトルボルグとは無関係でしょう(笑)。

ありそうでなく、なさそうである話ですね(どないやねん)。ドラえもんたちも、しずちゃんのマネをしようとして、「長距離風船手紙コントローラー」という、いかにも1回こっきりっぽいレア道具を使い、いかにも怪しげな風船を送りつけて、風船爆弾と誤解されたりしていましたが(^^);

ちゃんと(執事の代筆とはいえ)お返事したというのは粋な計らいですね。この男の子にとって、女王からの手紙は一生の記念になるでしょうね

藤子・F・不二雄 著
ドラえもん (39)
小学館
詳細

ドラ5/25プチプチ雑感

2007年05月25日 19時47分39秒 | 藤子不二雄
あぁ~!玉木宏さんが出るって、声の出演じゃなくて、作中に名前&サイン&アニメ化された本人がチラッと映るだけだったんですね~(^^);

しずかちゃんが「クルリン・ポロリン」とやるシーンでは、ドラ&のび太がちょっと引いてましたが、観てる私も引きました(^^); ジャイ&スネまで引いてましたが、いいのか?それで(笑)。というか、しずかちゃんの性格に少々破綻が…。

出木杉「真っ赤なバラを年の数だけ
んな小学生がいるか~!!

ちょっとイモ=オナラを結びつけるのが、しつこいような…。やりすぎると下品になっちゃうから、気を付けて欲しいものです。(もちろん原作にもオナラネタは、「メロディガス」とか、前に放送した「ジーンマイク」とか、色々ありますが、決して下品になりすぎず、それでいて絶妙な笑いがこめられてる気がします。)

磁石のような薬指…思わず試してしまいました(笑)。

このコーナーって、ドラミ登場話を半分くらい消化してしまったから、彼女(=千秋さん)を出すためだけに作った気がしてならない…(^^); でも、まだ子ども主体のコーナーだから、個人的には良いかなと思ってます。芸能人トークよりはね

ということで、今回は本当にプチプチ雑感で…

またこういうことを…

2007年05月20日 09時45分04秒 | 藤子不二雄
やるんですね(^^);

「ドラえもん」に玉木宏が“出演” (デイリースポーツ)

※このニュースは藤子な日々さんで知りました。

もはや驚きもしませんけど、なんで玉木宏さんなんでしょうね。
どうせなら玉置浩二さんでも出せば良いのに(笑)。

まぁ、こういう展開程度で済むなら、私としては別に目をつむっても良いんですが、映画のメインキャラに芸能人というパターンだけは、本当にお願いだからそろそろ勘弁してもらいたいものです。だけど99.9%、また誰か芸能人がメインキャストをやることになるでしょうね。この予想は残念ながら大当たりしてしまいますよ、きっと(^^);

一口に俳優と言っても、やっぱり「声だけでも演技が出来る人」と「身体を使って演技をする人」がいると思うんです。

前者は、たとえば私の大好きな劇団四季の日下武史さん、ドラマ「踊る大捜査線」で本庁のお偉方を演じた面々(笑)、そして「恐竜2006」で黒マスクを演じた船越英一郎さんも、あの演技を見ればこのタイプかなと思います。言うまでもありませんが、声優さんはこのタイプでなければ決して務まりません。多くの舞台俳優にも、台詞を舞台上ではっきりと話さなければならない職業訓練の結果、声だけでの演技力が備わっている人が多いです(たまに何を言ってるか分からない舞台俳優もいますが)。

それに対して、私は俳優の織田裕二さんって結構好きなんですけど、あの人は全身を使ってその人物になりきることで芝居する、後者のタイプじゃないかなと思っています。青島刑事も司馬先生も、あの存在感と「」で芝居していた印象が強いのです。かつて、彼は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主役のマーティを吹き替えたことがありましたが(以下略

