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小学唱歌の歌詞

2019-12-04 04:06:05 | Weblog

 おはようございます。

 産経新聞の11月20日7面に小学唱歌の記事がありました。故郷や朧月夜など小学唱歌に収録された経緯や作詞家の高野辰之先生と作曲家の岡野貞一先生の経歴が書いてありました。とても面白く読めました。

 高野先生は長野県人。長野オリンピックの閉会式で歌手の杏里が故郷を歌い、児童合唱団が続き、5万個の提灯がともされ、5万人の大合唱が会場に響き渡ったとありました。テレビもオリンピックも興味がない私ですが、さもありなんと思います。

 小学生の時に叔父と兄に音痴とからかわれ、音痴だと思い、歌うのが嫌でした。音楽教室は目立たない席に小さく座り、蚊のなくような声の口パクパクでした。以前ウサギの記事を書き、故郷の出だしをうろ覚えで書き、間違えました。すみません。

 赤ん坊の娘と息子を私が湯舟で抱っこし、妻が洗い着物を着せ、私が出たら妻がお風呂。私がまた抱っこし日本の歌のLPを聞かせました。ミカンの花では大きな目、可愛い魚屋さんかお猿の駕籠屋で眠りました。唱歌や童謡をネットで調べました。

 国語読本から選んだ韻文教材27首に上野音楽学校の教授が文部省の編纂委員会に集まり、合議で曲を決め、尋常小学読本唱歌になったそうです。この読本から小学校の音楽教育教材が色々生まれ、総称を小学唱歌と言い、正式名称ではないそうです。

 私は小学校で歌うのが嫌いでしたが歌詞をほとんど覚えていました。歌詞を改めて読むと、詩歌の風景や昔見た家や学校の周囲の畑や小川、旅行で見た里山風景が浮かんできます。小学唱歌は凄いと思います。故郷と朧月夜の歌詞を以下に記します。

『1 うさぎ追いしかの山 小鮒つりしかの川 夢は今も巡りて 忘れがたきふるさと 2 いかにいます父母 つつがなきや友がき 雨に風につけても 思いいずるふるさと 3 こころざしをはたして いつの日にか帰らん 山はあおきふるさと 水は清きふるさと』

『1 菜の花畠に入り日薄れ 見わたす山の端霞ふかし 春風そよふく空を見れば 夕月かかりてにおい淡し 2 里わの火影も森の色も 田中の小路をたどる人も 蛙のなくねもかねの音も さながら霞める朧月夜』

 何故か涙が出てきました。皆さんは如何ですか。南無大師金剛遍照。今日はここまでにします。

コメント (2)
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