白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

悲しいお別れ

2011-08-21 23:11:16 | その他
3週間があっという間に過ぎてしまいました。
8/17日、いよいよお別れの日。

みんなでサンフランシスコ国際空港まで見送りに。

JALのスチュワーデスさんに、子供たちを託してお別れ。
たった6歳の妹ちゃんが
「たいへんお世話になりました、どうもありがとうございました。」と
礼儀正しくお礼を言ったのには、驚きました。
まぁ~、なんてかわいい、良い子なの。

ゲートまで見送りに行き、二人にハグをして、ほっぺにキスをするマー君。
すっごくアメリカ式。
(お二人は慌ててキスされたほっぺをぬぐっていたんだけど、それはマー君には内緒ね。)
そして二人は中に入っていきました。

それをみながら一生懸命涙をぬぐっているマー君。
「楽しかったね」っとやさしく声をかけると、わ~っと泣き出してしまいました。

それからひっくひっくと泣きながら駐車場まで行き、車の中でもず~っと泣いているマー君。

かわいそうだから、元気をつけるために、大好きなファミリーレストランに行ったものの、
そこでも思い出しては涙を流すマー君。

家に帰ってきてからも、二人が使っていた空の引き出しを眺めながら、ぽろぽろ泣いている。

本当に楽しかったんだねぇ。
二人のことが大好きなんだねぇ。

そこに日本語の紙切れを発見。
マー君は慌てて拾って
「あ、あの二人が残していったものだよ。ぼく大切に持っていよう。」

こいつってけっこうセンチメンタリストかも。

「ねぇママ、もしあの二人が僕のことを忘れたら、僕はまた悲しい思いをしなきゃいけないのかなぁ。」
というマー君。

何を言っているの、あの二人があなたの事や、この夏のことを忘れるわけないでしょ。
マー君にとっても、あの二人にとっても最高の思い出ができたね。

私も、がらーんとした部屋を眺めながら、すごく悲しくなってきました。
「帰ったんだなぁ~」っと思うとじわ~っとこみ上げてくるものが。

楽しかったよ、また必ず来てね。

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