どっちが良い、悪いではないんですよ。そのお話、キャラクターなどによって、どちらのタイプの俳優を求めるか異なるのは当然のことだと思います。しかし「声優」をやるからには、表面上の演技は画面上のキャラクターに委ねられるわけですから、声の演技力だけで、そのキャラクターを下支えする力量がなければなりません。

「ドラえもん」での芸能人起用の問題点は、前者と後者をあまり区別せずに起用していたり、そもそも俳優ですらない芸能人を起用する点にあります。アナウンサーやらコメディアンは、その道のプロではあっても俳優ではありません。声優や俳優として良い仕事をしたコメディアンや歌手、アナウンサーもいますが、それはあくまで「結果として」なんです。

つまり、ちゃんと観た者を満足させてくれるなら、別に芸能人を起用しても構わないと思うのですが、「ドラえもん」に関しては芸能人起用に対する結果が伴っていないところに問題があります。結果として「予想通りダメだった」と観客に思わせてしまう点など、近年のジブリの悪い面をマネしているようにすら思えます。

長くなりそうなので、またいずれ改めて、書けたら書くことにします(^^);

ドラ5/11&18プチ雑感

2007年05月18日 21時12分58秒 | 藤子不二雄
5/11の「ドラえもん」を今日になってやっと観ました(^^);

先週の放送日にはコレがあって、それから1週間は「あーやウィーク」だったもんで(笑)、すっかり観るのを忘れてしまっていたのでした。この年季の入った藤子ファンの私に、「ドラえもん」のオープニングが変わったという重大事を完全に忘れさせてしまう、あーやの魔力はスゴイ…って、単に私がボケまくってただけっす(^^);

新オープニング
これは結構イイ感じなんじゃないですかね
主題歌にちゃんとキャラクターの名前が入ってるなんて、一昔前なら当たり前のことだったのに、最近はめっきり少なくなってしまいました。特に「ドラえもん」のような作品は、なおのこと重要な要素だと思うんですが、やはりタイアップ路線では難しいらしく、「ハグしちゃお」では「ドラえもん」という言葉はありませんでした。歌もOPアニメもなんだか温かくて良いです。少々おとなしい印象はありますが、ナマズとかナマズとかナマズとか、あんなのをOPに持ってこられたら、もうドラえもんは終わりですので、それよりはホンワカした雰囲気のこの曲の方がよっぽど良いでしょう。ただ、長く歌い続けられる曲になるかどうかという点では、2~3回聴いてみた印象では……微妙(^^);

個人的には、「ドラえもんミニアルバム」に入っている、水田わさびさんの歌う「まんまる ボクがドラえもん」あたり、インパクトの点でもOPに もってこいだと思っていたんですけどね(^^); わさドラ初期の頃、提供クレジットで流れていたBGMがそれです(いま流れてるのは「すすめ!ドラえもんマーチ」です)。あれってCDの1曲目に入っているので、初めて再生した瞬間「ドラえもん!」ってわさびさんの歌声が大音量でこだましたもんで、当時めちゃくちゃウケました(笑)。曲として好きなのは「夢をきかせて」の方なんですが、やっぱりOPってある程度のインパクトも必要ですからね。

ところで某安達さんの名前がクレジットから消えてるみたいですが…。その代わり「構成」(シリーズ構成とは別物?)とか「リサーチャー」とか、ちょっと聞き慣れない役職がチラホラと…。「ディレクター」ってのもいて、それって本来監督のことでは…と思ってみたり。

のび太救出決死探検隊
この作品、「決死」の探検で助けられたはずののび太が、一番「白い」という点に、なんとも言えない面白さがあるんですよね(^^); ジャイ&スネの気まぐれのため、普通に助けに行けば十分くらいで済みそうな救出劇が、大冒険になってしまうわけで、待ってるのび太はそりゃ怒るわなと(^^);

