白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

人工内耳

2016-12-16 08:40:04 | 難聴・手話
人工内耳の技術がずいぶん進んだなっと感じる。

人工内耳とはデバイスを頭に埋め込み、マイクが捉えた音を微弱な電気信号にかえて、脳におくるもの。

長男がCEIDに通っていたころ、人工内耳手術をしても、聞こえるようになる子とならない子がいた。
聞こえるようになっても、その子の発音からあまり明瞭には聞こえてないのがわかった。

あれから10年。医療技術とテクノロジーの両方が進歩したのでしょう。
人工内耳をした子供たちは、普通に聞き普通に話し、傍から見る限りでは何の不自由も感じさせない。
原因によってはまだ、人工内耳が不可能である子供たちもいるらしいけど、言葉を操ることのできない聾者は、将来ほとんどいなくなるだろう。

同じ技術を目に適応したものがある。
カメラで捉えた映像を、微弱な電気信号で神経がやっているのと同じように脳に伝えるのだ。

でもこっちは、まだまだ始まったばかりの段階。普通の見え方とは遠くかけ離れているらしい。
それでも全盲だった人が手術後、なんとなくものの影がわかるようになったというのは、大きな進歩だろう。

将来、盲者や聾者がいなくなる日が来て欲しい、いや、きっと来る。

人工内耳の技術が10年で随分と進歩したように、人工網膜だってきっと進歩するはず。

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