白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

教育について考える

2006-12-01 15:36:37 | アメリカ生活雑感
先日くみさんちのお食事に一緒に呼ばれていたもう一人のクミさんと子供の教育について語り合った。
彼女のお子さん(れいちゃん)は今5歳で幼稚園に行っている。
彼女が住んでいるのはバークレーのお隣のアルバニーという小さな町で、公立学校の質が良いというのでこの辺では有名だ。

れいちゃんの幼稚園(公立学校の一部)では、一クラス15人でそのうち10人の子供が母語は英語ではないんだって。

昨日、カリフォルニアにおける「英語が出来ない」人口について書いたけど皆さん読んだかしら。
その新聞記事にはカリフォルニアの生徒の4人に1人は、英語を第二言語として学んでいると書いてあったから、私たちが住んでいる都市部で15人中10人というのは、特に不思議ではない。

新聞では、英語を外国語として教えるスキルのある先生が不足しているし、そういう子供達を引き上げるのは教育現場において重荷になっていると書いてあった。
ん?だからカリフォルニアの公立学校のレベルが低いのかしら?っと不安になる私。


でも、「そういう子供達がいったん英語をマスターすると、英語が母語の子供達より成績がいい」とも書いてあった。
うん、カリフォルニアの公立学校の質は、移民のせいで低いわけじゃないわ!そうよ。


くみさんの話でちょっとびっくりしたんだけど、幼稚園で毎日英語(国語)と算数の宿題が出るんですって。
テストもあって、成績も出るんですってよ。
っで、れいちゃんのように母語が英語でない子は、ESLのテストを受けてパスしないと普通のクラスじゃなくて、ESL(English as a second languageの略たぶん)のクラスに入れられるの。
幼稚園でそこまでするのよ。きっびっしぃ~~~。

でも、それで小学校に入る頃にはすでに差が出ちゃってるんだろうね。

学校がいいからアルバニーの地価はすごく高い。
私たちには手が出ない。。。
そうやって、金持ちは学校のいいところに住めて、その子供はいい学校にいけるから高い教養を身につけることが出来て、いい職に就けて、金持ちになる。
お金のない人は、学校が悪いところにしか住めないから。。。。っでいい職に就けなくてまた貧乏になる。
これがアメリカの仕組み。

「そんなの、やる気次第でどうにでもなるわよ!」っと思っていたけど、クミさんの話を聞くと、学校で子供の将来決まるなぁ~~っと考え直してしまう。


マー君が行く小学校はバークレーでは一番いいらしいんだけど、アルバニーの学校に比べるとどうなんだろう?
でも、耳が聞こえないマー君をそんな厳しい学校に入れても辛いだけだろうし、やっぱりサポートが整っているバークレーの小学校がいいのかな。
悩む私。

親の決断一つで子供の人生が変わってしまうのかもしれない。
悩むよなぁ。

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2 コメント

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うんうん、悩むよね (ゆみ)
2006-12-12 23:26:18
バークレーの学校はそれほどひどくないって聞いたけどね。
日本でもお金がないといい教育が受けられない
傾向になってきていて、中流家庭の我が家は悩むところです。
でも、私が同じ立場だったら、アルバニーではなくてバークレーの学校を選んだと思う。
いくらよい教育を提供していても、吸収できるかどうかは本人次第だから。
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悩む悩む (マー君のママ)
2006-12-13 13:51:42
え?君んちが中流なら家は下流だよ。

それがねぇ、バークレーの学校は3つあって、一つは結構いいのね、っで一つは中くらいで、もう一つは手の施しようもないほど悪いんだって。
っで、シャッフルされるから、どこの小学校にあたるかわからないでしょぉ。

悪い小学校にあたって引越しするお家多いよ。
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