アニメの方は、前後編では、ちょっと引っ張りすぎかな~という印象もありましたが、まぁこんな感じですかねぇ~。ちょっとした中篇に仕上げようとしているのは分かるんですが、素直に10分で落としておいた方が、演出にメリハリがついた気がするんですが…。そもそも、そんなに長い原作でもありませんし。

ただ、あまりに唐突すぎて思わず吹いてしまったのが、ジャイ&スネの「リポビタンD」CMのパロディです(^^); まさか、これが出てくるとは想像もしなかったもので(笑)。

アリガターヤ
これ、てっきりアニメオリジナル作品かと思ってました(^^); そのわりには、最初の方の展開が妙にF先生っぽいなぁ~と…(笑)。まさか原作の収録が「ドラえもんプラス」の方だったとは…これ、今は箱の中にしまいこんであるので、読むに読めないんですよね(T_T) この原作の存在は完全に忘れてしまっていました。

のび太が信者(?)を引き連れて、のしのしと歩くシーンは、なんだか「だいじょうぶだぁ教」の話をやったときの志村けんさんを思い出してしまいました(笑)。大昔の「カトちゃんケンちゃん」でやったエピソードが、子ども心に随分印象的だったんですよ(^^);

あの人は居間
物議を醸した「ひみつ道具コンテスト」の優秀作品がアニメ化されたわけですが、この道具の機能そのものは、それまでの「ドラえもん」で、ありそうでなかったような気がします。どこでもドアとも違うし、部屋交換スイッチでもないし、出前電話も違うし…。まぁ、道具のアイディアそのものは、それほど悪くはないんじゃないでしょうか。でも、やっぱりオリジナルエピソードとしてアニメ化するとなると、シナリオの方が重要なわけで…。

冒頭でパパがお世話になった人を呼び出すくだりは、どこかFテイストが漂っていて良かったと思います。でも、オチは読めすぎでした(汗)。いくら気が動転していたからと言って、当時クラスメートで、しかもその後ずっと一緒にいる人物が、自分を助けてくれた人物だということを、はたして忘れたりするのかなぁ?と…。

ミスリードさせる手段として、まさかのぼた子が登場したのは笑いましたが、そんなオチはあり得なさすぎるし、少女のアウトラインを出しておきながら、あれは「実はジャイアンでした」なんてオチでは国民が黙っちゃいないし(by サブ)、冒頭で、のび太としずかちゃんと喧嘩しているシーンを出してしまった時点で、もうネタバレしたようなもんです。なんかストーリーの節々に無理が見えてしまった感じを受けました。まぁ、もっとボロボロなのを想像していましたから、思っていたよりはマシな出来だったとは思いますけどね。F先生の描く雰囲気に近づけようとする努力は見えました。

だけど、仮にF先生がご存命の頃にこのアイディアが採用されて、F先生自らがエピソードを描かれたとしたら…なんだか全く別の話になっていたような気がします。

ところで、この「ひみつ道具コンテスト」の入賞作を眺めていたとき、なんか心に引っかかるモヤモヤがありました。その正体はなんだろう?と思っていたら、Ashiko K Milk さんがズバリ!次のように書いてくれました。

秘密道具コンテストは、ダジャレ大会 じゃないんだよ!

なるほど!そうなんですよね。原作に出てくる「グッスリまくら」とか「どくさいスイッチ」とか「まあまあ棒」とか、ネーミングの上では何のヒネリもないのに、その道具の機能が絶妙に生かされたストーリーが作られているのです。全体を通して考えると、むしろ「そのまんま」な名前の方が多いくらいです。

また、同じ駄洒落的なネーミングでも、はっきり言ってF先生のセンスは、そう簡単にマネできるものではありません。私が特に秀逸だと思うのは「流行性ネコシャクシビールス」なんですが、単なる駄洒落の枠に留まらず、いわゆる「猫も杓子も」という慣用句を巧みに使って、「流行」という現象を皮肉的に描いているわけで、この優れたセンスには脱帽するしかありません。

