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HN天道(てんとう)

Kyosai展

2008年05月10日 | Weblog
演劇サークルの演出者に薦められて、京都国立博物館で開催中の「河鍋暁斎」展を見てきました。
暁斎は「きょうさい」と読みます、狂斎と名乗っていた時期もあるようです。
江戸末期から明治初期にかけて生きた日本画の天才と言われているようです。

たくさんの下絵も展示されています。
私はスケッチとか下絵を見るのが好きです。
画家の才能がよくわかるような気がするのです。

美人画から幽霊の絵、鳥獣の絵、天国地獄の絵、百鬼夜行の絵、髑髏の絵、あらゆるものが絵になって登場します。
天才独特のアイロニーも感じられたりします。
キリストと釈迦や孔子などが同じ絵の中で場面を構成していたりします。
「おなら大会」が絵物語のように巻物になっているのもけっさくです。
とにかく面白い。
春画の下絵もこっそり展示されていました。

明治初期には西洋人にも持て囃され弟子入りした外国人もおります。

どの絵も興味深くすぐその場を去りがたく、一周するのに約3時間かかりました。
入館するのも20分待ちの状態でした。
久しぶりにお気に入りの展覧会に出会いました。
京都では明日迄で終わります。