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随時随所楽しまざるなし

立体表現を使う

2018-08-25 04:09:28 | コーチング・マネジメント

 おはようございます。

 今朝の記事は立体液晶の技師長をしていた57歳ごろ、約15年前に書いた記事を基に2010年11月に書いた記事、立体感の不思議を参照しています。出だしの平文部分を以下に転記します。

『私たちの周りには三次元の世界が広がっています。パソコンの表示も三次元が自然のはずですが、立体的映像の制作には高性能コンピュータや二眼カメラが必要です。お金がかかり、三次元コンテンツはあまり見かけません。一方、平面アニメや漫画のマル子ちゃんも可愛らしく見えます。パトロールの隈取デザインの警戒感も不思議ではありま せんか。

 人の視覚は絶対的ではありません。心理状態や体調で感じ方は変わります。しかし、誰もが美しい3Dイメージを頭の中で形成し易い表現があります。心理学の勉強は奥行表現や立体的表現の勉強に役立ちます。視覚の特性を使い、二次元や手書きの絵を立体感溢れた表現に変えられます。三次元を感じやすい特性を活用し、挽きつけられるプレ ゼン資料を創りましょう。』

 立体感のあるプレゼン資料が他人の説得に役立った実際の話を以下に紹介しますが、文字数が多くなりすぎました。立体表現分野の用語を紹介している、リンク先情報の後段、用語説明部分は後日にします。

 私は富士通で小型機商品企画を担当し、80とVとBMの3シリーズの成功に寄与できました。80とVのOSは売れなかったV0ⅢOSの焼き直しのUNIOSでした。Vはハードの特徴もないバッチマシン。プレゼン資料作りを任され、悩みました。

 池田さんが始めたオフコン、V0シリーズは失敗。池田さんが急死し、岩井麟三さんが責任者となり、小型機事業部ができました。全社を挙げて販売するため、取締役会が賛同する新シリーズ思想を表すプレゼン資料が必要となり、私が作成しました。

 開発計画書や仕様書や打合せ議事録を読んでも、面白くないシステムの機能でした。新小型機なのにバッチ処理。データベースは非RDB。通信機能もバッチ機能。画面定義の簡易言語もなし。一時代前のシステムに思えました。

 でも仕事は仕事。特徴を箇条書きし、ポンチ絵を書きました。でも詰まらないプレゼン資料になりました。私は機械の絵が得意。立体図部品を組み合わせ特徴を表しました。文字情報は同じなのに、面白く感じられ、説明が楽になりました。

 それ以来、立体感のある資料が人を説得するのに役立つと思い、大事なプレゼン資料に利用してきました。そして立体液晶を担当し、この記事を書きました。お役に立てた以上に迷惑を掛けた岩井麟三さんのアドバイスに従い、書けたわけです。南無大師金剛遍照。

 今日はここまでにします。

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