F先生がご存命中に、同様のコンテストで採用された道具に「道路光線」があります。はっきり言って名前はそのまんまです。今のコンテストなら、間違いなく採用されないでしょう。でも、F先生はこれを採用したばかりか、大長編でまで使用しています(「のび太の魔界大冒険」)。よほど「ドラえもん」という作品に生かすことのできる、優れたアイディアだと思われたのでしょう。

つまり、「ドラえもん」という作品において重要なのは、その道具名の駄洒落が優れているかどうかでは決してなく、ストーリーの上で生かせるかどうかなのです。「ドラえもん」に登場する有名な道具の名前は、必ずしも駄洒落で名付けられていないという点を、今後も行われるであろう同様のコンテストの審査をする方は、もう一度原作を読み返して勉強しておいて欲しいものです。

エリさま?

2007年05月14日 09時53分55秒 | 藤子不二雄
さっき唐突に思い出したんですけど、平原綾香コンサート福岡公演でのこと。
いや、カテゴリ「藤子不二雄」で間違ってないですよ(笑)。

このブログでは何度か書いてますが、このような企画がありまして、各公演、新郎新婦+各ご両親の合計6名様がコンサートにご招待されることになっています。それで、会場中で祝福するという素敵な企画なのですが、平原綾香さんが新郎新婦&ご両親のお名前を読み上げるわけです。「新郎○○さま、新婦○○さま~♪」みたいな感じですね。

福岡であーやが読み上げた名前は…「○○エリさま~♪」だったんですよ(^^); さすがに上の名前までは覚えていませんが、この響きに、会場内で某マール星第一王子のお妃候補を思い浮かべたのは…きっと私だけですね(笑)。

確か新婦さんは、新郎さんに「アッコ」と呼ばれてるらしいので(笑)、おそらく新郎か新婦のお母さんのお名前だと思うんですが、あーやの口から「エリさま」というキーワードが飛び出したのが、なんだか新鮮でありました。まぁ…それがどうした?って話題ですね(笑)。

ということで、「チンプイ」DVD-BOX発売記念のファンサイトを、おそらく6~7月頃の公開を目指して頑張って作っておりますので、どうぞお楽しみに~♪(それが書きたかった私

やっと描けました(^^);

2007年05月10日 14時52分46秒 | 藤子不二雄


もっと早く、こういう絵を描きたかったんですけど、なにしろDVD-BOXの発表が、平原綾香さんのコンサート前日だったもんで、ちょっと意識がそっちへ行きっぱなしになってました(^^);

「チンプイ」を描くとき、今までオリジナリティに逃げておりましたが、今回は着色も含めてアニメっぽい雰囲気の絵柄で描いてみたつもりです。参考にしたのがフィルムコミックだったため、服装などが「エリさま活動大写真」の仕様になっております(笑)。

アップから2時間半たって、ちょこっと追記

あとでよ~く見てみたら……ワンダユウさん小さすぎ~(@◇@);
エリさまの腰くらいの身長でした…私としたことが

さらに翌朝追記
こっそり修正しておきました(^^); あ~デジタルって便利…(笑)
元の絵のことは忘れてください

しかし、今度はエリちゃんがワンダユウさんを回し蹴りする直前に見えてしまうのは…考えすぎかな(笑)。

ゆっかりしゃ~ん♪

2007年05月06日 20時27分55秒 | 藤子不二雄
テレ朝チャンネルの録画が溜まりに溜まってしまった「オバQ」と「パーマン」を観ております。少し前にも似たような出だしで書いたような気もしますが、まぁ、お気になさらず(^^);

ようやく3月放送分まで視聴完了。オバQが週4本、パーマンが週5本放送されているので、ちょいと気を抜いて他の作品を観たりしていると、ジャンジャカ溜まってしまいます。HDDに録画したものをDVDにムーブして行くのですが、「必ず一度は観てからムーブする」が信条なので(笑)、HDDの空きが減ってきて、慌てて観てムーブ、というパターンが多かったりします。この二つの作品は、それぞれ500話以上という、とんでもない本数なので、これまで数年かけて観てきたのですが、ついに5~6月に二作続けて最終回となります。ホッとする反面、一抹の寂しさもあったりして(^^); また第1話から見直そうかな(笑)。そしてエンドレス

