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新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

経済弱者の強み

2009-06-10 08:31:14 | 小論文
おはようございます。

 昔、部下だった人たちの結婚生活から感じていることは、5人にひとりは大変な経験をしていること。このように私には見えています。ご両親が仲良く、家庭に経済問題も発生していない生活を送れている、恵まれた高校生の比率は知りませんが、私の感覚では80%ほどがノホホンと生きてきて、20%の高校生は両親のうちの一方を失うか、離婚した、リストラされたなど、経済的に大変な境遇を経験しているのではないでしょうか。

 家庭に問題がある高校生は経済的にも大変な経験をしている可能性は高いかもしれませんが、だからと言って、問題ゆえに成長したか、成長を放棄したか、一概には言えません。私が小論文を指導して感じていることは、家庭に問題がある人は努力家、負けず嫌い、そして学校の成績はあまり芳しくない、ような人が多そうだと言うこと。しかし、このような傾向のある人を私が小論文指導した経験からは、極めて急速に成長する、と感じています。このようなタイプの人は親の苦労をよく理解しています。仕事に対する考え方も真面目です。高校卒業と共に就職すると決めていることが多いかもしれません。良い企業人になれる可能性は極めて大でしょう。

 今日の小論文はこのようなタイプの人にとって役立つかも知れない働く意義です。この文章をベースにして自分に適した、志望の会社に適した文章を書いても良いのかもしれません。この文章は600字制限の志望動機欄のためです。

「私は小学校から高校の10年間、運動部に所属し、部活動に力を注いできました。先生や監督の指導のお陰で、真の友人もたくさん得られました。人一倍楽しい学校生活を送って来たと思っています。
 私の両親は共働きです。私は両親にいつも感謝しています。母は毎日朝早くから夜遅くまで外で働き、家でも料理を作り、私達家族のために食事を用意しています。少しでも早く、母の力になりたいと私は考えています。高校を卒業したら、会社に勤め、お金を稼ぎます。お金はありすぎる必要はありませんが、無ければ生きてゆけないからです。
 最近、元派遣社員やフリーターなど、経済的な弱者が引き起こす事件が度々起きています。私は小さくても、きつい仕事でも、正社員となりたいと願っています。そして長く会社の発展に貢献したいと考えています。それが結局自分のためになると良く理解できているからです。
 御社を会社訪問し、採用担当者から説明を受けました。入社試験に資格のあるないは問わない、平日は一生懸命に仕事をして覚えて、土日の休日は社内の勉強会に参加し、公的な資格を取ろう。気力と体力を持ち、先輩達やお客様を敬い接する人を求めているとよく理解できました。辛い部活生活を楽しんできた私に最適の会社だと確信しています。私は御社に入社を許されることを真に願っています。」

今日はここまでにします。

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