今日はオバQの方を観たのですが、伸ちゃんの壊れっぷりが時々楽しいです(笑)。水島裕さんの軽妙な演技も笑えます。伸ちゃんといえば、クラスメートでP子の居候先の少女・ゆかりさんにゾッコンなのですが、彼女を「ゆっかりしゃ~ん♪」と呼ぶのが特徴的…というか私には結構ツボなんです(^^); これは、おそらく水島さんのアドリブなんでしょうね。一時期、正ちゃんもマネして「ゆっかりしゃ~ん」と呼んでいたり、ドロンパが化けたはずの伸ちゃんなのに「遅いなぁ、ゆっかりしゃ~ん」なんて口走っていたり(声は水島さんなので、ドロンパが化けてる伸ちゃんであることを一瞬勘違いしたのかも)、とにかく「ゆかりさん」というより、アニメ版オバQにおける彼女は私の中では「ゆっかりしゃ~ん」なのです(笑)。

←彼女がゆっかりしゃ~ん。だっこしてるのはQちゃんじゃなく、Qちゃんのぬいぐるみ(P子作)です。(#486「謎のオバケ影」より)


この「ゆっかりしゃ~ん」じゃなくて(笑)、ゆかりさんは結構面白い扱いです。原作「オバケのQ太郎」(1964~1966年「週刊少年サンデー」ほか連載/以降「旧原作」と書きます)の当時は、P子の居候先の少女・ゆかりさんとして設定されています。その経緯など詳しくは本編ではなく「オバケのP子日記」という外伝的作品(1966年「女学生の友」連載/以降「P子日記」と書きます)で描かれていて、ゆかりさんは副主人公の役割です。旧原作、P子日記ともに、伸ちゃんがゾッコンというような設定はありませんし、彼女のボーイフレンドには岩見くんという少年がいて、ちょうど彼が高畑くん的な位置づけで登場しています。岩見くんは、確か旧原作には登場していなかったはずです。(旧原作は全巻を持っていないので、確実なところは分かりません。ちゃんと買っておかんかい~(>_<)>小学生の自分)

そしてオバQブームも一段落し、最終回も描かれた5年後、その年9月からの再アニメ化(NTVで放送された「新オバケのQ太郎」)に合わせる形で、改めて「オバケのQ太郎」の連載がスタートします(1971~1974年「小学一年生」ほか連載/以降「新原作」と書きます)。この際に一部設定が改められ、ゆかりさんと別に河伊伊奈子さんという少女が新たに設定されます。クラスの男子全員からのデート申込を受け、順番待ちをさせているような、絵に描いたくらいモテモテの女の子です(^^); 伸ちゃんは、そんな彼女にメロメロになります。ちなみに新原作は、基本的にF先生が大部分を描かれているのですが、正ちゃんと伸ちゃんのみ、旧原作に引き続きA先生が描かれています(一部幼年誌などではF先生が描いていることもあります)。そのため、失恋や嫉妬に狂いまくる伸ちゃんの描写など、もうAテイスト炸裂で、かなり強烈に笑わせてくれます(^^); この新原作にも、ゆかりさんは登場するのですが、とてつもなくカゲが薄いのです。本当に「P子の居候先」という役割しか与えられていません。旧原作やP子日記のゆかりさんは、A先生が描かれていますが、新原作ではF先生が描かれていますから、顔つきや髪の色も微妙に変わっています。

←彼女が「新オバケのQ太郎」に登場するゆかりさん。Qちゃんもどことなく、よそよそしい表情&挨拶。残念ながら旧原作とP子日記が手元にないため、旧原作のゆかりさんは掲載できませんでした。

←彼女は河伊伊奈子さん。受験勉強でクサクサしていて、Qちゃんとの会話を精神安定剤がわりにしています。その姿を見て嫉妬に狂う男が伸一…。

※上記図版2点は、小学館てんとう虫コミックス「新オバケのQ太郎」第2巻より引用させて頂きました。

そして、さらに10年以上が過ぎた1985年、テレビ朝日系でオバQが三たびリメイクされることになります。このとき、新原作での伊奈子さんの設定がゆかりさんに統合され、伊奈子さんはアニメに登場せず、伸ちゃんがゾッコンの相手=ゆかりさんということになったのです。そして「ゆっかりしゃ~ん」が誕生します(笑)。

以前、元嫁と「オバQ」の各キャラは、F先生、A先生のどちらが描いたのか、という話になったことがありました。そのとき、QちゃんはF先生、正ちゃんはA先生、というように説明していったのですが、私は「ゆかりさんはF先生」と言ってしまったのです。言い間違えたのではなく、完全にそう思いこんでいました。原作をパラパラと眺めた彼女は「ゆかりさんってA先生じゃないの?」と言いました。私は「そんなバカな?」と思いつつ原作を見て、明らかにAキャラな顔つきに呆然となりました(^^);

この混乱の原因は、ゆかりさんというキャラの複雑な変遷でしょう。もう一度整理しますと、ゆかりさんの作画を担当されたのは、旧原作とP子日記はA先生新原作はF先生です。そして、白黒版、NTV版のアニメは私は観ておりませんので、アニメのオバQはテレ朝版が私にとってのデフォになっております。このテレ朝版オバQでのゆかりさんは、Fタッチ風のデザインなんです。旧原作よりも、新原作とテレ朝版のアニメになじみが深かった私は、知らぬ間に「ゆかりさんを描いたのはF先生」という固定概念が頭に定着してしまっていたのでしょうね。思わぬところで赤っ恥をかいてしまったのでありました(笑)。

チンプイ練習中

2007年05月04日 06時08分59秒 | 藤子不二雄
最近毎晩、寝る前に「チンプイ」の映画版フィルムコミックを見ながら、主要キャラクターの描き方をベッドの中で腹這いで練習しております。DVD-BOXも出ることだし、そろそろ何か絵をアップしたいなぁと思ってるんですが、それなりに描き慣れてるはずの藤子キャラでも、改めて見て描くと思っていたのと違っていたりして、なかなか難しいものです(汗)

スキャンじゃなく携帯カメラの画像で、あんまり鮮明じゃないのは、本来こんなものお見せ出来るようなシロモノではないからです(^^); だ~って恥ずかしいじゃないですか(笑)

だったら見せるなと言われそうですが、今日は書くネタが思い浮かばないから、この絵でお茶を濁しました

我が家のドラちゃん

2007年04月27日 16時55分37秒 | 藤子不二雄
携帯から記事アップのテストです。明日にそなえて(・o・)ノ

画像添付とか、うまく出来るかな…?

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さて、これはPCから…うまく出来ました(^o^)/
だけどカテゴリは選択できないのね…。あと、こうやって画像アップすれば、携帯からも見られるのね…。相変わらず知らないことだらけでありマス。

まちがいさがし

2007年04月24日 18時36分59秒 | 藤子不二雄
テレ朝チャンネルで放送中の「オバケのQ太郎」と「パーマン」が結構たまってしまい、一生懸命に消化しております。「オバQ」全512話は5月、「パーマン」全526話は6月に、それぞれようやく完結します。それにしても長かった~(^^);

さて、突然ですが、#471「コピーは名探偵」よりクエスチョン。下の絵には1箇所おかしい部分があります。さて、どこでしょう?


©藤子プロ/シンエイ動画

こたえ(反転してください)→1号のバッジ色を塗り間違えています(^^);

中国で「のび太の恐竜2006」上映

2007年04月24日 17時37分42秒 | 藤子不二雄
ドラえもん、中国で初上映へ 国交正常化35年の節目に(朝日新聞) - goo ニュース

今ちょっとソースが分からないので、もしかすると私が勘違いしている可能性もあるのですが、数年前に「ドラえもん」が「扇情的」だとかで、確か中国で問題視されているという記事を読んだ記憶があります。要するにしずかちゃんの入浴シーンだとか、そういう話だったと思うんですけど、お国柄の違いというのは難しいものだなぁと感じたものです。(昨今では日本でも過剰規制されていますけど)

そういう話を聞いていたもので、今は中国では「ドラえもん」は放送されていないのかなと、漠然とそんな残念な思いを抱いていたのですが、単行本が4000万部も売れていたとか、そういう現在の事情を知って嬉しい限りです。おそらく4000万部には海賊版は含まれていないと思うので、その数も入れるなら漫画「ドラえもん」に接した人の数は、もっともっと多いのではないかと思われます。

中国の子どもたちにも「のび太の恐竜2006」を観てもらえるというのは、藤子ファンとしても大変喜ばしいことです。昔から藤子作品は「アジアで受ける」と言われていまして、藤子・F先生がテレビに出演されたときも、ご自身でそういう趣旨の発言をされていた記憶があります(逆にアメリカでは受けないとも…)。藤子作品に描かれる普遍的な子どもの日常という原風景は、日本では既に過去のものとなってしまった面もありますが、あるいはアジアの国々では、今でも子どもたちの身近な存在として感じられているのかもしれません。

日中間は色々と問題も多く、そういう面ばかりが取り沙汰されてしまう昨今ですが、国交正常化35年という節目に映画「ドラえもん」が上映されるなど、両国の友好のための使者として彼が活躍してくれるなら、きっと藤子先生も喜んでくださる気がします。

ドラえもん+しんちゃんSP

2007年04月20日 22時03分48秒 | 藤子不二雄
…なんてことを言いながら、しっかり独立した別個の番組でした。ドラたち&しんちゃんの絡みも一切なし。抱き合わせで1本の番組にしてしまって視聴率を…という、あざといテレ朝クオリティが、私は大好きです(大嘘)。

テレ朝についてはまた後述しますが、本日のわさドラ本編そのものは、普通に良い出来だったと思います。考えたら「ハグしちゃお」は聴き納めなのか…(涙)

赤いくつの女の子
脚本:大野木寛/演出:渡辺温子/絵コンテ:鈴木孝義/作監:嶋津郁雄

のび太が幼い頃の、ちょっぴり胸が痛くなるような切ない思い出を描いた作品で、原作も大好きなお話なんですが、アニメ版も概ね原作を踏襲した作りで良かったです。ノンちゃんのデザインも、F先生の「奥ゆかしい可愛らしさ」が出ていて実にヨロシイ(←なんかエラソー)。最後に小さく手を振る幼いのび太も可愛らしく、素敵なシーンでした。

気になったのは、この話に限ったことではないんですが、幼い頃ののび太の声って…大原さんじゃダメなの?という点です。大原さんも普通に可愛らしい声なんだから、わざわざ別の人を当てなくても…と思うんですよ。昴くんさえ、幼いジャイアンを頑張ってるのに(笑)。別に幼いのび太役の門脇舞以さんがダメと言ってるわけではありませんけどね。

空き地のジョーズ
脚本:与口奈津江/演出:渡辺温子/絵コンテ:前田康成/作監:嶋津郁雄

原作は、空き地でサメが襲ってくるというシュールな図が大好きな1本です。ドラえもんがスネ夫の家の庭乱打乱撃する姿が笑いを誘いました(^^); のび太が、しずかちゃんが入浴中と勘違いして風呂場を覗くと、しずかママがお風呂を洗ってたというオチにも軽く受けました。しずかママが入浴中だったら、のび太は一体どうしたんだろう(笑)。

ドラちゃんってば、頭をサメに囓られても気がつかないなんて、お・茶・目さんっ♪…って、これはちょっと無理があるぞな、もし(^^); でも、ドラの石頭は「のび太と雲の王国」でも証明されていますが、「やわらかドラちゃん」との兼ね合いはどうなるんでしょうね。そこは、22世紀には我々の考えの及ばないような素材が開発されている、ということで。えっ?

次回予告など

ウワサの「今風」ファッションを少しだけ見たんですけど…特に違和感はありませんでした。というか…あれ?スネ夫以外は、色はともかく普通の服装では…。まぁ、ほんのちょっとしか映ってないし、のび太に至っては一瞬アップショットが映っただけなので、正直よく分かりませんでした。これは実際の放送を待つしかありませんね。それより5月で半袖っていうのも、ほんの少し早い気がするんですが…。

あと、ちょっと感動したのが、ココスのCMがやっと新しくなったところ(^^); リニューアルから2年も経過して、やっとですよ(笑)。ずっと、わさびさんの声なのに大山ドラの絵なので、すごく気になってたんですよね。変わって良かったです。調べたら、少し前から放送されてたみたいですね。私は初めて観ました。

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!

ネタバレ注意

さて、ドラの後は「クレヨンしんちゃん」の映画を…最初は観るつもりはなかったんですけど、つい最後まで観てしまいました(^^); うーん、なんだかよくわかんないけど面白かった、という感じですかね(笑)。

ツンデレ」と書かれたジャージ(?)を着て登場したジャッキーに軽く受け、「ギャラン道」とヘソあたりに書いてたアミーゴスズキにズッこけました(^^);

なんか調べてみると、劇場公開時には子どもが泣いたそうで…分かる気がします。ニセみさえとか、スーパーで大変なことになってましたし(笑)。しんちゃんの周りの人が、どんどんコンニャクローン(笑)で作られたニセモノに変わっていく様は、藤子SFの「流血鬼」で、マチスン・ウィルスにやられた人々が、どんどん「新人」に変わっていく様子を彷彿としました。ホラー風の味わいで、印象的なシーンも多かったです。ただし、そういう面白い要素が、物語の最後まで十分に生きてるとは思えませんでしたけど(^^); ジャッキーが撃たれたときも、?マークが頭に渦巻きました。

しかし、最後の方のジャッキーの台詞「サンバは私を裏切らない…(以下略)」
…うわっ、大変!そんなこと言うと松○零士先生がっ!(嘘)

まぁ、そんな感じで、私は「クレヨンしんちゃん」の熱心な視聴者でもなければ、映画も数えるほどしか観ていないのですが、そんな私ですら十分すぎるほど分かったのが、テレ朝による編集のヒドさです。私は観ていなかったものの、先日テレビで放送された「のび太の恐竜2006」もヒドかったと聞きましたが、オープニング、エンディングのカットは当たり前、そもそも92分ある映画が、CMを入れて85分に収まるハズもなく、バッサバッサカットの嵐。映画自体を通して観ていない私にすら「ここカットしたな…」と感じ取れてしまうのは、ちょっとどうかと思います。まさにアニメ映画をバカにしてるとしか言いようのない編成に、とっても素敵なテレ朝クオリティを感じましたね(笑)。

CMは民放なんだから入るのが当たり前ですけど、少なくとも自社が制作に関わった映画を放送するのなら、最低限ノーカットで放送するのが、制作スタッフに対する当然の敬意だと思うのですが、そんなものを微塵も感じないのが、今のテレビ朝日であります。こんな中途半端な内容で放送するくらいなら、DVDの宣伝だけすれば良いんですよ。かつては私が一番大好きだった放送局なだけに、こんな皮肉めいたことを書かなくてはならなくなってしまったのが残念です。

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